リリース・ノート
リリース4.1
B66200-01(原本部品番号:E21672-04)
2011年9月
このリリース・ノートでは、Oracle Application Expressのドキュメントに記載されていない重要な情報を示します。最新の情報については、次のWebサイトにあるこのリリース・ノートの最新版を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html
リリース4.1の各新機能の詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の新機能に関する説明を参照してください。
このリリース・ノートでは、次の項目について説明します。
Oracle Application Expressは、Oracle Databaseよりも頻繁にリリースされます。最新のリリースに関する情報またはダウンロードについては、次のWebサイトを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/overview/index.html
基礎となるデータベース・キャラクタ・セットにかかわらず、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)の構成におけるPlsqlNLSLanguageのキャラクタ・セット部分の値は、AL32UTF8
に設定されている必要があります。
現在、データベース・アクセス記述子には、PlsqlRequestValidationFunction
用のパラメータが含まれています。このパラメータは、mod_plsql
によって起動可能なプロシージャの数を制限するために使用されます。デフォルトでは、起動可能なプロシージャはOracle Application Expressのパブリック・エントリ・ポイントのみです。これは、Oracle Application Expressに付属の検証機能を使用して拡張できます。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドのデータベース・アクセス記述子(DAD)によるOracle Application Expressへのアクセスの制限に関する説明を参照してください。
データベース・アクセス記述子に対してPlsqlRequestValidationFunction
を有効にすると、パブリックに実行可能なプロシージャに依存している既存のアプリケーションで障害が発生します。データベース・アクセス記述子の定義からPlsqlRequestValidationFunction
を省略するか、または推奨される方法(提供されている検証機能の拡張)を実行できます。
このセクションでは、他のドキュメントには記載されていないOracle Application Expressの新機能について説明します。
このセクションの内容は次のとおりです。
新しい「チェックボックス」属性タイプでは、LOVに定義された各値にチェックボックスを表示します。これは選択リスト属性と似ていますが、複数の値が許可されます。複数の値を許可することにより、カスタム属性の総数を減らし、属性数の上限の15未満に維持することができます。
ツールバーの表示、ズーム・パネルの表示、ドラッグ・アンド・ドロップの有効化などのプラグインに「はい」および「いいえ」タイプの属性が多数ある場合、開発者は、この新しい「チェックボックス」タイプを使用し、オプションごとにカスタム・プラグイン属性を定義するのではなく、すべてを1つの属性にまとめることができます。
たとえば、開発者はSHOW_ZOOM_PANELというエントリを含む新しいLOVを定義し、プラグイン・コードで次を使用して、この新しい属性を実装できます。
if instr(':'||p_item.attribute_01||':', ':SHOW_ZOOM_PANEL:') > 0 then
チェックボックスが選択されているかどうかを確認するには、複数選択アイテム・タイプ(シャトルなど)に使用されるコードと同じコードを使用します。
プラグイン開発者は、新しい「リージョンSQL文の列」カスタム・プラグイン属性(リージョン・タイプのプラグインのみで利用可能)で、SQL文に基づくより柔軟なリージョン・タイプのプラグインを作成できます(プラグイン構成によて、リージョン・ソースが標準属性のSQL文であることを確認済)。この新しいカスタム・プラグイン属性タイプでは、リージョン・ソースに指定したSQL文の列名が表示されます。
チャートを表示するリージョン・タイプのプラグインを例に示します。チャートに移入するには、開発者がリージョン・ソースにSQL文を指定する必要があります。4.0では、プラグイン開発者は、SQL文に必要な列数と、各機能にマップされる列の位置を正確に指定する必要があります。たとえば、次のようなSQL文形式があるとします。
select label, value, [link], [color], [tooltip] from table
この例でわかるとおり、必須なのはlabel
およびvalue
値のみです。他のすべての列はオプションです。このチャート・タイプのプラグインを使用する際は、まずSQL文の書式を理解し、通常とは異なるSQL文を記述する必要があります(label
、value
およびtooltipのみが設定される文が必要な場合など)。この文の例は次のとおりです。
select label, value, null as link, null as color, tooltip from mytable
このSQLは通常とは異なっており、指定できるオプションが増えると、SQL文はより複雑になります。
4.1では、リージョン・ソースに指定するSQL文が大幅に簡素化され、プラグイン開発者は、プラグインを使用する一般的な開発者向けに、プラグインをより宣言的に実装できるようになりました。プラグイン開発者が、「リージョンSQL文の列」タイプの新しいカスタム・プラグイン属性を5つ定義したとします。たとえば、ラベル列、値列、リンク列、カラー列、ツールチップ列などです。ラベル列および値列のみが必須です。
開発者がチャート・プラグインを使用している場合、4.1で開発者が行うのはリージョン・ソースに次のように入力することです。
select * from my_table
または
select dname, sum(sal) as total_sal, 'Total Employees: '||count(employee_id) as total_employees from my_table
これによって、開発者には、SQL文の様々な列を実際にプラグインの「ラベル列」、「値列」、「リンク列」、「カラー列」、「ツールチップ列」カスタム属性にマップするプロンプトが表示されます。この例では、開発者は「ラベル列」にdname
を、「値列」にtotal_sal
を、「ツールチップ列」にtotal_employees
を入力します。開発者はSQL文の書式を把握する必要がないので、この方がより宣言的です。列がオプションの場合は、さらに簡素化されます。
APEX_ADMINISTRATOR_ROLE
データベース・ロールが付与されたデータベース・ユーザーは、関連付けられたワークスペースのものだけではなく、すべての行のメタデータをAPEXビューで確認できます。
この機能は、APEX_
という接頭辞が付くすべてのビューに影響します。たとえば、ユーザーがビューAPEX_APPLICATIONS
にレポートを作成し、そのデータベース・ユーザーにAPEX_ADMINISTRATOR_ROLE
ロールが割り当てられた場合、ユーザーに関連付けられているワークスペースのレコードに加え、すべてのレコードを確認できるようになります。
関連付けられたアイテムを定義すると、Application Expressでは、該当するエラー・メッセージの横にある「通知」表示位置に「エラーに移動」リンクをレンダリングします。このリンクをクリックまたはアクティブ化すると、ユーザーのフォーカスは関連付けられたアイテムに設定されます。「エラーに移動」というテキストは、APEX.GO_TO_ERROR
というアプリケーション・システム・メッセージに任意のテキストを定義することによってアプリケーションで変更できます。さらに、そのシステム・メッセージのテキストを単一の空白' 'に設定すると、「エラーに移動」リンクを完全に非表示にしてこの機能を無効にできます。
