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Oracle® Test Manager Test Managerユーザーズ・ガイド
バージョン9.31
B62628-03
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10 データベースの管理

Administratorでは、システム管理者がユーザー、ロール、プロジェクトおよびフィールドを管理できます。

10.1 Administratorの起動

Oracle Test Managerのインストール時に、デフォルトの管理者アカウントが作成されます。ユーザー名はAdministratorで、パスワードは、インストール時に指定したパスワードになります。ログイン後、ただちにパスワードを変更することをお薦めします。

Administratorを起動するには:

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」メニューからAdministratorを選択します。

  2. パスワードを入力します。

  3. アクセスするOracle Test Managerデータベースを選択します。

  4. これが初めてのログインの場合、「ユーザー」タブをクリックし、Administratorユーザーを選択して「編集」をクリックし、管理者パスワードを変更します。

  5. 新しいパスワードを入力し、確認してから「OK」をクリックします。

10.2 Administratorの基本情報

Administratorは、ユーザー、ロール、プロジェクトの構成、およびカスタム・フィールドとデフォルト・フィールドの両方のカスタマイズを行うためのタブで構成されます。

10.2.1 「ユーザー」タブ

「ユーザー」タブでは、プロジェクト内のユーザーおよびそのロールを追加、削除および構成します。ロールにより、ユーザーが各プロジェクトで持つ権限が決まります。ユーザーは画面の上部に表示され、選択したユーザーのロールは画面の下部に表示されます。

このタブには、次のオプションがあります。

追加 :新しいユーザーを追加するための「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

編集: 選択したユーザーの「ユーザーの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。ユーザーの名前、ユーザー名またはパスワードを変更できます。

割当て: 選択したプロジェクトの選択したユーザーにロールを割り当てるための「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

削除: 選択したユーザーを削除します。

ユーザー名: ユーザーがログオンに使用する名前が表示されます。このフィールドでユーザーを昇順にソートするには、列ヘッダーをクリックします。

: ユーザーの名が表示されます。このフィールドでユーザーを昇順にソートするには、列ヘッダーをクリックします。

: ユーザーの姓が表示されます。このフィールドでユーザーを昇順にソートするには、列ヘッダーをクリックします。

電子メール: ユーザーの電子メール・アドレスが表示されます。ユーザーの「電子メール通知の有効化」が選択されている場合、項目が作成されたとき、あるいは問題の所有者または割当て先フィールドが変更されたときにユーザーに電子メール通知が送信されます。このフィールドでユーザーを昇順にソートするには、列ヘッダーをクリックします。

電子メール通知: ユーザーが電子メール通知を受け取るかどうかを指定します。このフィールドでユーザーを昇順にソートするには、列ヘッダーをクリックします。

管理者アクセス: ユーザーがOracle Test Manager Administratorにアクセスできるかどうかを指定します。

アクティブ: 指名ユーザー・ライセンスが使用されている場合のみ、この列は表示されます。ユーザーがアクティブであるかどうか、つまり、ユーザーが指定ユーザー・ライセンスを使用してログインできるかどうかを示します。

<ユーザー>のロール: データベース内の各プロジェクトに選択されたユーザーに割り当てられているロールを表示します。

  • プロジェクト: データベース内のプロジェクトのリストを表示します。

  • ロール: プロジェクトに選択されているユーザーのロールを表示します。

10.2.2 「ロール」タブ

「ロール」タブは、ロールを設定する場所です。ロールは、プロジェクトのユーザーへの読取り権限、書込み権限、削除権限および実行権限を決定します。ロールを作成したら、アクセスする各プロジェクトのユーザーにロールを割り当てます。ユーザーのロールはプロジェクトごとに異なります。「プロジェクト」タブまたは「ユーザー」タブで「割当て」をクリックして、ロールを割り当てます。

追加 :ロールを追加するための「ロールの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

編集: 選択したロールを編集する「ロールの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

削除: 選択したロールを削除します。ロールが使用中の場合、このロールに割り当てられたユーザーに別のロールを割り当てるよう求められます。

<ロール>の権限: プロジェクト、テスト・プラン、要件、テストおよび問題に対するこのロールの読取り権限、書込み権限、削除権限および実行権限を表示します。

  • プロジェクト: このロールに割り当てられたユーザーへのプロジェクトの読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

  • テスト・プラン: このロールに割り当てられたユーザーへのテスト計画の読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

  • 要件: このロールに割り当てられたユーザーへの要件の読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

  • テスト: このロールに割り当てられたユーザーへのテストの読取り権限、書込み権限、削除権限および実行権限を表示します。

  • 問題: このロールに割り当てられたユーザーへの不具合の読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

  • パブリック・レポート: このロールに割り当てられたパブリック・レポートの読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

  • マイ・レポート: このロールに割り当てられたレポートの読取り権限、書込み権限および削除権限を表示します。

10.2.3 「プロジェクト」タブ

「プロジェクト」タブは、プロジェクトを管理する場所です。

追加: 新規プロジェクトを追加する「プロジェクトの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

クローン: 選択したプロジェクトを複製する「プロジェクトのクローン」ダイアログ・ボックスを表示します。プロジェクトのクローンを行うと、ユーザー・ロールは元のプロジェクトと同じになります。

編集: 選択したプロジェクトの名前を変更する「プロジェクトの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

割当て: 選択したプロジェクトのユーザーにロールを割り当てる「ロールの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

削除: 選択したプロジェクトを削除します。

プロジェクト: データベース内のプロジェクトのリストを表示します。

履歴の追跡: プロジェクトの履歴追跡が有効であるかどうかを表示します。詳細は、10.8.1項「プロジェクトの追加」を参照してください。

キャッシュされたツリー: プロジェクトのツリーのキャッシュが有効であるかどうかを表示します。詳細は、10.8.1項「プロジェクトの追加」を参照してください。

ユーザー: データベースのユーザーを表示します。

: ユーザーの名が表示されます。

: ユーザーの姓が表示されます。

ロール: 選択したデータベースのユーザーのロールを表示します。

10.2.4 「フィールド」タブ

「フィールド」タブは、デフォルト・フィールドおよびカスタム・フィールドの両方をカスタマイズする場所です。 これらのフィールドは、要件、テスト、不具合およびテスト実行の詳細を管理するため、Oracle Test Managerで使用されます。

このタブには、次のオプションがあります。

<フィールド・リスト>: カスタマイズできるフィールドのカテゴリおよびタイプをリストします。カテゴリは次のとおりです。

  • テスト・プラン: テスト計画の追加/テスト計画の編集ダイアログ・ボックスに表示されるテスト計画に関するフィールドで、右ペインに表示されます。

  • 要件: 「要件の追加」/「要件の編集」ダイアログ・ボックスに表示される要件に関するフィールドで、右ペインに表示されます。

  • テスト: 「テストの追加」/「テストの編集」ダイアログ・ボックスに表示されるテストに関するフィールドで、右ペインに表示されます。

  • 問題: 「問題の追加」/「問題の編集」ダイアログ・ボックスに表示される不具合に関するフィールドで、右ペインに表示されます。

  • テスト実行: 「テストの実行」ダイアログ・ボックスに表示されるテスト実行に関するフィールドが、実行履歴セクションのテストの実行日付をクリックすると、右ペインの結果パラメータ・セクションに表示されます。

