Oracle Call Interface(OCI)サンプル・プログラム

次のOCIサンプル・プログラムは、quickstart/sample_code/ociディレクトリにあります。

  プログラム 説明
  addemp.c これは、ユーザーに情報の入力を求め、新しい従業員に対応するデータをEMP表に挿入するOCIプログラムです。

実行時に、ユーザー名およびパスワードの入力が求められます。
サービス名は、TNSnames.oraファイルのエントリまたは単純な接続文字列にすることができます。

このプログラムが動作するには、EMP表が存在している必要があります。

  plsqlOCI.c このサンプル・プログラムは、OCIを使用し、4つの異なる方法で共通のPL/SQLパッケージ(emp_pkgおよびsample_pkg)にアクセスします。

- INおよびOUTパラメータを使用してストアド・プロシージャをコールする
- INおよびOUTパラメータを使用してストアド・ファンクションをコールする
- 無名ブロックをコールし、ブロックとのホスト変数のやりとりを行う
- ストアド・プロシージャをコールして参照カーソルを開き、OCIを使用して参照カーソルの結果セットを処理する

このプログラムが動作するには、EMP表と、emp_pkgおよびsample_pkg PL/SQLパッケージが存在している必要があります。

  tptbmOCI.c このプログラムでは、マルチユーザー・スループット・ベンチマークが実装されます。デフォルトでは、トランザクション・ミックスは、80%のSELECT(読取り)トランザクションおよび20%のUPDATE(書込み)トランザクションで構成されています。トランザクション・ミックスには、SELECTおよびUPDATEの他に、INSERTおよびDELETEを含めることもできます。SELECT、UPDATE、INSERTおよびDELETEの比率は、コマンドラインで指定されます。各トランザクションは、1つ以上のSQL操作で構成されます。

ベンチマークは、最初にデータ・ストアにデータを移入し、そのデータ・ストアに対してトランザクション・ミックスを実行します。トランザクション・ミックスの一部として挿入される行の数は、データベースに最初に移入される行の数を超えることができません。

ベンチマークの測定エラーは、最大で2秒です。200秒間を超えるロードの場合、この測定エラーは無視できます。ベンチマーク用に提案されているロードは、600秒以上続くものです。

このテスト用のスキーマは、プログラム・ソース・ファイルtptbmOCI.cに示されています。

インストールされているプラットフォームでサンプル・プログラムをコンパイルして実行する方法については、「コンパイルおよび実行」を参照してください。

OCIの詳細は、 『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイド』の「OCI」を参照してください。