このセクションでは、Oracle Application Expressリリース4.1での動作の変更について説明します。
ヒント: このセクションは、このドキュメントを作成していた時点での最新です。変更された動作の最新のリストについては、次のURLの「Downloads」ページから「Known Issues」ページを参照してください。関連項目:
|
このセクションの内容は次のとおりです。
リリース4.1より前は、Application Expressのオンライン・ヘルプ・システムはApplication Expressの配布に含まれていました。このリリースのオンライン・ヘルプは、Oracle Technology NetworkにホストされるOracle Application Expressドキュメント・ライブラリになります。
このリリースおよび以前のリリースのオンライン・ヘルプにアクセスするには、ほとんどのOracle Application Expressページの右上にある「ヘルプ」リンクをクリックします。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のヘルプおよびドキュメント・ライブラリへのアクセスに関する説明を参照してください。
オンライン・ヘルプをホストするメリットは、次のとおりです。
ドキュメント・チームによって、より柔軟にドキュメントおよびオンライン・ヘルプが更新、修正、拡張され、最新かつ有用なコンテンツが提供されます。
ホストされたオンライン・ヘルプでは、より強力な検索機能が提供されます。
Application Expressの配布にヘルプ・システムを含めないことにより、Application Express 4.1の配布の全体サイズ、および埋込みPL/SQLゲートウェイを使用している場合はXDBリポジトリにロードされるコンテンツのサイズを大幅に縮小できます。
これによって、特にインスタンスがSSLを介してアクセスされたり、データベースがWebサーバーに到達できないファイアウォールの内側にある場合などのオンライン・ヘルプ・ファイルの索引付けに伴う複雑さがなくなります。
インターネットにアクセスできないお客様は、ドキュメント・ライブラリ全体をダウンロードし、ローカルにステージングできます。Application Expressから「ヘルプ」リンクのURLを調整して、ローカルにステージングしたドキュメントに直接アクセスできます。詳細は、Oracle Application Express管理ガイドのオンライン・ヘルプの構成に関する説明を参照してください。
ダウンロードしたドキュメントにはローカルでの検索機能があります。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のオンライン・ドキュメント・ライブラリのダウンロードに関する説明を参照してください。
4.1の互換性モードのアプリケーションでは、ブラウザ・セキュリティに関係するMIMEタイプのHTTPヘッダー変数が記述され、HTTPヘッダーが閉じられる前にアプリケーションの「ヘッダーの前」プロセスが実行されます。詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_COMPATIBILITY_MODEプロシージャに関する説明を参照してください。
「ヘッダーの前」プロセスで別のMIMEタイプが設定される場合、出力バッファをクリアするために、まず次が実行されるようプロセスを変更する必要があります。
sys.htp.init;
ブラウザ・セキュリティのためにApplication ExpressエンジンのすべてのHTTPヘッダー変数も削除されることに注意してください。
「ヘッダーの前」プロセスがHTMLページ・コンテンツを直接記述する場合、HTMLページ・コンテンツを表示する前に、次がコールされる必要があります。
sys.owa_util.http_header_close;
互換性モード4.0で実行されるアプリケーションでは、「ヘッダーの前」プロセスと競合しないよう、Application ExpressがセキュリティHTTPヘッダー変数を自動的に記述することはありません。したがって、このようなアプリケーションでは、「ブラウザ・セキュリティ」リージョンのアプリケーションおよびページ設定(「キャッシュ」および「フレームへの埋込み」)は無視されます。
アップグレードに伴う問題を削減するため、移行後のアプリケーションまたは古いバージョンのApplication Expressとともにエクスポートされたアプリケーションでは、互換性モードが4.0に設定されています。新しいアプリケーションはモード4.1です。セキュリティ上の観点からは、影響を受けるすべての「ヘッダーの前」プロセスを変更し、アプリケーションの互換性モード属性を4.1に設定することをお薦めします。次の問合せを実行すると、検証する必要のあるプロセスを検索できます。
select * from ( select application_id, page_id, process_point, process_name, process_source from apex_application_page_proc union all select application_id, to_number(null), process_point, process_name, process from apex_application_processes ) where process_point = 'BEFORE_HEADER' and ( instr(upper(process_source), 'OWA_UTIL') > 0 or instr(upper(process_source), 'WPG_DOCLOAD') > 0 or instr(upper(process_source), 'HTP.P') > 0 ) order by application_id, page_id;
リリース4.1より前は、インスタンス・レベルでの「セッション・タイムアウト」設定は、Application BuilderやSQL WorkshopなどのOracle Application Express開発アプリケーションでのみ使用されていました。このリリースでは、アプリケーション・レベルの設定が空の場合、インスタンス・レベルの値がOracle Application Expressアプリケーションに適用されます。この変更は、セッションのアイドル時間に影響する場合があることに注意してください。アプリケーション・レベルの設定が空の場合、インスタンス・レベルの設定が使用されます。インスタンス・レベルのデフォルト値は1時間です。
Application Expressが使用するjQueryおよびjQueryUIのJavaScriptライブラリが次のように更新されました。
jQueryは、バージョン1.4.2からバージョン1.6.2に更新されました。
jQueryUIは、バージョン1.8からバージョン1.8.14に更新されました。
バグ修正および拡張については、次のjQueryおよびjQueryUIのリリース・ノートを参照してください。
このアップグレードに関連し、考慮する必要のある状況がいくつかあります。
まず、アプリケーションのJavaScriptコードでjQueryを使用している場合、jQueryバージョンの更新によって動作変更の影響を受ける場合があることを考慮します。jQueryバージョンの更新による最も大きな影響は、jQueryのattr
メソッドの使用によるものです。このメソッドでは、ある状況下では若干異なる値が返されることがあります。これについての詳細およびその他の変更については、jQueryの変更ログを確認してください。
アプリケーションへの影響が懸念される場合の対処として、次の2つのオプションがあります。
コードで以前のバージョンのjQueryにフォールバックします。「ページ・テンプレート」→「ヘッダー」で<head>…</head>
タグに次を追加することにより、jQuery 1.4.2を簡単に含めることができます(#HEAD#
置換文字列の直後のライブラリを追加する前に追加することが重要です)。
... #HEAD# <script src="#IMAGE_PREFIX#libraries/jquery/1.4.2/jquery-1.4.2.min.js" type="text/javascript"></script> ...