各カテゴリには、次の2つのタイプのフィールドがあります。

  • デフォルト・フィールド: これらは製品に用意されているフィールドです。オプションの追加と削除、およびラベルの変更が可能です。

  • カスタム・フィールド: これらはユーザー作成のフィールドです。これらのフィールドは、Oracle Test Managerに情報を入力するのに使用されます。これらは、要件、テストおよび不具合の入力と編集のダイアログ・ボックスに追加されます。これらはデフォルト・フィールドとともに右ペインに表示され、グループ化およびレポートに使用できます。

名前: フィールド名を表示します。

ラベル: Oracle Test Managerに表示されるラベルを表示します。

タイプ: フィールドのタイプを表示します。オプションは次のとおりです。

  • オプション・リスト: リストからオプションを選択できます。

  • オプション・リスト/テキスト リストからオプションを選択するか、テキストを入力できます。

  • ユーザー・リスト: データベースでユーザーのリストを作成し、1つを選択できます。

  • テキスト: 1行のテキストを入力できます。

  • 複数行テキスト: 複数行のテキストを入力できます。

  • 複数行/追加: 編集時に複数行テキスト・フィールドを作成し、新規テキストを既存のテキストに追加するように選択できます。追加するように選択すると、日付およびユーザー名が自動的に追加されます。

  • 見出し: カスタム・フィールドをグループ化する見出しを作成できます。見出しは、Oracle Test Managerの右ペインでの表示目的のみです。

電子メール通知のトリガー: このフィールドの変更時に構成済の受信者に電子メールを送信するかどうかを示します。

電子メールに含める: フィールドを電子メールに含める必要があるかどうかを示します。

必須: フィールドが必須であるかどうか、つまり、要件、テストまたは不具合の作成時にデータを入力する必要があるかどうかを示します。

有効: フィールドがOracle Test Managerで使用されているかどうかを示します。

プロジェクト: このフィールドの適用対象のプロジェクトを示します。

追加: カスタム・フィールドを追加する「フィールドの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

編集: 選択したカスタム・フィールドの「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

削除: 選択したカスタム・フィールドを削除します。

上に移動: 選択したフィールドを1つ上の位置に移動します。

下に移動: 選択したフィールドを1つ下の位置に移動します。

オプション・リスト: フィールドがオプション・リスト・フィールド・タイプである場合、選択したフィールドのオプションを管理できます。

  • 追加: 選択したフィールドにオプションを追加する「オプションの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

  • 編集: 選択したオプションの名前を変更する「オプションの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

  • 削除: 選択したオプションを削除します。

  • 上に移動: 選択したオプションを1つ上の位置に移動します。

  • 下に移動: 選択したオプションを1つ下の位置に移動します。

  • プロジェクト: オプションの適用対象のプロジェクトを選択します。このフィールドは、このフィールドのカスタム・フィールドの追加ダイアログ・ボックスで「プロジェクト固有のオプション」チェック・ボックスを選択した場合のみ使用可能になります。このチェック・ボックスを選択した場合、各プロジェクトに固有のオプションを追加でき、選択しない場合は、すべてのプロジェクトに同じオプションが適用されます。

電子メール受信者: 選択したフィールドの変更時に、電子メールを受信するユーザーのロールまたは電子メール・アドレス(あるいはその両方)をリストします。

  • プロジェクト: 電子メール受信者を表示するプロジェクトを選択します。

  • メールID: フィールドの変更時に、電子メールが送信される送信先電子メール・アドレスをリストします。

  • ロール: フィールドの変更時に送信される電子メールの受信者のロールをリストします。

左ペインのカテゴリを選択すると、関連したフィールドが右上ペインに表示されます。右上ペインのフィールドを選択すると、関連したオプションが「オプション・リスト」に表示されます。

10.2.5 「使用状況監査」タブ

「使用状況監査」タブで、Oracle Load Testingデータベースに格納されている負荷テスト・セッションを確認および監査します。

このタブには、次のオプションがあります。

OLTデータベース: 監査に使用できるインストール済のOracle Load Testingデータベースをリストします。

ユーザー名: 負荷テストを実行したユーザーの名前を表示します。匿名は、テストを実行したOracle Load Testingのインスタンスでログイン機能が無効になっていたため、テストに関連付けられたユーザーがいないことを表します。「コマンド・ライン」は、負荷テストがコマンドライン・インタフェースから実行されたことを示します。

セッション名: 負荷テスト・セッションの名前を表示します。

開始時刻: 負荷テスト・セッションの開始日時を表示します。

終了時刻: 負荷テスト・セッションの終了日時を表示します。

期間(HH:MM:SS): 負荷テスト・セッションの期間を、時、分、秒で表示します。

マシン名: 負荷テスト・セッションが実行されたマシンの名前を表示します。

最大VUカウント: 負荷テスト・セッションで実行された仮想ユーザーの最大数を表示します。

10.3 メニュー・オプションの概要

メニューは、データベースへの変更を保存するためのオプション、およびデータベースのメンテナンス・ツールにアクセスするためのオプションを提供します。

10.3.1 「ツール」メニュー

「ツール」メニューでは、データベースのパージ、ロックされたレコードのロック解除、および電子メール構成の設定を行えます。

ロックされたレコードのロック解除: データベース内のロックされたレコードのロックを解除します。これは、製品に障害が発生し、エントリが編集用にロックされた状態のままになった場合に、データベース内のロックを解除するために使用する緊急時の機能です。

削除されたレコードのパージ: 削除済のすべてのデータをデータベースから物理的に削除します。削除された項目は、削除済とマークされ、ユーザー・インタフェースには表示されませんが、データベースがパージされるまでデータベース内に保持されます。

電子メール構成の設定: 電子メール通知に使用するメール・サーバーを構成するための「電子メール構成の設定」ダイアログ・ボックスを表示します。

デフォルト・レポートの管理: どのデフォルト・レポートを個々のユーザーに表示するかを選択するための「デフォルト・レポートの管理」ダイアログ・ボックスを表示します。

10.3.2 「ヘルプ」メニュー

コンテンツ: ヘルプ・システムのコンテンツを開きます。

Adminについて: バージョン番号と著作権情報を表示します。

10.3.3 ログアウト

アプリケーションを終了します。

10.4 電子メール・プリファレンスの構成

新しい要件、テストまたは問題が作成されたり、問題の所有者または割当先フィールドが変更されたときに、電子メール通知を受け取る個々のユーザーを設定できます。また、特定の条件が発生した際に、所有者または作成者に送信される電子メールを構成できできます。この機能を使用するには、電子メール・サーバーを構成する必要があります。

電子メール・サーバーおよび電子メール・プリファレンスを構成するには:

  1. 「ツール」メニューから「電子メール構成の設定」を選択します。

  2. 「SMTP設定の構成」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    SMTPサーバー: サーバー名を入力し、オプションとしてコロン(:)、その後にポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は25です。

    戻りアドレス: Oracle Test Managerによって送信される電子メール・アドレスの戻りアドレスを入力します。

    送信先: 「テスト」ボタンをクリックしたときに送信するテスト電子メールの送信先電子メール・アドレスを入力します。

    テスト: 構成をテストするための「電子メール構成のテスト」ダイアログ・ボックスを表示します。

  3. SMTPサーバー名を入力します。

  4. Oracle Test Managerによって送信される電子メールの戻りアドレスを入力します。

  5. テスト電子メールの送信先の電子メール・アドレスを入力します。

  6. 「テスト」をクリックして、構成をテストします。

  7. 「トレース可能性」をクリックして、電子メールをいつ送信するかを指定するオプションを選択します。

    作成者に変更を通知: 所有者が変更されたときに、ノード作成者に電子メールを送信します。ノード作成者が現在の所有者になった場合、またはノード作成者がアクティビティを開始した場合、電子メールは送信されません。

