適用対象
説明
このオブジェクトの内部LOB値の一部またはすべてをローカル・ファイルにコピーします。
使用方法
OraBlob.CopyToFile "blob.bmp" amount,offset,chunksize OraClob.CopyToFile "clob.txt" amount,offset,chunksize OraBfile.CopyToFile "bfile.bmp" amount,offset,chunksize
引数
このメソッドの引数は、次のとおりです。
| 引数 | 説明 |
|---|---|
[in] filename |
書込み先ファイルの絶対パスとファイル名を指定する文字列。 |
[in] [オプション] amount |
コピーする最大数を指定するIntegerで、OraBLOB/OraBFILEの場合はバイト数、OraCLOBの場合は文字数を示します。デフォルト値は、LOBまたはBFILEのサイズです。 |
[in] [オプション] offset |
このインスタンスのLOBまたはBFILE値の絶対オフセットを指定するためのIntegerで、OraBLOB/OraBFILEの場合はバイト数、OraCLOBの場合は文字数を示します。デフォルト値は1です。 |
[in] [オプション] chunksize |
各書込み操作に対するサイズをバイト数で指定するためのInteger。chunksizeパラメータが設定されていないか0の場合、amount引数の値が使用され、その量すべてが1つのチャンクで転送されます。 |
備考
ファイルは、NLS_LANG設定と同じ書式です。
ファイルがすでに存在している場合は、その内容が上書きされます。
例
例: CopyToFileメソッドの使用方法
この例では、CopyToFileメソッドの使用方法を示します。
データベースにPART表があり、その表に有効なLOBデータが含まれていることを確認してください。また、「LOBデータ型の例で使用されているスキーマ・オブジェクト」の説明に従ってOraLOBスキーマ・オブジェクトをインストールしていることを確認してください。
Dim OraSession As OraSession
Dim OraDatabase As OraDatabase
Dim PartDesc as OraCLOB
'Create the OraSession Object.
Set OraSession = CreateObject("OracleInProcServer.XOraSession")
'Create the OraDatabase Object by opening a connection to Oracle.
Set OraDatabase = OraSession.OpenDatabase("ExampleDb", "scott/tiger", 0&
'Create a Dynaset containing a BLOB and a CLOB column
set part = OraDatabase.CreateDynaset ("select * from part where" & _
"part_id = 1234",0)
set PartDesc = part.Fields("part_desc").Value
'Copy the entire LOB content to partdesc.txt file
PartDesc.CopyToFile "partdesc.txt"