Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド 12c リリース1 (12.1.1) B65933-02 |
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WebLogic ServerにはJDK 7が同梱されません。この付録では、JDK 7を実装してWebLogic Serverを使用するために実行する必要がある手順について説明します。また、JDK 7とともにWebLogic Serverを使用する際に発生する可能性がある問題についても説明します。
WebLogic Serverで使用するためにJDK 7をインストールする前に、JDK 7の使用時に発生する可能性がある次の問題を確認してください。
場合によっては、新しいJVMでPermGenのスペースがさらに必要になり、これによってPermGenエラーが発生する可能性があります。このエラーが発生する場合、次の2つのオプションのいずれかを使用して問題を解決します。
java
コマンドを使用してWebLogic Serverを起動する場合は、次のオプションをコマンドに含めます。
-XX:MaxPermSize=350m
startWebLogic.sh
(UNIX)またはstartWebLogic.cmd
(Windows)を使用してWebLogic Serverを起動する場合は、コマンドを発行する前に、MEM_ARGS
環境変数を次のように設定します。
UNIXの場合
USER_MEM_ARGS="-Xms32m -Xmx200m -XX:MaxPermSize=350m"
USER_MEM_ARGSのエクスポート
Windowsの場合
set USER_MEM_ARGS=-Xms32m -Xmx200m -XX:MaxPermSize=350m
内部パッケージsun.*
のクラスや、以前のバージョンのJVMでは非推奨としてマークされていたクラスは削除された可能性があります。アプリケーションによってこれらの削除されたメソッドが使用される場合、ClassNotFound
例外が発生します。
JDBC 4.1メソッドは、JDK 7を実装したWebLogic Serverでは現在サポートされていません。これらのメソッドを呼び出すと、SQLException
が発生し、メソッドがサポートされていないことを示します。
WebLogic Serverをインストールする前に、次の手順を実行します。
ご使用のプラットフォームにあわせて適切なJDK 7を次のURLからダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/java-se-jdk-7-download-432154.html
JDKをインストールします。
JAVA_HOME
がインストール済のJDK 7をポイントするように設定します。
PATH
が$JAVA_HOME/bin
をポイントするように設定します。
WebLogic Serverのインストール時に、「カスタム」インストールを選択します。「JDKの選択」の場合は、「バンドルされているJDK」エントリの選択を解除し、「ローカルJDK」セクションで、JAVA_HOMEディレクトリを参照して選択します。
「インストール・タイプの選択」画面で、「カスタム」オプションを選択します。
「JDKの選択」画面で、「バンドルされているJDK」エントリの選択を解除し、「ローカルJDK」セクションで、JAVA_HOME
ディレクトリを参照して選択します。
WebLogic Serverのインストール後、次のファイルをWL_HOME/modules
からJAVA_HOME/jre/lib/endorsed
にコピーします。ここで、WL_HOME
はWebLogic Serverインストールのホーム・ディレクトリです。
javax.annotation_1.0.0.0_1-0.jar
javax.xml.bind_2.1.1.jar
javax.xml.ws_2.1.1.jar