    要件が変更された場合に、関連テストの所有者に通知する: 要件が変更されたときに、この要件に関連付けられているテストの所有者に電子メールを送信します。

    テストが実行された場合に、関連する問題の所有者に通知する: テストが実行されたときに、このテストに関連付けられている問題の所有者に電子メールを送信します。

  8. いつ電子メールを送信するかを選択します。

  9. 「保存」をクリックします。

10.5 デフォルト・レポートの管理

Oracle Test Managerの「レポート」タブで、各ユーザーが参照できるデフォルト・レポートを選択できます。デフォルト・レポートを管理するには、次のようにします。

  1. 「ツール」メニューから「デフォルト・レポートの管理」を選択します。

    ユーザー: ユーザーをリストします。[Shift]キーを押しながら[Ctrl]キーを押すことで、複数のユーザーを選択できます。

    すべて選択: すべてのレポートを選択します。

    すべて選択解除: すべてのレポートの選択を解除します。

    表示可能: 選択した場合、レポートは、選択されたユーザーに対して参照可能になります。選択しない場合、レポートは、選択されたユーザーに対して参照不可となります。

    レポート: レポート名を表示します。

  2. レポートを構成する対象のユーザーを選択します。複数のユーザーを選択するには、[Shift]キーを押しながら[Ctrl]キーを押します。

  3. Oracle Test Managerの「レポート」タブで、ユーザーが参照できるレポートを選択します。

  4. 「適用」をクリックします。

  5. 「OK」をクリックします。

10.6 ユーザーの操作

ユーザーを追加した後、データベース内の各プロジェクトのユーザーにロールを割当てできます。

10.6.1 ユーザーの追加

ユーザーを追加するには:

  1. 「ユーザー」タブをクリックします。

  2. 「追加」をクリックします。「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスには、次のオプションがあります。

    名: ユーザーの名を入力します。

    姓: ユーザーの姓を入力します。

    電子メール: ユーザーが電子メール通知を受け取るための、電子メール・アドレスを入力します。

    ユーザー名: ログインするためのユーザー名を入力します。

    パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

    パスワードの確認: ユーザーのパスワードが正しいことを確認するために、パスワードを再度入力します。

    電子メール通知の有効化: 新しい問題が作成されたり、問題の所有者または割当て先フィールドが変更されたときに電子メール通知を有効にする場合に、このオプションを選択します。

    管理者アクセスの有効化: このユーザーが、データベースを管理するためのAdministratorにログオンできるようにします。

  3. ユーザーの名を入力します。

  4. ユーザーの姓を入力します。

  5. ユーザーがログイン時に使用するユーザー名を入力します。

  6. ユーザーのパスワードを入力します。

  7. ユーザーのパスワードを確認します。

  8. 「OK」をクリックします。プロジェクトを選択し「編集」をクリックして、ユーザーのプロジェクト権限を編集できます。

10.6.2 ユーザーの削除

ユーザーを削除するには:

  1. 「ユーザー」タブをクリックします。

  2. 削除するユーザーを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. 確認を求められたら、「はい」をクリックします。

10.6.3 ユーザー情報の変更

ユーザーの名前、ログイン・ユーザー名、パスワード、または電子メール通知の有効化を変更するには:

  1. 「ユーザー」タブをクリックします。

  2. 情報を変更するユーザーを選択し、「編集」をクリックします。

  3. 必要な変更を行います。

  4. 「OK」をクリックします。

10.6.4 ユーザーへのロールの割当て

ロールにより、各ユーザーがプロジェクトについて保有するプロジェクト権限が決まります。プロジェクト権限により、ユーザーがプロジェクト内で実行できる操作が決まります。読取り権限、書込み権限、および削除権限が、プロジェクト、要件、テスト・ケース、およびプロジェクト内の問題に割り当てられます。実行権限も、テスト・ケースに割り当てられます。すべてのプロジェクトについて1人のユーザーにロールを割り当てるには、次のようにします。

  1. 「プロジェクト」タブを選択します。

  2. ロールの割当て先のユーザーを選択します。

  3. 選択したユーザーへのロールの割当ての対象とするプロジェクトを選択します。選択したプロジェクトのみが、「ロールの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。

  4. 「割当て」をクリックします。

    ユーザー名: ロールの割当て先のユーザーを表示します。

    すべて: リストされているプロジェクトをすべて選択または選択解除します。

    選択したすべてに適用: 選択したロールを、選択したプロジェクトすべてに適用します。選択されていない場合、ユーザーはそれらのプロジェクトへのアクセス権を付与されません。

    チェックボックス: プロジェクトが選択されているかどうかを示します。

    プロジェクト: 「ユーザー」タブで前に選択したプロジェクトをリストします。

    ロール: 該当プロジェクトのこのユーザーに割り当てるロールを選択します。何も選択されていない場合、ユーザーはこのプロジェクトへのアクセス権を付与されません。

  5. 各プロジェクトについて、このユーザーに割り当てるロールを選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

10.7 ロール関連の操作

「ロール」タブは、ロールを設定する場所です。ロールは、プロジェクトのユーザーへの読取り権限、書込み権限、削除権限および実行権限を決定します。ロールを作成したら、アクセスする各プロジェクトのユーザーにロールを割り当てます。ユーザーのロールはプロジェクトごとに異なります。「プロジェクト」タブまたは「ユーザー」タブで「割当て」をクリックして、ロールを割り当てます。

10.7.1 ロールの追加

ロールを追加するには:

  1. 「ロール」タブをクリックします。

  2. 「追加」をクリックします。

    名前: このロールの名前を入力します。

    説明: このロールの説明を入力します。

    基本ロール: 既存のロールを選択する際に、そのロールの権限を使用して、新しいロールの構成を開始できます。

    すべて選択: すべての権限を選択します。

    選択解除: すべての権限の選択を解除します。

    次の権限を、プロジェクト、要件、テスト・ケース、問題およびレポートについて使用できます。

    • 読取り: このロールに割り当てられたユーザーに、プロジェクト、要件、テスト、問題、パブリック・レポートおよびプライベート・レポートへの読取りアクセス権があるかどうかを示します。

    • 書込み: このロールに割り当てられたユーザーが、プロジェクト、要件、テスト、問題、パブリック・レポートおよびプライベート・レポートを変更できるかどうかを示します。

    • 削除: このロールに割り当てられたユーザーが、プロジェクト、要件、テスト、問題、パブリック・レポートおよびプライベート・レポートを削除できるかどうかを示します。

    • 実行: このロールに割り当てられたユーザーが、テストを実行できるかどうかを示します。

  3. このロールの名前および説明を入力します。

  4. このロールの権限を調整します。

  5. 「OK」をクリックします。

10.7.2 ロールの編集

ロールを編集するには:

