この章では、Oracle Test Managerのインストールおよび起動方法について説明します。また、Oracle Test Managerのウィンドウ、機能およびメニュー・オプションについても説明します。Windowsインタフェースの設定と使用方法の詳細は、第11章「Windowsインタフェースの使用方法」を参照してください。
Oracle Test Managerでは、次のことを行えます。
手動および自動のテスト・ケースを組み込むテスト・プランを定義および管理します。
特定のプロジェクトの要件および問題を定義および管理します。
機能テストと回帰テストの両方のためのOracle OpenScriptスクリプトを自動的に起動および実行し、結果を取得しアーカイブします。
特定のプロジェクト内で要件、テスト・ケースおよび問題を関連付けます。
サード・パーティ製品を起動して、添付ファイルを保存し表示します。
テスト・スクリプト、結果、添付ファイル、要件、および問題などのテスト・アセットを共通データベースに格納します。
テスト・プロセス全体を管理するためのレポートを生成します。
Oracle Test Manager管理ツールを使用して、ユーザー・アカウントおよびその権限を管理し、プリファレンスを設定します。
Oracle Test Managerをインストールするには:
http://www.oracle.com/technology/software/products/app-testing/index.htmlに移動します。
Oracle WebサイトからOracle Application Testing Suite製品をダウンロードし、ハード・ディスクの一時ディレクトリに保存します。製品のzipファイルについては、Oracle Application Testing Suiteリリース・ノートを参照してください。
ダウンロードしたZipファイルを解凍し、setup.batを実行します。
セットアップの指示に従ってOracle Application Testing Suiteをインストールします。
注意: 製品は$installDir/OFTにデフォルトのリポジトリを作成しますが、$installDirは、Oracle Application Testing Suiteのインストール先ディレクトリ、あるいはOracle Application Testing Suiteをインストールしていない場合はOpenScriptのインストール場所です。 |
Oracle Application Testing Suiteのインストール中に、Oracle Application Testing Suite製品で使用するマスター・パスワードの入力を求められます。このパスワードは忘れないでください。Administrator、Oracle Load Testing、Oracle Test Managerへのログインに必要になります。
「Oracle Application Testing Suite」のスタート・メニューから「Oracle Test Manager」を選択し、Oracle Test Manager Webインタフェースを開始します。Oracle Application Testing Suiteの「ツール」サブメニューから、Windowsバージョンを開始できます。Windowsインタフェースの使用方法の詳細は、第11章「Windowsインタフェースの使用方法」を参照してください。
Webサーバー・マシンからOracle Test Managerを起動するには、Webブラウザのアドレスにhttp://server name:8080/otm
またはhttp://localhost:8080/otm
を入力します。
インストールすると、Oracle Application Testing Suiteデータベースにデフォルトの管理者ユーザー名が作成されます。Administrator、Oracle Load TestingまたはOracle Test Managerに最初にログインする際は、ユーザー名administratorと、インストール時に定義したパスワードを入力します。Oracle Application Testing Suite Administratorを使用して、デフォルト・ユーザーを変更し、Oracle Application Testing Suiteユーザーのユーザー名およびパスワードをカスタマイズできます。
テストを実行するときに、実行するワークステーションを指定できます。ワークステーションは「システム・マネージャ」を使用して設定します。Oracle OpenScriptテストをリモート・システムで実行するには、リモート・システムにOracle Application Testing Suiteリモート・エージェントをインストールし、リモート・エージェント・サービスのログイン資格証明を設定する必要があります。エージェントのインストールおよびログイン資格証明の設定に関する詳細は、『Oracle Application Testing Suiteリリース・ノート』のOracle Load Testingリモート・エージェントのインストールに関する項を参照してください。
Oracle Test ManagerのデフォルトのWebサーバー・ポートは8088です。別のポートに変更することができます。ポート番号の変更はWebLogic ConsoleおよびOracle Application Testing Suite設定から行う必要があります。
WebLogic Consoleでポートを変更するには:
http://localhost:8088/console
に移動して、Oracle WebLogic Server管理コンソールを起動します。
管理者としてログインします(デフォルト・ユーザー名はoatsです)。パスワードは、Oracle Application Testing Suiteのインストール時に定義したものを使用します。
ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。
AdminServer (Admin)を選択します。
ポートを変更し構成をリリースします。
Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのドキュメントを参照してください。
Oracle Application Testing Suite設定でポートを変更するには:
ファイル<installdir>¥config¥oats-config.xmlをテキスト・エディタで開きます。
ポート番号8088が設定されているすべてのプロパティ・キーを新しいポート番号に変更します。
ファイルを保存します。
「コントロール パネル」から「管理ツール」の「サービス」を開きます。
Oracle Application Testing Suite Application Serviceサービスを再起動します。
Oracle Test Managerは、SSL (Secure Sockets Layer)を使用するように設定することができます。手順は次のステップで構成されます。
http://localhost:8088/console
に移動して、Oracle WebLogicコンソールを起動します。
Oracle Application Testing Suiteのインストール時に定義したパスワードを使用して、管理者としてログインします。
ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。
AdminServer (Admin)を選択します。
「SSL」タブを選択します。
Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
Webサーバーを設定するには:
前述の手順に従い、サーバー・マシンにOracle Test Managerをインストールします。
Oracle Test Manager Administratorを使用して、ユーザー、プロジェクトおよびカスタム・フィールドを必要に応じて構成します。
「スタート」メニューから「Oracle Application Testing Suite」を選択し、次に「ツール」メニューからOracle Application Testing Suiteデータベース構成を選択して、データベース名を構成します。
「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「コントロール パネル」の「管理ツール」から「サービス」を選択して、サーバー・マシン上のOracle Test Manager Webサーバーを起動します。
Oracle Test Manager Webサーバーを選択します。
「アクション」メニューから「開始」をクリックします。
マシンの起動時にWebサーバーを起動するようにWebサーバーを設定できます。「アクション」メニューから「プロパティ」を選択します。
リカバリ・タブをクリックします。
「最初」の失敗フィールドで、サービスの再起動を選択します。
ログインするには:
「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」メニューからOracle Test Manager - Webを選択します。
インストール手順またはシステム管理者によって設定されたユーザー名とパスワードを入力します。
アクセスするデータベースを選択します。
「ログイン」をクリックします。
「テスト・プラン」タブでは、テスト計画の操作ができます。
表示されるテスト計画の数は、オプションの最大ツリー・ノード数設定によって決まります。次の操作を行うことができます。
ツリー・ビューを開き、閉じるには、プラス記号とマイナス記号をクリックします。
「次」または「前」ボタンをクリックして、テスト・プランの次のまたは前のグループを表示します。
テスト計画を移動するには、移動先にテスト計画をドラッグ・アンド・ドロップします。
右側のパネルには、選択したテスト計画の詳細がリストされます。右上隅に、関連付けられた要件がアタッチメントおよびリンクとともにリストされます。次の操作を行うことができます。
テスト・プランの編集ダイアログ・ボックスを開くには、このテスト・プラン・ノードの編集をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
テスト計画を電子メール送信するには、「電子メール」をクリックします。Eメールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
関連付けられている要件の詳細を表示するには、その要件をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメント、リンクまたは関連付けられている項目を追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
「要件」タブでは、要件の操作ができます。
表示される要件の数は、オプションの最大ツリー・ノード数フィールドに入力した値によって決まります。次の操作を行うことができます。
ツリー・ビューを開き、閉じるには、プラス記号とマイナス記号をクリックします。
要件の前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
要件を移動するには、要件を選択し、移動ボタンを使用します。
要件を検索するには、「検索」ボタンをクリックします。
要件をグループ化するには、「グループ」をクリックします。
要件をフィルタするには、「フィルタ」をクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー・ビュー」ボタンまたは「グリッド・ビュー」ボタンをクリックします。
