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Oracle® Test Manager Test Managerユーザーズ・ガイド
バージョン9.31
B62628-03
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5 要件関連の操作

要件は、プロジェクトのテスト計画を反映します。管理しやすくするために、同じような要件をブランチにまとめることができます。入力した要件は、それらに対応するテストに関連付けることができます。

5.1 要件の追加


注意:

システム管理者がシステムをカスタマイズしている場合は、フィールドおよびオプションが次の例で示されるものと違っていることがあります。

要件を追加するには:

  1. 「要件」タブを選択します。

  2. 「追加」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    名前: 要件の名前を入力します。

    タイプ: 要件のタイプを入力します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    所有者: 要件を所有するユーザーを選択します。このプロジェクトに対して読取り権限を持つユーザーのみがリストされます。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    ステータス: 要件のステータスを選択します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    優先度: 要件の優先度を選択します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    説明: 要件の追加の詳細を入力します。

    リセット: すべてのフィールドを元の値に戻します。

    添付ファイル: この要件に対する添付ファイルまたはリンクを追加します。

    ファイル: 「添付ファイル」セクションに添付ファイルを追加します。

    • 参照: 添付するファイルを選択するためのファイルの選択ダイアログ・ボックスを表示します。

    • 取得: 画面を取得するためのスクリーン取得ユーティリティを起動し、取得した画面を.JPGまたは.BMPファイルに保存してから、「添付ファイル」フィールドに設定します。ユーティリティの使用方法は付録Aを参照するか、ユーティリティの「ヘルプ」メニューから「コンテンツ」を選択してください。


      注意:

      このオプションを使用する際に、ユーティリティの実行中であることがシステム・トレイに表示されている必要があります。実行していない場合は、ダイアログ・ボックスが表示され、プログラムが見つからなかったことが通知されます。ユーティリティをダウンロードするには、ScreenCaptureInstall.exeのリンクをクリックします。

    リンク: 「リンク」セクションにリンクを追加できます。

    • タイトル: リンクの説明を表すタイトルを入力します。これは、「リンク」セクションに表示されます。

    • タイトル: URLを入力します。たとえば、http://www.company.comのように入力します。タイトルの入力がない場合、「リンク」セクションにはURLが表示されます。

  3. 要件の詳細を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

5.2 要件の削除

1つの要件またはブランチを削除するには:

  1. 削除する要件またはブランチを選択します。

  2. 「削除」をクリックします。

  3. 削除の確認を要求されたら、「はい」をクリックします。要件およびそのサブの要件すべてが、データベースから削除されます。

複数の要件を削除するには:

  1. [SHIFT]および[CTRL]をクリックして、削除する要件を選択します。

  2. 「削除」をクリックします。「要件の削除」ダイアログ・ボックスに選択した要件が表示されます。

    選択したノード: 選択したノードがリストされます。削除しないノードを選択解除します。

    OK: 選択したノードを削除します。

    リセット: すべてのノードを選択します。

  3. 削除しないノードを選択解除します。

  4. 「OK」をクリックします。

5.3 要件の編集


注意:

システム管理者がシステムをカスタマイズしている場合は、フィールドおよびオプションが次の例で示されるものと違っていることがあります。

要件を編集するには:

  1. 編集する要件を選択します。

  2. 「編集」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    名前: 要件の名前を入力します。

    タイプ: 要件のタイプを入力します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    ステータス: 要件のステータスを選択します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    所有者: 要件を所有するユーザーを選択します。このプロジェクトに対して読取り権限を持つユーザーのみがリストされます。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    優先度: 要件の優先度を選択します。このオプションは、システム管理者が変更することが可能です。

    説明: 要件の追加の詳細を入力します。

    リセット: すべてのフィールドを元の値に戻します。

  3. 変更を行います。

  4. 「OK」をクリックします。

5.4 複数の要件の編集

同じ変更をすべての要件に加える場合は、同時に複数の要件を編集できます。複数の要件を編集するには、次のようにします。

  1. 編集する要件を選択します。

  2. 右クリック・メニューから「要件の編集」を選択します。

    選択したノード: 選択したノードがリストされます。編集しないノードを選択解除します。

    フィールド: リストされるフィールドは、ノードのタイプと、カスタム・フィールドの有無によって決まります。

    チェック・ボックス: フィールド値を変更する場合にチェック・ボックスを選択します。変更は、選択したノードすべてに適用されます。

  3. 変更しないノードを選択解除します。

  4. 変更するフィールドを選択します。

  5. 新しい値を選択または入力します。変更は、選択したノードすべてに行われます。

  6. 変更するすべてのフィールドについて繰り返します。

  7. 「保存」をクリックします。

5.5 テストと要件との関連付け

テストを要件に関連付ける方法は2つあります。1つ以上のフィールドに指定された値を含むテストを検索する方法と、ツリー・ビューからテストを選択する方法です。

検索を使用してテストを要件に関連付けるには:

  1. テストを関連付ける要件を選択します。

  2. 右側のペインの「関連付けられたテスト」セクションで「追加/編集」を選択します。

    保存済フィルタ: 保存済のフィルタ構成をリストします。保存済のフィルタを選択してから、編集または削除します。

    保存: 設定を保存するための「基準の保存」ダイアログ・ボックスを表示します。フィルタを保存する必要はありません。

    削除: 選択した保存済フィルタを削除します。

    検索対象: 検索する対象が要件、テスト、問題のいずれなのかを示します。

    次に一致する: フィルタリング基準を適用する方法を選択します。

    • すべて: 構成されたすべての基準と一致することを表します。この設定では、基準間の関係はANDになります。たとえば、自分に割り当てられた不具合のうち、優先度の高いものをすべて表示する場合に、このオプションを使用します。

