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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
11gリリース2(11.1.2)
B66165-02
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12 トレースと診断

この章には、次の項が含まれています。

12.1 Forms Traceについて

Forms Traceを使用すると、正確に定義されたフォーム機能の部分やユーザー・アクションのクラスに関する情報を記録できます。これを行うには、トレース情報を収集する必要があるイベントを定義します。たとえば、トリガーの実行やマウスクリック、あるいはその両方に関する情報を記録できます。Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから、トレース出力を使用してOracle Formsアプリケーションのパフォーマンスやその他の問題を診断できます。

Forms Traceは、Oracle Formsの以前のリリースで利用できたForms Runtime Diagnostics(FRD)とPerformance Event Collection Services(PECS)の機能に代わるものです。Forms Traceを使用すると、フォームの使用中にユーザーが実行した手順など、フォームでの実行パスをトレースできます。

12.1.1 トレースとデバッグの違い

Formsデバッグは、ユーザーがボタンを押したときの動作を確認する場合に使用します。リモートの開発者は、デバッグを使用することで、既存のFormsユーザー・セッションに接続し、アプリケーション実行時のユーザー・アクションのトレースやローカル・マシン上でのデバッグができます。Forms Traceは、特定のイベントのタイミングに関する情報を提供します。Oracleサポートでは、トレースを使用して問題を分離および分析します。たとえば、実行に最も時間がかかる問合せや、Oracle Formsでパフォーマンスの問題を引き起こしているトリガーを、Forms Traceを使用して特定できます。

12.2 Forms Traceの有効化と構成

イベントとは、ユーザー・アクションの直接的または間接的な結果としてOracle Forms内で発生するものです。例として、問合せを実行するボタンをユーザーが押す場合などがあります。イベント・セットは、トレースを開始するときに各イベント番号を個別に指定するのではなく、イベント・セット名を指定することによってユーザーがトレースできるイベントのグループを指定します。

「Oracle Enterprise Manager」ページの「Forms」メニューで、「トレース構成」を選択して、トレース対象のイベントを定義します。このページで、ftrace.cfgファイルの変更がすべて管理されます。

Forms Traceを使用する際には、次のことに注意してください。

イベントとそれに対応するイベント番号は、第12.5項「トレース可能イベントのリスト」を参照してください。

12.2.1 Forms Traceの構成

「トレース構成」ページにアクセスするには:

  1. Fusion Middleware Controlを起動します。

  2. Fusion Middleware Controlのメイン・ページで、構成するForms Servicesインスタンスへのリンクをクリックします。

  3. 「Forms」メニュー・リストから「トレース構成」を選択します。

    トレース構成」ページ(図12-1)が表示されます。

図12-1 「トレース構成」ページ

「トレース構成」ページ。
「図12-1 「トレース構成」ページ」の説明

新しいトレース・グループを作成するには:

  1. Fusion Middleware Controlのメイン・ページで、構成するForms Servicesインスタンスへのリンクをクリックします。

  2. 「Forms」メニュー・リストから「トレース構成」を選択します。

    トレース構成」ページが表示されます。

  3. 追加」をクリックします。

    追加」ダイアログが表示されます。

  4. 新しいトレース・グループの情報を入力します。

    名前: トレース・グループの名前を入力します。

    : トレース可能イベントの値は、表12-2を参照してください。

    コメント: コメントを入力します。

    • トレース・グループ名にスペースを含めることはできません。たとえば、a_b_cというトレース・グループ名を使用できます。

    • 「値」に指定するイベント番号の間は、カンマで区切る必要があります。たとえば、65,66,96,194という値を使用できます。

    • 番号の範囲を使用できます。たとえば、32-46という範囲を使用できます。

  5. 追加」をクリックします。

    新しいトレース・グループが追加されます。

  6. 変更を保存する場合は「適用」をクリックし、破棄する場合は「元に戻す」をクリックします。

トレース・グループを削除するには: 

