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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース 4.1
B66450-01
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データ・ロード機能によるアプリケーションの作成

データ・ロード機能を持つアプリケーションでは、エンド・ユーザーは、アクセスできる任意のスキーマ内にある表にデータを動的にインポートできます。これを行うには、エンド・ユーザーは、ファイルからデータをアップロードするか、エンド・ユーザーがウィザードに直接入力したデータをコピー・アンド・ペーストするデータ・ロード・ウィザードを実行します。

アプリケーションの開発者は、ページの作成ウィザードにより「データ・ロード」タイプのページを作成して、データ・ロード・ウィザードを作成します。作成プロセスで、開発者はアップロード表とその固有の列、表参照とデータ・トランスフォーメーション・ルールを指定できます。「データ・ロード・ウィザードの作成」を参照してください。

ページの作成ウィザードにより、データ・ロード・ウィザードを定義するデータ・ロード表が作成されます。開発者は、アプリケーションの「共有コンポーネント」で、該当するデータ・ロード表を見つけてクリックし、表参照やデータ・トランスフォーメーション・ルールなどのデータ・ロード・ウィザードの定義を編集します。「データ・ロード・ウィザードの編集」を参照してください。

内容は次のとおりです。

データ・ロード・ウィザードの作成

ページの作成ウィザードは、複数のページで構成されるデータ・ロード・ウィザードを作成するために、開発者が使用します。データ・ロード・ウィザードは、次を含めるように定義できます。

  • 表の定義: この定義は、一意のキー列を持つデータ・アップロード表の名前を指定します。

  • 表参照: 別の表に含まれる可能性があるデータにマップする必要があるデータがインポート・ファイルに存在する場合、マッピングを実行する表参照を指定します。たとえば、インポート・ファイルにはDEPTNO列に部門名が含まれているが、アップロード表ではその列に数値が必要な場合、表参照ルールを使用して、別の表でその部門名に対応する部門番号を探します。

  • データ・トランスフォーメーション・ルール: インポート・データを大文字や小文字に変更するといったトランスフォーメーションのフォーマットを行うために、データ・トランスフォーメーション・ルールを定義します。インポート・ファイルに大文字と小文字の両方を含む列データがあり、アップロード表では大文字のみが必要な場合、データのアップロード時にその列には大文字のみを挿入するようにデータ・トランスフォーメーション・ルールを定義します。

データ・ロード・ウィザードを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。

  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  3. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  4. 「ページの作成」をクリックします。

  5. 「データのロード」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「データ・ロード表」で、次を指定してから、「次へ」をクリックします。

    • データ・ロード定義名: このデータ・ロード定義の名前を入力します。

    • 所有者: データ・ロード表の所有者を選択します。

    • 表名: データのロードに使用する表を選択します。アップロード表とも呼ばれます。

    • 一意列1: データ・ロードの処理で一意の主キー列として使用する列名を選択します。少なくとも1つの一意のキー列が必要です。

    • 大/小文字区別: 「一意列1」に選択した列で大文字と小文字を区別する場合は、「はい」を選択します。そうでない場合は、「いいえ」を選択します。

    • 一意列2: データ・ロード表の一意キーの定義が、2つ以上の列から構成される複合キーの場合、データ・ロードの処理中に2番目の一意キーの列として使用される列名を選択します。

    • 大/小文字区別: 「一意列2」に選択した列で大文字と小文字を区別する場合は、「はい」を選択します。そうでない場合は、「いいえ」を選択します。

    • 一意列3: データ・ロード表の一意キーの定義が、3つ以上の列から構成される複合キーの場合、データ・ロードの処理中に3番目の一意キーの列として使用される列名を選択します。

    • 大/小文字区別: 「一意列3」に選択した列で大文字と小文字を区別する場合は、「はい」を選択します。そうでない場合は、「いいえ」を選択します。

  7. 「表参照」(オプション)で、次を指定して「追加」をクリックします。

    • 列名: 関連する値で置換するインポート・ファイル内の列を選択します。

    • 所有者: 参照表の所有者を選択します。

    • 表名: 参照表の名前を選択します。これは、インポート・ファイルの値を置換するために使用する関連値を含む表です。

    • 列名(キー値): 関連するキー値を含む表参照の列を選択します。

    • アップロードされた列: アップロード表にアップロードされる表示値を含む表参照の列を選択します。

  8. 追加する表参照ごとに前のステップを繰り返し、「次へ」をクリックします。

  9. 「トランスフォーメーション・ルール」(オプション)で次を指定し、「追加」をクリックします。

    • 列名: トランスフォーメーションが必要な列の名前を選択します。

    • 名前: このトランスフォーメーション・ルールの名前を入力します。

    • 順序: トランスフォーメーション・ルールの順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。

    • タイプ: 実行するトランスフォーメーション・ルールのタイプを選択します。

  10. 追加するトランスフォーメーション・ルールごとに前のステップを繰り返し、「次へ」をクリックします。

    データ・ロード・ウィザードの作成ページが表示され、作成されるデータ・ロード・ウィザードの各ページの短い説明が示されます。

  11. 「ブレッドクラム」で、ウィザードのページで使用するブレッドクラムのタイプを選択し、「次へ」をクリックします。

  12. 「タブ・オプション」で、ウィザードのページのタブ・タイプを選択し、「次へ」をクリックします。

  13. 「ボタンとブランチ」で、ウィザードのページのボタンに使用するブランチを指定して、「次へ」をクリックします。

  14. 確認ページを確認し、「終了」をクリックします。

  15. データ・ロード・ウィザードの定義を変更する場合は「ページの編集」をクリックし、そうでない場合は「ページの実行」をクリックしてデータ・ロード・ウィザードをテストします。

データ・ロード・ウィザードの編集

データ・ロード表の追加/編集ページでは、アップロード表列と一意キーの定義、表参照とトランスフォーメーション・ルールを変更できます。表参照とトランスフォーメーション・ルールは、変更、追加および削除できます。

データ・ロード・ウィザードを編集するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。

  2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  3. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  4. 「共有コンポーネント」をクリックします。

  5. 「ロジック」で、「データのロード」をクリックします。

  6. 編集するデータ・ロード定義をクリックします。

    データ・ロード表の追加/編集ページが表示されます。

  7. データ・ロード表に次のような変更を加えます。

    • データ・アップロード表の定義を編集します。

    • 表参照を追加、編集または削除します。

    • トランスフォーメーション・ルールを追加、編集または削除します。

  8. 「変更の適用」をクリックします。