2.9 マルチメディアの問題

2.9.1 H.264 ビデオを再生中の Windows Media Player を閉じると、Windows セッションがクラッシュする場合がある (Oracle Solaris)

この問題は、Sun Ray 2 シリーズクライアントまたは Sun Ray 3 シリーズクライアント、Windows Server 2003 R2、および Oracle Solaris を実行している Sun Ray サーバーに限定されます。Sun Ray 2 シリーズクライアントでは、Windows Media Player を閉じるときにクライアントがリセットされる場合もあります。

回避方法: Windows Media Player を閉じる前にビデオの再生を停止します。この回避方法は初回試行においてのみ機能する場合があります。

参照: CR 14309965

2.9.2 Windows Media Player でビデオを再生しているときにデスクトップをリフレッシュすると、Windows デスクトップ背景が黒くなる場合がある

この問題は、Sun Ray 3 Plus クライアントでビデオ高速化を使用しているときに発生することがあります。

回避方法: デスクトップで右クリックして「リフレッシュ」を選択することで、もう一度デスクトップをリフレッシュします。

参照: CR 13081974

2.9.3 ビデオサイズを小さくすると、以前に設定した大きなビデオサイズのイメージ内でビデオ再生が開始される

参照: CR 12300252

2.9.4 RealPlayer レンダリング (Oracle Solaris)

RealPlayer で XVideo を使用してビデオクリップを再生しているときに Sun Ray クライアントをリセット (Ctrl-Power) すると、RealPlayer アプリケーションが長時間レンダリングに失敗する場合があります。

回避方法:一時停止」のあとで「再生」をクリックして、ビデオクリップの再生を再開します。

参照: CR 12249128

2.9.5 2 つの画面から 1 つの画面にホットデスクするときのビデオイメージの問題

ユーザーが 2 画面の Sun Ray 2FS クライアントから Sun Ray 2 または Sun Ray 270 クライアントに Sun Ray セッションをホットデスクするときに、uttsc またはビデオウィンドウがデスクトップの左端境界近くにない状態でビデオを拡大すると、ビデオイメージの問題が発生することがあります。

回避方法:

  • ビデオをデスクトップ左端境界近くに維持します。

  • ビデオイメージサイズを 100 % に設定するアプリケーションメニューまたはコマンドキーを使用することで、サイズを変更しないようにします。

参照: CR 12248506

2.9.6 XVideo を使用した縮小

このリリースでは、XVideo を使用したビデオプレイバックは縮小をサポートしていません。

参照: CR 12247940

2.9.7 VC-1 (WMV9) ビデオを Windows Media Player ではじめて再生しようとすると、再生されない場合がある

回避方法: ビデオクリップを再起動します。

参照: CR 12237505

2.9.8 RealPlayer で最大化した XVideo のプレイバックが遅い

ビデオを拡大サイズ (RealPlayer 最大化モード) で再生すると、ユーザーの X セッションの (特にメニューリクエストへの) 応答が非常に遅くなります。

参照: CR 12220430