Oracle® Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイド リリース7.9.6.3 B66691-01 |
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この項では、Oracle BI Applicationsと使用するためにOracle BIリポジトリを構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。
第16.2項「Oracle Business Analytics Warehouseに対する追加の時系列指標の設定方法」
第16.3項「Oracle Business Analytics Warehouseに対する追加の次元テーブルの設定方法」
第16.10項「Oracle Business Analytics Warehouseの使用状況トラッキングの構成について」
注意: Oracle BI管理ツールでOracleBIAnalyticsApps.rpdを開く場合、リポジトリのパスワードを入力する必要があります。詳細は、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのインストレーション・ガイドを参照してください。 |
Oracle Business Analytics WarehouseのOracle BIリポジトリ内の時間次元は、各スター・スキーマ内の最も重要な時間ロールにリンクする、標準または基準となる時間次元です。基準となる時間次元として使用される物理テーブルの別名は、W_DAY_D_Commonです。
要素テーブルに、異なる日付でレポートする必要がある一連の指標が含まれる場合は、各指標がその関連する日付でレポートされるようにメタデータが編成されます。
たとえば、請求テーブルには請求金額、実行金額および支払金額の3つの指標が含まれており、それぞれの指標をその対応する日付である請求日、実行日、支払日でレポートする必要があります。指標の問合せに使用できる要素テーブル内の追加の日付は、二次日付と呼ばれます。エンド・ユーザーは、これらの日付を詳細プレゼンテーション・フォルダで確認できます。この詳細プレゼンテーション・フォルダの一般的な名前は、Detailsフォルダです。
表16-1では、たとえば請求日別の請求金額、実行日別の実行金額、支払日別の支払金額のように、各指標が期間全体における対象イベントの関連活動を示しています。
日付固有の指標を実装するには:
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
「Physical」レイヤーで、「Oracle Data Warehouse」を右クリックし、要素テーブルの新しい物理別名を作成します。
物理別名に、ベース要素テーブルと類似する結合を作成します。
日付次元への結合は、対象の日付ロールを使用するように変更されます。
物理要素別名の指標をマップする論理要素テーブルで、新しい論理テーブル・ソースを作成します。
要素テーブルの単位は、ベース要素テーブルと同じです。
注意: 各指標は、「Detail Level」で1つの論理テーブル・ソースにマップする必要があります。 |
Oracle BIリポジトリは、前期間
の指標を追加するためのフレームワークを備えています。Oracle Business Analytics Warehouseでは、マップ済の前期間
指標が事前構成されていますが、次の手順に従って別の指標をマップできます。
追加の時系列指標を設定するには:
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
「Physical」レイヤーで、「Oracle Data Warehouse」オブジェクトを右クリックし、新しい前期間物理別名テーブルを作成します。
「Physical」レイヤーで、必要な前期間別名ごとに追加のテーブルを作成します。
たとえば、「Quarter Ago」や「Year Ago」などです。
これらの別名には、次の手順で変更できる日付結合を除いて、ベース要素テーブルと同じ結合が必要です。この別名の設定は、ベース・テーブルをコピーすることによって簡単に実行できます。
適切な前期間キーを使用するように、日付次元(W_DAY_D)との結合を変更します。
要素テーブルの下に新しい論理テーブル・ソースを作成することで、新しい要素別名を使用する論理テーブルで前期間の指標をマップします。
前期間論理テーブル・ソースのコンテンツ・ペイン・レベルを設定して、ソース・データのレベルを指定します。
これらの設定は、ベース要素テーブルと同じです。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを保存して、閉じます。
Oracle Business Analytics Warehouseは、分析に必要な次元テーブルをマップするように事前構成されています。Oracle BIリポジトリの物理レイヤーには、特定の分析に使用できるその他の次元テーブル・キーがいくつか用意されています。追加の次元テーブルのいずれかを物理レイヤーで設定する必要がある場合は、次の手順を実行します。
追加の次元テーブルを設定するには:
次元テーブル・キーが、使用するデータソースに対して適切に解決されていることを検証します。
注意: 次元テーブルは、すべてのソース・システムに適用するわけではありません。 |
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
次元テーブルの別名を物理レイヤーに追加します。
適切なキーを使用して、次元テーブルの別名を要素テーブルの別名に結合します。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを保存して、閉じます。
Oracle Business Intelligence Applicationsでは、次の3つの階層がデフォルトで提供されます。
一般階層
購入階層
UNSPSC階層
オプションで、追加の階層の構成を選択できます。次の手順は、デフォルトで構成されている購入カテゴリの1つに基づいて、追加の階層を構成する方法の例を示しています。
この手順に類似の手順を使用して、任意のタイプの階層をRPDに追加できます。
RPDファイルで製品カテゴリ階層を構成するには:
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
購入カテゴリの例の場合、W_PRODUCT_DテーブルのPROD_CATn_WIDカラムとのリンクを作成します。
ビジネス・モデルおよびマッピング・レイヤーに新しい次元および次元階層を作成します。
新しいカラムをプレゼンテーション・レイヤーに追加します。
DACで製品カテゴリ階層を構成する方法の詳細は、第3.2.1.1項「製品階層の構成(GL、HRモジュールを除く)」を参照してください。
前年や前四半期などの時系列指標を設定するには、「Ago Key」フィールドを使用します。「Ago Key」フィールドは、前四半期収益や前年度収益などの前の期間に関する指標を表します。Oracle Business Analytics Warehouseでは、W_DAY_Dテーブルに一連のフィールドが事前構成されています。これには次のフィールドがあります。
