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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
B72084-01
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32 Wikiとブログの統合

WebCenter Portal: FrameworkアプリケーションではWikiとブログの機能を統合できるので、アプリケーション・ユーザーが共同作業を行い、コンテンツとアイデアを共有できます。

この章では、Wikiおよびブログの機能をFrameworkアプリケーションに統合する方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

32.1 Wikiとブログの概要

Wikiは、ユーザーが参照、更新および削除できる有用なコンテンツまたは情報のコレクションであり、このために登録が求められない場合もあります。このように容易な相互作用と豊富な操作方法のため、Wikiは共同での作成において有効なツールです。つまり、複数のユーザーが共同でコンテンツを作成できます。

ブログは一般的に、個々のユーザーの経験および意見の個人的な記録です。ブログ(blog)という用語は、Webログ(Web log)の略語です。これは、1990年代末に始まったオンライン日記を指すために造語されたものです。ブログは、あらゆるタイプのアイデア、戦略または観点を伝え、議論するために役立つツールを提供しています。ブログは、選択したグループの人々またはより広範な対象読者を想定して作成できます。一般的に各ブログには、様々なブログ投稿が含まれており、新たに追加されたブログ投稿が上に表示されます。ブログでは、全体的な概念に関する読者のコメントを歓迎します。

ドキュメント・サービスを使用することで、WikiとブログをFrameworkアプリケーションに統合できます。アプリケーションで公開できるWikiページまたはブログの数に制限はありません。

32.2 Wikiとブログの要件

ドキュメント・サービスでは、Wikiおよびブログの機能をサポートするために、Content Serverを利用します。FrameworkアプリケーションでWikiおよびブログの機能を使用するには、次の前提条件を満たす必要があります。

こうした要件を満たした後、ドキュメント・サービスを使用してFrameworkアプリケーションにWikiとブログを追加できます。

FrameworkアプリケーションでWikiおよびブログをPDFに変換する場合、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWikiおよびブログのPDF変換の有効化に関する項に記載されているように、アプリケーション管理者がWebCenter Conversionコンポーネントを構成する必要があります。

32.3 Wikiの統合

次の項では、FrameworkアプリケーションにWikiドキュメントを追加するために必要な情報を提供しています。

32.3.1 ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローに関する必要な知識

実行時にWikiドキュメントを追加および管理する機能をアプリケーション・ユーザーに提供するには、Frameworkアプリケーションにドキュメント・エクスプローラのタスク・フローを追加する必要があります。設計時にこのタスク・フローを追加した場合、エンド・ユーザーのためにアプリケーションに組み込まれ、実行時にWikiドキュメントを操作できます。

ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローには、パラメータが関連付けられています。詳細は、第31.7.2項「ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。

32.3.2 Wiki機能を提供するためのドキュメント・エクスプローラのタスク・フローの追加

Wiki機能の有効化のためにFrameworkアプリケーションを準備し、ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローを追加する手順は次のとおりです。

  1. 第32.2項「Wikiとブログの要件」に記載された要件を満たしていることを確認します。


    注意:

    接続を設定する際、認証方法を選択する必要があります。アイデンティティの伝播を選択すると、ADFセキュリティをアプリケーションで実装し、Secure Socket Layer(SSL)をOracle Content Serverで構成する必要があります。

    外部アプリケーションを選択すると、ユーザーをOracle Content Serverに認証するために使用する外部アプリケーションを指定する必要があります。

    詳細は、第7.2.1.1項「サービスのセキュリティの実装」を参照してください。


  2. Wiki機能を提供するJSFページを作成するか開きます(第5.3項「ポータルへのページの追加」を参照)。

  3. ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローをページに追加する方法を選択します。

    ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローに設定できるパラメータの詳細は、第31.7.2項「ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。

    このページを実行すると、図32-1に示すように、デフォルトのブラウザにドキュメント・エクスプローラのタスク・フローが表示されます。アプリケーション・ユーザーは、「新規Wikiドキュメント」をクリックすることによりWikiドキュメントを作成できます。

    図32-1 新規Wikiドキュメントの作成

    新規Wikiドキュメントの作成

32.3.3 ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローのパラメータの変更

ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローのパラメータを変更する方法は、他のドキュメント・サービスのタスク・フローの場合と同じです。詳細は、第31.6項「コンテンツ・タスク・フローのパラメータの変更」を参照してください。変更可能な特定のパラメータの詳細は、第31.7.2項「ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローのパラメータ」を参照してください。