この後も#HEAD#
置換の一部としてjQuery 1.6.2を含めますが、後で1.4.2を含めるということは、変数$
およびjQuery
がjQueryバージョン1.4.2を指すため、引き続きアプリケーションで使用できることを意味します。jQuery 1.4.2は配布にまだ含まれているので、Webサーバーに追加する必要はありません。
jQueryコードを確認および再テストし、変更の影響を受けているか確認します。これによって最初に必要な作業は増えますが、アプリケーションにはロードするjQueryライブラリのバージョンが1つでよいというメリットと、最新バージョンの拡張を使用できるというメリットが得られます。jQuerysで最も大きな動作変更はattr
メソッドと関連するため、JavaScriptコードを含むファイルおよびApplication BuilderのApplication Searchで次のテキストを検索することをお薦めします。
.attr
このアップグレードで2つ目に考慮する必要があるのはjQuery UIについてであり、デフォルトではApplication Expressに含まれていないjQuery UIのコンポーネントを含めている場合です。デフォルトでは、ページ・サイズと処理を削減するために、すべてのjQuery UIコンポーネントでなくApplication Expressのベース機能で使用されるコンポーネントのみを含めています。以前に含めたコンポーネントは古いバージョンを参照している可能性はありますが、これらのデフォルトのコンポーネントはすべてjQuery UI 1.8.14を使用しています。これは、すでに含まれているjQuery UIコンポーネントのバージョンと、デフォルトで含まれている更新後のjQueryおよびjQuery UIバージョンの間に互換性の問題がある可能性があることを示します。
この場合も、アプリケーションへの影響が懸念される場合の対処として、次の2つのオプションがあります。
コードで以前のバージョンのjQueryおよびjQuery UIにフォールバックします。「ページ・テンプレート」→「ヘッダー」で<head>…</head>
タグに次を追加することにより、jQuery 1.4.2およびjQuery UI 1.8を簡単に含めることができます(#HEAD#
置換文字列の直後のライブラリを追加する前に追加することが重要です)。
... #HEAD# <script src="#IMAGE_PREFIX#libraries/jquery/1.4.2/jquery-1.4.2.min.js" type="text/javascript"></script> <script src="#IMAGE_PREFIX#libraries/jquery-ui/1.8/ui/minified/jquery-ui-1.8.custom.min.js" type="text/javascript"></script> ...
この後も#HEAD#
置換の一部としてjQuery 1.6.2およびjQuery UI 1.8.14を含めますが、古いバージョンは、参照する可能性のある他のjQuery UIコンポーネントとの互換性用にのみ含めます。jQuery 1.4.2およびjQuery UI 1.8は配布にまだ含まれているので、Webサーバーに追加する必要はありません。
jQuery UIコードを確認し、すべてのjQuery UIコンポーネントがバージョン1.8.14を参照するように更新し、再テストします。これによって最初に必要な作業は増えますが、アプリケーションにはロードするjQueryライブラリとjQuery UIライブラリのバージョンが1つでよいというメリットと、最新バージョンの拡張を使用できるというメリットが得られます。JavaScriptコードを含むファイルおよびApplication BuilderのApplication Searchで次のテキストを検索することをお薦めします。
libraries/jquery-ui/
Application Expressで使用されるFCKeditorが、FCKeditorバージョン3.6.1に更新されました。このバージョンでは、Application Expressがサポートする言語が増え、いくつかのパフォーマンスの問題が解決され、4.0の複数の不具合が解決され、508に準拠しています。
4.0では、表形式フォームに挿入される新しい行には、主キーの一部であるすべての列を送信時にNULL
にする必要がありました。多くのデータベース・モデルでは、1つ以上の主キー列が同時に外部キー列であるというコンポジット主キーを使用しています。このようなタイプの表に新しい行を追加する場合、外部キーには値が必要で、これが主キーはNULL
である必要があるというルールに違反します。
4.1では、表にマスター/ディテール・フォームを作成し、ディテール表の主キーには、外部キーの一部でもある列を含めることが可能です。このために、開発者は行の自動処理(DML)操作にROWID
擬似列を使用する必要があります。
4.1より前、リージョン・ボタンとしてボタン・テンプレートで#BUTTON_ID#
置換文字列に置換された値は、内部的なボタンの数値IDでした。この値は、アイテム・ボタンではまったく置換されませんでした。今回のリリースでは、置換される値は次のいずれかになります。
テンプレートがアイテム・ボタンによって使用される場合は、アイテム名が使用されます(P1_GOなど)。
テンプレートがリージョン・ボタンによって使用され、ボタンに静的IDが定義されている場合は、それが使用されます(my_custom_idなど)。
リージョン・ボタンでテンプレートが使用され、静的IDが定義されていない場合は、B||[Internal Button ID]という形式のIDが使用されます(B123456789101112など)。
アプリケーションに重大な影響を与える可能性のある動作変更は、この3番目によるものです。これは(文字で開始する)有効なHTML 4.01の識別子になり、Application Expressの他のコンポーネントIDの処理方法と整合性がとられるように変更されました。したがって、#BUTTON_ID#
で置換されるID値を使用するボタン・テンプレートを使用していた場合で、かつそのIDがコードの他の場所(ボタンに動作をアタッチするカスタムJavaScriptなど)からハードコードされていた場合、この動作変更によってコードが機能しなくなります。
#BUTTON_ID#
置換文字列を含むテンプレートを使用するリージョン・ボタンを識別するには、ワークスペースで次の問合せを実行します。
select aapb.application_id, aapb.page_id, aapb.button_name, aapb.label, aapb.button_id, aapb.button_template, aatb.template from apex_application_page_buttons aapb, apex_application_temp_button aatb where aapb.button_template_id = aatb.button_template_id and aapb.application_id = 123 -- Change to Application ID, or omit predicate for all applications in your workspace and aapb.button_template is not null and aapb.button_position = 'Region Position' and upper(aatb.template) like '%#BUTTON_ID#%'
