TPFW メッセージ 0-99
1
ERROR:Exception in Server::initialize():exception id. Reason = reason
ERROR: Server::initialize() で例外が発生しました: exception id。Reason = reason。
説明
アプリケーション・コードが、Server::initialize()
で例外を上げたか、Server::initialize()
の処理中に発生した例外をキャッチしませんでした。exception id が Reason 文字列と共に出力されます。アプリケーションが TobjS::InitializeFailed
を上げ、Reason 文字列をセットした場合、それがここに出力されます。サーバのスタートアップ処理は停止します。
アクション
プログラマにご連絡ください。
2
WARN:Exception in Server::release():exception id. Reason = reason
WARN: Server::release() で例外が発生しました: exception id。Reason = reason。
説明
アプリケーション・コードが、Server::release()
で例外を上げたか、Server::release()
の処理中に発生した例外をキャッチしませんでした。exception id が Reason 文字列と共に出力されます。アプリケーションが TobjS::ReleaseFailed
を上げ、Reason 文字列をセットした場合、それがここに出力されます。サーバのシャットダウン処理は継続されます。
アクション
プログラマにご連絡ください。
5
WARN:TP::deactivateEnable() called in illegal context. Called in Server::initialize() or Server::release().
WARN: TP::deactivateEnable() が不正なコンテキストで呼び出されました。つまり、Server::initialize() または Server::release() の中で呼び出されました。
説明
CORBA メソッド呼び出しのコンテキスト外で、アプリケーションが TP::deactivateEnable
を呼び出しました。これは不当な呼び出しです。処理は続行されます。
アクション
プログラマにご連絡ください。Server::initialize
や Server::release
から、TP::deactivateEnable
の呼び出しを削除します。
6
WARN:TP::deactivateEnable() called illegally - object has transaction activation policy.
WARN: TP::deactivateEnable() が不正に呼び出されました - オブジェクトには、トランザクション活性化方針があります。
説明
トランザクション活性化方針を持つオブジェクトに対して、アプリケーションが CORBA メソッド呼び出し内で TP::deactivateEnable
を呼び出しました。これは不当な呼び出しです。処理は続行されます。
アクション
プログラマにご連絡ください。
7
ERROR:Invoking request - interface not advertised:interfaceName.
ERROR: 要求が起動されました - インターフェイスが宣言されていません: interfaceName。
説明
システムにとって不明なインターフェイスを使って、クライアントがオブジェクト・リファレンスを起動しました。
以下の原因が考えられます。
オブジェクト・リファレンスを作成したファクトリが、無効なインターフェイス名を指定した。TP::create_object_reference
を呼び出す際に指定するインターフェイス名は、CORBA オブジェクトの OMG IDL ファイルで指定されているインターフェイス名と完全に一致しなければなりません。このインターフェイス名は通常、OMG のインターフェイス・リポジトリ ID です。
アクション
インターフェイスのステータスをチェックします。インターフェイスが一時停止している場合もあります。システム内のインターフェイスが不明な場合は、プログラマに通知します。
8
WARN:Application didn't catch TobjS exception. TP Framework throwing CORBA::BAD_OPERATION.
WARN: アプリケーションが TobjS 例外をキャッチしませんでした。TP フレームワークが CORBA::BAD_OPERATION をスローしています。
説明
CORBA オブジェクトのメソッドを呼び出した後、TobjS idl モジュールで定義されている例外をシステムがキャッチしました。
この警告は、次のいずれかを示しています。
TobjS.idl
で定義されている例外を、アプリケーションが処理しませんでした。
いずれの場合でも、システムは例外を CORBA::BAD_OPERATION
に変換してからクライアントに返します。
アクション
プログラマにご連絡ください。
9
WARN:Application called TP::deactivateEnable() illegally and didn't catch TobjS exception.
WARN: アプリケーションが TP::deactivateEnable() を不正に呼び出し、TobjS 例外をキャッチしませんでした。
説明
メソッドの呼び出し後、システムが TobjS::IllegalOperation
例外をキャッチしました。
以下の原因が考えられます。
TobjS::IllegalOperation
例外を上げましたが、この例外は WLE ソフトウェア用に予約されているため、そのような処理は許可されていません。
TP::deactivateEnable()
を不正に呼び出し、該当する例外を処理しませんでした。
アクション
プログラマにご連絡ください。
11
ERROR:Non-transactional invocation on CORBA object infected with a transaction
ERROR: トランザクションに関与している CORBA オブジェクトに対してトランザクションを伴わない呼び出しが実行されました。
説明
グローバル・トランザクションに参加しているオブジェクトに対するアクティブなトランザクションがない状態で、呼び出しが行われました。このエラーが発生する可能性があるのは、クライアントが、ほかのクライアントに対して開始されたトランザクションに参加している CORBA オブジェクトに要求を送信した場合です。また、トランザクションがロールバック専用に指定された直後に呼び出しを行った場合にも、このエラーが発生する可能性があります。そのトランザクションがまだアクティブの場合は、トランザクション・マネージャによってトランザクション終了プロセスが完了しても、終了までわずかな遅延があります。このエラーは一般に、同一のオブジェクトを異なるトランザクションに対して繰り返し呼び出す for
loop
ブロックで発生します。
アクション
このようなメッセージが多く発生する場合は、プログラマにご連絡ください。ループ処理が行われている場合は、呼び出しの間に短時間の sleep()
を挿入します。
21
ERROR:Illegal recursive call on CORBA Object. Interface = interfaceName, OID = object ID
ERROR: CORBA オブジェクトに対して不正に再帰呼び出しが実行されました。インターフェイス = interfaceName、OID = object ID。
説明
CORBA オブジェクトに対して再帰的呼び出しが行われました。このエラーは、クライアントから呼び出されたオブジェクト A がオブジェクト B を呼び出し、オブジェクト B がオブジェクト A に対するオブジェクト・リファレンスを使用してオブジェクト A のメソッドを起動するような場合に発生します。オブジェクト A が 2 回目に呼び出されたとき、このエラー・メッセージがユーザ・ログに出力され、呼び出し元のクライアント (この例の場合はオブジェクト B) に例外 CORBA::OBJ_ADAPTER
が返されます。
アクション
プログラマにご連絡ください。
22
ERROR:Activating object - application raised TobjS::OutOfMemory. Interface = interfaceName, OID = object ID.