  1. トレース構成」ページで、削除するグループを選択します。

  2. 削除」をクリックします。

    トレース・グループが削除され、「トレース構成」ページが再び表示されます。

  3. 変更を保存する場合は「適用」をクリックし、破棄する場合は「元に戻す」をクリックします。

既存のトレース・グループを編集するには: 

  1. トレース構成」ページで、編集するグループを選択します。

  2. そのトレース・グループの値と説明を入力します。

  3. 変更を保存する場合は「適用」をクリックし、破棄する場合は「元に戻す」をクリックします。

12.2.2 URLパラメータ・オプションの指定

Forms Traceを構成するには、次のコマンドライン・パラメータを使用します。

Record =
Tracegroup =   
Log = <filename> 

表12-1に、パラメータの値を示します。

表12-1 Forms Traceのコマンドライン・パラメータ

パラメータ 説明

Record

forms

Forms Traceを有効にします。

Tracegroup

名前、イベント番号またはイベント範囲

記録またはロギング対象となるイベントを指定します。

  • Tracegroupを指定しないと、エラー・メッセージと起動メッセージのみが収集されます。

  • Forms Traceがコマンドラインで有効にされていない場合、Tracegroupは無視されます。

  • 次のようなTracegroupキーワードを使用すると、名前付きのイベント・セットを作成できます。

Tracegroup=<keyword>。<keyword>はftrace.cfgで指定します(例: Tracegroup=MyEvents)。

これにより、名前を付けたセットMyEventsにイベントをロギングできます。

  • 次のようなTracegroupキーワードを使用すると、指定した範囲内のすべてのイベントをロギングできます。

    Tracegroup = 0-3
    

    これにより、0 <= event <=3によって定義された範囲内のすべてのイベントをロギングできます。

  • 次のようなTracegroupキーワードを使用すると、個別のイベントをロギングできます。

    Tracegroup = 34,67
    
  • 次のようなTracegroupキーワードを使用すると、イベント・セットを組み合せることができます。

    Tracegroup = 0-3,34,67,SQLInfo
    

12.3 Forms Traceの開始と停止

トレースを開始するには、URLにトレース・エントリを指定するか、Fusion Middleware Controlを使用します。エントリには、収集するイベントのグループとトレース・ファイル名を含める必要があります。トレースの収集は、フォームの実行時に開始されます。

次の例は、トレースを開始するURLのサンプルです。

http://example.com/forms/frmservlet?form=cxl&record=forms&tracegroup=0-199
http://example.com/forms/frmservlet?form=cxl&record=forms&tracegroup=mysql

Fusion Middleware Controlからセッションのトレースを開始するには:

  1. 「Forms」メニューから「ユーザー・セッション」を選択します。

    ユーザー・セッション」ページが表示されます。

  2. トレースを有効にするFormsユーザー・セッションを含む行を選択します。

  3. トレースの有効化」をクリックします。

    「トレースの有効化」ダイアログが表示されます。

  4. トレース・グループの選択リストで使用可能なトレース・グループを選択し、「OK」をクリックします。

    「トレースの有効化」ダイアログが閉じられ、選択したFomrsユーザー・セッションに対してトレースが有効になります。

Fusion Middleware Controlからセッションのトレースを停止するには:

  1. 「Forms」メニューから「ユーザー・セッション」を選択します。

    「ユーザー・セッション」ページが表示されます。

  2. トレースを無効にするFormsユーザー・セッションを含む行を選択します。

  3. トレースの無効化」をクリックします。

    「トレースの無効化」ダイアログが表示されます。

  4. OK」をクリックします。

    「トレースの無効化」ダイアログが閉じられ、選択したFomrsユーザー・セッションのトレースが停止します。

セッションのトレース・グループを切り替えるには:

  1. トレース・グループを変更するFormsユーザー・セッションを含む行を選択します。

  2. トレースの有効化」をクリックします。

    「トレースの有効化」ダイアログが表示されます。

  3. トレース・グループの選択リストで新しいトレース・グループを選択し、「OK」をクリックします。

    「トレースの有効化」ダイアログが閉じられます。ページを更新します。

12.4 Forms Trace出力の表示

トレース・ログ・ファイルを見ることができるのは、管理者または管理者のグループに属するユーザーのみです。ユーザーは一度ログインすると、異なるセッションのトレース・ログ・ファイルを表示するために同じブラウザ・セッションに再度ログインする必要がなくなります。