これでは、JavaScriptコードなど他のコードでIDを参照している箇所を検出できません。問題がある可能性のあるボタンのみを特定します。したがって、この問合せで返されたページを確認して、問題がある可能性のあるページをすべて分離します。
問題を修正する最も簡単な方法は、問合せで返されたボタンIDをボタンの静的IDとして使用することです。これは、リリース4.1より前と同じIDでボタンがレンダリングされることを意味し、依存するすべてのコードは引き続き動作します。
Application Express 4.1では、カスケードLOVが更新されると、カスケードLOVのデフォルト値が再評価されます。Application Express 4.0では、カスケードLOVが更新されてもデフォルト値は変更されませんでした。
Application Expressで使用されるAnyChart Flashチャートが、最新バージョンの5.1.3に更新されました。
バグ修正および拡張については、次のAnyChart Webサイトを参照してください。
存在しない表の列を参照する行の自動処理(DML)フォーム・ページがある場合、Application Express 4.1では内部アプリケーション・エラーが発生します。4.1より前はエラーにはなりませんでした。たとえば、4.1の場合、表ウィザードでフォームまたはフォームとレポートを実行した結果として自動処理(DML)フォーム・ページができ、かつ表にない列を参照するアイテムがある場合、内部アプリケーション・エラーが発生します。
Application Express 4.0より前の動作を希望する場合は、アプリケーションの互換性モードを4.0
に設定します。詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_COMPATIBILITY_MODEプロシージャに関する説明を参照してください。
この新しい動作の影響を受ける可能性のあるアイテムを特定するには、Application Express Advisorを実行します。この問題を識別するOracle Application Express Advisorの結果のみをフィルタリングするには、「エラー」セクションの下の「フェッチ、DML、MR*プロセスは有効です」の横にあるボックスのみを選択します。この問題を識別するOracle Application Express Advisorの結果のみをフィルタリングするには、「エラー」セクションの下の「フェッチ、DML、MR*プロセスは有効です」の横にあるボックスのみを選択します。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のアプリケーション全体に対するAdvisorの実行に関する説明を参照してください。
Application Express 4.1には、ブラウザのセキュリティを制御する2つの新しいアプリケーション属性(「キャッシュ」
と「フレームへの埋込み」
)があります。キャッシュを有効にすると、アプリケーションのページの内容はメモリーおよびディスクの両方のキャッシュに保存されます。「フレームへの埋込み」
属性は、フレーム内でアプリケーションのページを表示できるかどうかを制御します。互換性モード4.0
で実行されるアプリケーションは、「キャッシュ」
が有効で、「フレームへの埋込み」
が許可に設定されているように機能します。互換性モード4.1
で実行されるアプリケーションは、そのブラウザのセキュリティ属性に従います。
詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_COMPATIBILITY_MODEプロシージャに関する説明を参照してください。
APEX 4.1では、カラー・ピッカーが更新されています。カラー・ピッカー・タイプのアイテムがあるアプリケーションでは、新しいカラー・ピッカーが自動的に使用されます。次のテキストの数字は、カラー・ピッカーのスクリーン・ショットに示す番号と対応しています。カラーを設定するには、中央のセクション(1)をドラッグして希望のカラー・ファミリ(赤、紫、青、緑、黄、オレンジ)にフォーカスし、左の大きな四角(2)から正確な陰影を選択します。選択した陰影は右側(3)、古いカラー(4)の左側に表示されます。または、RGB値を手動で新旧のカラー表示のすぐ下で設定したり、RGB設定の下に16進数値を入力することができます(5)。希望するカラーになったら、右下にある丸いアイコン(6)をクリックし、選択したカラーをメイン・ディスプレイに戻します。これはカラー・ピッカー・アイテムを使用する作成済のアプリケーションに影響するため、ユーザーは新しいカラー・ピッカーの使用方法を習得する必要があることに注意してください。
Application Express 4.1より前の動的アクションでは、値の設定アクションを使用して、影響を受ける複数の要素を設定することが可能でした(ただし、異なる値ではなく同じ値)。Application Express 4.1では、次の新しい機能の導入により、動的アクションから複数の値を設定することが可能になりました。
アクション「値の設定」>タイプの設定「SQL文」: 1から100の列を返すようにSQL問合せを定義できるようになりました(定義した順に「影響を受ける要素」の設定に使用されます(1番目の列は1番目に影響を受ける要素の設定に使用するなど))。以前は問い合せることができるのは1列のみでしたが、影響を受ける複数の要素に1つの同じ列値を設定できました。
アクション「PL/SQLコードの実行」: 新しい「返されるページ・アイテム」属性で、ページ上のすべてのページ・アイテム値をセッション・ステートの更新値に設定します。
複数の値を取得するために複数の組込みオプションを導入したことで、Application Expressでは、複数のページ・アイテムの設定に使用される単一の値を取得できなくなりました。これは簡素化と使いやすさを目的に行われました。影響を受ける複数の要素を同じ値に設定する「値の設定」動的アクションを設定している場合は、「値の設定」動的アクションの「タイプの設定」に従って次のように修正できます。
静的割当て: 影響を受ける各要素に追加のアクションを定義し、すべてを同じ値に設定します。
JavaScript式: 影響を受ける各要素に追加のアクションを定義し、すべてを同じ値に設定します。
SQL文: 影響を受ける各要素で、列値は同じであるが、列の別名が異なるものがSQL文で選択されるように変更します。
PL/SQL式: 「返されるページ・アイテム」属性とともに「PL/SQLコードの実行」アクション・タイプを使用するよう変更を検討します。「PL/SQLコード」では、「返されるページ・アイテム」によって更新値を返すよう、セッション・ステートでページ・アイテムの値が更新されることを保証する必要があります。
PL/SQLファンクション本体: 「返されるページ・アイテム」属性とともに「PL/SQLコードの実行」アクション・タイプを使用するよう変更を検討します。「PL/SQLコード」では、「返されるページ・アイテム」によって更新値を返すよう、セッション・ステートでページ・アイテムの値が更新されることを保証する必要があります。
最近のいくつかのApplication Expressの最近の数リリース以降、Builderではページ・アイテムの作成時または変更時にLOVのSQL文に2つの列を含める必要がありました。
Application Express 4.1では、同じチェックが実行時に行われるようにレンダリング・エンジンが変更されています。1列のみを含むLOVが検出された場合は、P1_DNAMEのLOV SQL問合せで選択されている列数が正しくないため、例で有効な文を参照することを示すエラー・メッセージが表示されます。