32.3.4 実行時の処理

実行時に、権限のあるアプリケーション・ユーザーはWiki機能が公開されたFrameworkアプリケーションでWikiドキュメントを作成できます。またユーザーは、Wikiドキュメントの編集、ダウンロード、名前の変更、共有およびサブスクライブを行い、その履歴とプロパティを表示できます。

実行時に、ドキュメント・エクスプローラのタスク・フローを通じて公開したフォルダはルート・フォルダとして表示されます。アプリケーション・ユーザーは、「新規Wikiドキュメント」(図32-4)をクリックすることによりWikiドキュメントを作成できます。この操作により、リッチ・テキスト・エディタ(RTE)(図32-3)が開き、空白のWikiドキュメントが表示されます。

図32-2 新規Wikiドキュメントの作成

新規Wikiドキュメントの作成

ユーザーは、完全に統合されたHTMLテキスト・エディタ(図32-3)であるリッチ・テキスト・エディタ(RTE)を使用してWikiコンテンツを追加および編集できます。

図32-3 新規Wikiドキュメントを表示するリッチ・テキスト・エディタ

リッチ・テキスト・エディタの新規Wikiドキュメント

デフォルトでは、すべてのWikiドキュメントがルート・フォルダの直下に作成されます(図32-4)。

図32-4 「新規Wikiドキュメント」アクションを使用して作成されたWikiドキュメント

「新規Wikiドキュメント」アクションを使用して作成されたWikiドキュメント

また実行時には、ユーザーはコンテンツ・プレゼンタを使用してWikiドキュメントを表示することを選択できます。

FrameworkアプリケーションでWikiドキュメントを追加および管理するための実行時の手順は、WebCenter Portal: Spacesの場合と同じです。一般的な情報は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの「Wikiドキュメントの使用」を参照してください。

32.3.5 コンテンツ・プレゼンタでのWikiページ・リンクの表示

実行時にコンテンツ・プレゼンタの表示テンプレートを使用してWikiドキュメントを表示している場合、デフォルトでWikiドキュメントに含まれるリンクがドキュメント・ビューアでレンダリングされます。このようなリンクをコンテンツ・プレゼンタで表示するようにアプリケーションを構成できます。

Wikiドキュメントに含まれるリンクをコンテンツ・プレゼンタで開く手順は次のとおりです。

  1. adf-config.xmlファイルを開きます。このファイルは、アプリケーション・ナビゲータのDescriptors/ADF META-INFにあります。

  2. Namespaceエントリを次のように更新します。

    xmlns:wpsC="http://xmlns.oracle.com/webcenter/framework/service" 
    
  3. ResourceActionHandlerエントリを次のように更新します。

    <wpsC:adf-service-config
    xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/framework/service">
          <resource-handler
    class="oracle.webcenter.portalframework.sitestructure.handler.NavigationResourceActionHandler"/>
    </wpsC:adf-service-config>
    
  4. adf-config.xmlを保存します。

32.4 ブログの統合

Frameworkアプリケーションにブログ機能を統合した場合、権限のあるアプリケーション・ユーザーがブログ投稿を作成および管理できます。ブログ機能を有効にするには、ブログ・タスク・フローを追加する必要があります。

ブログ・タスク・フローの統合時に、ブログのコンテナとして動作しすべてのブログ投稿を含むOracle Content Server上のフォルダを指定する必要があります。

次の項では、Frameworkアプリケーションにブログを追加するために必要な情報を提供しています。

32.4.1 ブログ・タスク・フローの概要

他のページ・コンポーネントとともにブログをページに含める場合、ブログ・タスク・フローを使用して1つ以上のブログ要素をページに追加できます。表32-1にブログ・タスク・フローとその説明を示します。