トレース・データは、*.trc拡張子の付いたバイナリ形式ファイルで保存されます。トレース・ログのデフォルトの場所は$ORACLE_INSTANCE/FormsComponent/forms/trace/forms_pid.trcです。pidはユーザー・セッションのプロセスIDです。Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用しない場合は、Translateユーティリティを使用する必要があります。Translateユーティリティの実行の詳細は、次の第12.4.1項「Translateユーティリティの実行」を参照してください。

トレース・データを表示するには: 

  1. Fusion Middleware Controlの「Forms」メニューから「ユーザー・セッション」を選択します。

  2. ユーザー・セッション行を選択し、「トレース・ログ」をクリックしてトレース・ログの内容を表示します。

  3. ログインしてトレース・ファイルを表示します。

12.4.1 Translateユーティリティの実行

Translateユーティリティは、トレース・データをXML、HTMLまたはテキスト形式に変換します。WriteOutTEXT、WriteOutXMLまたはWriteOutHTMLの3つの有効値のいずれかを指定して、パラメータOutputClassを追加する必要があります。outputclassを指定しないと、出力ファイルはテキスト形式になります。これらの値では、大文字と小文字が区別されます。


注意:

Translateユーティリティを使用するには:

  1. Java実行可能ファイルを格納したディレクトリへのパスを含むようにPATH変数を設定します。

  2. frmxlate.jarへのパスを含むようにCLASSPATH変数を設定します。


トレース・データをテキスト形式に変換するには: 

  • コマンドラインで、次のコマンドを入力します。

    java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.txt outputclass=WriteOutTEXT

    これにより、myfile.txtファイルがテキスト形式で作成されます。

トレース・データをHTML形式に変換するには:

  • コマンドラインで、次のコマンドを入力します。

    java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.html outputclass=WriteOutHTML

    これにより、myfile.htmlファイルがHTML形式で作成されます。

トレース・データをXML形式に変換するには:

  • myfile.xmlを作成するには、コマンドラインで次のように入力します。

    java oracle.forms.diagnostics.Xlate datafile=a.trc outputfile=myfile.xml outputclass=WriteOutXML

    これにより、myfile.xmlファイルが XML形式で作成されます。

12.5 トレース可能イベントのリスト

表12-2「トレース可能イベントのリスト」は、トレースに定義できるイベントを示しています。Formsの今後のリリースでは、さらに多数のイベントがこのリストに追加される可能性があります。

イベント型には、次のものがあります。

表12-2 トレース可能イベントのリスト

イベント番号 定義

0

異常エラー

ポイント

1

フォーム・オープン時のエラー

ポイント

2

Formsの使用不能エラー

ポイント

3

ステータス・バー上のエラー・メッセージ

ポイント

4-31

予約済

該当せず

32

起動

ポイント

33

メニュー

ポイント

34

キー

ポイント

35

クリック

ポイント

36

ダブルクリック

ポイント

37

ポイント

38

スクロール

ポイント

39

LOV選択

ポイント

40

未使用

未使用

41

ウィンドウのクローズ

ポイント

42

ウィンドウのアクティブ化

ポイント

43

ウィンドウの非アクティブ化

ポイント

44

ウィンドウのサイズ変更

ポイント

45

タブ・ページ

ポイント

46

タイマー

ポイント

47

DBイベント

ポイント

48

予約済

該当せず

49-63

予約済

該当せず

64

フォーム(開始と終了)

期間

65

プログラム・ユニット(開始と終了)

期間

66

トリガー(開始と終了)

期間

67

LOV(開始と終了)

期間

68

エディタの起動

ポイント

69

キャンバス

ポイント

70

アラート

期間

71

ファイルの取得

ポイント

72-95

予約済

該当せず

96

ビルトイン(開始と終了)

ビルトイン

97

ユーザー・イグジット(開始と終了)