  1. 「ロール」タブをクリックします。

  2. 編集するロールを選択します。

  3. 「編集」をクリックします。

  4. 変更を行います。

  5. 「OK」をクリックします。

10.7.3 ロールの削除

ロールを削除する際、Oracle Test Managerによって、そのロールが使用されているかどうか、つまり、ユーザーに割り当てられているかどうかが確認されます。ロールが使用中の場合、このロールに割り当てられたユーザーに別のロールを割り当てるよう求められます。ロールを削除するには、次のようにします。

  1. 「ロール」タブをクリックします。

  2. 削除するロールを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. ロールが使用中ではない場合、削除の確認を求められたら「はい」をクリックします。それ以外の場合、「ロールの割当て」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    ユーザー名: このロールに関連付けられたユーザーを表示します。

    プロジェクト名: このロールに割り当てられているユーザーのプロジェクトを表示します。

    再割当てのロールを選択してください。: 削除するロールのかわりに使用するロールを選択します。デフォルトはなしです。

    ロール''<ロール>''を削除してよろしいですか。: ロールを削除し、新しいロールをユーザーに再割当てするには、「はい」をクリックします。ロールを削除せずに終了するには、「いいえ」をクリックします。

  5. 削除するロールが割り当てられているユーザーに割り当てる新しいロールを選択します。

  6. 「はい」をクリックします。

10.8 プロジェクトの操作

データベースに対するプロジェクトの追加、クローン、名前変更、削除、およびプロジェクトのユーザーへのロールの割当てを行えます。

10.8.1 プロジェクトの追加

プロジェクトを追加するには:

  1. 「プロジェクト」タブを選択します。

  2. 「追加」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    新規プロジェクト: 新規プロジェクトの名前を入力します。

    キャッシュされたサーバー ツリーを使用する: 選択すると(キャッシュ・モード)、各ユーザーのツリー全体のサーバー側(java)キャッシュは、Oracle Test Managerのクライアント側(html/javascript)ツリーの表示、およびツリー上の操作の実行に使用されます。プロジェクトでの要件/テスト/不具合の数が何万または何十万に増加すると、各ユーザーのツリー表示のキャッシュに必要なメモリーは、サーバー上で使用可能なメモリーより多くなります。たとえば、プロジェクトに10万のテスト・ケースがある場合、各ユーザーはサーバーに100MBのキャッシュが必要になるため、同時ユーザーの数が制限されます。

    選択解除すると(非キャッシュ・モード)、サーバー上のツリー全体を構築したり、サーバー・ツリーからクライアント・ツリーを表示するのではなく、要件/テスト/不具合のOracle Test Managerの表示ツリーを変更して、必要に応じてツリーの一部をロードします。

    非キャッシュ・モードの注意事項および制約事項は次のとおりです。

    • グループ化またはフィルタ処理されたツリーはサポートされていません。これらのメニューのUI選択は無効になります。

    • グリッド・モードはサポートされていません。

    • ツリーでの操作またはユーザー相互作用は、通常に機能しますが、一部のツリーのロードへの依存は継続し、サーバー側のツリー表示を作成したり必要とすることはありません。

    • テスト・ケースの合計数は、テスト・ケースの親ノード上にマウスを置いた際に表示されません。

    • テスト・ケースのノード番号(2.1.1など)は表示されません。

    要件/テストケース/問題の履歴の追跡: 選択すると、プロジェクトの監査証跡の履歴追跡が有効になります。監査証跡では、ほとんどすべてのフィールドのすべてのノードへの変更が追跡されます。これにより、Oracle Test Managerデータベースに追加の行が発生し、最終的にパフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。

    選択しない場合、プロジェクトの監査証跡の履歴追跡は無効になり、Oracle Test Managerは指定されたツリー・ノードの最後のアクティビティのみを更新します。履歴は、最後のアクティビティにのみ有効になります。設定を再度有効化し履歴の追跡を開始した場合、その時点から後のアクティビティは、履歴ウィンドウに表示されます。履歴追跡が無効化されていた期間のアクティビティは、追跡されず、使用および表示は不可です。

    次のオプションは、データベースでTMap (Test Management Approach and Methodology)プロジェクト・テンプレート・スキーマを使用するプロジェクトにのみ表示されます。TMapプロジェクト・テンプレートを使用したデータベース・スキーマの作成の詳細は、「Oracle Application Testing Suite」 - 「データベース構成」ユーティリティを参照してください。

    レポートでイメージを表示: 選択すると、TMapプロジェクト・テンプレートを使用するプロジェクトのOracle Test Managerアプリケーションによって生成されるレポートに、指定したイメージが表示されます。

    TMapロゴ: 使用するイメージ・ファイルを指定します。「参照」をクリックして、イメージ・ファイルを選択します。

    イメージの向き: 指定したイメージをレポート内で配置する場所を指定します。

    • 右下: 選択すると、イメージがレポートの右下隅に位置揃えされます。

    • 左上: 選択すると、イメージがレポートの左上隅に位置揃えされます。

    • 右上: 選択すると、イメージがレポートの右上隅に位置揃えされます。

    • 左下: 選択すると、イメージがレポートの左下隅に位置揃えされます。

    • 中央: 選択すると、イメージがレポートの中央に位置揃えされます。

    • 中央拡大: 選択すると、イメージがレポートの中央に位置揃えされ、選択したイメージがレポートのサイズに対して大きすぎるまたは小さすぎる場合にレポートのサイズが拡大または縮小されます。

  3. プロジェクト名を入力します。

  4. 「キャッシュされたサーバー ツリーを使用する」および「要件/テストケース/問題の履歴の追跡」オプションを選択または選択解除します。

  5. TMapスキーマを使用している場合、Oracle Test ManagerレポートでTMapイメージを有効にするかどうかを選択します。

    • レポート・イメージを有効にする場合は、TMapロゴ・イメージと、イメージの向きを選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

10.8.2 プロジェクトのクローニング

プロジェクトのクローニングでは、すべてを最初から構成することなく、既存のプロジェクトをコピーし変更できます。プロジェクトをクローニングすると、フィールドや割当てなどプロジェクトの構造はコピーされますが、プロジェクト・データはコピーされません。

プロジェクトをクローニングするには:

  1. 「プロジェクト」タブをクリックします。

  2. クローニングを設定するプロジェクトを選択します。

  3. 「クローン」をクリックします。

    新規プロジェクト: 新規プロジェクトの名前を入力します。

  4. プロジェクト名を入力します。

  5. 「OK」をクリックします。必要に応じて、「割当て」をクリックして、このプロジェクトのユーザー・ロールを変更します。

10.8.3 プロジェクト名の変更

プロジェクトの名前を変更するには:

  1. 「プロジェクト」タブを選択します。

  2. 編集するプロジェクトを選択します。

  3. 「編集」をクリックします。

  4. 新しい名前を入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

10.8.4 プロジェクトの削除

プロジェクトを削除するには:

  1. 「プロジェクト」タブをクリックします。

  2. 削除するプロジェクトを選択します。

  3. 確認を求められたら、「はい」をクリックします。

10.8.5 プロジェクト・ユーザーへのロールの割当て

ロールにより、各ユーザーがプロジェクトについて保有するプロジェクト権限が決まります。プロジェクト権限により、ユーザーがプロジェクト内で実行できる操作が決まります。読取り権限、書込み権限、および削除権限が、プロジェクト、要件、テスト・ケース、およびプロジェクト内の問題に割り当てられます。実行権限も、テスト・ケースに割り当てられます。すべてのユーザーについて1つのプロジェクトにロールを割り当てるには、次のようにします。