表32-1 ブログ・タスク・フロー

ブログ・タスク・フロー 説明 ページに公開された例

ブログ・アーカイブ

日付に基づいてブログのコンポジット・リストを表示します。

ブログ・アーカイブ・タスク・フロー


ブログ・バナー

ブログのバナーを表示します。

ブログ・バナー・タスク・フロー


ブログ・ダイジェスト

ブログまたはブログ投稿を表示します。

ブログ・ビューア・タスク・フロー


最新ブログ投稿

最新ブログ投稿のリストを表示します。

最新ブログ投稿タスク・フロー


ブログ

デフォルトのデザインでブログまたはブログ投稿を表示します。

ブログ・ビュー・タスク・フロー



32.4.2 ページへのブログの追加

Frameworkアプリケーションでブログをページに追加する手順は次のとおりです。

  1. 第32.2項「Wikiとブログの要件」に記載された要件を満たしていることを確認します。


    注意:

    接続を設定する際、認証方法を選択する必要があります。アイデンティティの伝播を選択すると、ADFセキュリティをアプリケーションで実装し、Secure Socket Layer(SSL)をOracle Content Serverで構成する必要があります。

    外部アプリケーションを選択すると、ユーザーをOracle Content Serverに認証するために使用する外部アプリケーションを指定する必要があります。

    詳細は、第7.2.1.1項「サービスのセキュリティの実装」を参照してください。


  2. ブログ機能を公開するアプリケーションでページを作成するか開きます(第5.3項「ポータルへのページの追加」を参照)。

  3. ブログ・タスク・フローをページに追加する前に、アプリケーション・ユーザーにタスク・フローを編集することを許可するかどうかを検討してください。実行時のページ編集を有効にするには、第20章「コンポーザを使用したページの実行時編集の有効化」を参照してください。

  4. 既存のフォルダを使用するか、新しい「空」のブログを作成することにより、ページにブログを追加します。

32.4.2.1 選択したフォルダのブログ・フォルダとしての確立

おそらくすでにブログ投稿を含む既存のフォルダがある場合、新しい「空」のブログを作成するのではなく、そのフォルダをブログ・フォルダとして確立できます(第32.4.2.2項「ブログ・タスク・フローを使用したページへのカスタム・ブログの追加」を参照)。実行時に、ブログではそのフォルダ内のブログ投稿が表示されます。

選択したフォルダおよびそのコンテンツをページでブログとして公開する手順は次のとおりです。

  1. 「アプリケーション・リソース」パネルで、「接続」「コンテンツ・リポジトリ」の順に移動します。

  2. Content Server接続の名前を特定し、その接続を開いてブログ・フォルダとして確立するフォルダにナビゲートします。


    ヒント:

    任意のフォルダをブログとして公開できます。ブログをより適切に編成するために、各ブログ・フォルダを親フォルダ(たとえば、Blogsというフォルダ)に保存することを検討してください。ドキュメント・サービス・インタフェースまたはコンテンツ・サーバー・コンソールのいずれかを使用してフォルダを作成できます。

    ブログ・フォルダに保存されたファイルは、そのメタデータのTypeフィールドでブログ投稿として識別されます。Typeblogに設定されていないかぎり、ブログ・フォルダにHTMLファイルをアップロードしてもブログ投稿として公開されません。


  3. ページにフォルダをドラッグしてマウス・ボタンを離すと、使用可能なすべてのタスク・フローを示すメニューが開きます(図32-5)。

    図32-5 選択したフォルダで使用可能なタスク・フローのメニュー

    選択したフォルダで使用可能なタスク・フローのメニュー
  4. メニューから、「ブログ」を選択して「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます(図32-6)。

    図32-6 ブログ・タスク・フローに対するパラメータの指定

    「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ
    「図32-6 ブログ・タスク・フローに対するパラメータの指定」の説明

  5. 「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログでは、選択したフォルダのリソースIDがresourceId値に自動的に移入されます。「OK」をクリックしてデフォルトのタスク・フロー・パラメータを受け入れるか、必要に応じてパラメータを変更します。詳細は、第32.4.5.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。

  6. ページとページ定義ファイルを保存し、ページをブラウザで実行します。これは、ページ(ページ定義ファイルではない)を右クリックし、「実行」を選択することで行います。

新しいブログには、選択したフォルダと同じ名前が設定されます。ファイルのTypeプロパティがblogに設定されている場合、フォルダの下にある既存ファイルはブログ投稿になります(Content Serverのファイル・プロパティの詳細は、Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイドの情報更新フォームに関する項を参照)。投稿がブログに実行時に追加されると、ブログの投稿がこのフォルダに格納されます。