期間

98

SQL(開始と終了)

期間

99

メニューの作成(開始と終了)

期間

100

DB PU(開始と終了)

期間

101

問合せの実行

期間

102-127

予約済

該当せず

128

クライアントの接続

ポイント

129

クライアントのハンドシェイク

ポイント

130

ハートビート

ポイント

131

HTTPの再接続

ポイント

132

ソケット(開始と終了)

期間

133

HTTP(開始と終了)

期間

134

SSL(開始と終了)

期間

135

DB処理(開始と終了)

期間

136

DBログイン(開始と終了)

期間

137

DBログオフ(開始と終了)

期間

138-159

予約済

該当せず

160-191

予約済

該当せず

192*

環境ダンプ

該当せず

193*

状態変化

該当せず

194*

ビルトイン引数

該当せず

195*

ユーザー・イグジット引数

該当せず

196*

プログラム・ユニット引数

ポイント

256以上

ユーザー定義

該当せず

1024以上

予約済

該当せず


* これらのイベント番号は、実際のイベントではなくイベントの詳細であるため、これらにはTYPEがありません。たとえば、State Deltaは表示するために選択できるものですが、これは実際のアクションまたはイベントによってトリガーされます。

12.5.1 イベントの詳細のリスト

トレースに定義できるイベントの詳細を次の表に示します。


注意:

イベント名では大文字と小文字が区別されます。


12.5.1.1 ユーザー・アクション・イベント

表12-3 ユーザー・アクション・イベントの詳細

アクション 詳細 番号

メニュー選択

メニュー名、選択内容

33

キー

キー・プレス、フォーム、ブロック、項目

34

クリック

マウス/キー、フォーム、ブロック、項目

35

ダブルクリック

フォーム、ブロック、項目

36

フォーム、ブロック、項目

37

スクロール

フォーム、上、下、ページ、行

38

LOV選択

LOV名、選択項目

39

アラート

アラート名、選択内容

40

タブ

フォーム

45

DBイベント

キュー名

47

ウィンドウのアクティブ化、非アクティブ化、クローズ、サイズ変更

ウィンドウ名、フォーム名、サイズ

41,42,43,44


12.5.1.2 Forms Servicesのイベント

表12-4 Forms Servicesのイベントの詳細

イベント名 詳細 番号

フォーム

フォームID、名前、パス、連結ライブラリ、連結メニュー

64

プログラム・ユニット

プログラム・ユニット名、フォームID

65

トリガー

トリガー名、フォーム名、ブロック名、項目名、フォームID

66

LOV

LOV名、フォームID

67

エディタ

フォームID、エディタ名

68

キャンバス

フォームID、キャンバス名

69


12.5.1.3 イベントの詳細

表12-5 イベントの詳細

イベント名 詳細 番号

ビルトイン

ビルトイン名、フォームID

96

ユーザー・イグジット

ユーザー・イグジット名、フォームID

97

メニューの作成

メニュー名、フォームID

99

PLSQL

PLSQLSTmt、フォームID

100

問合せの実行

ブロック名

101


12.5.1.4 3層イベント

表12-6 3層イベントの詳細

イベント名 詳細 番号

クライアントの接続

タイムスタンプ

128

クライアントのハンドシェイク

タイムスタンプ

129

ハートビート

タイムスタンプ

130

HTTPの再接続

該当せず

131

ソケット

フォームID、パケット、バイト

132

HTTP

フォームID、パケット、バイト

133

HTTPS

フォームID、パケット、バイト

134

DB処理

フォームID、文

135

DBログイン

フォームID

136

DBログオフ

フォームID

137


12.5.1.5 その他のイベント

表12-7 その他のイベントの詳細

イベント名 詳細 番号

環境ダンプ

選択した環境情報

192

状態変化

最後のアクション/イベントにより生じた内部状態の変化

193

ビルトイン引数

ビルトインに対する引数の値

194

ユーザー・イグジット引数

ユーザー・イグジットに渡される引数

195

プロシージャ引数

プロシージャに渡される引数(イン/アウト)

