2.13 Oracle Solaris Trusted Extensions の問題

2.13.1 admin_high/admin_low 許可のないユーザーがログインに失敗する (Oracle Solaris 11)

ログインしようとすると、「アクセス権が拒否されました」エラーメッセージが表示されます。

回避方法: /etc/pam.d/gdm, /etc/pam.d/utnsclogin および /etc/pam.d/uthotdesk ファイルから次の行を削除します。

account required   pam_tsol_account.so.1  allow_unlabeled  

参照: CR 16416236

2.13.2 Sun Ray 相互接続構成

/etc/security/tsol/tnrhdb で、次のエントリを利用可能にするようにしてください。

0.0.0.0/32:admin_low

参照: CR 12247254

2.13.3 マルチヘッド役割引き受け

マルチヘッド Trusted JDS セッションでは、utmhscreen が削除されるまで役割引き受けが機能しません。

参照: CR 12240048

2.13.4 フラッシュディスクの割り当て

UFS ファイルシステムのフラッシュディスクを 2 回目に割り当てることは機能しません。

回避方法: デバイスをホットプラグします。

参照: CR 12202377

2.13.5 複数のスライス/パーティション

Sun Ray 外部ストレージは、Trusted Extensions デバイス割り当てフレームワークが使用するスライスまたはパーティションを 1 つだけ処理します。

参照: CR 12195719

2.13.6 xscreensaver リンク (Oracle Solaris 10)

xscreensaver が正しく機能できるように、次のリンクが作成されていることを確認してください。

# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver /usr/bin/xscreensaver
# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver-command /usr/bin/xscreensaver-command
# ln -s /usr/openwin/bin/xscreensaver-demo /usr/bin/xscreensaver-demo