このエラーを修正するには、LOVのSQL文を編集します。列を複製し、最初の列の別名をdisplay_value
にし、新しい2番目の列をreturn_value
にします。
次に例を示します。
編集前のSQL文は次のとおりです。
select dname from dept
編集後のSQL文は次のとおりです。
select dname as display_value, dname as return_value from dept
次のコンポーネントおよび機能は、Oracle Application Expressリリース4.1ではサポートされません。
このセクションの内容は次のとおりです。
新しいブランチまたは既存のブランチに「ブランチ処理の前にステートを保存」オプションを使用できなくなりました。このオプションが以前選択されている場合のみ、互換性のために利用でき、以前と同様に機能します。
Oracle Application Expressでは、EBCDICキャラクタ・セットをサポートしていません。基礎となるデータベース・キャラクタ・セットにかかわらず、mod_plsql
データベース・アクセス記述子(DAD)の構成におけるキャラクタ・セットの値は、AL32UTF8
に設定されている必要があります。
「テキスト領域」アイテム・タイプは、シンプル・テキスト領域に移行されました。この機能は、より多くの言語をサポートするWebブラウザのスペル・チェックのサポートに置き換えられました。
Oracle Application Expressには、新しいjQueryベースの日付ピッカーが含まれています。この新しい日付ピッカーでは、表1「サポートされない日付ピッカーの書式」に示す書式マスクはサポートされません。
表1 サポートされない日付ピッカーの書式
書式 | 説明 |
---|---|
CC |
世紀 |
BCC |
先頭にBCが付いた世紀 |
SYYY |
先頭にBCが付いた年 |
IYYYY |
ISO年 |
YEAR |
スペルアウトした年 |
SYEAR |
先頭にBCが付いたスペルアウトした年 |
BC |
BC/ADインジケータ |
Q |
四半期 |
RM |
ローマ数字の月 |
WW |
年における週番号(1-52) |
W |
月における週番号(1-5) |
IW |
年におけるISO標準の週番号 |
DDTH |
序数表示の日 |
DDSPTH |
スペルアウトした序数表示 |
J |
ユリウス日 |
TH |
序数の書式 |
TZD |
タイムゾーンの短縮名 |
TZH |
タイムゾーンの置換時間 |
TZM |
タイムゾーンの置換分 |
TZR |
タイムゾーン地域 |
ヒント: このセクションは、このドキュメントを作成していた時点での最新です。既知の問題の最新のリストについては、次のURLの「Downloads」ページから「Known Issues」ページを参照してください。関連項目:
|
このセクションでは、Oracle Application Expressのバグおよび既知の問題について説明します。
Oracle Application Expressでは、開発環境のすべてのページおよび最新のテーマを使用するすべてのページで<!DOCTYPE html>
を使用します。doctype宣言では、ページが記述されたマークアップ言語のバージョンをWebブラウザに指示します。参照されたこのDOCTYPE
は、HTML5ドキュメントを指定するために使用されます。以前のバージョンのOracle Application Expressのdoctype宣言では、XHTML 1.0 strictが参照されていました。Oracle Application Express 4.1にHTML5の要素が導入されたことにより、HTML5で挿入された新機能には対応しないXHTML 1.0 strictは現在廃止となりました。doctype定義の変更は、WebブラウザのOracle Application Expressページのレンダリング方法に影響したり、サポートするブラウザやブラウザ・バージョンに影響することはありません。
SVGチャートで問題が発生した場合は、Flashチャートにアップグレードしてみてください。
SVGチャートをFlashにアップグレードするには、次の手順を実行します。
該当する「ページ定義」に移動します。
「リージョン」で、リージョン名をクリックします。SVGチャートの左側にリージョン名が表示されます。
「リージョン定義」の「タスク」リストで、「SVGチャートのFlashチャートへのアップグレード」をクリックします。
「アップグレード」をクリックします。
関連項目: 『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のチャートの作成に関する説明を参照してください。 |
2つのダッシュを含む文字列を指定した問合せに基づいてレポート・リージョンを作成すると、アイテムのバインド変数の参照に対するApplication Expressエンジンの処理能力が低下します。次に例を示します。
SELECT ename, job, sal, comm, deptno FROM emp WHERE instr ('-'||'-dash-'||'-','uu') = 0 AND deptno = :P18_X AND 1 = 1
対処方法:
この動作は、バインド変数の書式を変更すると修正できます。たとえば、前述の例でこの問題を解決するには、:P18_X
をv('P18_X')
に変更します。
コピー・アンド・ペーストでスプレッドシート・データをインポートする場合に、列値に二重引用符が含まれていると、データは正しくインポートされません(54" Plasma Flat Screen
など)。この問題を回避するには、次の2つの方法があります。
オプション1:
データを区切りフォーマット(カンマ区切り(.csv)またはタブ区切り)で保存します。
保存したファイルを、「テキスト・データのインポート」ウィザードを使用してアップロードおよびインポートします。
オプション2:
二重引用符を、次に示すように2つの二重引用符に置き換えます。
54"" Plasma Flat Screen
「スプレッドシート・データのインポート」ウィザードを使用して、ファイルをインポートします。
Oracle Application Expressの以前のリリースのアプリケーションをエクスポートし、アプリケーション・ビルダーのインストール・ページでそのアプリケーションをインポートおよびインストールした場合、まれにアプリケーションのインストール後に実行時エラーが発生する場合があります。
多くの場合、これらのエラーは、アプリケーション・コンポーネントに埋め込まれたPL/SQLコードのブロックに関連するPL/SQLパーサー・エラーまたは実行エラーです。インストール・プロセスによって、200文字を超える文字列が複数の行に分割される場合があります。たとえば、行がPL/SQLキーワードとPL/SQLキーワードの間、または解析エラーの原因となる箇所で分割される場合があります。
対処方法:
これらのタイプのエラーが発生し、インストール・プロセスによって長い文字列が分割された疑いがある場合、次の手順を実行します。
エラーが発生したページをアプリケーション・ビルダーで編集して、アプリケーション内の問題がある疑いのあるPL/SQLを含む、エラーが発生したコンポーネントを隔離します。
不適切に分割されたコードのブロックの場所を検索します。
コードのブロックをより適切な箇所で分割するか、または実行時エラーが発生しなくなるまで行に空白を挿入します。
アプリケーションをエクスポートし、エクスポート・ファイルをインポートして再インストールします。