196


12.6 Oracle Diagnostics Loggingのツールの利用

Oracle Diagnostics Logging(ODL)はOracle Fusion Middlewareの機能の1つです。管理者はこの機能を使用して、Oracle Formsのセッションをすべて記録し、Oracle Forms関連のネットワークの通信量を監視し、サイトの構成問題をデバッグできます。Forms Servicesで使用できるOracle Diagnositcs Loggingの機能には、次のものがあります。

Servlet Logging Toolsに関する情報は、次の各項を参照してください。

12.6.1 Oracle Diagnostics Loggingの有効化

ロギングを起動すると、Listener Servletがログ・メッセージをサーブレットのログ・ファイルに書き込みます。各ロギング・レベルにおける出力例は、第12.6.5項「各レベルのサーブレット・ロギングの出力例」に記載されています。

表12-8はサポートされているロギング機能を示しています。serverURLに文字列を付加しない場合は、デフォルトのロギングがサポートされます。別のログ出力を開始するには、次の項の説明にあるようにそれらをserverURLで指定する必要があります。

表12-8 サポートされているロギング機能

serverURLクライアント・パラメータに追加する文字列 ロギングの説明

(なし)

Formsサーブレットの初期化時に、使用される構成ファイルの名前とパスを示すメッセージがログ・ファイルに書き込まれます。logging.xmlでデフォルト・ログ出力に対して設定されたログ・レベル以上のレベルのメッセージがログに記録されます。デフォルト値はNOTIFICATION:1で、NOTIFICATION:1、WARNING:1、ERROR:1およびINTERNAL_ERRORの各レベルがログに記録されます。

/session

Formsセッションが開始または終了するときには、必ずログ・メッセージが書き込まれます。このメッセージには、クライアント(ユーザーのWebブラウザが稼動しているコンピュータ)のホスト名とIPアドレス、ランタイム・プロセスID、および一意の内部セッションID番号が含まれます。

/sessionperf

セッション終了メッセージにパフォーマンス・サマリー統計が含まれます。

/perf

クライアントからのリクエストすべてに、パフォーマンス・メッセージが書き込まれます。

/debug

すべてのデバッグ・メッセージ。前述のメッセージを含むその他のデバッグ・メッセージが書き込まれます。このロギング・レベルは情報量が多く、主にデバッグやサポート用に使用します。


12.6.1.1 ロギングの指定

すべてのユーザーに対してロギングを指定するには、「Web構成」ページのデフォルト・セクションでserverURLエントリを次のように変更します。

serverURL=/forms/lservlet/<string>

<string>には、表12-8で定義されているロギング機能を指定します。stringを指定しないとデフォルトのロギングになります。たとえば、セッションレベルのロギングを開始するには、serverURLを次のように変更します。

serverURL=/forms/lservlet/session

12.6.1.2 Fusion Middleware Controlを使用したロギング・レベルの指定

Fusion Middleware Controlを使用してFormsサーブレットのロギングにログ・レベルを設定するには、次の手順を実行します。

  1. Fusion Middleware Controlで管理対象サーバーを選択します(WLS_FORMSなど)。

  2. 「WebLogic Server」メニューで、「ログ」→「ログ構成」を選択します。

  3. 「ログ出力名」フィールドで「ルート・ログ出力」を開きます。oracleとoracle.formsをそれぞれ開きます。第12.6.1.1「ロギングの指定」に記載のとおりに、serverURLに定義されたログ出力名(たとえばoracle.forms.servlet.debug)が表示されます。

  4. 「Oracle Diagnostic Loggingレベル」フィールドのリストから、必要なログ・レベルを選択します。内部Formsログ・レベルからJavaレベルへのマッピングは表12-9を参照してください。

    表12-9 Oracle Diagnostic Loggingレベル

    内部Formsログ・レベル Javaログ・レベル

    DEBUG

    TRACE:32

    REQUEST_PERFORMANCE

    TRACE:16

    SESSION_PERFORMANCE

    TRACE:1

    SESSION_START_END

    NOTIFICATION:16

    NOTIFICATION

    NOTIFICATION:1

    WARNING

    WARNING:1

    ERROR

    ERROR:1

    INTERNAL_ERROR

    INTERNAL_ERROR


    この構成によって、管理対象サーバーのlogging.xmlファイルが変更されます。

12.6.1.3 Formsサーブレットを起動するURLでの完全診断の指定

完全診断を開始するには、次のようにformsweb.cfgでserverURLパラメータを指定します。

serverURL=/forms/lservlet/debug

次のURLを使用してOracle Formsアプリケーションを起動します。

http://example.com/forms/frmservlet/debug?

