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Oracle® Functional Testing OpenScriptユーザーズ・ガイド
バージョン9.31
B62630-03
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C トラブルシューティング

この章では、OpenScriptの既知の問題に関する情報と考えられるソリューションを説明します。

C.1 インストール

OpenScriptのInternet ExplorerまたはFirefox (あるいはその両方)のブラウザ・プラグインが、正常にインストールされない場合があります。Internet ExplorerまたはFirefox (あるいはその両方)のブラウザ・プラグインは、問題を解決するためにOpenScriptに提供されているバッチ・ファイルを使用し、手動でインストールおよびアンインストールできます。

次のバッチ・ファイルは、<installdir>\OpenScriptにあります。

使用方法: file.bat installation path [install|uninstall] [IE|FF|both]

次の例は使用方法とデフォルト値を示しています。

InstallBrowserHelpers.bat C:\OracleATS\OpenScript\ install both

注意:

Windows 2000システムでは、InstallBrowserHelpers.batのインストールでは、.NET Framework 2.0がインストール済で再インストールを試みていることが検出されないため、.NET Framework 2.0のインストール・エラーが発生する場合があります。ただし、.NET Framework 2.0は最初のOpenScriptインストール中にインストールされ、システムに存在している必要があります。.NET Framework 2.0のインストールを確認するには、「コントロール パネル」の「プログラムの追加/削除」をチェックします。

詳細は、バッチ・ファイル内のコメントを参照してください。

C.2 Oracle Test ManagerでのOpenScriptスクリプトの実行

Oracle Test Managerから次のタイプのOpenScriptスクリプトを実行するには、次に示す追加の手順が必要です。

これらのスクリプトは、必ずログインしている名前付きWindowsユーザー・アカウントのインタラクティブ・デスクトップを使用して実行する必要があります。

  1. SiebelおよびOracle Formsの場合は、必要なすべてのActiveXコントロールおよびプラグインがログイン・ユーザーのブラウザにインストールされていることを確認するために、ログインしているユーザーのアカウントで、SiebelおよびOracle Formsのサイトを一度は表示していることが必要です。

  2. スクリプトを実行するOracle Test Managerのエージェント・マシンで、Oracleエージェント初期サービスを停止し、手動で開始するように構成します。

  3. Oracle Test Managerエージェント・マシンで、スクリプトを実行する名前付きWindowsユーザー・アカウントでログインします。コマンド・プロンプトから次のコマンドを実行します。

    C:\OracleATS\agentmanager\bin\AgentManagerService.exe -c 
      C:\OracleATS\agentmanager\bin\AgentManagerService.conf
    

    ここでC:¥OracleATSは、OATSのインストール・フォルダです。

  4. ユーザー・アカウントは、スクリプトが実行されている間、常にシステムにログインしている必要があります。

C.3 Firefox拡張機能の手動インストール

OpenScriptのインストール後にFirefoxがアップグレードされる、または新規にインストールされる場合、記録を有効にするため、OpenScript Firefox拡張機能のインストールが必要になる可能性があります。OpenScript Firefox拡張機能をインストールするには、OpenScript診断ツールを実行します。このツールでは不足しているFirefox拡張機能が自動的に検知され、インストールされます。OpenScript診断ツールを実行するには、「ヘルプ」メニューから「OpenScript診断ツール」を選択します。

C.4 Internet Explorerセキュリティ証明書のインストール

HTTPSサイト用の負荷テスト・スクリプトを記録している際に、Internet Explorerブラウザに、「この Web サイトのセキュリティ証明書に問題があります」というメッセージが表示されます。この原因は、OpenScriptプロキシがブラウザとWebサーバーとの間に介在し、ブラウザがWebサイトから直接SSL証明書を取得できないためです。ブラウザはかわりにOpenScriptプロキシのSSL証明書を取得します。

この問題は、プロキシを使用して記録した、次のスクリプトすべてに対して影響を及ぼします。

明示的にOpenScriptの証明書を信頼するようにブラウザを設定しないかぎり、記録するたびにInternet Explorerブラウザから警告が表示されます。


注意:

次の手順の実行にはセキュリティ上の注意が必要です。OpenScript製品をインストールするマシンは、厳密にテストに使用される必要があります。

OpenScriptの証明書をインストールするには、次のようにします。

  1. 負荷テスト・スクリプトのプロジェクトを作成し、Webサイトの記録を開始します。「証明書エラー: ナビゲーションはブロックされました。」画面が開き、「この Web サイトのセキュリティ証明書に問題があります」というメッセージが表示されます。

  2. 「このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。」リンクをクリックします。こうすると、ブラウザのアドレス・バーに「証明書のエラー」が表示された状態でそのWebサイトにナビゲートされます。

  3. Internet Explorerのアドレス・バーの右側に表示されている「証明書のエラー」ボックスをクリックします。

  4. 証明書の無効を通知するダイアログ・ボックスの「証明書の表示」をクリックします。

  5. 「証明書」ダイアログ・ボックスの「証明書のインストール」をクリックして、Internet ExplorerブラウザにOpenScriptの証明書をインストールするためのウィザードを開きます。

  6. ウィザードから入力を指示されるたびに、「次へ」をクリック(合計2回クリック)し、「完了」をクリックします。

  7. 「セキュリティ警告」ダイアログ・ボックスの「はい」をクリックして、OpenScriptの証明書をインストールします。

  8. 「OK」をクリックして、インストール正常終了のメッセージを閉じます。

  9. Internet Explorerの「ツール」メニューから「インターネット オプション」を選択します。

  10. 「詳細設定」タブをクリックし、「証明書のアドレスの不一致について警告する*」オプションの選択を解除します。

  11. 「OK」をクリックして、「インターネット オプション」を閉じます。

Internet ExplorerブラウザがOpenScriptの証明書を信頼するようになったため、今後、スクリプトを記録するときに、セキュリティ証明書の警告は表示されません。