MONTH_AGO_WID
QUARTER_AGO_WID
TRIMESTER_AGO_WID
WEEK_AGO_WID
YEAR_AGO_WID
これらのフィールドをOracle Business Analytics Warehouseの要素テーブルへの結合に使用することで、前期間の指標が得られます。Oracle Business Analytics Warehouse内の結合では、W_DAY_Dテーブルで「Ago」フィールドが使用されます。
Oracle BIリポジトリでは、レポートおよび内部で使用される変数が事前構成されています。
表16-2に、Oracle BIリポジトリの日付変数とその説明の例を示します。変数の全リストを表示するには、Oracle BI管理ツールで、「管理」→「変数」を選択して「変数マネージャ」を表示し、「説明」フィールドで簡単な説明を参照します。
表16-2 Oracle BIリポジトリの日付変数
変数名 | 説明 |
---|---|
CAL_MONTH_YEAR_AGO |
前年の月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
CURRENT_BALANCE_DK_AP |
使用可能な買掛金残高の最後の日付キーの値を返します。買掛金残高の計算に使用されます。 |
CURRENT_BALANCE_DK_AR |
使用可能な売掛金残高の最後の日付キーの値を返します。売掛金残高の計算に使用されます。 |
CURRENT_BALANCE_DK_GL |
使用可能な総勘定元帳残高の最後の日付キーの値を返します。総勘定元帳残高の計算に使用されます。 |
CURRENT_DAY |
現在の日付の値をMM/DD/YYYY形式で返します。 |
CURRENT_FSCL_MONTH |
現会計月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
CURRENT_FSCL_QUARTER |
現四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
CURRENT_FSCL_WEEK |
現会計週の値をYYYY Week nn形式で返します。 |
CURRENT_FSCL_YEAR |
現会計年度の値をFYYYYY形式で返します。 |
CURRENT_JULIAN_DAY_NUM |
現在のユリウス日付を返します。 |
CURRENT_MONTH |
今月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
CURRENT_QTR |
現四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
CURRENT_WEEK |
今週の値をYYYY Week nn形式で返します。 |
CURRENT_YEAR |
今年度の値をYYYY形式で返します。 |
FSCL_MONTH_YEAR_AGO |
前年会計月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
FSCL_QTR_YEAR_AGO |
前年四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
NEXT_FSCL_MONTH |
翌会計月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
NEXT_FSCL_QUARTER |
翌四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
NEXT_FSCL_WEEK |
翌会計週の値をYYYY Weeknn形式で返します。 |
NEXT_FSCL_YEAR |
翌会計年度の値をFYYYYY形式で返します。 |
NEXT_MONTH |
翌月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
NEXT_QUARTER |
YYYY Q n形式で、翌四半期の値を返します。 |
NEXT_WEEK |
翌週の値をYYYY Weeknn形式で返します。 |
NEXT_YEAR |
翌年度の値をYYYY形式で返します。 |
PREVIOUS_FSCL_MONTH |
前会計月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
PREVIOUS_FSCL_QUARTER |
前四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
PREVIOUS_FSCL_WEEK |
前会計週の値をYYYY Weeknn形式で返します。 |
PREVIOUS_FSCL_YEAR |
前会計年度の値をFYYYYY形式で返します。 |
PREVIOUS_MONTH |
前月の値をYYYY/MM形式で返します。 |
PREVIOUS_QUARTER |
前四半期の値をYYYY Q n形式で返します。 |
PREVIOUS_WEEK |
前週の値をYYYY Weeknn形式で返します。 |
PREVIOUS_YEAR |
前年の値をYYYY形式で返します。 |
REF_JULIAN_DATE |
ユリウス暦の開始日を格納します。この値は変更できません。 |
REF_JULIAN_DATE_NUM |
ユリウス暦の開始を表すユリウス日付を格納します。この値は変更できません。 |
TIME_OFFSET |
現在の日付と指定の日付値の数値の差を返します。主に、過去または未来の日付をシミュレートするテストのために使用されます。前述の日付変数を元に戻す場合に、それに必要な日数にこの変数を設定できます。 |
YEAR_AGO_DAY |
前年同日の値をmm/dd/yyyy形式で返します。 |
Oracle Business Analytics Warehouseのユーザー認証を、要件に合せて構成する必要があります。ユーザー認証の構成の詳細は、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドおよび『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』を参照してください。
Oracle BI Applicationsには、プレゼンテーション・レイヤーのサブジェクトエリアの表示を制御するために使用される一連のアプリケーション・ロールが含まれています。Oracle BI Applicationsのアプリケーション・ロールの詳細は、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドを参照してください。
表16-3に、アプリケーション・ロールの例をリストします。ポリシー・ストアでアプリケーション・ロールの全リストを表示できます。また、Oracle BI管理ツールのRPDファイルをオンライン・モードで開き、「管理」→「アイデンティティ」を選択します。
表16-3 アプリケーション・ロール
アプリケーション・ロール | 説明 |
---|---|
管理者 |