  1. 「プロジェクト」タブをクリックします。

  2. ロールの割当て先のプロジェクトを選択します。

  3. ロールの割当て先のユーザーを選択します。選択したユーザーのみが、「ロールの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。

  4. 「割当て」をクリックします。

    プロジェクト: ロールの割当て先のプロジェクトを表示します。

    すべて: リストされているユーザーをすべて選択または選択解除します。

    選択したすべてに適用: 選択したロールを、選択したユーザーすべてに適用します。選択されていない場合、ユーザーはそれらのプロジェクトへのアクセス権を付与されません。

    チェックボックス: ユーザーが選択されているかどうかを示します。

    ユーザー: 「プロジェクト」タブで選択したユーザーを表示します。

    ロール: 該当プロジェクトのこのユーザーに割り当てるロールを選択します。何も選択されていない場合、ユーザーはこのプロジェクトへのアクセス権を付与されません。

  5. このプロジェクトの各ユーザーに割り当てるロールを選択します。

  6. 「OK」をクリックします。

10.9 フィールドの操作

フィールドは、問題、要件およびテストを説明するためにOracle Test Managerで使用されます。フィールドには2種類あり、それぞれ要件、テスト、問題およびテスト実行に適用されます。

デフォルト・フィールド: これらは製品に用意されているフィールドで、要件の「タイプ」、「優先度」、「ステータス」などがあります。デフォルト・フィールドは追加も削除もできません。これらのフィールドを必須または有効とするかを変更でき、関連付けられたオプションを追加、削除または名前変更できます。

カスタム・フィールド: これらは、ユーザーが追加する、ユーザーの製品固有のフィールドです。各カスタム・フィールドには、プロパティを定義し、必要な場合オプションを追加します。

10.9.1 オプションの追加

カスタム・フィールドを追加する前に、Oracle Test Managerからログアウトし終了していることを確認してください。カスタム・フィールドの追加が終了したら、Administratorをログアウトし終了した後、Oracle Test Managerを開始してください。

デフォルト・フィールドまたはカスタム・フィールドにオプションを追加するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. オプションの追加先のフィールド・カテゴリに、「デフォルト・フィールド」または「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. オプションを追加するフィールドを選択します。

  4. 「オプション・リスト」セクションの右にある「追加」をクリックします。

  5. 新しいオプションの名前を入力します。

  6. 新しいオプションをリストの一番上に表示する場合、「リストの一番上に新規オプションを挿入」オプションを選択します。新しいオプションをリストの一番下に表示する場合、「リストの一番上に新規オプションを挿入」オプションの選択を解除します。

  7. 「OK」をクリックします。リストを並べ替えるには、矢印ボタンを使用します。このリストに表示される順序は、Oracle Test Manager内のドロップ・ダウン・オプション・リストに表示される順序となります。


    注意:

    要件の優先度フィールドの順序により、Test Managerで表示されるアイコンの色が決まります。たとえば、高い優先度がリストの最初にある場合、アイコンは緑になります。色および対応する表示順序のリストを次に示します。

    1: 緑

    2: オレンジ

    3: 赤

    4: 青

    5: 銀

    6: 紫

    7: 濃いオレンジ

    8: 水色

    9: 灰色


10.9.2 名前変更のオプション

オプションの名前を変更するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. オプションを変更するフィールドを含むフィールド・カテゴリに、「デフォルト・フィールド」または「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 変更するオプションを含むフィールドを選択します。

  4. 名前を変更するオプションを選択します。

  5. 新しい名前を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。リストを並べ替えるには、矢印ボタンを使用します。このリストに表示される順序は、Oracle Test Manager内のドロップ・ダウン・オプション・リストに表示される順序となります。

10.9.3 オプションの削除


注意:

要件、テストまたは問題に使用されていたカスタム・フィールド・オプションを削除する場合、次に要件、テストまたは問題を編集する際、Oracle Test Manager により、オプション・リストの最初の値がカスタム・フィールドにデフォルトで使用されます。編集および保存されていない要件、テストまたは問題については、元の値が変更されずに維持されます。

オプションを削除するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. オプションを削除するフィールドを含むフィールド・カテゴリに、「デフォルト・フィールド」または「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 削除するオプションを含むフィールドを選択します。

  4. 削除するオプションを選択します。

  5. 「削除」をクリックします。

  6. 削除の確認を要求されたら、「はい」をクリックします。

10.9.4 デフォルト・フィールドの編集

デフォルト・フィールドを必須とするか、有効とするか、デフォルト・フィールドが変更されたときに電子メールを送信するか、およびデフォルト・フィールドを電子メール内に含めるかどうかを編集できます。デフォルト・フィールドを編集するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. 編集するフィールドのカテゴリについて、左側のペインで「デフォルト・フィールド」を選択します。

  3. 編集するフィールドを選択します。

  4. 「編集」をクリックして「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    名前: フィールド名を表示します。

    ラベル: Oracle Test Managerに表示されるフィールド・ラベルを表示します。

    フィールドのプロパティ: 有効にするプロパティを選択し、無効にするプロパティの選択を解除します。

    • 必須: 選択すると、Oracle Test Managerでフィールドの入力が必須となります。

    • 有効: フィールドがOracle Test Managerで使用されているかどうかを示します。

    • 電子メール通知のトリガー: このフィールドの変更時に構成済の受信者のリストに電子メールを送信する必要があるかどうかを示します。Eメール受信者を設定する「電子メール構成の設定」ダイアログ・ボックスを表示するには、鉛筆アイコンをクリックします。

    • このフィールドを通知メールに含める: フィールドを通知電子メールに含める必要があるかどうかを示します。

  5. 「電子メール通知のトリガー」を選択する場合、このフィールドの「電子メール構成の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    プロジェクト: このフィールドを構成するプロジェクトを選択します。

    チェックボックス: 選択した場合、このロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知電子メールが送信されます。

    ロール: ロールをリストします。

    電子メール: 通知電子メールの受信者の電子メール・アドレスを、カンマで区切って入力します。

    宛先: 電子メール受信者を選択するための「電子メール受信者の選択」ダイアログ・ボックスを表示します。

    設定: 選択したプロジェクトの設定を保存します。

  6. このフィールドを構成するプロジェクトを選択します。

  7. ロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知電子メールを送信する場合に、ロールを選択します。

  8. 受信者の電子メール・アドレスを入力するか、「宛先」をクリックして、電子メール通知が有効化されている、データベース内のユーザーのリストから選択します。

    <受信者リスト>: 電子メール通知が有効な、データベース内のユーザーをリストします。

    選択: 選択した受信者を「宛先」フィールドに追加します。

    宛先: 選択した受信者を、カンマで区切って表示します。

  9. 追加する受信者を選択して、「選択」をクリックします。

  10. 「完了」をクリックします。

  11. 「OK」をクリックします。

  12. その他の変更を行って、「OK」をクリックします。

10.9.5 カスタム・フィールドの追加

カスタム・フィールドを追加するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. カスタム・フィールドを追加するカテゴリの左側のペインで「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 「追加」をクリックして、カスタム・フィールドの追加ダイアログ・ボックスを表示します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    名前: フィールドの名前を入力します。