新しいエクスポート・ファイルを永続バックアップ・コピーとして保持します。
Oracle Database 11gでは、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。そのため、Oracle Application ExpressとOracle Database 11gを実行する場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
パッケージを使用して、APEX_040100
データベース・ユーザーに対し、任意のホストへの接続権限を付与する必要があります。これらの権限の付与に失敗すると、次の場合に問題が発生します。
Oracle Application Expressにおけるアウトバウンド・メールの送信
ユーザーは、APEX_MAIL
パッケージのメソッドをコールできますが、アウトバウンド電子メールの送信時に問題が発生します。
Oracle Application ExpressにおけるWebサービスの使用
PDF/レポートの印刷
このセクションの内容は次のとおりです。
ヒント: このセクションで示されている例を実行するには、データベースのcompatible初期化パラメータが11.1.0.0.0以上に設定されている必要があります。デフォルトでは、11gデータベースのパラメータは事前に適切に設定されていますが、以前のリリースから11gにアップグレードされたデータベースのパラメータは適切に設定されていない場合があります。データベース初期化パラメータの変更については、『Oracle Database管理者ガイド』の「Oracle Databaseの作成および構成」を参照してください。 |
次の例は、APEX_040100
データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示しています。
DECLARE ACL_PATH VARCHAR2(4000); ACL_ID RAW(16); BEGIN -- Look for the ACL currently assigned to '*' and give APEX_040100 -- the "connect" privilege if APEX_040100 does not have the privilege yet. SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- Before checking the privilege, make sure that the ACL is valid -- (for example, does not contain stale references to dropped users). -- If it does, the following exception will be raised: -- -- ORA-44416: Invalid ACL: Unresolved principal 'APEX_040100' -- ORA-06512: at "XDB.DBMS_XDBZ", line ... -- SELECT SYS_OP_R2O(extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef')) INTO ACL_ID FROM XDB.XDB$ACL A, PATH_VIEW P WHERE extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef') = REF(A) AND EQUALS_PATH(P.RES, ACL_PATH) = 1; DBMS_XDBZ.ValidateACL(ACL_ID); IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_040100', 'connect') IS NULL THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_040100', TRUE, 'connect'); END IF; EXCEPTION -- When no ACL has been assigned to '*'. WHEN NO_DATA_FOUND THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('power_users.xml', 'ACL that lets power users to connect to everywhere', 'APEX_040100', TRUE, 'connect'); DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('power_users.xml','*'); END; / COMMIT;
次の例は、ローカル・ホストのリソースにアクセスする場合に、より少ない権限で行う方法を示しています。この例では、対象サーバーがローカル・ホストにも存在する場合は、電子メールおよびPDFへの出力を行うことができる場合があります。
DECLARE ACL_PATH VARCHAR2(4000); ACL_ID RAW(16); BEGIN -- Look for the ACL currently assigned to 'localhost' and give APEX_040100 -- the "connect" privilege if APEX_040100 does not have the privilege yet. SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = 'localhost' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- Before checking the privilege, make sure that the ACL is valid -- (for example, does not contain stale references to dropped users). -- If it does, the following exception will be raised: -- -- ORA-44416: Invalid ACL: Unresolved principal 'APEX_040100' -- ORA-06512: at "XDB.DBMS_XDBZ", line ... -- SELECT SYS_OP_R2O(extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef')) INTO ACL_ID FROM XDB.XDB$ACL A, PATH_VIEW P WHERE extractValue(P.RES, '/Resource/XMLRef') = REF(A) AND EQUALS_PATH(P.RES, ACL_PATH) = 1; DBMS_XDBZ.ValidateACL(ACL_ID); IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_040100', 'connect') IS NULL THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_040100', TRUE, 'connect'); END IF; EXCEPTION -- When no ACL has been assigned to 'localhost'. WHEN NO_DATA_FOUND THEN DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('local-access-users.xml', 'ACL that lets power users to connect to everywhere', 'APEX_040100', TRUE, 'connect'); DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('local-access-users.xml','localhost'); END; / COMMIT;
