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Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.3.0
E64876-01
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11 「バックアップおよびリストア」ページの操作

この章では、TimesTenデータベースの「バックアップおよびリストア」ページについて説明します。TimesTenデータベースの「バックアップおよびリストア」ページでは、データベース・バックアップのスケジュール、使用可能なバックアップからのリストア、リカバリ履歴の表示ができます。

内容は次のとおりです。

「バックアップおよびリストア」ページの表示

データベースのバックアップおよびリストアを使用する前に、TimesTenデータベース・ターゲットに優先資格証明を必ず設定しておきます。優先資格証明の設定の詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」を参照してください。

「バックアップおよびリストア」ページを表示するには、TimesTenデータベース・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenデータベース・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。

「TimesTenデータベース・ホーム」メニューから、「可用性」「バックアップおよびリストア」の順に選択します。

TimesTenの「バックアップおよびリストア」ページの情報の分析

図11-1は、ご使用のTimesTenデータベース・ターゲット用にカスタマイズされたバックアップおよびリストア固有の3つの領域を示しています。特定のタブをクリックすると、詳しい情報が表示されます。

図11-1 「バックアップおよびリストア」のタブ

図11-1の説明が続きます
「図11-1 「バックアップおよびリストア」のタブ」の説明

各領域の説明を次に示します。

バックアップ・スケジュール

図11-2 「バックアップ・スケジュール」タブ

図11-2の説明が続きます
「図11-2 「バックアップ・スケジュール」タブ」の説明

「バックアップ・スケジュール」タブでは、TimesTenデータベースのバックアップ・スケジュールを作成、編集および削除できます。TimesTenでは、ttBackupユーティリティをコールしてTimesTenデータベースのバックアップを実行します。ttBackupユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttBackupに関する項を参照してください。

「バックアップ・スケジュール」タブでは次のアクションを実行できます。

バックアップ・スケジュールの作成

バックアップ・スケジュールを作成するには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを開いている必要があります。


注意:

Enterprise ManagerのTimesTenデータベース用のバックアップおよびリストア機能では、キャッシュ・グループを持つTimesTenデータベースをバックアップおよびリストアできません。キャッシュ・グループを持つTimesTenデータベースのバックアップおよびリストアの詳細は、『Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheユーザーズ・ガイド』のキャッシュ・グループを持つデータベースのバックアップおよびリストアに関する項を参照してください。

  1. 「作成」をクリックします。

    図11-3 「作成」をクリック

    図11-3の説明が続きます
    「図11-3 「作成」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールの作成」ダイアログが表示されます。最初のプロパティはバックアップのタイプです。

  2. 「バックアップ・タイプ」のオプションからバックアップ・タイプを選択します。指定できるバックアップ・タイプは次のとおりです。

    • 増分

      増分バックアップを使用すると、同じデータベースの既存の増分対応バックアップが増大します。増分バックアップでは、前回のバックアップ・ポイント以降に作成されたトランザクション・ログ・ファイルをすべて使用してバックアップを増大し、既存のバックアップのバックアップ・ポイントを先に進めます。

    • すべて

      全体バックアップを使用すると、データベース全体が保存されます。全体バックアップの場合、新しいバックアップが成功するまで、既存のバックアップと新しいバックアップの両方を保持できる十分なディスク領域が必要です。

    図11-4 バックアップ・タイプの選択

    図11-4の説明が続きます
    「図11-4 バックアップ・タイプの選択」の説明

    新しいバックアップ・スケジュールを定義する準備ができました。

増分

増分バックアップを使用すると、同じデータベースの既存の増分対応バックアップが増大します。増分バックアップでは、前回のバックアップ・ポイント以降に作成されたトランザクション・ログ・ファイルをすべて使用してバックアップを増大し、既存のバックアップのバックアップ・ポイントを先に進めます。増分バックアップではコピーするデータが少ないため、通常、全体バックアップよりずっと速く完了します。全体バックアップを超える増分バックアップの高いパフォーマンスは、ディスク使用率の増加とリストアの長時間化という代償を払うことになります。バックアップ時間、ディスク使用率およびリストア時間のバランスが取れるように、増分バックアップを全体バックアップとともに使用してください。

