ヘッダーをスキップ
Oracle® Test Manager Test Managerユーザーズ・ガイド
バージョン9.31
B62628-03
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

9 データベースの構成

この章では、Oracle Test Managerに対するデータベースの追加または削除の方法、およびOracle Test Managerで使用しているデータベースの名前、場所およびログイン情報の更新方法を説明します。

9.1 データベースの追加

既存のOracle Database 11g Enterprise Edition、10g Enterprise Edition、またはOracle Test ManagerおよびOracle Load Testing用の10g Express Editionデータベースを追加するか、新規スキーマを作成することができます。また、空のデータベースに表を作成することもできます。データベースを追加する際に、データベース設定ユーティリティを使用してデフォルト・ユーザーおよび管理者用のユーザー・アカウントを作成できます。ユーザーの追加やプロジェクトのカスタマイズを行うには、Oracle Test Manager Administratorを使用します。


注意:

Oracle Test Managerを再インストールし、再インストール後に同じデータベースを使用する場合は、Oracle Test Managerに使用するデータベースを構成する前に、システムDSNレジストリからデータベース名を削除する必要があります。「ODBCデータ・ソース・アドミニストレータ」でこれを行うには、「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「管理ツール」で「データソース(ODBC)」を開きます。「システムDSN」タブでデータベース名を選択して「削除」をクリックします。

9.1.1 データベースの追加

Oracleデータベースまたはスキーマ設定を追加するには:

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」-「ツール」メニューからOracle Application Testing Suiteデータベース構成を選択します。

  2. 追加するデータベースのタイプ(Oracle Test ManagerOracle Load Testingまたは構成スキーマ)を選択します。

  3. 「新規」をクリックします。

  4. 「既存のスキーマの使用」または「新しいスキーマと表の作成」を選択します。

    このダイアログ・ボックスのオプションは、次のとおりです。

    既存のスキーマを使用する: 選択されている場合、既存のOracleデータベース・スキーマを使用してデータベースが追加されます。

    新しいスキーマと表の作成: 選択されている場合、新しいOracleデータベース・スキーマおよび表を使用してデータベースが追加されます。

    システム・ユーザー資格証明: 新しいスキーマおよび表を作成するように選択する場合は、ログイン認証の資格証明を次のように指定します。

    • ユーザー名: データベース・システムのログイン・ユーザー名を入力します。

    • パスワード: データベース・システムのログイン・パスワードを入力します。

    接続詳細: Oracleデータベースの接続情報を入力します。

    • 名前: データベースの名前を入力します。この名前は、Oracle Test Managerのデータベース選択リスト内に表示され、またODBCデータ・ソース名として表示されます。

    • 説明: データベースを識別する説明テキストを入力します。

    • ホスト: データベース・サーバーが実行中のマシンのホスト名を入力します。

    • ポート: 通信に使用するポート番号を入力します。同じホストで複数のOracle Databaseインスタンスを実行している場合、通信に使用するポート番号を指定します。

    • サービス: Oracle Databaseのサービス名を入力します。

    • ユーザー名: データベースのログイン・ユーザー名を入力します。

    • パスワード: データベースのログイン・パスワードを入力します。

    • 表領域: 表領域の名前。新しい構成スキーマおよび表を作成する際、データベースに新しいユーザーを作成するか、既存のユーザーを使用するかを選択できます。新しいユーザーを作成する場合、ユーザーが作成される表領域名を指定します。USERS表領域がデフォルトとして使用されます。

    オプション: 次のように、オプションを選択します。

    • プロジェクト・テンプレート: 特定のフィールドやレポートの他、選択されている場合は各モジュール(要件、テスト、問題およびレポート)のサンプル・データを含む、どのプロジェクト・テンプレートをテスト管理に使用するかを指定します。

      • デフォルト: 選択されている場合、データベース構成ユーティリティによって、Oracle Test Mangerアプリケーション・データベースにデフォルトのテスト管理データベース・スキーマが作成されます。

      • TMap: 選択されている場合、データベース構成ユーティリティによって、Oracle Test Mangerアプリケーション・データベースにTMapテスト管理データベース・スキーマが作成されます。TMapは、Sogeti社(http://www.sogeti.com/)が開発したテスト管理のアプローチであり手法です。

    • サンプル・データの挿入: 選択されている場合、サンプル・データは、新しいデータベースにインストールされます。Oracle Test Managerの場合、サンプル・データは、チュートリアルに使用されるサンプル・プロジェクトです。Oracle Load Testingの場合、サンプル・データは、サンプル・レポートの生成に使用できる2つのロード・セッションです。

  5. データベース接続の詳細を入力します。「新しいスキーマと表の作成」を選択した場合は、「システム・ユーザー資格証明」および「表領域」名を入力します。

  6. 使用するプロジェクト・テンプレートを選択します。

  7. 必要な場合には、「サンプル・データの挿入」を選択します。

  8. 「保存」をクリックします。

  9. 「閉じる」をクリックします。Oracle Load Testingデータベースまたは新しいスキーマ設定用の新規接続を追加する場合、新規データベースはデフォルトの接続に自動設定されません。新規接続を現在のデータベース接続にする場合は、「データベース接続」リストでデータベースを選択して「現行に設定」ツールバー・ボタンをクリックします。

  10. コンピュータを再起動するか、「コントロール パネル」、「管理ツール」の順に移動して、「サービス」を開き、Oracle Application Testing Suite Application Serviceを再起動します。

9.2 データベースの削除

Oracle Test Managerからデータベースを削除できます。これを行ってもデータベース・ファイルは削除されません。データベースはデータベース選択リストから削除されるため、データベースはOracle Test Managerで使用できなくなります。データベースは、Oracle Test Managerでオープンされている場合削除できません。

Oracle Test Managerからデータベースを削除するには:

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」-「ツール」メニューからOracle Test Managerデータベース構成を選択します。

  2. 削除するデータベースを選択します。

  3. 「削除」をクリックします。

  4. 「はい」をクリックし、削除を確認します。

9.3 データベースの更新

Oracle Test Managerで使用しているデータベースの名前、場所およびログイン情報を変更できます。

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」-「ツール」メニューからOracle Test Managerデータベース構成を選択します。

  2. 更新するデータベースを選択します。

  3. 「更新」をクリックします。

  4. 変更を行います。

  5. 「OK」をクリックします。