Oracle Test Managerは、テスト・プロセス全体を容易に編成し管理できるツールです。チーム・メンバー間で情報を共有するための統一された単一のプラットフォームを提供します。
Oracle Test Managerを使用すると、テスト・スクリプト、テストする必要のある要件、およびテストによって特定された問題をグループ化し編成するプロジェクトを作成できます。プロジェクトを作成した後、これらの項目間の関係を指定し、特定のテスト・スクリプト、要件または問題に関連するすべての情報を迅速かつ容易に検索できます。
Oracle Test Managerは、手動および自動テストの両方に対して、要件を統合管理し欠陥を追跡するための次の機能および利点を提供します。
要件管理: 特定のプロジェクトに対して要件を定義し管理する機能を提供します。各要件の詳細の指定、各要件のステータスの追跡、およびテスト・ケースと要件の関連付けを行い、テスト範囲を確認できます。
テストの計画および管理: 手動および自動のテスト・ケースの両方を組み込むテスト・プランを定義し管理する機能を提供します。Oracle Application Testing Suiteスクリプトをデータベースに格納し、テスト・プラン・インタフェースからOracle OpenScriptのスクリプトを自動実行し、テスト結果を自動的に保存できます。また、要件をテスト・ケースに関連付けてテスト範囲を確認し、テスト・ケースを問題に関連付けて問題の再現を可能にし、問題がどのように特定されたかを追跡できます。
欠陥の追跡: 特定のプロジェクトに対して、問題と呼ばれる欠陥を作成し管理する機能を提供します。テスト・ケースを問題に関連付けて問題の再現を可能にし、問題がどのように特定されたかを追跡できます。
Oracle Application Testing Suiteとの統合: Oracle Application Testing Suiteテスト・ソリューションとシームレスに統合し、機能テストおよび回帰テスト用のOracle OpenScriptスクリプトを自動的に起動、実行する機能、および結果を取得しアーカイブする機能を提供します。また、サード・パーティ製品も起動できます。
レポート: テスト・プロセス全体を管理するための標準HTMLフォーマットのレポートを生成します。要件、テストおよび問題に対してレポートを作成できます。
管理: ユーザー・アカウント、プロジェクト権限および一般的なツール・プリファレンスを入力および管理するための管理ツールを提供します。
カスタム・フィールド: ユーザーのプロジェクト固有のデータを記録するために、データベースにカスタム・フィールドを追加する機能を提供します。
データベース・リポジトリ: テスト・スクリプト、結果、添付ファイル、要件、テスト・プランおよび欠陥などのテスト・アセットを共通データベースに格納する機能を提供します。