要件の前のアイコンの色はプライオリティを示します。デフォルトの色は次のとおりですが、Administratorの要件の優先度の順序を変えると変更できます。
赤: 優先度高
黄: 優先度中
緑: 優先度低
右側のパネルには、選択した要件の詳細がリストされます。右上隅に、関連付けられたテストおよび不具合がアタッチメントおよびリンクとともにリストされます。次の操作を行うことができます。
「要件の編集」ダイアログ・ボックスを開くには、「この要件を編集」をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
要件を電子メール送信するには、「電子メール」をクリックします。Eメールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
関連付けられているテストまたは不具合の詳細を表示するには、そのテストまたは不具合をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメント、リンクまたは関連付けられている項目を追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
左側のペインで要件を右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。このメニューには次のオプションがあります。
要件の追加: 「要件の追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
要件の編集: 選択した項目について「要件の編集」ダイアログ・ボックスを表示します。
貼付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。
テストの関連付け: 「テストの関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。
添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。
「テスト」タブを使用して、テストを操作できます。
表示されるテストの数は、オプションの最大ツリー・ノード数設定に従います。次の操作を行うことができます。
ツリー・ビューを開き、閉じるには、プラス記号とマイナス記号を使用します。
テストの前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
テストを移動するには、テストを選択し、「移動」ボタンを使用します。
テストを検索するには、「検索」ボタンをクリックします。
テストをグループ化するには、「グループ」ボタンをクリックします。
テストをフィルタするには、「フィルタ」ボタンをクリックします。
テストを実行するタイミングをスケジュール設定するには、「スケジュール」ボタンをクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー・ビュー」ボタンまたは「グリッド・ビュー」ボタンをクリックします。
テストの前に表示されているアイコンは、次に示すように、テストのタイプを表します。
Oracle OpenScriptスクリプト: 青色(らせん)
マニュアル・テスト: 青色(鉛筆)
テスト・フォルダ: 青色(らせん)
テスト・グループ: 青色(プラス記号)
サード・パーティのテスト: 青色(2つの星)
テストの前に付いているアイコンの色は、次のようにテスト実行の最終的な結果を表します。
緑: 成功
赤: 失敗
黄: 警告
青: 未実行
銀: 現在実行中
右側のペインには、選択したテストの詳細が表示されます。表示される内容は、テスト・ステップと実行履歴です。次の操作を行うことができます。
「テストの編集」ダイアログ・ボックスを開くには、このテストを編集をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
テストを電子メールで送信するには、「電子メール」をクリックします。Eメールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
マニュアル・テストの実行ウィザードを起動する、またはOracle OpenScriptテストを実行するには、このテストを実行をクリックします。
特定のテスト実行から結果を削除するための「結果の削除」ダイアログ・ボックスを表示するには、「結果の削除」をクリックします。
特定の実行の結果に関する詳細を表示するには、実行履歴セクションの日付をクリックします。
右上隅または右側のペインには、関連付けられている要件および問題が、添付ファイルおよびリンクとともにが表示されます。次の操作を行うことができます。
関連付けられている要件または不具合の詳細を表示するには、その要件または不具合をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメント、リンクまたは関連付けられている項目を追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
左側のペインでテストを右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。このメニューには次のオプションがあります。
テストの追加: 「テストの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
テストの編集: 選択した項目に応じた「テストの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。
貼付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。