バックアップ・スケジュールを定義する前に、「バックアップ・スケジュールの作成」のステップ2までの手順を必ず完了しておきます。


注意:

TimesTenバックアップ・タイプの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の用意されているバックアップのタイプに関する項を参照してください。

  1. *「バックアップID」テキスト・フィールドに、意味のわかりやすいバックアップ・スケジュール名を入力します。(たとえば、hourly_backupのように指定します。)

  2. *「バックアップ・ディレクトリ」テキスト・フィールドに、バックアップ・ファイルを格納するディレクトリを入力します。このディレクトリが存在していることを確認してください。

  3. 「バックアップ・ファイルの接頭辞」テキスト・フィールドに、バックアップ・ディレクトリでのバックアップ・ファイルのファイル接頭辞を入力します。「バックアップ・ファイルの接頭辞」フィールドはオプションです。このオプションのデフォルト値は、データベースのODBC定義のDataStore属性のファイル名部分です。DataStore属性の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のDataStoreに関する項を参照してください。

  4. *「繰返し間隔」ドロップダウン・リストから、TimesTenで「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」基準をチェックする場合の繰返しを選択します。「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」基準に達すると、増分バックアップが実行されます。デフォルト値は1時間です。

  5. *「開始日」フィールドの右側にあるカレンダ・ボタンをクリックして、バックアップ・スケジュールの開始日時を選択します。デフォルト値は、Enterprise Managerサーバーの現在の日時です。

  6. *「終了日」フィールドの右側にあるカレンダ・ボタンをクリックして、バックアップ・スケジュールの終了日を選択します。デフォルト値は、Enterprise Managerサーバーの現在の日付から10年後です。

  7. 「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」テキスト・フィールドに、増分バックアップが実行される場合のトランザクション・ログ・ファイルの数を入力します。TimesTenでは、繰返しのチェック時に「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」基準に達した場合のみ、増分バックアップが実行されます。デフォルト値は128です。

  8. 「OK」をクリックします。

    図11-5 「OK」をクリック

    図11-5の説明が続きます
    「図11-5 「OK」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールの作成」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブに戻ります。作成したバックアップ・スケジュールがバックアップ・スケジュール表に自動入力されます。

    エラー・メッセージ「優先資格証明が設定されていません」が表示された場合は、TimesTenデータベース・ターゲットに優先資格証明を設定し、作成したバックアップ・スケジュールをアクティブ化します。即時バックアップをリクエストしてバックアップ・スケジュールが機能することを確認します。詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」「バックアップ・スケジュールのアクティブ化」および「即時バックアップのリクエスト」を参照してください。

TimesTen増分バックアップ・スケジュールが正常に作成されました。

すべて

全体バックアップを使用すると、データベース全体が保存されます。全体バックアップの場合、新しいバックアップが成功するまで、既存のバックアップと新しいバックアップの両方を保持できる十分なディスク領域が必要です。


注意:

TimesTenバックアップ・タイプの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の用意されているバックアップのタイプに関する項を参照してください。

  1. *「バックアップID」テキスト・フィールドに、意味のわかりやすいバックアップ・スケジュール名を入力します。(たとえば、daily_backupのように指定します。)

  2. *「バックアップ・ディレクトリ」テキスト・フィールドに、バックアップ・ファイルを格納するディレクトリを入力します。このディレクトリが存在していることを確認してください。

  3. 「バックアップ・ファイルの接頭辞」テキスト・フィールドに、バックアップ・ディレクトリでのバックアップ・ファイルのファイル接頭辞を入力します。「バックアップ・ファイルの接頭辞」フィールドはオプションです。このオプションのデフォルト値は、データベースのODBC定義のDataStore属性のファイル名部分です。DataStore属性の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のDataStoreに関する項を参照してください。

  4. *「繰返し間隔」ドロップダウン・リストから、TimesTenで「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」基準をチェックする場合の繰返しを選択します。「トランザクション・ログ・ファイルの最大数」基準に達すると、増分バックアップが実行されます。

