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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタのプログラミング
12cリリース1 (12.1.1)
B65949-02
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1 概要とロードマップ

このマニュアルでは、Java EEリソース・アダプタを含むアプリケーションの開発方法とWebLogic Serverへのデプロイ方法について説明します。これは、リソース・アダプタのユーザー、デプロイヤおよびソフトウェア開発者を対象としています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストや、特定のアプリケーションでWebLogic Serverリソース・アダプタの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載されています。

以下の節では、このマニュアル『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタのプログラミング』の内容と構成について説明します。

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントのトピックでは、ソフトウェア・プロジェクトの設計および開発段階に関連する情報を提供します。また、プロジェクトのテストおよび本番前の段階で見つかるアプリケーションの問題を解決するうえで便利なトピックもあります。

このドキュメントでは、本番段階での管理、モニター、パフォーマンス・チューニングについては扱いません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。

このマニュアルは、Java EEおよびリソース・アダプタの概念に精通している読者を対象としています。リソース・アダプタ開発の基礎となるドキュメントは、『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.6 (Final Release)』です。http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr322/index.htmlを参照してください。リソース・アダプタの開発者は、Java EEコネクタ・アーキテクチャ1.6仕様をよく理解する必要があります。このマニュアル『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタのプログラミング』では、WebLogic Serverリソース・アダプタの付加価値機能と、WebLogic Server機能を使用してリソース・アダプタを実行するための主要な情報を重点的に扱います。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

リソース・アダプタ開発の基礎となるドキュメントは、『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.6』です。『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタのプログラミング』では、読者がJava EEコネクタ・アーキテクチャ仕様を理解していることが前提です。この仕様には、WebLogic Serverリソース・アダプタの開発に固有の設計や開発の情報が含まれます。

WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。

リソース・アダプタ開発者向けのサンプル

このマニュアルに加えて、ソフトウェア開発者向けにリソース・アダプタのサンプルが用意されています。Weblogic Serverでは、任意でAPIコード・サンプルをWL_HOME\samples\server\examples\src\examplesにインストールできます。WL_HOMEは、WebLogic Serverのインストール先の最上位ディレクトリです。WebLogic Serverのスタート・メニューからサンプル・サーバーを起動して、サンプルとその実行手順に関する情報を確認できます。

このリリースのWebLogic Serverではリソース・アダプタのサンプルが2セット提供されています。1つは1.5コネクタ・アーキテクチャに準拠し、もう1つは1.6コネクタ・アーキテクチャに準拠します(Java EE 6サンプルに含まれます)。独自のリソース・アダプタを開発する前に、このリソース・アダプタ・サンプルを検討および実行して理解しておくことをお薦めします。

このリリースでの新機能と変更点

WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。