Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server RMIのプログラミング 12cリリース1 (12.1.1) B65904-01 |
|
前 |
次 |
この章では、WebLogic RMIの機能について説明します。
RMI (Remote Method Invocation)は、Javaでの分散オブジェクト・コンピューティングの標準規格です。RMIを使用すると、アプリケーション側では、ネットワーク内の別の場所に存在するオブジェクトへの参照を取得した後、そのオブジェクトのメソッドを、そのオブジェクトがあたかもクライアントの仮想マシンにローカルに存在するかのように呼び出すことができます。RMIは、分散Javaアプリケーションが複数のJava仮想マシン上でどのように動作するかを規定するものです。
このドキュメントはWebLogic RMIの使い方について説明したものですが、リモート・オブジェクトや分散アプリケーションの記述方法についての初心者向けチュートリアルではありません。RMIについては、http://download.oracle.com/javase/1.5.0/docs/guide/rmi/
を参照し、RMI Tutorialを確認します。
次の表に、RMIのWebLogic実装の重要な機能を示します。
表2-1 Weblogic RMIの機能