オペレーティング・システム構成に関するベスト・プラクティス

このページでは、Oracle TimesTen製品を使用して最適なパフォーマンスを実現するためのオペレーティング・システム構成の推奨事項を示します。

ペンギン
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メモリー・ロックおよびラージ・ページを使用する
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サイズの大きなOS TCPバッファ・ウィンドウを構成する
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十分な数のOSセマフォを構成する
 

メモリー・ロックおよびラージ・ページを使用する

ほとんどのオペレーティング・システムでは、メモリー・ロックを指定して、拡張された共有メモリー・セグメントのページングを回避する機能が提供されています。可能な場合は、MemoryLock属性を使用して、TimesTenデータベースの拡張された共有メモリー・セグメントがページアウトされないように指定することを検討してください。

使用しているオペレーティング・システムによっては、OSコマンドまたはTimesTenデーモンのオプション・ファイルを使用して、ラージ・ページのサポートを有効にすることを検討する必要があります。次に例を示します。

LinuxでTimesTenのラージ・ページのサポートを有効にするには、TimesTenデーモン・オプション(ttendaemon.options)ファイルに次の行を追加します。

    -linuxLargePageAlignment <Size_in_MB>

ここで、Size_in_MBは、/proc/meminfoのHugepagesizeの値です。KB単位ではなくMB単位で指定します。

SolarisでTimesTenのFirst Connectの属性MemoryLockの値を3または4に設定した場合も、ラージ・ページ・サポートが有効になります。

MemoryLockの設定および必要な権限については、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。

サイズの大きなOS TCPバッファ・ウィンドウを構成する

システム管理者に、サイズの大きなTCP送受信バッファ・ウィンドウの構成を検討してもらう必要があります。特にレプリケーションを使用している場合はその必要性が高くなります。

十分な数のOSセマフォを構成する

十分なシステム・セマフォ、ファイル・システム記述子、大きなファイルなどを適切に構成して最適なパフォーマンスを実現するために、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を再確認してください。システム・リソースの設定はプラットフォームに固有であるため、TimesTenデータベースがインストールされているプラットフォームに応じて設定する必要があります。次に、インストレーション・ガイドで推奨事項を確認して従う必要のあるシステム・リソースの例を示します。