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Oracle® SQL Developer Microsoft SQL ServerおよびSybase Adaptive Serverからの移行のための追加情報
リリース3.0
B66848-01
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5 非接続ソース・モデルのロード

SQL Developerの非接続ソース・モデルのロード機能を使用すると、顧客側でSQL Developerをインストールおよび起動することなく、コンサルタントが顧客のデータベースを移行できます。

非接続ソース・モデルのロード・オプションを実行するには、顧客は、移行するデータベースのスキーマ・メタデータを含むデリミタ付きフラット・ファイルを生成する必要があります。ソース・データベースに対して事前定義されたSQL Developerスクリプトを実行すると、フラット・ファイルが生成されます。フラット・ファイルは、SQL Developerを使用するコンサルタントに送信され、ソース・モデルおよびOracleモデルにメタデータ・ファイルがロードされます。これで、このスキーマをOracleにマップできます。

5.1 データベースのメタデータ・フラット・ファイルの生成

Microsoft SQL ServerまたはSybase Adaptive Serverデータベースは、一括コピー・プログラム(Bulk Copy Program: BCP)を使用して、デリミタ付きメタデータ・フラット・ファイルを生成します。SQL Developerでインストールされた事前定義済スクリプトがBCPを起動し、データベースごとにフラット・ファイルを生成します。BCPは、データベースから.dat拡張子付きのデリミタ付きメタデータ・ファイルを出力します。ただし、データベースを正常に移行するために、.datメタデータ・ファイルはSQL DeveloperによってXMLファイルに変換されます。移行の取得フェーズ中にソースのメタデータ・ファイルが選択された場合、SQL Developerは.datファイルを変換し、生成された.xmlファイルをソースの.datファイルと同一のrootディレクトリに出力します。

5.1.1 フラット・ファイルの生成スクリプト

事前定義されたスクリプト・ファイルは、%ORACLE_HOME%\Omwb\DSML_Scripts\pluginディレクトリに格納されています。次の表に、適切なSQL Developerスクリプトの格納場所を示します。

表5-1 スクリプト・ファイルの位置と名前および関連するファイルの名前

プラグイン ディレクトリのパス スクリプト・ファイルの名前 関連するファイル

Microsoft SQL Server 7

%ORACLE_HOME%\DSML_scripts\sqlserver7

SS7_DSML_SCRIPT.BAT

なし

Microsoft SQL Server 2000

%ORACLE_HOME%\DSML_scripts\sqlserver2000

SS2K_DSML_SCRIPT.BAT

なし


5.1.1.1 スクリプトの実行

%ORACLE_HOME%\DSML_scripts\<plugin>ディレクトリからプラグインのスクリプト・ファイルを実行するには、次のコマンドラインを使用します。

<script file name> <database> <password> <server>

たとえば、Microsoft SQL Server 2000スクリプト・ファイルを実行して、メタデータ・フラット・ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。

SS2K_DSML_SCRIPT <database> <password> <server>