    ラベル: 「Oracle Test Manager」ダイアログ・ボックスに表示されるフィールド・ラベルを入力します。

    タイプ: フィールドのタイプを選択します。オプションは次のとおりです。

    • オプション・リスト: リストからオプションを選択できます。Administratorを終了する前に、1つ以上のオプションを追加する必要があります。

    • オプション・リスト/テキスト リストからオプションを選択するか、テキストを入力できます。

    • ユーザー・リスト: データベースでユーザーのリストを作成し、1つを選択できます。

    • テキスト: 1行のテキストを入力できます。

    • 複数行テキスト: 複数行のテキストを入力できます。

    • 複数行/追加: 編集時に複数行テキスト・フィールドを作成し、新規テキストを既存のテキストに追加するように選択できます。追加するように選択すると、日付およびユーザー名が自動的に追加されます。

    • 見出し: カスタム・フィールドをグループ化する見出しを作成できます。見出しは、Oracle Test Managerの右ペインでの表示目的のみです。

    適用先: このフィールドの適用対象のプロジェクトを選択します。

    プロパティ: このフィールドに適用するプロパティを選択します。

    • 必須: フィールドを入力する必要があるかどうかを示します。

    • 有効: このフィールドをOracle Test Managerで使用可能にするかどうかを示します。「無効」フィールドは、Oracle Test Managerでは使用できません。

    • 電子メール通知のトリガー: このフィールドの変更時に構成済の受信者のリストに電子メールを送信する必要があるかどうかを示します。Eメール受信者を設定する「電子メール構成の設定」ダイアログ・ボックスを表示するには、鉛筆アイコンをクリックします。

    • このフィールドを通知メールに含める: フィールドを通知電子メールに含める必要があるかどうかを示します。

    • プロジェクト固有のオプション: 選択すると、「オプション・リスト」セクションでプロジェクトを選択することによって、各プロジェクト専用にオプションを追加できます。選択しないと、すべてのプロジェクトは同じオプションになります。

  4. 「電子メール通知のトリガー」を選択する場合、このフィールドの「電子メール構成の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    プロジェクト: このフィールドを構成するプロジェクトを選択します。

    チェックボックス: 選択した場合、このロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知電子メールが送信されます。

    ロール: ロールをリストします。

    電子メール: 通知電子メールの受信者の電子メール・アドレスを、カンマで区切って入力します。

    宛先: 電子メール受信者を選択するための「電子メール受信者の選択」ダイアログ・ボックスを表示します。

    設定: 選択したプロジェクトの設定を保存します。

  5. このフィールドを構成するプロジェクトを選択します。

  6. ロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知電子メールを送信する場合に、ロールを選択します。

  7. 受信者の電子メール・アドレスを入力するか、「宛先」をクリックして、電子メール通知が有効化されている、データベース内のユーザーのリストから選択します。

    <受信者リスト>: 電子メール通知が有効な、データベース内のユーザーをリストします。

    選択: 選択した受信者を「宛先」フィールドに追加します。

    宛先: 選択した受信者を、カンマで区切って表示します。

  8. 追加する受信者を選択して、「選択」をクリックします。

  9. 「完了」をクリックします。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. その他のフィールド情報を入力します。

  12. 「OK」をクリックします。リスト・タイプの項目の場合、リストに表示するオプションを入力します。オプション・リストを追加している場合、Administratorを終了する前に1つ以上のオプションを入力する必要があります。

10.9.6 カスタム・フィールドの編集

カスタム・フィールドを編集するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. 編集するフィールドを含むカテゴリについて、左側のペインで「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 編集するフィールドを選択します。

  4. 「編集」をクリックして「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

  5. 必要な変更を行います。

  6. 「OK」をクリックします。

10.9.7 カスタム・フィールドの削除

カスタム・フィールドを削除するには:

  1. 「フィールド」タブをクリックします。

  2. 削除するフィールドを含むカテゴリについて、左側のペインで「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 削除するフィールドを選択します。

  4. 「削除」をクリックします。

  5. 削除の確認を要求されたら、「はい」をクリックします。

10.10 データベースのメンテナンス

ロックされたレコードのロックを解除し、削除されたレコードをパージできます。

10.10.1 ロックされたレコードのロック解除

製品に障害が発生し、エントリが編集用にロックされた状態のままになった場合に、次の手順を使用して、データベース内のロックを解除します。ロックされたレコードをロック解除するには、次のようにします。

  1. 「ツール」メニューから「ロックされたレコードのロック解除」を選択します。

  2. 「はい」をクリックし、確認します。

10.10.2 削除されたレコードのパージ

削除されたアイテムは、データベースをパージするまでは、データベースから削除されません。削除されたアイテムをデータベースから削除するには、次のようにします。

  1. 「ツール」メニューから、「削除されたレコードのパージ」を選択します。

  2. 「はい」をクリックして、データベースをパージすることを確認します。

10.11 データ・リンク

データ・リンク機能を使用すると、サード・パーティ・システムや他のOracle Test Managerシステムへのデータ・リンクを設定および管理できます。データ・リンクにより、両システム間でデータが同期されるように、要件、不具合またはマニュアル・テストのインポートおよびエクスポートが可能になります。

データ・ノードは、サード・パーティ・ノード識別子となるカスタム・フィールドを使用して同期されます。カスタム・フィールドは、Administratorを使用して、要件、問題およびマニュアル・テストを同期するノードのタイプごとに作成する必要があります。

同期は、受信ノードと送信ノードを保持するために使用されるフォルダ・システムを介して行われます。データ・リンクの作成時に、フォルダ・システムの所在を確認します。フォルダがローカル・マシン上にあり、サード・パーティ・ツールが別のマシン上にある場合は、フォルダを共有する必要があります。

次のフォルダ構造が作成されます。

図10-1 スクリプト・ツリー階層の図

データ・リンク・フォルダ構造のイメージ
「図10-1 スクリプト・ツリー階層の図」の説明

最上位フォルダはDSN名です。次のフォルダはプロジェクト名です。次のレベルのフォルダはインポートおよびエクスポートに使用するフォルダです。Inフォルダは、Oracle Test Managerにインポートするためにサード・パーティ・ツールによってノードが配置される必要がある場所です。Outフォルダは、サード・パーティ・ツールにエクスポートするためにOracle Test Managerによってノードが配置される場所です。

リンクには、CSVファイル形式またはXMLファイル形式を使用できます。CSV形式を使用する場合は、サード・パーティ・ツールのフィールドをOracle Test Managerのフィールドにマップする必要があります。XML形式を使用する場合は、OracleATS\OTM\Files\XML_DTDフォルダにあるOracle Test Manager DTDに準拠する必要があります。準拠していないノードは、インポートされません。

インポートされたノードは、BackUpフォルダに移されます。これらのフォルダ内のノードは、定期的に削除されます。

作成したデータ・リンクは、データ・リンクの管理オプションを使用して開始、停止、削除できます。データ・リンクを開始すると、Integratorダイアログ・ボックスにデータ・リンクのプロパティおよびIntegratorの進捗が表示されます。このダイアログ・ボックスを使用してステータスを監視できます。最小化すると、システム・トレイの中に配置されます。

Integratorの進捗の監視に加えて、Integratorのアクティビティを示すログ・ファイルが作成されます。このファイルの名前は<project name>_Integratorlog.logで、最上位フォルダにあります。

10.11.1 データ・リンクの作成

データ・リンクを作成する前に、サード・パーティ・ノードを識別するためのカスタム・テキスト・フィールドを作成する必要があります。フィールドは次のとおりです。

_IntReqID (要件用)