ERROR: オブジェクトの起動時 - アプリケーションが例外 TobjS::OutOfMemory を上げました。インターフェイス = interfaceName、OID = object ID.。
説明
Server::create_servant
または Tobj_ServantBase::activate_object
が上げた例外 TobjS::OutOfMemory
を、システムがキャッチしました。このエラーの原因として考えられるのは、この例外が WLE システム・コールまたはアプリケーション・コードによってスローされたときにアプリケーションがそれを受け取らなかったことです。
アクション
このエラーは、プロセスで使用できるメモリをすべて使い切っていることを示しています。マシン上のメモリ容量およびプロセスで使用されるメモリ容量に関して、オペレーティング・システムのパラメータが正しく設定されているかどうかを確認します。マシンのメモリ使用を減らすか、マシンの物理メモリ量を増やしてください。
23
ERROR:Activating object - application raised TobjS::CreateServantFailed. Reason = reason. Interface = interfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの活性化時 - アプリケーションが TobjS::CreateServantFailed を上げました。Reason = reason。インターフェイス = interfaceName、OID = object ID。
説明
アプリケーションが、Reason 文字列を伴う TobjS:CreateServantFailed
を上げました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
24
ERROR:Activating object - application raised TobjS::ActivateObjectFailed. Reason = servicename. Interface = interfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの活性化時 - アプリケーションが TobjS::ActivateObjectFailed を上げました。Reason = servicename。インターフェイス = interfaceName、OID = object ID。
説明
Server::create_servant
または Tobj_ServantBase::activate_object
が上げた TobjS::ActivateObjectFailed
を、システムがキャッチしました。アプリケーションが、Reason 文字列をセットして TobjS::ActivateObjectFailed
を上げました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
25
ERROR:Activating object - CORBA Exception not handled by application. Exception ID = exception ID. Interface = InterfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの活性化時 - CORBA の例外をアプリケーションが処理しませんでした。例外 ID = exception ID。インターフェイス = InterfaceName、OID = object ID。
説明
Server::create_servant
または Tobj_ServantBase::activate_object
が上げた CORBA の例外を、システムがキャッチしました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
26
ERROR:Activating object - Unknown exception not handled by application. Interface = InterfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの活性化時 - 不明な例外をアプリケーションが処理しませんでした。インターフェイス = InterfaceName、OID = object ID。
説明
Server::create_servant
または Tobj_ServantBase::activate_object
が上げた不明な例外を、システムがキャッチしました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
27
ERROR:De-activating object - application raised TobjS::DeactivateObjectFailed. Reason = reason. Interface = interfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの非活性化時 - アプリケーションが TobjS::DeactivateObjectFailed を上げました。Reason = reason。インターフェイス = interfaceName、OID = object ID。
説明
Tobj_ServantBase::deactivate_object
で上げられた例外 TobjS::DeactivateObjectFailed
を、システムがキャッチしました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
28
ERROR:De-activating object - CORBA Exception not handled by application. Exception ID = exception ID. Interface = InterfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの非活性化時 - CORBA の例外をアプリケーションが処理しませんでした。例外 ID = exception ID。インターフェイス = InterfaceName、OID = object ID。
説明
Tobj_ServantBase::deactivate_object
で上げられた CORBA の例外を、システムがキャッチしました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
29
ERROR:De-activating object - Unknown exception not handled by application. Interface = InterfaceName, OID = object ID
ERROR: オブジェクトの非活性化時 - 不明な例外をアプリケーションが処理しませんでした。インターフェイス = InterfaceName、OID = object ID。
説明
Tobj_ServantBase::deactivate_object
で上げられた不明な例外を、システムがキャッチしました。
アクション
アプリケーションによって異なります。貴社のテクニカル・サポートまたはアプリケーション・プログラマにご連絡ください。
30
ERROR:Exception in thread_initialize():ID. Reason = Reason
ERROR: thread_initialize() で例外が発生しました: ID。Reason = Reason。
説明
アプリケーションまたはシステムのリソースに問題があると思われます。
アクション
アプリケーション・コードおよびオペレーティング・システムのコンフィギュレーションで、十分なリソースが設定されているかどうかを確認します。必要に応じて Reason 値を書き留め、BEA Customer Support にお問い合わせください。
31
WARN:Exception in thread_release():ID. Reason = Reason
WARN: thread_release() で例外が発生しました: ID。Reason = Reason。
説明
アプリケーションに問題があると思われます。
アクション
Check the application code. Save the value of Reason and contact BEA Customer Support for additional help, if necessary.