  5. *「開始日」フィールドの右側にあるカレンダ・ボタンをクリックして、バックアップ・スケジュールの開始日時を選択します。デフォルト値は、Enterprise Managerサーバーの現在の日時です。

  6. *「終了日」フィールドの右側にあるカレンダ・ボタンをクリックして、バックアップ・スケジュールの終了日を選択します。デフォルト値は、Enterprise Managerサーバーの現在の日付から10年後です。

  7. 「バックアップ・ファイルの最大数」テキスト・フィールドに、常時TimesTenで格納できる全体バックアップ・ファイルの最大数を入力します。「バックアップ・ファイルの最大数」の値を超えると、新しいバックアップ・ファイルの作成前に最古のバックアップ・ファイルが削除されます。デフォルト値は31です。

  8. 「OK」をクリックします。

    図11-6 「OK」をクリック

    図11-6の説明が続きます
    「図11-6 「OK」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールの作成」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブに戻ります。作成したバックアップ・スケジュールがバックアップ・スケジュール表に自動入力されます。

    エラー・メッセージ「優先資格証明が設定されていません」が表示された場合は、TimesTenデータベース・ターゲットに優先資格証明を設定し、作成したバックアップ・スケジュールをアクティブ化します。即時バックアップをリクエストしてバックアップ・スケジュールが機能することを確認します。詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」「バックアップ・スケジュールのアクティブ化」および「即時バックアップのリクエスト」を参照してください。

TimesTen全体バックアップ・スケジュールが正常に作成されました。

バックアップ・スケジュールのアクティブ化

バックアップ・スケジュールを作成すると、バックアップ・スケジュールはアクティブ化されます。アクティブなバックアップ・スケジュールが構成済のスケジュールに基づいて実行されます。

バックアップ・スケジュールをアクティブ化するには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを開いている必要があります。

  1. 「バックアップ・スケジュール」表で、バックアップ・スケジュールのバックアップIDを特定する行をクリックします。「スケジュール状態」が「非アクティブ」であることを確認します。

    図11-7 バックアップ・スケジュールの選択

    図11-7の説明が続きます
    「図11-7 バックアップ・スケジュールの選択」の説明

  2. 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリックします。

    図11-8 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリック

    図11-8の説明が続きます
    「図11-8 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールのアクティブ化/非アクティブ化」ダイアログが表示されます。「アクティブ化」ボタンを探します。

  3. 「アクティブ化」をクリックします。

    図11-9 「アクティブ化」をクリック

    図11-9の説明が続きます
    「図11-9 「アクティブ化」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールのアクティブ化/非アクティブ化」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブがリフレッシュされます。該当するバックアップIDの「スケジュール状態」が「アクティブ」になっています。

バックアップ・スケジュールが正常にアクティブ化されました。

バックアップ・スケジュールの非アクティブ化

バックアップ・スケジュールを非アクティブ化するには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを開いている必要があります。

  1. 「バックアップ・スケジュール」表で、バックアップ・スケジュールのバックアップIDを特定する行をクリックします。「スケジュール状態」が「アクティブ」であることを確認します。

    図11-10 バックアップ・スケジュールの選択

    図11-10の説明が続きます
    「図11-10 バックアップ・スケジュールの選択」の説明

  2. 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリックします。

    図11-11 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリック

    図11-11の説明が続きます
    「図11-11 「アクティブ化/非アクティブ化」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールのアクティブ化/非アクティブ化」ダイアログが表示されます。「非アクティブ化」ボタンを探します。

  3. 「非アクティブ化」をクリックします。

    図11-12 「非アクティブ化」をクリック

    図11-12の説明が続きます
    「図11-12 「非アクティブ化」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールのアクティブ化/非アクティブ化」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブがリフレッシュされます。該当するバックアップIDの「スケジュール状態」が「非アクティブ」になっています。

バックアップ・スケジュールが正常に非アクティブ化されました。

即時バックアップのリクエスト

即時バックアップをリクエストするには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを開いている必要があります。