要件の関連付け: 「要件の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。
問題の関連付け: 「問題の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。
添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。
テストのスケジュール: スケジュールを作成するための新規スケジュール・ダイアログ・ボックスとタスクの追加ダイアログ・ボックスを表示します。選択したテストは、自動的にテストのリストに追加されます。
テスト結果の設定: 選択したテストの結果を合格、不合格または警告に設定するための「テスト結果の設定」ダイアログ・ボックスを表示します。
「問題」タブでは、問題の操作ができます。
表示される問題の数は、オプションの最大ツリー・ノード数の設定によって決まります。次の操作を行うことができます。
問題の前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
問題をグループ化するには、「グループ」ボタンをクリックします。
問題をフィルタするには、「フィルタ」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
問題を検索するには、「検索」ボタンをクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー・ビュー」ボタンまたは「グリッド・ビュー」ボタンをクリックします。
特定の問題を表示するには、「移動先」フィールドに問題番号を入力し、「移動先」ボタンをクリックします。
問題の前のアイコンの色は優先度を示します。デフォルトの色は次のとおりですが、Oracle Test Manager Administratorを使用して問題の優先度の順序を変えると変更できます。
赤: 優先度高
黄: 優先度中
緑: 優先度低
アイコン内の番号は、ステータス番号に対応しています。
右側のペインには、問題の詳細、解決方法、優先度、ステータスなど、選択した問題の情報がリストされます。次の操作を行うことができます。
「この問題の編集」をクリックして、「問題の編集」ダイアログ・ボックスを開きます。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
問題を電子メールで送信するには、「電子メール」をクリックします。Eメールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
右側のペインの右上隅には、関連付けられている要件、テストおよび問題が、添付ファイルおよびリンクとともに表示されます。次の操作を行うことができます。
関連付けられているテスト、要件または問題の詳細を表示するには、そのテスト、要件または問題をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
添付ファイルまたはリンクを追加または編集するには、「追加」/「編集」を選択します。
左側のペインで問題を右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。このメニューには次のオプションがあります。
問題の追加: 「問題の追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
問題の編集: 選択した項目に応じた「問題の編集」ダイアログ・ボックスを表示します。
貼付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。
テストの関連付け: 「テストの関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。
問題の関連付け: 「問題の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。
添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。
「レポート」タブでは、標準レポートとカスタム・レポートの両方を操作できます。
Oracle Test Managerには、グラフィックまたはデータで表示可能な標準のレポート・セットが用意されています。また、関心のあるデータのみを表示するカスタム・レポートを作成することもできます。次の操作を行うことができます。
標準レポートまたはカスタム・レポートを表示するには、左側のペインから各レポートを選択します。
カスタム・レポートを追加するには、「追加」をクリックします。
カスタム・レポートを編集するには、「編集」をクリックします。
カスタム・レポートを削除するには、「削除」をクリックします。
既存のレポートを複製して、編集可能なコピーを作成するには、「クローン」をクリックします。
カスタム・レポートを保存するには、「保存」をクリックします。
レポートを電子メールで送信するには、「電子メール」をクリックします。
レポートを印刷するには、「印刷」をクリックします。
関心のあるデータのみを表示するためにレポート内のフィールドをフィルタ処理します。
レポートをjpgおよびxls形式にエクスポートします。
レポートの使用方法については第5章を参照してください。
「ダッシュボード」タブでは、レポートの概要を表示できます。
要件、テストおよび問題に対して1つのダッシュボード・レポートを使用できます。それぞれに対してどのレポートを表示するかをカスタマイズして、ビューを保存できます。また、表示に使用される列数も選択できます。
次の操作を行うことができます。
レポートをビューに追加するには、「追加」をクリックします。
選択したダッシュボード・レポートを削除するには、「削除」をクリックします。