32.4.2.2 ブログ・タスク・フローを使用したページへのカスタム・ブログの追加

ページ上に1つのコンポーネントまたはページ全体として、「空」のブログ・タスク・フローをページに追加する場合があります。たとえば、コンテンツ・リポジトリ接続が存在しない場合や、ターゲット・アイテムに動的にバインドするパラメータとしてEL式を使用する場合などに、第32.4.2.1項「選択したフォルダのブログ・フォルダとしての確立」に記載された方法にかわって、この方法を使用できます。さらに、個々のブログ・タスク・フローによってブログの外観をカスタマイズできます。

カスタマイズされたブログ・タスク・フローをページに追加する手順は次のとおりです。

  1. 「リソース・パレット」で、「WebCenter Portal - サービス・カタログ」を開きます。「タスク・フロー」で、追加するブログ・タスク・フローを選択し、それをページにドラッグしてマウス・ボタンを離します。

    5つの各ブログ・タスク・フローの詳細は、第32.4.1項「ブログ・タスク・フローの概要」を参照してください。

  2. 表示されたメニューから、「リージョン」を選択します(図32-7)。

    図32-7 リソース・パレットを使用したブログ・タスク・フローの追加

    リソース・パレットを使用したブログ・タスク・フローの追加
    「図32-7 リソース・パレットを使用したブログ・タスク・フローの追加」の説明

  3. 「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで、「OK」をクリックしてデフォルトのタスク・フロー・パラメータを受け入れるか、必要に応じてパラメータを変更します。詳細は、第32.4.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。

  4. ブログを構成するのに必要な各ブログ・タスク・フローについて、この手順を繰り返します。

  5. ページとページ定義ファイルを保存し、ページをブラウザで実行します。これは、ページ(ページ定義ファイルではない)を右クリックし、「実行」を選択することで行います。

内部的には新しいブログにはresourceIDで指定したフォルダと同じ名前が設定されますが、ページに表示される名前はブログ・バナー・タスク・フローのTitleパラメータで指定した値になります。ファイルのTypeプロパティがblogに設定されている場合、フォルダの下にある既存ファイルはブログ投稿になります(Content Serverのファイル・プロパティの詳細は、Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイドの情報更新フォームに関する項を参照)。投稿がブログに実行時に追加されると、ブログの投稿がこのフォルダに格納されます。

32.4.3 実行時の処理

実行時に、ブログ・タスク・フローのresourceIDパラメータで指定したフォルダがページでブログとして公開されます。

権限のあるユーザーはブログ投稿を作成でき、投稿はブログ・ページに表示されます。ユーザーは、ブログ投稿に対して編集、ダウンロード、コメントなどのタスクを実行できます。

デフォルトのブログ・ページ(図32-8)およびブログ・アーカイブ・タスク・フローでは、「アーカイブ」セクションに年および月ごとのブログ投稿へのリンクが提示されます。ある月をクリックすると、その月に作成されたすべてのブログ投稿が表示されます。

図32-8 デフォルトのブログ・ページ

デフォルトのブログ・ページ
「図32-8 デフォルトのブログ・ページ」の説明

ブログには、各ブログ投稿の様々な詳細が表示されます。これには、ブログ投稿のタイトル、ブログ投稿のコンテンツ、作成または変更の日付、ブログ投稿の作成ユーザーまたは最終変更ユーザーの名前およびブログ投稿に対するコメントの数などが含まれます。権限のあるユーザーは、「投稿の編集」アイコンをクリックして投稿を編集することや、「コメントの投稿」リンクをクリックしてブログ投稿に関するコメントを入力できます。

ブログ投稿のタイトルをクリックすると、ブログ投稿が開いてブログ・ページ全体が占有され(図32-9)、ブログ投稿を管理するためのコントロールが提示されます。

図32-9 ブログ投稿

ブログ投稿
「図32-9 ブログ投稿」の説明

Frameworkアプリケーションで実行時にブログを管理するための手順は、WebCenter Portal: Spacesでブログを管理するための手順と同じです。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの「ブログの使用」を参照してください。

32.4.4 ブログ・タスク・フローのパラメータの変更

ブログ・タスク・フローのパラメータを変更するための手順は、他のドキュメント・サービスのタスク・フローの場合と同じです。詳細は、第31.6項「コンテンツ・タスク・フローのパラメータの変更」を参照してください。変更可能なパラメータの詳細は、第32.4.5項「ブログ・タスク・フローのパラメータ」を参照してください。