前述のスクリプトを実行した後にORA-44416: 無効なACL
のエラーが表示された場合は、次の問合せを使用して、無効なACLを特定します。
REM Show the dangling references to dropped users in the ACL that is assigned REM to '*'. SELECT ACL, PRINCIPAL FROM DBA_NETWORK_ACLS NACL, XDS_ACE ACE WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL AND NACL.ACLID = ACE.ACLID AND NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);
次に、次のコードを実行してACLを修正します。
DECLARE ACL_ID RAW(16); CNT NUMBER; BEGIN -- Look for the object ID of the ACL currently assigned to '*' SELECT ACLID INTO ACL_ID FROM DBA_NETWORK_ACLS WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL; -- If just some users referenced in the ACL are invalid, remove just those -- users in the ACL. Otherwise, drop the ACL completely. SELECT COUNT(PRINCIPAL) INTO CNT FROM XDS_ACE WHERE ACLID = ACL_ID AND EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL); IF (CNT > 0) THEN FOR R IN (SELECT PRINCIPAL FROM XDS_ACE WHERE ACLID = ACL_ID AND NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL)) LOOP UPDATE XDB.XDB$ACL SET OBJECT_VALUE = DELETEXML(OBJECT_VALUE, '/ACL/ACE[PRINCIPAL="'||R.PRINCIPAL||'"]') WHERE OBJECT_ID = ACL_ID; END LOOP; ELSE DELETE FROM XDB.XDB$ACL WHERE OBJECT_ID = ACL_ID; END IF; END; / REM commit the changes. COMMIT;
ACLを修正したら、この項の最初のスクリプトを実行して、APEX_040100
ユーザーにACLを適用する必要があります。詳細は、「ホストへの接続権限の付与」を参照してください。
次の制限事項が、DBA認証を必要とするOracle Application Expressの機能(「データベース監視」ページの「セッション」レポートなど)に適用されます。認証に使用するDBAアカウントには、二重引用符を使用できません。つまり、小文字で指定したり、大/小文字を組み合せて指定することはできません。
Microsoft AccessアプリケーションをOracle Application Expressアプリケーションに移行する場合は、エクスポータ・ツールを使用してMicrosoft Accessメタデータをエクスポートします。Microsoft Access用のエクスポータ・ツールでは、Microsoft Access 97、Microsoft Access 2000、Microsoft Access 2002、Microsoft Access 2003およびMicrosoft Access 2007をサポートしています。
ブラジルの地図の作成には問題があります。これは、連邦直轄区が周囲のゴイアス州に属しているためです。結果として、関連するデータが地図上に正しく表示されません。
この問題は、Oracle Bug#9725582で追跡されます。
Oracle Application Expressリリース4.0以上で生成された、AnyChart 5チャートに関連付けられているすべてのデータ・ポイントを表示する場合、各データ・ポイントには、一意のラベルが必要です。AnyChart 5では、ラベルが重複しているデータ・ポイントの表示はサポートされておらず、ラベルが重複していると、チャートでデータ・ポイントが欠落してしまいます。チャート・シリーズ問合せが、チャートに表示されるデータ・ポイントごとに一意のラベルを持つ結果セットを戻すことを確認してください。
次のテーマでは、カスタム・カレンダをサポートしていません。
テーマ8
テーマ10
テーマ13
テーマ14
テーマ15
テーマ16
テーマ18
テーマ19
テーマ20
対話モード・レポート・リージョンを含むページが表示されてからセッションの期限が切れた場合に、ユーザーが対話モード・レポートとやりとりを行おうとすると、レポートはハングし、処理は何も行われません。
この問題は、Oracle Bug#7702051で追跡されます。
動的アクションをWhen属性に定義する場合にはイベント選択リストがあり、これには動的アクションをトリガーできると考えられるイベントがすべて含まれています。また、When属性には条件選択リストがあり、これを使用すると、動的アクションを実行するタイミングを制御する条件を定義できます。Before Page Submit
、Page Load
、Page Unload
およびResize
のイベント・タイプの場合、(「選択タイプ」フィールドを非表示にする)JavaScript Expressionの条件タイプのみが機能します。他の条件タイプ(equal to
、is null
など)は、「選択タイプ」が定義されるイベント用です。
この問題は、Oracle Bug#9733317で追跡されます。
影響を受ける要素として動的アクションに割り当てられているリージョンを削除すると、動的アクションを削除するように求められます。また、その動的アクションに、このリージョンに関連しない他のアクションもあると、該当するリージョンを参照する特定のアクションのみが削除されるのではなく、動的アクション全体が削除されます。
対処方法:
動的アクション全体が削除されないようにするには、リージョンを削除する前に、参照しているアクションを動的アクションから削除します。その結果、リージョンの削除によって、その動的アクションが削除候補として選択されなくなり、動的アクションは削除されなくなります。
この問題は、Oracle Bug#9615853で追跡されます。
JavaScript関数$s
