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Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.3.0
E64876-01
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9 インスタンス制御メニューの操作

この章では、TimesTenインスタンス制御メニューについて説明します。インスタンス制御メニューには、TimesTenインスタンス・ターゲットの様々な側面を制御するためのオプションが表示されます。

内容は次のとおりです。

インスタンス制御メニューの表示

インスタンス制御メニューを表示するには、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。

「TimesTenインスタンス・ホーム」メニューから、「制御」を選択します。

TimesTenインスタンス制御メニューが表示されます。特定のオプションをクリックすると、TimesTenインスタンスのコントロールが表示されます。各オプションの説明を次に示します。

サービスの開始/停止

「サービスの開始/停止」ページでは、TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーのサービスを開始および停止できます。また、このページには、現在のTimesTenインスタンスに属するTimesTenデータベースの統計も表示されます。「サービスの開始/停止」ページには次の2つのリージョンがあります。


注意:

TimesTenインスタンスのTimesTenデーモンを開始および停止するには、TimesTenインスタンス・ターゲットに優先資格証明を設定する必要があります。詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」を参照してください。

サービス

図9-1 「サービス」リージョン

図9-1の説明が続きます
「図9-1 「サービス」リージョン」の説明

「サービス」リージョンでは、TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーのサービスを開始および停止できます。行を選択して「開始」または「停止」をクリックすると、TimesTenサービスを制御できます。TimesTenデーモンを停止し、TimesTenデータベースがメモリーにロードされていると、TimesTenデータベースへのすべての接続を閉じてメモリーからデータベースをアンロードすることを薦めるダイアログがEnterprise Managerに表示されます。このダイアログでは、「データベース」リージョンをフィルタ処理し、メモリーにロードされているTimesTenデータベースとアクティブな接続があるTimesTenデータベースのみを表示できます。

「サービス」リージョンでは、ttDaemonAdminユーティリティと同様の制御操作を実行できます。「ステータス」、「プロセスID」および「ポート」の各列には、ttStatusユーティリティからの情報が移入されます。ユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttDaemonAdminに関する項およびttStatusに関する項を参照してください。

「サービス」表の「ポート」列には、TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーがリスニングしているポートが表示されます。これらのポートが別のアプリケーションと競合する場合は、ttmodinstallユーティリティを使用してTimesTenのポートを変更することを検討してください。ttmodinstallユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttmodinstallに関する項を参照してください。

データベース

図9-2 「データベース」リージョン

図9-2の説明が続きます
「図9-2 「データベース」リージョン」の説明

「データベース」リージョンには、現在のTimesTenインスタンスに属するTimesTenデータベースの統計が表示されます。「データベース」表には、ttStatusユーティリティからの情報が移入されます。表の行を選択して「詳細」ボタンをクリックすると、選択したTimesTenデータベースへの接続をすべて表示できます。ttStatusユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』の「ttStatus」を参照してください。

ブラックアウトの作成

Enterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて一時停止するには、ブラックアウトを作成します。TimesTenインスタンス・ターゲットに対してメンテナンスを実行する場合、ブラックアウトの作成を検討してください。ブラックアウトの作成の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』のブラックアウトの作成に関する項を参照してください。

ブラックアウトの終了

ブラックアウト設定期間が終了すると、ブラックアウトは自動的に終了します。場合によっては、ブラックアウト期間の終了前にブラックアウトを終了することがあります。ブラックアウトを終了するには、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページを開いて、TimesTenインスタンス・ターゲットのブラックアウトがアクティブである必要があります。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。

  1. 「TimesTenインスタンス・ホーム」メニューから、「制御」「ブラックアウトの終了」の順に選択します。

    図9-3 「ブラックアウトの終了」の選択

    図9-3の説明が続きます
    「図9-3 「ブラックアウトの終了」の選択」の説明

    「ブラックアウト」の「確認」ページが表示されます。「はい」ボタンを探します。

  2. 「はい」をクリックします。

    図9-4 「はい」をクリック

    図9-4の説明が続きます
    「図9-4 「はい」をクリック」の説明

    次のテキストとともに情報ダイアログが表示されます: 「ブラックアウトの終了リクエストが正常に発行されました。ターゲット・ステータスの変更には、この最新の発行を反映する時間が必要です。」

    図9-5 成功したブラックアウトの終了リクエスト

    図9-5の説明が続きます
    「図9-5 成功したブラックアウトの終了リクエスト」の説明

TimesTenインスタンス・ターゲットのブラックアウトが正常に終了しました。TimesTenインスタンス・ターゲットに対するデータ収集アクティビティの再開には数分かかることがあります。