32.4.5 ブログ・タスク・フローのパラメータ

各ブログ・タスク・フローは、独自のパラメータ・セットを持ちます。これらの値は、ページにタスク・フローを追加するときに構成でき、またいつでも変更可能です。

次の項では、ブログ・タスク・フローのパラメータについて説明します。

32.4.5.1 ブログ・アーカイブ・タスク・フローのパラメータ

ブログ・アーカイブ・タスク・フローでは、日付に基づいてブログのコンポジット・リストが表示されます。

タスク・フローをページに追加すると、ブログ・アーカイブ・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表32-2に、ブログ・アーカイブ・タスク・フローのパラメータを示します。

表32-2 ブログ・アーカイブ・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

resourceId

ブログ・フォルダのリソースID。


32.4.5.2 ブログ・バナー・タスク・フローのパラメータ

ブログ・バナー・タスク・フローでは、ブログのバナーが表示されます。

タスク・フローをページに追加すると、ブログ・バナー・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表32-3に、ブログ・バナー・タスク・フローのパラメータを示します。

表32-3 ブログ・バナー・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

resourceId

ブログ・フォルダのリソースID。

imageURL

(オプション)ブログ・バナーで使用される背景イメージ。指定しない場合、現在のスキンによって提供されるイメージがデフォルトの背景イメージになります。

title

(オプション)ブログ・バナーで使用されるタイトル。

デフォルト: ブログ・フォルダ名。


32.4.5.3 ブログ・ダイジェスト・タスク・フローのパラメータ

ブログ・ダイジェスト・タスク・フローには、ブログまたはブログ投稿が表示されます。

タスク・フローをページに追加すると、ブログ・ダイジェスト・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表32-4に、ブログ・ダイジェスト・タスク・フローのパラメータを示します。

表32-4 ブログ・ダイジェスト・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

resourceId

表示するターゲット・ブログ・リソース。これはフォルダID(このフォルダにリストされているブログが表示される場合)かドキュメントID(ブログの投稿が表示される場合)にできます。

year

ブログ・エントリのフィルタに使用されるターゲット年を指定する4桁の数字。

例: 2012

month

ブログ・エントリのフィルタに使用されるターゲット月を指定する数字(1から12まで)。このパラメータを有効にするには、フィルタの年のパラメータも指定する必要があります。

例: 10 (10月)

hideComments

コメント機能が公開されるかどうかを指定します。

  • 選択: 「コメント」リンクとペインは非表示になります。

  • 選択解除(デフォルト): 「コメント」リンクとペインは表示されます。

pageSize

この数をブログ・ダイジェスト・ビューア内の表示ブログ投稿数が上回ると、「前へ」および「次へ」のアイコンが有効になります。

デフォルト: 10


32.4.5.4 最新のブログ投稿タスク・フローのパラメータ

最新のブログ投稿タスク・フローには、最新のブログ投稿のリストが表示されます。

タスク・フローをページに追加すると、最新のブログ投稿タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表32-5に、最新のブログ投稿タスク・フローのパラメータを示します。

表32-5 最新のブログ投稿タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

resourceId

ブログ・フォルダのリソースID。

recentPostListSize

表示する最新投稿の数。

デフォルト: 10


32.4.5.5 ブログ・タスク・フローのパラメータ

ブログ・タスク・フローには、デフォルトのデザインでブログまたはブログ投稿が表示されます。

タスク・フローをページに追加すると、ブログ・タスク・フローに固有のパラメータが「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。表32-6に、ブログ・タスク・フローのパラメータを示します。

表32-6 ブログ・タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

resourceId

表示するターゲット・ブログ・リソース。これはフォルダID(このフォルダにリストされているブログが表示される場合)かドキュメントID(ブログの投稿が表示される場合)にできます。

hideComments

コメント機能が公開されるかどうかを指定します。

  • 選択: 「コメント」リンクとペインは非表示になります。

  • 選択解除(デフォルト): 「コメント」リンクとペインは表示されます。

pageSize

この数をブログ・タスク・フロー内の表示ブログ投稿数が上回ると、「前へ」および「次へ」のアイコンが有効になります。

デフォルト: 10