管理者アプリケーション・ロールには、すべての権利と権限が付与されています。このバナーを削除することはできません。 |
エージェント・スコアカード・ユーザー |
このアプリケーション・ロールは、エージェント・スコアカードのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
買掛金アナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Payables Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
買掛金管理者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Payables Analyticsの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
売掛金アナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Receivables Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
売掛金管理者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Receivables Analyticsの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
CFO |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Financial Analyticsのアプリケーション・コンテンツのほとんどを表示できます。 |
Contact CenterとAgent Performanceのアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Contact Center Telephony AnalyticsおよびAgent Performanceのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Contact CenterとAgent Performanceのユーザー |
このアプリケーション・ロールは、Contact Center Telephony AnalyticsおよびAgent Performanceのアプリケーション・コンテンツのサブセットを表示できます。 |
Contact Center Salesのアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Contact Center Telephony AnalyticsおよびOrder Management Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Contact Center Salesのユーザー |
このアプリケーション・ロールは、Contact Center Telephony AnalyticsおよびOrder Management Analyticsのアプリケーション・コンテンツのサブセットを表示できます。 |
コントローラ |
このアプリケーション・ロールは、Oracle General Ledger and Profitability AnalyticsおよびSiebel Profitability Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
顧客サービスのアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Contact Center Telephony Analyticsのアプリケーション・コンテンツの顧客サービスを表示できます。 |
顧客サービスのユーザー |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsのアプリケーション・コンテンツの顧客サービスのサブセットを表示できます。 |
Contact Center Telephony Analyticsのユーザー |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
財務アナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle Financial Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
人事アナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle HR Analyticsのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
人事バイス・プレジデント |
このアプリケーション・ロールは、Oracle HR Analyticsアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
在庫アナリスト |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)のアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
在庫管理者 |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)の上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
プライマリ所有者ベースのセキュリティ |
トランザクション・システムから取得した所有者ベースのデータ要素を保護するために使用されます。 |
プライマリ役割ベースのセキュリティ |
トランザクション・システムから取得した役割ベースのデータ要素を保護するために使用されます。 |
購入バイヤー |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)の購入に関するコンテンツを表示できます。 |
セールス・エグゼクティブAnalytics |
このアプリケーション・ロールは、Order Management Analyticsアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
セールス管理者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツのほとんどを表示できます。 |
セールス管理者Analytics |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツのほとんどを表示できます。 |
セールス業務Analytics |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsアプリケーションの業務アプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