  1. 「バックアップ・スケジュール」表で、バックアップ・スケジュールのバックアップIDを特定する行をクリックします。「スケジュール状態」が「アクティブ」であることを確認します。

    図11-13 バックアップ・スケジュールの選択

    図11-13の説明が続きます
    「図11-13 バックアップ・スケジュールの選択」の説明

  2. 「即時」をクリックします。

    図11-14 「即時」をクリック

    図11-14の説明が続きます
    「図11-14 「即時」をクリック」の説明

    「即時バックアップ」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンを探します。

  3. 「OK」をクリックします。

    図11-15 「OK」をクリック

    図11-15の説明が続きます
    「図11-15 「OK」をクリック」の説明

    「即時バックアップ」ダイアログが閉じます。TimesTenでは、ttBackupユーティリティを実行してバックアップ・リクエストを完了します。バックアップ時間は、データベースのサイズによって異なります。TimesTenバックアップのステータスを確認するには、「バックアップ履歴」タブを確認します。「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」タブの詳細は、「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」を参照してください。ttBackupユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttBackupに関する項を参照してください。

即時TimesTenバックアップを正常にリクエストしました。

バックアップ・スケジュールの削除

バックアップ・スケジュールを削除するには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを開いている必要があります。

  1. 「バックアップ・スケジュール」表で、バックアップ・スケジュールのバックアップIDを特定する行をクリックします。

    図11-16 バックアップ・スケジュールの選択

    図11-16の説明が続きます
    「図11-16 バックアップ・スケジュールの選択」の説明

  2. 「削除」をクリックします。

    図11-17 「削除」をクリック

    図11-17の説明が続きます
    「図11-17 「削除」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールの削除」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンを探します。

  3. 「OK」をクリックします。

    図11-18 「OK」をクリック

    図11-18の説明が続きます
    「図11-18 「OK」をクリック」の説明

    「バックアップ・スケジュールの削除」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブがリフレッシュされます。「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ・スケジュール」タブを確認すると、バックアップ・スケジュールが削除されたことを確認できます。該当するTimesTenバックアップ・スケジュールは表示されなくなります。

TimesTenバックアップ・スケジュールが正常に削除されました。

バックアップ履歴およびデータベースのリストア

図11-19 「バックアップ履歴」タブ

図11-19の説明が続きます
「図11-19 「バックアップ履歴」タブ」の説明

「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」タブでは、バックアップ履歴の表示、バックアップの削除、TimesTenデータベースのリカバリができます。TimesTenでは、ttRestoreユーティリティをコールしてTimesTenデータベースをバックアップからリストアします。ttRestoreユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRestoreに関する項を参照してください。

「バックアップ履歴」タブでは次のアクションを実行できます。

使用可能なバックアップによるTimesTenデータベースのリストア

使用可能なバックアップによってTimesTenデータベースをリストアするには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」タブを開いていて、TimesTenデータベースがメモリーからアンロードされている必要があります。メモリーからのTimesTenデータベースのアンロードの詳細は、「RAMのロード/アンロード」を参照してください。


注意:

リストア・プロシージャでは、TimesTenデータベースのメトリック情報が一切収集されません。TimesTenデータベースがリストアされると、TimesTenデータベースのメトリック情報の収集が開始されます。

  1. 「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」表で、バックアップのバックアップIDを特定する行をクリックします。「ステータス」が「成功」であることを確認します。

    図11-20 バックアップの選択

    図11-20の説明が続きます
    「図11-20 バックアップの選択」の説明

  2. 「リストア」をクリックします。

    図11-21 「リストア」をクリック

    図11-21の説明が続きます
    「図11-21 「リストア」をクリック」の説明

    「バックアップによるリストア」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンを探します。

  3. 「リストア」をクリックします。

    図11-22 「リストア」をクリック

    図11-22の説明が続きます
    「図11-22 「リストア」をクリック」の説明

    「バックアップによるリストア」ダイアログが閉じます。TimesTenでは、ttRestoreユーティリティを実行してTimesTenデータベース・リストア・リクエストを完了します。リストア時間は、データベースのサイズによって異なります。TimesTenデータベース・リストアのステータスを確認するには、「履歴のリストア」タブを確認します。「履歴のリストア」タブの詳細は、「履歴のリストア」を参照してください。ttRestoreユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttRestoreに関する項を参照してください