12.6.2 診断ログの表示

診断ログの内容は、Fusion Middleware Controlから表示します。

診断ログの内容を表示するには:

  1. 「Forms」メニューから「ホーム」を選択します。

    Fusion Middleware Controlホームページが表示されます。

  2. 「Formsデプロイメント」リージョンで、「サーブレット・ログ」列にスクロールします。

  3. 対象の配布済アプリケーションに対応するログ・リンクをクリックします。

    「ログ・メッセージ」ページが表示されます。

12.6.3 「サーブレット」ページの使用

「Forms」メニューから「監視」→「サーブレット・ログ」を選択します。このページで、収集されたサーバー診断ログの検索、ソート、表示、ダウンロードおよびエクスポートを実行できます。

ログ・ファイルの管理と表示の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

12.6.4 ログ・ファイルの場所

デフォルトのサーブレット・ログ・ファイル名はformsapp-diagnostic.logです。これは、Formsが配置されているOracle WebLogic管理対象サーバーのWLS_FORMS/logsディレクトリに書き込まれます。

Oracle Forms Servicesでのフル・パスは、次のとおりです。

$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/logs/<application name>-diagnostic.log

デフォルトでは、forms_pid.trcファイルにトレース・ログが格納されます。pidはユーザー・セッションのプロセスIDです。このトレース・ログのデフォルトの場所は次のとおりです。

$ORACLE_INSTANCE/FormsComponent/forms/trace/forms_pid.trc

このログを表示するには、第12.4.1項「Translateユーティリティの実行」の説明にあるTranslateユーティリティを使用します。

12.6.5 各レベルのサーブレット・ロギングの出力例

次のロギング・レベルを使用した場合の各種の出力例を示します。

12.6.5.1 (なし)

[2008-09-10T06:58:47.106-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION] [FRM-93100]
 [oracle.forms.servlet] [tid: 11] [ecid: 0000HlCYKnmD4i8nvgy0V118lx4u000000,0]
 [APP: formsapp] [arg: 
configFileName:     <configfilename>
testMode:           false] Initializing the Forms Servlet.  Initialization
 parameters are:[[
    configFileName:    <configfilename> 
    testMode:           
false
]]
[2008-09-10T06:58:53.517-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION] [FRM-93180]
 [oracle.forms.servlet] [tid: 11] [ecid: 0000HlCZfTDD4i8nvgy0V118lx4u000003,0]
 [APP: formsapp] [arg: 
envFile:            null
WorkingDirectory:   null
executable:         null
WaitTime:           500
MaxBlockTime:       1000] 
Initializing ListenerServlet.  Initialization parameters
 are:[[
    envFile:            null
    WorkingDirectory:   null
    executable:         null
    WaitTime:           500
    MaxBlockTime:       1000
]] 

12.6.5.2 /session

[2008-09-11T07:35:01.507-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93251]
[oracle.forms.servlet.session] [tid: 14] [ecid:
0000HlHpYGDD4i8nvgy0V118mFuv00000V,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: <init>] [FORMS
SESSION_ID: ..8] [arg: supadhya-pc1] [arg: 10.177.254.46] Runtime session started
for client <pc1> (IP address <ip address>).
2008-09-11T07:35:01.798-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93548]
[oracle.forms.servlet.session] [tid: 14] [ecid:
0000HlHpYGDD4i8nvgy0V118mFuv00000V,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformProcess] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: connect] [FORMS
SESSION_ID: ..8] [arg: 7765] Runtime process ID is 7765.
2008-09-11T07:38:11.372-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93252]
[oracle.forms.servlet.session] [tid: 14] [ecid:
0000HlHpYGDD4i8nvgy0V118mFuv00000V,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: stop] [FORMS
SESSION_ID: ..8] Forms session ended.