カスタマイズしたビューを保存するには、「保存」をクリックします。
ダッシュボード・レポートを印刷するには、「印刷」をクリックします。
レポート・ツリーの表示を切り替えるには、「切替え」をクリックします。
各レポートには、次のオプションを含む次のツールバーが含まれおり、それぞれについて左から右の順に説明します。
左に移動: レポートをスペース1つ分左に移動します。
上に移動: レポートをスペース1つ分上に移動します。
下に移動: レポートをスペース1つ分下に移動します。
右に移動: レポートをスペース1つ分右に移動します。
最小化: レポートを最小化します。
最大化: レポートを個別のウィンドウに表示します。ここから、レポートとデータ・ビューを切り替えたり、レポートをエクスポートしたりできます。
削除: レポートを表示から削除します。
この項では、Oracle Test Managerのメニューおよびオプションについて説明します。
「プロジェクト」メニューでは、開くプロジェクトを選択できます。
開く: 開くプロジェクトを選択するための「プロジェクトを開く」ダイアログ・ボックスを表示します。
データのインポート: .csvまたは.xlsファイルをデータベースにインポートするための「インポート」ダイアログ・ボックスを表示します。
ツールバーには、要件、テストおよび問題に使用する次のボタンがあります。
追加: 選択したタブに基づき「追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
編集: 選択した項目に基づき「編集」ダイアログ・ボックスを表示します。
削除: 選択した項目を削除します。
コピー: 選択したノードをコピーします。
貼付け: 最後に選択したノードを貼り付けます。
注意: コピーおよび貼付けを行う[Ctrl]+[C]および[Ctrl]+[V]がサポートされています。 |
スケジュール: テストをスケジュールするための「スケジュール」ダイアログ・ボックスが表示されます。
検索: 要件、テストおよび問題を検索するための「検索」ダイアログ・ボックスを表示します。
履歴: 選択した項目の履歴を表示するための「履歴」ダイアログ・ボックスを表示します。
上に移動: 選択した項目を現在のレベルで1つ上に移動します。このボタンは問題には使用できません。
下に移動: 選択した項目を現在のレベルで1つ下に移動します。このボタンは問題には使用できません。
アウトデント: 選択した項目をその親と同じレベルに移動します。このボタンは問題には使用できません。
インデント: 選択した項目を前の項目のサブメニューに移動します。このボタンは問題には使用できません。
グループ: 左側のペインの表示方法を選択するための「グループ」ダイアログ・ボックスを表示します。グループ構成は保存することができ、保存したグループ構成はドロップ・ダウン・リストにリストされます。
フィルタ: 左側のペインで表示する項目を選択するための「フィルタ」ダイアログ・ボックスを表示します。フィルタ構成は保存することができ、保存したフィルタ構成はドロップ・ダウン・リストにリストされます。
移動先: フィールドに入力された要件、テストまたは問題を表示します。フィルタ処理されているため左側ペインにリストされていない項目は、「一時ノード」に表示されます。
次: オプションの最大ツリー・ノード数設定に基づいて、次の項目グループを表示します。
前: オプションの最大ツリー・ノード数設定に基づいて、前の項目グループを表示します。
「レポート」タブのツールバーには次のオプションがあります。
追加: カスタム・レポートを追加するための「レポートの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
編集: 選択したカスタム・レポートを編集するための「レポートの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。標準レポートは変更できません。
削除: 選択したカスタム・レポートを削除します。標準レポートは削除できません。
クローン: 選択した標準またはカスタム・レポートのコピーを作成します。コピーは必要に応じて編集できます。
保存: カスタム・レポートを保存するための「レポートの保存」ダイアログ・ボックスを表示します。
電子メール: 選択したレポートを電子メールで送信するための「レポートの電子メール送信」ダイアログ・ボックスを表示します。
印刷: 選択したレポートを印刷するための「印刷」ダイアログ・ボックスを表示します。
停止: レポートのロードを停止します。レポートのダウンロードに長い時間がかかっている場合に、この機能は便利です。
フィルタ: 左側のペインで表示する項目を選択するための「フィルタ」ダイアログ・ボックスを表示します。フィルタ構成は保存することができ、保存したフィルタ構成はドロップ・ダウン・リストにリストされます。
「ダッシュボード」タブのツールバーには次のオプションがあります。
追加: ダッシュボードに追加するレポートを選択するためのレポート・ツリーを表示します。
削除: 選択したレポートを表示から削除します。
保存: ダッシュボード・レポートを保存するための「ダッシュボードの保存」ダイアログ・ボックスを表示します。
切替え: レポート・ツリーの表示を切り替えます。
ユーザー・オプションには、名前、電子メール・アドレス、パスワード、およびOracle Test Managerでの項目の表示方法に関する情報が含まれます。管理者ユーザーの場合、テストの実行結果をリセットする追加のオプションがあります。
ユーザー・オプションを変更するには:
「ツール」メニューから「オプション」を選択して「オプション」ダイアログ・ボックスを表示します。
このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。