を使用すると、Oracle Application Expressにネイティブとプラグインの両方のアイテム・タイプの値を定義できます。このファンクションは、複数選択リストの複数の値を設定する場合は機能しません。複数選択リストは、「複数選択の許可」が「はい」に設定された選択リストです。単一の値は設定できます。
この問題は、Oracle Bug#9616570で追跡されます。
アップグレード・ログに表示される「警告: Webシート・スキーマ」の接頭辞が付いたエラーは、ユーザーのWebシート・スキーマ固有のものです。それらのスキーマには、Webシート・オブジェクトのアップグレードが失敗する原因となる無効なWebシート・オブジェクトが含まれる可能性があります。これはOracle Application Expressのアップグレード全体には影響しません。
この項では、アクセシビリティに関するOracle Application Expressのバグおよび既知の問題について説明します。
Application Expressの開発環境への影響:
IEでは、トップ・レベルのナビゲーション・メニューのサブメニュー・ドリル・ダウン・アイコンにキーボードからアクセスすることはできません。この問題は、Oracle Bug#12678997で追跡されます。
対処方法:
トップ・レベルのメニュー・アイテムにタブ移動してアクティブにし、ロードされた次のページで特定のサブコンポーネントに移動するか、他のサポートされているブラウザ(Firefox、ChromeまたはSafari)を使用します。
「ページ定義」ページで使用されている「ツリー・ビュー」をキーボードで使用することはできません。この問題は、Oracle Bug#9773584で追跡されます。
対処方法:
このページには、キーボードのみを使用する場合に使用する「コンポーネント・ビュー」という別のビューがあります。「コンポーネント・ビュー」は、このページ上部にあるコンポーネント・ビューに切り替えるボタンにタブ移動して[Enter]を押すか、スクリーン・リーダー・モードを有効にしてApplication Express開発環境を使用することによって有効にできます。
Code Editorでは、ChromeおよびSafariの[TAB]キーは使用できない場合があります。これは、これらのブラウザを使用する場合、キーボードだけではエディタからタブを切り替えることができないことを意味します。この問題は、Oracle Bug#11883419で追跡されます。
対処方法:
この問題がない、サポートされている他のブラウザ(Internet ExplorerまたはFirefox)を使用してください。
「ワークスペースのリクエスト」確認ページには、アクセスできないCaptchaスタイルの検証があります。ユーザーは画面に表示されるイメージの英数字を入力する必要がありますが、このイメージにはALTテキストが設計されていません。これは、スクリーン・リーダー・ユーザーはアクセスができないことを意味します。この問題は、Oracle Bug#11728600で追跡されます。
対処方法:
インスタンス管理者が、Captchaスタイルの検証を無効にできます。
レポートの列ヘッダーに「すべてをチェック」チェックボックスがある場合があります。このチェックボックスに説明テキストがない場合があります。この問題は、Oracle Bug#12612649で追跡されます。
対処方法:
その列の各行のチェック・ボックスを選択します。
Oracle Application Expressの開発環境全体で使用される対話モード・レポート・リージョンには、リージョン・タイトルを含むヘッダー(H1、H2など)・タグがありません。これにより、スクリーン・リーダーのユーザーがそれらのリージョンを簡単に識別できなくなります。この問題は、Oracle Bug#9780852で追跡されます。
対処方法:
対話モード・レポート・リージョンでコンテンツに容易にナビゲートするために、JAWSを使用して次の手順で対話モード・レポートの上部にある検索フィールドに直接移動します。
1. [INSERT]+[F5]を押して、「フォーム・フィールドの選択」ダイアログ・ボックスをロードします。
2. 「レポート編集の検索」と聞こえるまで、[S]キーを繰り返し押します。
3. これは、レポートの上部にあるフィールドです。通常、これは、Sで始まる最初のフォーム・フィールドです。
4. [ENTER]を押すと、JAWSによって、対話モード・レポート・リージョンの上部にある検索フィールドに移動します。
レポートに含まれている内容をさらに理解したい場合は、レポートを「レポート」ビューに切り替えます。スクリーン・リーダー・モードで実行している場合、対話モード・レポート・リージョンは、「レポート」ビューで実行されるように最適化されます。詳細は、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の付録「Oracle Application Expressのアクセシビリティ」のスクリーン・リーダー・モードに関する説明を参照してください。
対話モード・レポート・リージョンの「レポート」ビューを有効にするには、次の手順を実行します。
1. [Insert]+[F7]を押して、「リンク・リスト」ダイアログ・ボックスをロードします。
2. 「レポートの表示」と聞こえるまで、[V]キーを繰り返し押します。
3. [Enter]を押して、対話モード・レポートをリフレッシュします。
4. レポートに含まれているデータの詳細情報を取得するには、[T]を押すと、JAWSによって、このレポートに関する詳細情報がアナウンスされます。
Application ExpressのWebシート実行時への影響:
アプリケーションでの移動に使用するトップ・レベルのメニューおよびページでセクションを編集するときに使用可能な「設定」メニューが、キーボード・サポートに関するDHTMLスタイルのガイドラインに準拠していません。この問題は、Oracle Bug#12691947で追跡されます。
対処方法:
ただし、メニューおよび該当するメニュー・アイテムにタブ移動することによってはアクセスできます。また、利用可能なメニュー・アイテム用のキーボード・ショートカットも提供しています。
開発環境、Webシート実行時およびカスタム・アプリケーションへの影響:
対話モード・レポート・リージョンのいくつかのヘルパースタイル・アイコンのALTテキストが空です。これは、値を選択するときに役立つポップアップ・コントロールのあるフィールドに関連し、その場合、ポップアップを開くために使用されるアイコンのALTテキストは空です。この問題は、Oracle Bug#9671431で追跡されます。
対処方法:
ポップアップを使用せずに、テキストを手動で入力ボックスに入力してください。
Application Expressのリッチ・テキスト・エディタのネイティブ・アイテム・タイプが、ラベルではなくアイテム名でスクリーン・リーダーに通知されます。この問題は、Oracle Bug#12702214で追跡されます。
対処方法:
アイテムに付与されている名前がその機能を示し、ユーザーが理解できるものであることを確認します。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧のみを行に記述する必要があります。しかし、一部のスクリーン・リーダーは括弧のみの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
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Oracle Application Expressリリース・ノート, リリース4.1
B66200-01
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