12.6.5.3 /sessionperf

[2008-09-11T07:40:25.923-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93251]
[oracle.forms.servlet.sessionperf] [tid: 17] [ecid:
0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: <init>] [FORMS
SESSION_ID: ..9] [arg: <pc1>] [arg: 10.177.254.46] Runtime session started
for client <pc1> (IP address 10.177.254.46).
2008-09-11T07:40:26.223-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93548]
 [oracle.forms.servlet.sessionperf] [tid: 17] [ecid:
0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformProcess] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: connect] [FORMS
SESSION_ID: ..9] [arg: 8023] Runtime process ID is 8023.
2008-09-11T07:40:43.593-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93252]
[oracle.forms.servlet.sessionperf] [tid: 17] [ecid:
0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: stop] [FORMS
SESSION_ID: ..9] Forms session ended.
[2008-09-11T07:40:43.594-07:00] [WLS_FORMS] [TRACE] [FRM-93710]
[oracle.forms.servlet.sessionperf] [tid: 17] [ecid:
0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0] [SRC_CLASS:
oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD: stop] [FORMS
SESSION_ID: ..9] [arg: 1.557] [arg: 6] [arg: 0] [arg: 1.000] [arg: 0.259] [arg:
5106] [arg: 352] Total duration of network exchanges is 1.557.[[
Total number of network exchanges is 6 (0 long ones over 1.000 sec).
Average time for one network exchange (excluding long ones) is 0.259.
Total number of bytes sent is 5106.
Total number of bytes received is 352.
]]

12.6.5.4 /perf

[2008-09-11T07:42:46.560-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93251]
[oracle.forms.servlet.perf] [tid: 14] [ecid: 0000HlHrJmWD4i8nvgy0V118mFuv00000^,0]
[SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformSession] [APP: formsapp] [SRC_METHOD:
<init>] [FORMS_SESSION_ID: ..10] [arg: <pc1>] [arg: 10.177.254.46] Runtime
session started for client <pc1> (IP address <ip address>).
[2008-09-11T07:42:46.854-07:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93548]
[oracle.forms.servlet.perf] [tid: 17] [ecid: 0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0]
[SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformProcess] [APP: formsapp] [SRC_METHOD:
connect] [FORMS_SESSION_ID: ..10] [arg: 8149] Runtime process ID is 8149.
[2008-09-11T07:42:46.865-07:00] [WLS_FORMS] [TRACE:16] [FRM-93700]
[oracle.forms.servlet.perf] [tid: 17] [ecid: 0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0]
[SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet] [APP: formsapp] [SRC_METHOD:
doPost] [FORMS_SESSION_ID: ..10] [arg: 0.011] [arg: 8] [arg: 8] [arg: null]
Request duration is 0.011 seconds.  Request size is 8 bytes; response size is 8
bytes.
[2008-09-11T07:42:47.921-07:00] [WLS_FORMS] [TRACE:16] [FRM-93700]
[oracle.forms.servlet.perf] [tid: 17] [ecid: 0000HlHqlS9D4i8nvgy0V118mFuv00000Y,0]
[SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet] [APP: formsapp] [SRC_METHOD:
doPost] [FORMS_SESSION_ID: ..10] [arg: 0.438] [arg: 272] [arg: 5022] [arg: null]
Request duration is 0.438 seconds.  Request size is 272 bytes; response size is
5022 bytes. 