ユーザー情報: 名前および電子メール・アドレスを変更するためのオプションを表示します。
名: 名が表示されます。
姓: 姓が表示されます。
電子メール: 電子メール-・アドレスを入力します。
電子メール通知の有効化: 新しい問題が発生したり「割当て先」フィールドが変更されたときに電子メール通知を有効にする場合に、このチェック・ボックスを選択します。通知は、「電子メール」フィールドに入力した電子メール・アドレスに送信されます。
ツリー詳細設定: これらのオプションを使用すると、ツリーの動作をカスタマイズできます。
グループ化されたノードの編集後、グループが変わってもそのノードを選択する: ツリーがグループ化されているとき、グループが変わるように項目を編集すると、その項目は新しい場所で選択されたままになります。このオプションを選択しない場合は、グループが変わるように項目を編集すると、元は次の項目だった項目が選択されます。次の項目がない場合は、前の項目が選択されます。項目の編集によって元の親がなくなると、最上位の親ノードが選択されます。
ノードのコピー中に関連付けられたすべてのノードを含みます: 選択すると、ノードのコピー時に関連付けられたノードがコピーされます。選択しないと、選択したノードのみがコピーされ、関連付けられたノードはコピーされません。
パスワードの変更: パスワードを変更するための次のオプションを表示されます。
変更: パスワードを変更する場合に、このチェック・ボックスを選択します。
旧パスワード: 現在のパスワードを入力します。
新規パスワード: 新しいパスワードを入力します。
新規パスワードの確認: 新しいパスワードを再度入力します。
テスト実行のリセット: このオプションは、管理ユーザーにのみ表示されます。
すべてのテストのテスト実行ステータスをリセット: テスト実行ステータスを変更する場合に選択します。
結果: 新しいテスト実行ステータスを入力します。このフィールドは、ブランクのままにできません。
概要: オプションでコメントを入力します。
ユーザー状態のリセット: このオプションは、現在のユーザーの状態のリセットに使用されます。Oracle Test Managerでは、現行ユーザーがアプリケーションをログアウトすると、ユーザーについてアプリケーションの現在の状態が自動的に保存されます。ユーザー状態は、次のログイン時にアプリケーションの同じ場所に戻るために使用されます。アクションが適切に完了しなかったり、進捗バー・インジケータが完了しないままの場合に、ユーザー状態のリセットが必要になることがあります。
ユーザー状態をリセットすると、現在のユーザー状態の削除、デフォルト設定のリストア、現行セッションのログアウトが行われます。
ユーザー状態のリセット(ユーザー: username): ユーザーの状態をリセットするには、このオプションを選択して「保存」をクリックします。
変更を行います。
「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
管理者としてログオンしている場合、プロジェクト内のすべてのテストのテスト実行ステータスをリセットできます。テストの実行ステータスをリセットするには:
「ツール」メニューから「オプション」を選択して「オプション」ダイアログ・ボックスを表示します。
「テスト実行のリセット」を選択します。
このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。
すべてのテストのテスト実行ステータスをリセット: テスト実行ステータスを変更する場合に選択します。
結果: 新しいテスト実行ステータスを入力します。このフィールドは、ブランクのままにできません。
概要: オプションでコメントを入力します。
「すべてのテストのテスト実行ステータスのリセット」を選択します。
「OK」をクリックします。
新しいステータスおよびコメントを入力します。
「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
この項では、ツリー内の項目のグループ化およびフィルタ処理の方法について説明しました。
要件、テストおよび問題がツリー・ビュー内で表示される順序を、それらのグループ化の方法を変更することで変更できます。デフォルト・ビューはグループ化されていません。つまり項目は順序どおりにリストされます。
グループ化構成を後で再利用できるように、任意で保存できます。保存したグループ化構成は、ツールバー内のドロップ・ダウン・リストにリストされます。
Oracle Test Managerは、ユーザーの最後のグループ化選択を記憶し、次回のログイン時に適用します。
項目をグループ化するには:
グループ化するカテゴリ(要件、テストまたは問題)に対応するタブを選択します。
「グループ」をクリックします。
このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。
保存済グループ: 保存済グループ化構成をリストします。保存済グループを編集または削除するには、そのグループを選択します。
保存: グループ設定を保存するための「基準の保存」ダイアログ・ボックスを表示します。グループ化構成は保存する必要はありません。
削除: 選択した保存済フィルタを削除します。
グループ基準: 最上位のグループ化基準を選択します。
次の基準: 第2レベルのグループ化基準を選択します。
次の基準: 第3レベルのグループ化基準を選択します。
次の基準: 第4レベルのグループ化基準を選択します。
適用: 左側のペインに設定を適用します。
項目のグループ化の方法を選択します。デフォルトおよびカスタム・フィールド別に、4つのレベルまでグループ化できます。
「適用」をクリックして、設定をただちに使用します。
「保存」をクリックし、設定を後で使用するために保存します。「基準の保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。