    • いずれか: 構成された基準のいずれかと一致することを表します。この設定では、基準間の関係はORになります。たとえば、優先度の高い不具合と重要度の高い不具合をすべて表示する場合に、このオプションを使用します。

    • 組合せ: この設定を使用すると、ANDとORを組み合せることができます。たとえば、MaryとCarenに割り当てられている不具合のうち、優先度が高いものをすべて表示する場合に、このオプションを使用します。必要に応じて、カッコを使用して、基準をどのようにグループ化するかを選択できます。次に例を示します。

      (((Assigned to = Mary OR Assigned to = Caren) AND Priority = High) OR Severity = High)
      

    <left parenthesis>: 左カッコを選択します(3つまで)。

    フィールド: 表示する項目の選択に使用するフィールドを選択します。

    演算子

    • 次と等しい: 選択したフィールドの値に一致する項目のみが表示されます。

    • 次と等しくない: 選択したフィールドの値に一致しない項目のみが表示されます。

    値: 表示する項目の選択に使用するフィールドの値を入力または選択します。

    <right parenthesis>: 右カッコを選択します(3つまで)。

    <operator>: 使用する演算子(ANDまたはOR)を選択します。

    <delete>: 該当する基準を削除します。

    <expression>: 選択基準として作成するフィルタリング式を示します。

    結果: 検索基準に一致するノードを表示します。

    • 選択: 「関連付けられたノード」フィールドに選択ノードを配置します。

    • すべて選択: 「関連付けられたノード」フィールドに、「結果」フィールドの全ノードを配置します。

    関連付けられたノード: 選択したノードを表示します。

    • 削除: 「関連付けられたノード」フィールドから選択したノードを削除します。

    • すべて削除: 「関連付けられたノード」フィールドからすべてのノードを削除します。

    OK: ダイアログ・ボックスを閉じ、変更内容を保存します。

    取消: ダイアログ・ボックスを閉じますが、変更内容は保存されません。

  3. 検索基準を入力するか保存済のフィルタを選択し、「検索」をクリックします。

  4. 関連付けるテストを選択して「選択」クリックするか、「すべて選択」をクリックして検索基準に一致するすべてのテストを関連付けます。

  5. 「OK」をクリックします。テストは、右側のペインの関連したテストにリストされます。

ツリー・ビューを使用してテストを要件に関連付けるには:

  1. テストを関連付ける要件を選択します。

  2. 右側のペインの「関連付けられたテスト」セクションで「追加/編集」を選択します。

    <テスト・リスト>: テストをダブルクリックして関連付けられたテストのリストに対して追加および削除するか、追加するテストを選択して「選択」をクリックします。

    • 選択: 「関連付けられたノード」フィールドに選択テストを配置します。

    • すべて選択: 「関連付けられたノード」フィールドに、「結果」フィールドの全テストを配置します。

    関連付けられたノード: この要件に関連付けられたテストを表示します。

    • 削除: 「関連付けられたノード」フィールドから選択テストを削除します。

    • すべて削除: 「関連付けられたノード」フィールドからすべてのテストを削除します。

    OK: ダイアログ・ボックスを閉じ、変更内容を保存します。

    取消: ダイアログ・ボックスを閉じますが、変更内容は保存されません。

  3. この要件に関連付けるテストを選択して「選択」をクリックするか、「すべて選択」をクリックしてすべてのテストを関連付けます。

  4. 「関連付けられたノード」フィールドからノードを削除するには、ノードを選択して「削除」をクリックするか、「すべて削除」をクリックしてノードをすべて削除します。

  5. 「OK」をクリックします。テストは、右側のペインの関連したテストにリストされます。

5.6 要件の電子メール送信

1人以上のユーザーに対して要件をEメール送信できます。Eメールを使用するには、Oracle Test Manager Administratorを使用してSMTPサーバーを設定する必要があります。要件をEメール送信するには:

  1. 「要件」タブをクリックします。

  2. 電子メール送信する要件を選択し、電子メール」をクリックします。

    送信先: この要件の電子メール送信先となるユーザーの電子メール・アドレスを入力します。Eメール・アドレスはカンマで区切ります。

    宛先: リストから受信者を選択するための「電子メール受信者の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    件名: 電子メールの件名に表示するテキストを入力します。デフォルトの件名は、要件の名前とIDで構成されます。

    メッセージ: メッセージに表示するテキストを入力します。

  3. 受信者の電子メール・アドレスをカンマで区切って入力するか、「宛先」をクリックして「電子メール受信者の選択」ダイアログ・ボックスを表示します。

    <受信者リスト>: 電子メール通知が有効な、データベース内のユーザーをリストします。

    選択: 選択した受信者を「宛先」フィールドに追加します。

    宛先: 選択した受信者を、カンマで区切って表示します。

  4. 要件の送信先となる受信者を選択し、「選択」をクリックします。データベースでEメール通知が有効になっているユーザーのみが、ダイアログ・ボックスにリストされます。

  5. 終了したら、「完了」をクリックします。

  6. 必要に応じて件名を変更します。

  7. 必要に応じてメッセージを入力します。

  8. 「OK」をクリックします。