12.6.5.5 /debug

[2009-02-11T14:39:03.016+00:00] [WLS_FORMS] [NOTIFICATION:16] [FRM-93250]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_lhDcD4i8nvgy0V119Xz350000HZ,0] [APP: formsapp#11.1.2] Forms session started.
[2009-02-11T14:39:03.017+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94200]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_lhDcD4i8nvgy0V119Xz350000HZ,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.FormsServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: doRequest] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg:
 GET] [arg: 
cmd:                frmservlet
config:             null
requestCharset:     null
QueryString:        null
Content-Type:       null
Accept-Charset:     null    
responseCharset:    null] FormsServlet receiving GET request.  Details:[[
    cmd:                frmservlet
    config:             null
    requestCharset:     null
    QueryString:        null
    Content-Type:       null
    Accept-Charset:     null
    responseCharset:    null
]]
[2009-02-11T14:39:03.017+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94281]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_lhDcD4i8nvgy0V119Xz350000HZ,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: printSessionDetails] [FORMS_SESSION_ID: ..43]
 No current servlet session ID.
[2009-02-11T14:39:03.017+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94170]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_lhDcD4i8nvgy0V119Xz350000HZ,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.FormsServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: findFile] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg:
 basejpi.htm] [arg: <config folder>] File basejpi.htm is missing from the
 current directory, looking in <config folder>
[2009-02-11T14:39:21.460+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94200]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llhoD4i8nvgy0V119Xz350000Hd,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.FormsServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: doRequest] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg:
 GET] [arg: 
cmd:                startsession
config:             null
requestCharset:     null
QueryString:       ifsessid=..43&acceptLanguage=en-us&ifcmd=startsession&iflocale=en-US
    Content-Type:       null
Accept-Charset:     null
responseCharset:    null] 
FormsServlet receiving GET request.  Details:[[
    cmd:                startsession
    config:             null
    requestCharset:     null
    QueryString:        ifsessid=..43&acceptLanguage=en-us&ifcmd=startsession&iflocale=en-US
    Content-Type:       null
    Accept-Charset:     null
    responseCharset:    null
]]
 
 
.
.
.
.
 
[2009-02-11T14:39:21.716+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94201]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet]
[APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: doGet] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg: GET]
 [arg: 
cmd:                getinfo
QueryString:        ifcmd=getinfo&ifhost=supadhya-pc1&ifip=10.177.254.239]
 ListenerServlet receiving GET request.  Details:[[
    cmd:                getinfo
    QueryString:        ifcmd=getinfo&ifhost=supadhya-pc1&ifip=10.177.254.239
]]
 
[2009-02-11T14:39:21.717+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94282]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: printSessionDetails] [FORMS_SESSION_ID: ..43]
 [arg:
 HyLhJSjZ85F5GWbZLDgwp1MY02FK5tC6yVDP1LylbCvgmv9y3CfK!126690176!1234363161461]
 Existing servlet session, ID =
 HyLhJSjZ85F5GWbZLDgwp1MY02FK5tC6yVDP1LylbCvgmv9y3CfK!126690176!1234363161461
[2009-02-11T14:39:21.717+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94286]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.ListenerServlet]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: printSessionDetails] [FORMS_SESSION_ID: ..43]
 Session ID is not from cookie.
[2009-02-11T14:39:21.717+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94430]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformSession]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: <init>] [FORMS_SESSION_ID: ..43] Trying to
 get a prestarted process.
[2009-02-11T14:39:21.717+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94432]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformSession]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: <init>] [FORMS_SESSION_ID: ..43] Prestarted
 process is not available.
[2009-02-11T14:39:21.718+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94522]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformSession]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: <init>] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg: null]
 Creating new runtime process using default executable.
[2009-02-11T14:39:21.718+00:00] [WLS_FORMS] [TRACE:32] [FRM-94532]
 [oracle.forms.servlet] [tid: [ACTIVE].ExecuteThread: '2' for queue:
 'weblogic.kernel.Default (self-tuning)'] [userId: <anonymous>] [ecid: 0000Hx
_llloD4i8nvgy0V119Xz350000Hf,0] [SRC_CLASS: oracle.forms.servlet.RunformProcess]
 [APP: formsapp#11.1.2] [SRC_METHOD: startProcess] [FORMS_SESSION_ID: ..43] [arg:
 frmweb webfile=HTTP-0,default] RunformProcess.startProcess():  executing frmweb
 webfile=HTTP-0,default
 
.
.
.
.