_IntTestID (マニュアル・テスト用)

_IntIssueID (問題用)

カスタム・フィールドを作成するには:

  1. 「フィールド」タブを選択します。

  2. 「要件」の下の「カスタム・フィールド」を選択します。

  3. 「追加」をクリックします。

  4. 「名前」フィールドに_IntReqIDを入力します。

  5. ラベルを入力します。

  6. 「タイプ」フィールドで「テキスト」を選択します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. マニュアル・テストおよび問題について、このプロセスを繰り返します。

データ・リンクを作成するには:

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. ディレクトリを<installdir>\OTMに変更し、DBConfig.exeを実行します。

  3. データリンク・メニューから「作成」を選択します。

  4. Administratorにアクセスするためのユーザー名およびパスワードを入力します。

  5. データ・リンクを作成するデータベースを選択します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    セットアップ: 次のオプションを使用して、データ・リンク・タイプ、および新しいノードを確認する頻度を構成します。

    • リンクするプロジェクトの選択: リンクできるプロジェクトをリストします。

    • リンクするその他のシステムの選択: リンクするシステムのタイプ、サード・パーティ・ツールまたはOracle Test Managerを選択します。

    • リンクのファイル形式の選択: リンクに使用する形式のタイプを選択します。CSVを選択する場合、次のボタンを使用してマッピングを作成する必要があります。XMLを選択する場合は、Oracle Test Manager DTDに準拠する必要があります。

    • Integratorの実行間隔: Integratorが新しい項目を確認する頻度を入力します。

    • 停止までの障害回数: Integratorが実行を停止するまでの障害の発生回数を入力します。

    リンクするノード: リンクするノードを構成します。

    • データ・リンクの場所の選択: データ・リンク・フォルダを作成する場所を選択するためのデータ・リンクの場所の選択ダイアログ・ボックスを表示します。

    • 要件: 要件をリンクする場合は、このチェック・ボックスを選択します。

    • マニュアル・テスト: マニュアル・テストをリンクする場合は、このチェック・ボックスを選択します。

    • 問題: 問題をリンクする場合は、このチェック・ボックスを選択します。

    • マッピングの作成: CSVファイルのマッピング・ツールを表示します。

  6. 設定情報を入力します。

  7. データ・リンクの場所の選択をクリックして、データ・リンクの場所の選択ダイアログ・ボックスを表示します。

    データ・リンク・フォルダを作成するための場所を入力します。

  8. CSV形式を使用している場合、リンクするノードを選択し、マッピングの作成をクリックします。CSVファイルが、関連付けられたフォルダに存在しない場合、エラーが表示されます。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    選択されたノード・タイプ: マッピングしているノード・タイプ、要件、問題またはマニュアル・テストを表示します。

    CSVファイルの列: CSVファイルの列をリストします。

    マッピング可能なフィールド: Oracle Test Managerのフィールドをリストします。

    <右矢印>: 選択した2つのフィールドをマップします。

    <左矢印>: 選択したフィールドのマッピングを削除します。

    選択した列の内容: 選択した列の内容を表示します。

    自動一致: 同じ名前を持つフィールド同士を自動的にマップします。

  9. CSV列名とマップ先のフィールドを選択して、右矢印をクリックします。「自動一致」を使用して、両方の列で同じ名前を持つフィールドをマップします。_IntIssueID_IntTestIDおよび_IntIssueIDフィールドは、サード・パーティ・ツール内の対応する項目番号フィールドにマップする必要があります。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. リンクする各ノード・タイプについて、この手順を繰り返します。

  12. 「OK」をクリックして、データ・リンクを保存します。データ・リンクは作成されますが、実行はされません。データ・リンクの管理を使用して、データ・リンクを開始します。

2つのファイルが、「イン」フォルダの1つ上のレベルに作成されます。これらを次に示します。

  • DL_<DSN名>_<プロジェクト名>.xml: データ・リンクのステータス、セキュリティ保護のためにエンコードされた管理者パスワードなど、このデータ・リンクのマッピング情報を含みます。このファイルは、「イン」フォルダから1つ上のフォルダ・レベルに配置されます。

  • <ノード・タイプ>Map.txt: データ・リンク情報を含みます。このファイルを編集して、データのマッピングを変更できます。このファイルは、OracleATS/OTM/ファイル・フォルダに配置されます。

10.11.2 データ・リンクの管理

データ・リンクが開始されると、Integratorは「イン」フォルダを参照し、検出したファイルをそのフォルダにインポートします。また、更新されたOracle Test Managerノードがないかをチェックし、あった場合はサード・パーティ・ツールが取得できるように「アウト」フォルダに配置します。

データ・リンクを開始するには:

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. ディレクトリを<installdir>\OTMに変更し、DBConfig.exeを実行します。

  3. データ・リンク・メニューから「管理」を選択します。

  4. Administratorにアクセスするためのユーザー名およびパスワードを入力します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    リンク名: ステータスが使用可能となっているデータ・リンクのリストを表示します。

    開始: データ・リンクを開始します。

    削除: データ・リンクを削除します。

    データ・リンク・プロパティ: データ・リンクの構成情報を表示します。

  5. 開始するデータ・リンクを選択します。

  6. 「開始」をクリックして、データ・リンクの進行状況を表示し管理するためのをOracle Test Manager Integrator表示します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    データ・リンク・プロパティ: データ・リンクの構成情報を表示します。

    開始: データ・リンクを開始します。

    停止: データ・リンクを停止します。

    進行状況: Integratorが行っている内容を表示します。

  7. Integratorを最小化すると、システム・トレイに表示されます。インポートされたファイルは、バックアップ・フォルダに移動されます。


注意:

ファイルは、バックアップ・フォルダから自動的に削除されません。バックアップ・フォルダのサイズは非常に大きくなる可能性があるため、このフォルダからファイルを定期的に削除することをお薦めします。

ログ・ファイル(<project name>_Integratorlog.log)は、最上位のフォルダ内に作成されます。ここには、トラブルシューティングに役立つIntegratorのアクティビティのログが保存されます。

CSV形式を使用していて、Oracle Test Managerには存在するフィールドがCSVファイルに欠落している場合、Integratorがそのフィールドを作成します。XML形式を使用していて、ファイルがOracle Test Manager DTDに準拠していない場合、ファイルはインポートされず、メッセージがログ・ファイルに記録されます。

10.11.2.1 データの競合

データの競合が発生する可能性のあるシナリオ、およびOracle Test Managerによるその解決方法を次に示します。

シナリオ1: ノードがOracle Test Managerで編集されている間に、ノードに関するデータがOracle Test Managerで受信されました。これは、ノードが両方のシステムで編集されている場合に発生する可能性があります。サード・パーティ・システムが先に編集を終えた場合、サード・パーティ・システムはOracle Test Managerの「イン」ボックスにファイルをエクスポートします。

解決方法: ノードのデータを保存する前に、Oracle Test Managerは、「イン」ボックスをチェックして、ノードに更新事項がないかどうかを確認します。更新事項があった場合、ノードはデータベースに保存されません。ユーザーはどのように処理するかどうかの選択を求められます。オプションは、更新を上書きするか、または更新されたデータを受け入れるかどうかのいずれかです。

