管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、管理サーバー設定を変更できます。
管理コンソールを使用した管理サーバー設定の変更
管理コンソールを使用して管理サーバーのプロパティを変更するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅付近にある「ノード」ボタンをクリックします。
使用可能なノードのリストが表示されます。
ノードのリストから、「管理サーバー」を選択します。
一般設定ページが表示されます。このページでは、次の処理が可能です。
管理サーバーが通信に使用するSSLポート番号を変更します。
管理サーバー・プロセスで使用されるJDKへのパスを変更します。
アクセス・ログとサーバー・ログの場所、およびサーバー・ログ・レベルを変更します。
管理サーバーの実行に使用されるユーザーIDを変更します。ユーザーIDを変更できるのは、管理サーバーがroot
ユーザーとして実行されていて、管理サーバーに実行中のインスタンスがない場合のみであることに注意してください。
また、管理サーバーの証明書データベースのinternal
トークンのPINの設定と構成、および管理サーバーの認証モードの変更と構成も可能です。詳細は、10.1項「管理サーバーへのアクセスの保護」を参照してください。
変更するパラメータを指定してから、「保存」をクリックします。
「コンソール・メッセージ」ペインに、更新した設定が保存されたことを示すメッセージが表示されます。
「共通のタスク」ペインで、「再起動」をクリックして管理サーバーを再起動します。
CLIを使用した管理サーバー設定の変更
CLIを使用して管理サーバーの設定を変更するには、次のコマンドを実行します。
tadm> set-admin-prop (property=value)+
次の例に示すような、空白で区切られた1つ以上のproperty=value
のペアを指定できます。
tadm> set-admin-prop ssl-port=8900 log-level=WARNING:1
set-admin-prop
コマンドを使用して設定できるプロパティの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。
注意: 変更内容を有効にするには、管理サーバーを再起動する必要があります。 |