セールス担当者Analytics |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsアプリケーションの下位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Sales Rev and Fulfillのアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenue and Fulfillmentアプリケーションのコンテンツを表示できます。 |
Sales Rev and Fulfillのエグゼクティブ |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenue and Fulfillmentアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Sales Rev and Fulfillの管理者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenue and Fulfillmentアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツのほとんどを表示できます。 |
Sales Rev and Fulfillの担当者 |
このアプリケーション・ロールは、Order Management Analytics Revenue and Fulfillmentアプリケーションの下位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Sales Revenueのアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenueアプリケーションのコンテンツを表示できます。 |
Sales Revenueのエグゼクティブ |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenueの上位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
Sales Revenueの管理者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenueアプリケーションの上位レベルのアプリケーション・コンテンツのほとんどを表示できます。 |
Sales Revenueの担当者 |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analytics Revenueアプリケーションの下位レベルのアプリケーション・コンテンツを表示できます。 |
サービス提供と費用のアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsのアプリケーション・コンテンツのサービス提供と費用を表示できます。 |
サービス提供と費用のユーザー |
このアプリケーション・ロールは、Oracle BI Contact Center Telephony Analyticsのアプリケーション・コンテンツのサービス提供と費用のサブセットを表示できます。 |
サプライヤの実績のアナリスト |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)のサプライヤの実績に関するコンテンツを表示できます。 |
サプライヤの実績の管理者 |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)のサプライヤの実績に関する上位レベルのコンテンツを表示できます。 |
サプライ・チェーンのエグゼクティブ |
このアプリケーション・ロールは、OracleのProcurement and Spend Analyticsファミリーの製品(Oracle Inventory Analytics、Oracle Procurement and Spend Analytics、Oracle Supplier Performance Analytics)のコンテンツを表示できます。 |
RPDファイルのGROUPセッション変数は、データとオブジェクトのセキュリティに使用するアプリケーション・ロールのユーザーのメンバーシップを取得します。アプリケーション・ロールのメンバーシップは、ポリシー・ストアで管理されます。
Oracle BI ApplicationsをSiebel CRMシステムで使用している場合、認可セッション初期化ブロックを使用して、GROUP変数に適切なSiebelの職責をポピュレートできます。GROUP変数は、Siebelの職責を使用して、Oracle BIアプリケーションで表示できるものにユーザーを関連付けます。詳細は、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドを参照してください。図16-1は、ユーザーをグループ・メンバーシップに関連付ける初期化ブロックの例を示しています。
図16-1 「Initialization Block - Authorization」ダイアログ
Oracle Business Analytics Warehouseでは、使用状況トラッキング統計の累計をサポートしています。使用状況トラッキングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』を参照してください。
Oracle BI Applicationsは、様々なアプリケーション・ファミリー(Supplier Performance Analytics、Contact Center Telephony Analytics、General Ledger and Profitability Analyticsなど)で構成されています。これらのアプリケーションは別々に購入できます。機能をカスタマイズし、増分として新しいアプリケーションを追加できます。
この項では、複数のアプリケーションを配置する手順について説明します。この手順を繰り返すことで、増分のアプリケーションを追加できます。
図16-2は、1つのOracle BI Applications環境を示しています。インストール時に、ライセンスを所有するアプリケーション・モジュールの指定を求められ、指定したモジュールに対応するメタデータがインストーラによって1つのリポジトリ・ファイルに抽出されます。その後に、個々のビジネス・ニーズに合せてOracle BIリポジトリを修正できます。
Oracle BI Applicationsを追加で購入した場合は、ライセンスを所有するすべてのモジュールの新しいメタデータを抽出する必要があります。Oracle BI管理ツールのマージ・ユーティリティを使用して、パッチ・マージを実行します。リポジトリのマージの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』を参照してください。
マージされたリポジトリには、図16-3に示すように、元のOracle BIリポジトリに対する修正が維持され、新しいOracle BIリポジトリの情報が追加されます。
Oracle BIリポジトリにさらにOracle BIアプリケーションを追加するには、このマージの手順を繰り返します。