ユーザーが変更を上書きする場合、ノードはインポートされず、Oracle Test Managerで行われた変更が保存され、その後ノードがエクスポートされます。

ユーザーが変更を受け入れる場合、Oracle Test Managerは、自身のデータを破棄し、ノードをインポートして、データを更新します。ノードはエクスポートされません。

シナリオ2: ノードが「イン」と「アウト」の両方のボックスに表示されます。これは、両方のシステムが、インポートの前に、更新レコードを互いに送信した場合に発生する場合があります。たとえば、ノードが編集されてサード・パーティ・システムに保存され、エクスポートがなんらかの理由により遅れたとします。一方、Oracle Test Managerは更新を終了し、レコードを送信します。この状況では、システムによるインポートを待機している、レコードが同じである2つのバージョンが存在することになります。

解決方法: インポートを開始する前に、Integratorが「アウト」ボックスを参照し、インポートしようとしているノードのレコードがあるかどうかを確認します。レコードがある場合、Integratorが、インポートするファイルで検出されたユーザーに対して、競合が発生し解決する必要があることを電子メールで通知します。更新は行われません。ユーザーは、正しいファイルを特定し、「イン」ボックスに配置する必要があります。電子メール通知が失敗した場合、イベントがログ・ファイルに記録されます。

シナリオ3: 2つのシステム間の接続が切断されました。これは、共有フォルダが含まれているマシンが停止している場合に発生します。

解決方法: Oracle Test Managerが共有フォルダに書き込みできない場合、管理ユーザーに電子メールで通知されます。問題の解決は、両方のシステムの管理者が行います。電子メール通知が失敗した場合、イベントがログ・ファイルに記録されます。

10.11.3 データ・リンクの削除

データ・リンクを削除するには:

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. ディレクトリを<installdir>\OTMに変更し、DBConfig.exeを実行します。

  3. データ・リンク・メニューから「管理」を選択します。

  4. Administratorにアクセスするためのユーザー名およびパスワードを入力します。

  5. 削除するデータ・リンクを選択します。

  6. 「削除」をクリックします。

  7. 確認を求められたら、「はい」をクリックします。

10.12 パスワードのリセット・ユーティリティの使用方法

パスワードのリセット・ユーティリティによって、Oracle Application Testing Suite Webアプリケーションのインストール・ユーザーは、Oracle Load TestingまたはOracle Test Managerデータベースの管理者アカウントのパスワードをリセットできます。

Oracle Application Testing Suiteのインストール・ユーザーは、次のパスワードをリセットできます。

デフォルトの管理者ユーザー・パスワードは、Oracle Application Testing Suiteのインストール時に指定したパスワードです。

インストール・ディレクトリの下の\libディレクトリにあるコマンドラインJavaファイルResetPassword.jarを使用して、パスワードのリセット・ユーティリティを実行します。

コマンド・プロンプトから、パスワードのリセット・ユーティリティを実行します。


注意:

Windows 7およびVistaシステムでは、昇格されたコマンドラインを使用して、コマンドを実行する必要があります。「スタート」メニューから、「アクセサリ」を開き、「コマンド プロンプト」メニュー・オプションを右クリックして、ショートカット・メニューから「管理者として実行」を選択します。

10.12.1 Oracle Load Testing管理者パスワードのリセット

次の手順では、Oracle Load Testingデータベースの管理者ユーザー・パスワードをリセットします。この手順は、システムにOracle Application Testing Suiteをインストールしたユーザーのみが実行できます。

Oracle Load Testingデータベース接続の管理者ユーザー・パスワードをリセットするには:

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. 「cmd」と入力し、[Enter]を押します。

  3. cd\installdir\libと入力します(installdirはOracle Application Testing Suiteのインストール・ディレクトリです)。デフォルトはc:\OracelATSです。

  4. コマンド・プロンプトで、$installdir\jdk\bin\java.exe -jar ResetPassword.jar -olt "DB Name"と入力します。$installdirは、実際のインストール・ディレクトリのパスです。たとえば、デフォルト・インストール・ディレクトリはc:\OracleATSです。DB Nameは、データベースの接続名です。たとえば、Oracle Load Testingのデフォルトのインストール・データベース接続名は、Default OLT Databaseです。次のコマンドは、デフォルト値を使用した完全な例を示しています。

    c:\OracleATS\jdk\bin\java.exe -jar ResetPassword.jar -olt "Default OLT Database" 
    
  5. [Enter]を押します。

  6. 新規パスワードを入力し、[Enter]を押します。


    注意:

    パスワードは、アルファベット文字で始め、長さは最小で8文字にし、1つ以上の数字を含み、スペースを含まない必要があります。これらは、製品のインストール時に施行される制限と同じです。

  7. 確認パスワードを入力し、[Enter]を押します。

  8. コマンド・ウィンドウを閉じます。

10.12.2 Oracle Test Manager管理者パスワードのリセット

次の手順では、Oracle Test Managerデータベースの管理者ユーザー・パスワードをリセットします。この手順は、システムにOracle Application Testing Suiteをインストールしたユーザーのみが実行できます。

Oracle Test Managerデータベース接続の管理者ユーザー・パスワードをリセットするには:

  1. 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. 「cmd」と入力し、[Enter]を押します。

  3. cd\installdir\libと入力します(installdirはOracle Application Testing Suiteのインストール・ディレクトリです)。デフォルトはc:\OracelATSです。

  4. コマンド・プロンプトで、$installdir\jdk\bin\java.exe -Djava.library.path=$installdir\oats\lib -jar ResetPassword.jar -otm "DB Name"と入力します。$installdirは、実際のインストール・ディレクトリのパスです。たとえば、デフォルト・インストール・ディレクトリはc:\OracleATSです。DB Nameは、データベースの接続名です。たとえば、Oracle Test Managerデータベースのデフォルトのインストール・データベース接続名は、Default OTMです。次のコマンドは、デフォルト値を使用した完全な例を示しています。

    c:\OracleATS\jdk\bin\java.exe -java.library.path=c:\OracleATS\oats\lib -jar ResetPassword.jar -otm "Default OTM" 
    
  5. [Enter]を押します。

  6. 新規パスワードを入力し、[Enter]を押します。


    注意:

    パスワードは、アルファベット文字で始め、長さは最小で8文字にし、1つ以上の数字を含み、スペースを含まない必要があります。これらは、製品のインストール時に施行される制限と同じです。

  7. 確認パスワードを入力し、[Enter]を押します。

10.12.3 パスワードのリセット・ユーティリティのコマンドライン・オプション

パスワードのリセット・ユーティリティには、次のコマンドライン・オプション・フラグがあります。

フラグ 説明
-olt "DB name" DB Nameは、Oracle Load Testingスキーマの設定時に指定したデータベース接続名です。たとえば、インストールされたOracle Load Testingデータベース接続のデフォルトの接続名は、「Default OLT Database」です。Oracle Application Testing Suiteの「開始」メニューの「ツール」サブメニューで、「Oracle Application Testing Suite」 - 「データベース構成」ユーティリティを使用して、追加のデータベース接続を定義できます。
-otm "DB name" DB Nameは、Oracle Test Managerスキーマの設定時に指定したデータベース接続名です。たとえば、インストールされたOracle Test Managerデータベースのデフォルトの接続名は、「Default OTM」です。「Oracle Application Testing Suite」 - 「データベース構成」ユーティリティを使用して、追加のデータベース接続を定義できます。
-help パスワードのリセット・ユーティリティの使用情報を表示し、終了します。