Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース2(11.1.2) B70751-01 |
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レポート・リクエストは、様々な方法で実行できます。次に各方法について説明します。
rwclient
コマンドライン(UNIXではrwclient.sh
)は、非Webアーキテクチャ内でコマンドラインからレポート・リクエストを実行するために使用します。これは、コマンドラインを解析して指定のReports Serverに送る実行可能ファイルを参照します。これには、Reports Runtimeコンポーネント・ファイルのrwrun
(UNIXではrwrun.sh
)で使用されるものと類似したコマンドライン・オプションを使用できます。
Windowsでの典型的なrwclient
コマンドライン・リクエストは、次のようになります。
rwclient report=my_report.rdf userid=username/password@my_db server=server_name destype=cache desformat=html
UNIXでは、同じコマンドを次のように記述します。
rwclient.sh report=my_report.rdf userid=username/password@my_db server=server_name destype=cache desformat=html
コマンドライン・オプションの詳細は、付録A「コマンドライン・キーワード」を参照してください。
ブラウザからレポートを実行する場合は、URL構文を使用します。このURL構文は、Oracle Reports Servlet(rwservlet
)によって、rwclient
コマンドライン・リクエストに変換され、その後Oracle Reports Servicesによって処理されます。ユーザーのブラウザからレポート・リクエストを行うのに必要なURL構文をユーザーに提供するか、またはURL構文をハイパーリンクとしてWebサイトに追加することができます。この方法については、この後の項で詳しく説明します。
Oracle Portalコンポーネントにより、Oracle Portalページやポートレットにレポートへのリンクを追加したり、レポートの結果を直接ポートレットに出力できます。各レポート・リンクは、レポート・リクエストに関する情報を含んだパッケージ・プロシージャを示します。Oracle Reports Servicesのシステム管理者は、Oracle Portalのウィザードを使用してパッケージ・プロシージャを作成することで、Webを通じてレポートをより便利でセキュアに公開できるようにします。Oracle Portalページ・グループにアクセスする権限のあるユーザーは、リンクをクリックするだけでレポートを実行できます。システム管理者はウィザードから直接レポートを実行できます。詳細は、Oracle Portalのオンライン・ヘルプを参照してください。
レポートをポートレットとして公開する方法の詳細は、第17.4項「Oracle Portalでのレポートの公開」を参照してください。
SRW.RUN_REPORT
は、Reports Runtimeのコマンドを実行するビルトイン・プロシージャです。SRW.RUN_REPORT
を指定するときは、SERVER
オプションをReports Server名に設定して、SRW.RUN_REPORT
コマンドがrwclient
コマンドと同じように動作するようにします。
詳細は、第20章「イベント・ドリブンによる公開の使用」を参照してください。SRW.RUN_REPORT
の詳細は、Oracle Reportsのオンライン・ヘルプを参照してください。
Webサービス
Oracle Reports ServicesをWebサービスとして公開し、Webサービスをサポートする環境(Javaアプリケーションなど)からコールできます。
詳細は、第18章「Oracle ReportsのWebサービスの使用」を参照してください。