リリース・ノート
リリース5.1 for Oracle Linux
B66169-01(原本部品番号:E22689-03)
2011年12月
これらのリリース・ノートには、Oracle Database Firewallリリース5.1に関する重要な情報が含まれています。このリリース・ノートは、すべてのプラットフォームのOracle Database Firewallに適用されます。
このドキュメントの内容は次のとおりです。
インストールの手順は、『Oracle Database Firewallインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Database Firewallリリース5.0から5.1へアップグレードできます。
リリース5.0から5.1へのアップグレード前に、Oracle Database Firewallバンドル・パッチ5 (パッチ13077854)をまだ適用していない場合は適用しておく必要があります。
アップグレード手順は、次の項に説明されている3つのステージで実行されます。Management Serverがある場合、Management Server上でこれら3つのステージをすべて実行し、次にDatabase Firewall上で実行します。
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注意: アップグレード手順の実行前に、構成とデータ・バックアップが最新のものであることを確認してください。 |
ベース・プラットフォームをアップグレードする手順は、次のとおりです。
Database FirewallまたはManagement Serverにrootとしてログインします。
Oracle Database Firewall 5.1インストール・ディスク1を挿入し、次のコマンドを使用してマウントします。
mount /dev/cdrom /mnt
/tmp/disk1.repoファイルを作成し、このファイルに次の内容を挿入します。
[DBFW-disk1] name=DBFW Platform update baseurl=file:///mnt/secerno/updates enabled=1 gpgcheck=0
次のコマンドを実行します。
yum -y update -c /tmp/disk1.repo --disablerepo=secerno-updates
出力のエラーを検査します。
次のコマンドを使用して、ディスク1をアンマウントします。
umount /mnt
ディスクをドライブから取り出します。
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注意: 管理対象のDatabase Firewallがある場合、Management Serverをまずアップグレードしてから、次にDatabase Firewallをアップグレードします。 |
Oracle Database FirewallまたはManagement Serverをアップグレードする手順は、次のとおりです。
Oracle Database Firewall 5.1インストール・ディスク2を挿入し、次のコマンドを使用してマウントします。
mount /dev/cdrom /mnt
プラットフォームと一致するRPMファイルを、ディスク2からDatabase FirewallまたはManagement Serverへコピーします。
RPMファイルはディスク2のrootディレクトリにあります。
次のコマンドを実行して、RPMを適用します。
rpm --freshen --repackage RPM_File
次のコマンドを使用して、ディスク2をアンマウントします。
umount /mnt
Database FirewallまたはManagement Serverを再起動します。
注意: ブート・メッセージの詳細は、コンソール9を確認してください。
この手順を確認する手順は、次のとおりです。
Database FirewallまたはManagement Server管理コンソールにログインし、バージョン5.1と表示されることを確認します。
次のコマンドの1つを実行して、バージョン5.1と表示されることを確認します。
Database Firewallの場合: rpm -q dbfw-multi
Management Serverの場合: rpm -q dbfw-mgmtsvr
次のコマンドを実行します。
uname -r
出力は、2.6.18-274.3.1.0.1.el5PAE以降である必要があります。
埋め込まれたOracle Databaseをアップグレードする手順は、次のとおりです。
Oracle Database Firewall 5.1インストール・ディスク3を挿入します。
次のコマンドを使用し、ユーザーrootとしてマウントします。
mount /dev/cdrom /mnt
次のDatabase FirewallまたはManagement Serverシステム・サービスを停止します。
/etc/init.d/monitor stop /etc/init.d/dbfw stop /etc/init.d/controller stop /etc/init.d/stund stop /etc/init.d/dbfwlistener stop /etc/init.d/dbfwdb stop
ユーザーoracleに切り替えます。
su - oracle
次のコマンドを実行します。
. /var/lib/oracle/dbfw/bin/oraenv
プロンプトが表示されたら、dbfwdbを指定します。
opatchユーティリティ更新をインストールします。
cd $ORACLE_HOME unzip /mnt/updates/opatch/p6880880_112000_LINUX.zip
プロンプトが表示されたら、このディレクトリ内にあるすべてのファイルを置換することを選択します。
次のコマンドを実行して、opatchユーティリティが正常にインストールされたことを確認します。
/var/lib/oracle/dbfw/OPatch/opatch version
バージョン11.2.0.1.6が表示されます。
PSU zipファイルを解凍します。
unzip /mnt/updates/psu/p12419331_112020_LINUX.zip -d /tmp
ディレクトリを変更します。
cd /tmp/12419331
/tmp/12419331で、次のコマンドを使用してパッチを適用します。
/var/lib/oracle/dbfw/OPatch/opatch apply
エラーが発見された場合、パッチのドキュメントを参照してください。
終了してから、Oracleデータベースをユーザーrootとして起動します。
/etc/init.d/dbfwdb start /etc/init.d/dbfwlistener start
ユーザーoracleに切り替えます。
su - oracle
次のコマンドを実行します。
. /var/lib/oracle/dbfw/bin/oraenv
プロンプトが表示されたら、dbfwdbを指定します。
既存のデータベースをアップグレードします。
sqlplus /nolog SQL> CONNECT / AS SYSDBA SQL> @/var/lib/oracle/dbfw/rdbms/admin/catbundle.sql psu apply SQL> QUIT
ディレクトリ$ORACLE_BASE/cfgtoollogs/catbundleで、次のファイルのエラーを確認します。timestampは実際の時間です。
catbundle_PSU_database SID_APPLY_timestamp.log
catbundle_PSU_database SID_GENERATE_timestamp.log
システムを再起動します。
注意: ブート・メッセージの詳細は、コンソール9を確認してください。
Oracleデータベースが正しくアップグレードされたことを確認します。
ユーザーOracleでログインし、次のコマンドを実行します。
. /var/lib/oracle/dbfw/bin/oraenv
プロンプトが表示されたら、dbfwdbを指定します。
データベースにログインします。
sqlplus sys as sysdba
dba_registry_history表を確認します。
select * from dba_registry_history
パッチ・セット更新11.2.0.2.3が記載されていることを確認します。
システムには、次の既知の問題があります。
DPEモードで監視されている保護されたデータベースからローカル監視を有効または無効にすると、既存のデータベース・セッションが終了します。
この問題は、Oracle Bug#11859598によって追跡されます。
アップグレード手順の最初のステージ(ベース・プラットフォームのアップグレード)後には、Database Firewallのブート・メッセージは表示されません。完全なブート・メッセージは、コンソール9を確認してください。
この問題は、Oracle Bug#13461821によって追跡されます。
アップグレードのステージ1(ベース・プラットフォームのアップグレード)でステップ4にあるコマンド(yum -update...)を一旦実行すると、その後の別の機会にこのコマンドを実行すると(別のディスク1を使用する場合など)、更新が失敗します。
回避策として、yum -update...コマンドの再実行前に、次のコマンドを実行します。
yum clean all -c /tmp/disk1.repo --disablerepo=secerno-updates
この問題は、Oracle Bug#13452515によって追跡されます。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
お客様は、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Database Firewallリリース・ノート, リリース5.1 for Oracle Linux
B66169-01
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