Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース2(11.1.2) B70751-01 |
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この項では、マルチバイト・フォントを含むPDFファイルを生成する手順について説明します。この項で説明するフォント機能を使用する前に、表10-4を参照して、使用するアプリケーションのニーズに最適な機能を確認してください。
PDFのフォント・サブセット出力では、全幅チルド(U+FF5E
)のかわりに波ダッシュ(U+301C
)が表示される場合があります。これは、Microsoft社と他のベンダー間で文字マッピングに互換性がないことによります。この問題を回避するには、PDFのフォント・サブセットにJA16SJISTILDE
またはJA16EUCTILDE
キャラクタ・セットを使用します。ただし、この問題はPDFフォント・エイリアシング機能には見られません。
マルチバイト・フォントのPDFフォント・エイリアシングに使用するOracle NLS_CHARACTERSET
、CMap名およびCIDフォント名との間におけるマッピングの詳細は、表10-2を参照してください。
フォント・エイリアシングを使用してマルチバイト・フォントのPDFファイルを生成する手順は、次のとおりです。
NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS
(UNIXではJA16EUC
)を設定します。
uifont.ali
ファイルを開き、[PDF]
セクションでフォント・エイリアスを設定します。
注意: uifont.ali ファイルは、WindowsおよびUNIXでは次のディレクトリにあります。
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例
[ PDF ] .....JA16SJIS = "KozMinPro-Regular-Acro" "MS UI Gothic".....JA16SJIS = "KozMinPro-Regular-Acro"
日本語フォント(MS UI Gothic
)を指定した日本語データのレポートを作成します。
DESTYPE=FILE DESFORMAT=PDF
を指定してレポートを実行します。
使用しているAcrobat Readerが、日本語以外のオペレーティング・システムにインストールされた他言語バージョンである場合、日本語のフォント・パックをAdobeのサイトから入手してインストールする必要があります。
Windows(日本語版)で日本語バージョンのAcrobat Reader 4.0または5.0を使用してPDFファイルを表示する場合は、日本語のフォント・パックは不要です。
フォント・サブセット機能を使用してマルチバイト・フォントのPDFファイルを生成する手順は、次のとおりです。
NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS
(UNIXではJA16EUC
)を設定します。
REPORTS_PATH
環境を、TrueTypeフォントが格納されているフォント・ディレクトリに設定します。たとえば、C:\WINNT\Fonts
。
uifont.ali
ファイルを開いてから[PDF:Subset]
セクションを編集し、TrueTypeフォントの名前を指定します。
注意: uifont.ali ファイルは、WindowsおよびUNIXでは次のディレクトリにあります。
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例
[ PDF:Subset ] "Andale Duospace WT J" = "Aduoj.ttf" "Albany WT J"="AlbanWTJ.ttf" "MS UI Gothic" = "msgothic.ttc"
日本語のデータを含むレポートを作成し、それを例で指定したフォントに設定します。
DESTYPE=FILE DESFORMAT=PDF
を指定してレポートを実行します。