Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース2(11.1.2) B70751-01 |
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Oracle Fusion Middleware Forms Servicesのデフォルト構成は、Single Sign-On(SSO)モードでは稼動しません。一方、Oracle Reports Servicesのデフォルトの構成は、SSOモードで稼動します。
Oracle Forms Servicesが非SSOモードで稼動し、Oracle Reports ServicesがSingle Sign-Onモードで稼動していても、Reports Serverとリクエスト対象レポートがOracle Portalに登録されていないかぎり、RUN_REPORT_OBJECT
ビルトイン・プロシージャを使用して、統合されたOracle Reports ServicesをコールするOracle Forms Servicesアプリケーションでは問題が発生することはありません。
その他の要件:
Reports Serverプロパティは、Oracle Forms Servicesモジュールのすべてのレポート・オブジェクトに対して明示的に設定する必要があります。
デフォルト以外のReports Serverを使用する場合、そのサーバーは(Oracle Enterprise Managerを使用して)起動する必要があります。
システム変数REPORTS_PATH
は、ファイルORACLE_INSTANCE/config/reports/bin/reports.sh
で、実行されるレポートのパスを参照するように変更する必要があります。
Reports Serverを初めて起動すると、ORACLE_INSTANCE\config\ReportsServerComponent\server_name
ディレクトリにrwserver
.conf
という構成ファイルが作成されます。
Reports Serverのデフォルト・ステータスはセキュアです。Reports Serverのステータスを非セキュアに変更するには、<security>
タグをコメントアウトし、<job>
タグからsecurityId
を削除することで、ORACLE_INSTANCE\config\ReportsServerComponent\server_name\rwserver.conf
を変更します。
これらの変更を行ったら、(Oracle Enterprise Managerを使用して)Reports Serverを停止して再起動する必要があります。
Oracle Forms ServicesがSingle Sign-Onモードで稼動するように構成されている場合、レポート・リクエストは、Single Sign-Onユーザー・ログインに基づいて、指定されているauthid
で送信されます。
保護されたレポートとReports Serverは、Oracle Portalに登録できます。
表16-4は、FormsとReportsの考えられる組合せと想定される結果のリストです。
表16-4 FormsがSSOモードまたは非SSOモードで稼動する場合のFormsとReportsの統合結果
レポート・タイプ | 登録されセキュアなReports Server(登録済レポートのみ実行) | 登録されセキュアなReports Server(任意のレポートを実行) | セキュアでないReports Server |
---|---|---|---|
パブリック・アクセスをもつレポート |
生成される |
生成される |
生成される |
特定のユーザー・アクセスをもつレポート |
生成される |
生成される |
生成される |
特定のユーザー・アクセスをもたないレポート |
生成されない |
生成されない |
生成される |
登録されていないレポート |
生成されない |
生成されない |