この章では、エージェントやJavaコンポーネントなどのOracle GoldenGate Veridataプログラムの実行方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Cエージェントは比較を開始するとOracle GoldenGate Veridataサーバーのリクエストで自動的に起動します。ただし、Oracle GoldenGate Veridataエージェントを正しく機能させるには、次を実行している必要があります。
エージェントのリンク先のデータベース。
CエージェントのManagerプロセス。
エージェント・プロセス自体は自動プロセスですが、エージェントを制御するManagerプロセスは停止できます。Managerを停止すると、Oracle GoldenGate Veridataサーバーで新規エージェント・プロセスを起動できなくなりますが、すでに実行中のエージェントは停止されません。
すべてのプラットフォーム上でのCエージェントManagerの制御手順
Oracle GoldenGate Veridataエージェントのインストール場所から、GGSCIを実行します。
GGSCIで、次のように適切なコマンドを発行してManagerを停止または起動します。
START MANAGER
または...
STOP MANAGER
WindowsサービスとしてのCエージェントManagerの制御手順
ManagerがWindowsサービスとしてインストールされている場合は、サービスの構成方法に応じて、システムの起動時間に起動または手動で起動する必要があります。デフォルトのインストールの場合は、システム起動時間に自動的に起動します。サービスを手動で起動するには、GGSCIでSTART MANAGER
コマンドを使用するか、「サービス」コントロール・パネル・アプレットでサービスを起動します。
サービスの起動の動作を変更するには、「サービス」コントロール・パネル内の名前を右クリックしてから、「プロパティ」を選択します。
ManagerがWindowsサービスとしてインストールされている場合は、「サービス」コントロール・パネル・アプレット、またはGGSCIのSTOP MANAGER
コマンドを使用して停止できます。
Oracle GoldenGate Veridataサーバー・コンポーネントおよびOracle GoldenGate Veridata WebコンポーネントはJavaベースのプログラムです。Oracle GoldenGate Veridataエージェントのコンポーネントは、NonStop以外のすべてのプラットフォームに対してJavaプログラムとして使用できます。
注意: サーバー・プロセスおよびWebプロセスを起動する前に、リポジトリ・データベースを起動します。 |
エージェント・コンポーネントを制御するには、ディレクトリをそのインストール・ディレクトリに変更し、次のように適切なコマンドを発行します。
UNIXおよびLinux | Windows |
---|---|
agent.sh {start | run} または... agent.sh stop |
agent.bat {start | run} または... agent.bat stop |
条件:
run
は、起動元と同じコマンド・ウィンドウでエージェントを起動します。
start
は、別のコマンド・ウィンドウでエージェントを起動します。
注意:
|
Webコンポーネントを制御するには、ディレクトリをインストール・ディレクトリのweb/bin
ディレクトリに変更し、次のように適切なコマンドを発行します。
UNIXおよびLinux | Windows |
---|---|
veridata_web.sh start または... veridata_web.sh stop |
veridata_web.bat start または... veridata_web.bat stop |
ホストをプロセスを自動的に起動および停止するように構成します。必要に応じて、システム管理者に連絡してください。
Oracle GoldenGate Veridata Windowsサービスは、その構成方法に応じてシステム起動時に起動されるか、手動で起動する必要があります。デフォルトのインストールの場合は、システム起動時間に自動的に起動します。Windowsサービスは、「サービス」コントロール・パネル・アプレットまたは「スタート」メニューから制御されます。サービスの起動の動作を変更するには、「サービス」コントロール・パネル内の名前を右クリックしてから、「プロパティ」を選択します。
サービスとしてインストールされている場合は、Oracle GoldenGate Veridata Javaコンポーネントは「サービス」コントロール・パネル、「スタート」メニュー、またはコマンド・コンソールから停止できます。
Windowsのスタート・メニューからのJavaコンポーネントの制御手順
「スタート」メニューで、「すべてのプログラム」を選択してから、Oracle GoldenGate Veridataのショートカットが含まれるフォルダに移動します。
Webコンポーネントを起動する場合は、「Application」、「Start Veridata Web」の順に選択します。
Webコンポーネントを停止する場合は、「Application」、「Stop Veridata Web」の順に選択します。
エージェント・コンポーネントを起動する場合は、「Application」、「Start Veridata Agent」の順に選択します。
エージェント・コンポーネントを停止する場合は、「Application」、「Stop Veridata Agent」の順に選択します。
ロギング情報は、log4j.
propertiesファイルから実行中のエージェントにリロードできます。log4j.
propertiesファイルの変更はエージェントで有効になります。このコマンドを機能させるには、エージェントを実行中である必要があります。
次のコマンドを使用します。
UNIXおよびLinux | Windows |
---|---|
agent.sh reloadlog |
agent.bat reloadlog |
Oracle GoldenGate Veridata Webへは次のいずれかの方法で接続できます。
サーバー・コンポーネントおよびWebコンポーネントがインストールされているシステムに、Oracle GoldenGate Veridataの「スタート」メニューのショートカットがある場合はそこへ移動し、「Launch Oracle GoldenGate Veridata Web」を選択します。
ネットワーク上の任意のシステムでWebブラウザを実行し、次のアドレスを入力します。
http://hostname:port/veridata
条件:
hostname
はOracle GoldenGate Veridataサーバーがインストールされているシステムの名前で、port
はそれを実行するポート番号(デフォルトは8830)です。サーバー・インストールのローカルであるシステム上で接続している場合は、ホスト名としてlocalhost
を使用します。
例:
http://localhost:8830/veridata http://sysa:8830/veridata
接続が成功すると、Oracle GoldenGate Veridata Webログイン・ページが表示されます。自分のユーザー名とパスワードでログインします。Oracle GoldenGate Veridata Webの使用の詳細は、オンラインヘルプを参照してください。