名前: グループ化の名前を入力します。保存したグループ構成は、ツールバー内のドロップ・ダウン・リストにリストされます。
名前を入力して「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
フォルダ・レベルをクリックして、フォルダ内の項目のリストを表示します。詳細を表示する項目をクリックします。
ツリー・ビューをフィルタ処理して、関心のある項目のみを表示できます。デフォルトおよびカスタム・フィールドの両方でフィルタ処理できます。要件およびテストは、フィルタ処理する前にグループ化する必要があります。問題は、グループ化されているかどうかにかかわらず、フィルタ処理できます。
フィルタ構成は、後で使用するために保存できます。保存したフィルタは、ツールバー内のドロップ・ダウン・リストにリストされます。
Oracle Test Managerは、ユーザーの最後のフィルタ選択を記憶し、次回のログイン時に適用します。
項目をフィルタ処理するには:
フィルタ処理するカテゴリ(要件、テストまたは問題)に対応するタブを選択します。
「フィルタ」をクリックします。
このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。
保存済フィルタ: 保存済のフィルタ構成をリストします。保存済のフィルタを選択してから、編集または削除します。
保存: 設定を保存するための「基準の保存」ダイアログ・ボックスを表示します。フィルタを保存する必要はありません。
削除: 選択した保存済フィルタを削除します。
検索対象: 要件、テストまたは問題のいずれをフィルタ処理をするかを表示します。
次に一致する: フィルタリング基準を適用する方法を選択します。
すべて: 構成されたすべての基準と一致することを表します。この設定では、基準間の関係はANDになります。たとえば、自分に割り当てられた不具合のうち、優先度の高いものをすべて表示する場合に、このオプションを使用します。
いずれか: 構成された基準のいずれかと一致することを表します。この設定では、基準間の関係はORになります。たとえば、優先度の高い不具合と重要度の高い不具合をすべて表示する場合に、このオプションを使用します。
組合せ: この設定を使用すると、ANDとORを組み合せることができます。たとえば、MaryとCarenに割り当てられている不具合のうち、優先度が高いものをすべて表示する場合に、このオプションを使用します。必要に応じて、カッコを使用して、基準をどのようにグループ化するかを選択できます。次に例を示します。
(((Assigned to = Mary OR Assigned to = Caren) AND Priority = High) OR Severity = High)
<left parenthesis>: 左カッコを選択します(3つまで)。
フィールド: 表示する項目の選択に使用するフィールドを選択します。
演算子
次と等しい: 選択したフィールドの値に一致する項目のみが表示されます。
次と等しくない: 選択したフィールドの値に一致しない項目のみが表示されます。
値: 表示する項目の選択に使用するフィールドの値を入力または選択します。
<right parenthesis>: 右カッコを選択します(3つまで)。
<operator>: 使用する演算子(ANDまたはOR)を選択します。
<delete>: 該当する基準を削除します。
<expression>: 選択基準として作成するフィルタリング式を示します。
基準に対する一致の方法を選択します。すべての基準に一致させるには「すべて」を選択します。1つの基準に一致させるには「いずれか」を選択します。AndとOrの組合せを使用するフィルタを作成するには、「組合せ」を選択します。
フィルタ処理に使用する最初の値を選択または入力します。
値に一致する項目を表示する場合、「次と等しい」を選択します。値に一致しない項目を表示する場合は、「次と等しくない」を選択します。
使用する値を選択します。
必要に応じて、追加のレベルでフィルタするには、この手順を繰り返します。
フィルタを左側のペインにただちに適用するには、「適用」をクリックします。
オプションで、フィルタを再利用するために保存するには、「保存」をクリックします。「基準の保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。
名前: フィルタの名前を入力します。保存したフィルタは、ツールバー内のドロップ・ダウン・リストにリストされます。
フィルタの名前を入力し、「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
注意: 表示されていない項目も、データベース内に存在します。デフォルト・ビューを表示するには、フィルタ選択を「なし」に設定します。 |
要件、テストまたは問題は、ツリー・ビューまたはリスト・ビューのいずれかで表示できます。リスト・ビューでは、複数の項目のタイプ、所有者、ステータス、優先度および作成日付を表示できます。リストをフィルタ処理し、適用されるフィルタに基づいて項目を表示することができます。グループ化オプションは、表示には影響しません。グリッド・ビューに切り替えるには、「グリッド・ビュー」ボタンをクリックします。
このビューは、2つのフレームに分かれています。上部のフレームに項目がリストされます。項目をクリックすると、下部のフレームにその項目の詳細が表示されます。上部のフレームには、次のボタンがあります。
印刷: グリッド・ビューを印刷します。
最初: 最初の項目を表示します。
前: 項目の前のセットを表示します。
次: 項目の次のセットを表示します。
最後: 最後の項目を表示します。
フレームの境界線をクリックして上下にドラッグし、フレームのサイズを変更できます。