Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JSPタグ拡張のプログラミング 12cリリース1 (12.1.1) B65903-01 |
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この章では、JSPタグ拡張を使用するための管理タスクと構成タスクの概要を示します。
この章の内容は以下のとおりです。
ここでは、JSPタグ・ライブラリを構成する手順について説明します。タグ・ライブラリはJARファイルにしてパッケージ化することもできます(「JSPタグ・ライブラリのJARファイルとしてのパッケージ化」を参照)。
タグ・ライブラリ記述子(TLD)を作成します。
詳細は、第3章「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。
このTLDを、Webアプリケーション・デプロイメント記述子(web.xml
)で参照します。例:
<taglib> <taglib-uri>myTLD</taglib-uri> <taglib-location>WEB-INF/library.tld</taglib-location> </taglib>
この例では、タグ・ライブラリ記述子はlibrary.tld
という名前のファイルです。tld
の場所は、常にWebアプリケーションのルートを基準として相対的に指定します。
タグ・ライブラリ記述子ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INF
ディレクトリに配置します。
JSPページでタグ・ライブラリを参照します。
JSPで、JSPディレクティブを使用してタグ・ライブラリを参照します。例:
<%@ taglib uri="myTLD" prefix="mytaglib" %>
タグ・ハンドラのJavaクラス・ファイルを、WebアプリケーションのWEB-INF/classes
ディレクトリに配置します。
WebアプリケーションをWebLogic Serverにデプロイします。詳細は、『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』の「分割開発ディレクトリからのデプロイとパッケージ化」を参照してください。
前の節「JSPタグ・ライブラリの構成」で説明した手順に加えて、JSPタグ・ライブラリはJARファイルとしてパッケージ化することもできます。
TLD (タグ・ライブラリ記述子)ファイルをtaglib.tld
という名前で作成します。
詳細は、第3章「タグ・ライブラリ記述子の作成」を参照してください。
タグ・ライブラリで使用されるコンパイル済みJavaタグ・ハンドラ・クラスのファイルを格納するディレクトリを作成します。
手順2で作成したディレクトリのサブディレクトリを作成し、META-INF
という名前を付けます。
手順2で作成したディレクトリから次のコマンドを実行して、コンパイルされたJavaクラス・ファイルをjarファイルとしてアーカイブします。
jar cv0f myTagLibrary.jar
(myTagLibrary.jar
はユーザーが指定する名前です)
Jarファイルを、タグ・ライブラリを使用するWebアプリケーションのWEB-INF/lib
ディレクトリにコピーします。
JSPでタグ・ライブラリを参照します。例:
<%@ taglib uri="taglib.tld" prefix="wl" %>
柔軟性を高めるには、手順1 - 6を実行してから、Webアプリケーション・デプロイメント記述子web.xml
でタグ・ライブラリ記述子を参照します。例:
. . . <taglib> <taglib-uri>myjar.tld</taglib-uri> <taglib-location> /WEB-INF/lib/myTagLibrary.jar </taglib-location> </taglib> . . .
その後、次のようにJSPタグ・ライブラリを参照できます。
<%@ taglib uri="myjar.tld" prefix="wl" %>