TimesTenデータベース・リストアが正常にリクエストされました。

TimesTenデータベース・バックアップ・ファイルの削除

TimesTenデータベース・バックアップ・ファイル・エントリまたは失敗したTimesTenデータベース・バックアップ・エントリを削除するには、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ履歴」タブを開いている必要があります。


注意:

必ず「バックアップ履歴」表からTimesTenバックアップ・ファイルを削除します。TimesTenバックアップ・ファイルをファイル・システムから直接削除すると、「バックアップ履歴」表からエントリが削除されません。

  1. 「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」表で、TimesTenバックアップ・ファイルまたは失敗したTimesTenデータベース・バックアップ・エントリのバックアップIDを特定する行をクリックします。

    図11-23 TimesTenデータベース・バックアップ・ファイルの選択

    図11-23の説明が続きます
    「図11-23 TimesTenデータベース・バックアップ・ファイルの選択」の説明

  2. 「削除」をクリックします。

    図11-24 「削除」をクリック

    図11-24の説明が続きます
    「図11-24 「削除」をクリック」の説明

    「使用可能なバックアップの削除」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンを探します。

  3. 「OK」をクリックします。

    図11-25 「OK」をクリック

    図11-25の説明が続きます
    「図11-25 「OK」をクリック」の説明

    「使用可能なバックアップの削除」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ履歴およびデータベースのリストア」タブがリフレッシュされます。「バックアップおよびリストア」ページの「バックアップ履歴」タブを確認すると、TimesTenバックアップ・エントリが削除されたことを確認できます。該当するTimesTenバックアップ・エントリは表示されなくなります。

Enterprise ManagerからTimesTenバックアップ・エントリが正常に削除され、TimesTenバックアップがファイル・システムから削除されます。

履歴のリストア

図11-26 「履歴のリストア」タブ

図11-26の説明が続きます
「図11-26 「履歴のリストア」タブ」の説明

「履歴のリストア」タブでは、TimesTenデータベース・リカバリ・エントリの確認および削除ができます。

「履歴のリストア」タブでは次のアクションを実行できます。

リストア履歴エントリの確認

「履歴のリストア」表には、Enterprise ManagerからTimesTenデータベースに対して実行されたリストア操作がすべて表示されます。この情報は、リカバリ操作の追跡およびリカバリ失敗の原因の確認に役立ちます。

リストア履歴エントリの削除

TimesTenデータベース・リストア・エントリを削除するには、「バックアップおよびリストア」ページの「履歴のリストア」タブを開いている必要があります。

  1. 「履歴のリストア」表で、TimesTenデータベース・リストア・エントリのバックアップIDを特定する行をクリックします。

    図11-27 TimesTenデータベース・リカバリ・エントリの選択

    図11-27の説明が続きます
    「図11-27 TimesTenデータベース・リカバリ・エントリの選択」の説明

    「削除」ボタンを探します。

  2. 「削除」をクリックします。

    図11-28 「削除」をクリック

    図11-28の説明が続きます
    「図11-28 「削除」をクリック」の説明

    「リカバリ履歴の削除」ダイアログが表示されます。「OK」ボタンを探します。

  3. 「OK」をクリックします。

    図11-29 「OK」をクリック

    図11-29の説明が続きます
    「図11-29 「OK」をクリック」の説明

    「リカバリ履歴の削除」ダイアログが閉じ、「バックアップおよびリストア」ページの「履歴のリストア」タブがリフレッシュされます。「バックアップおよびリストア」ページの「履歴のリストア」タブを確認すると、TimesTenリストア履歴エントリが削除されたことを確認できます。該当するTimesTenリストア履歴エントリは表示されなくなります。

TimesTenリストア履歴エントリが正常に削除されました。