このセクションでは、グローバリゼーションに関する基本的な情報を説明します。また、アプリケーションでのグローバルIDの決定方法を指定するステップについても説明します。
トピック:
参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションのグローバリゼーションの管理」 |
アプリケーション・ビルダーでは、同時に複数の言語で実行可能なアプリケーションを開発できます。この機能を使用すると、複数のユーザーが自分の言語でアプリケーションを表示して、適切な書式でデータを表示できます。
アプリケーションのページのレンダリングを行う場合、Oracle Application Expressは、最初に、指定された方法に基づいてアプリケーションの言語を決定します。次に、Application Expressエンジンが特定のページ・リクエストに合わせてセッション言語および地域設定を変更します。その後、適切な言語に翻訳されたアプリケーションを検索します。Application Expressエンジンがその言語を検出すると、その定義を使用してアプリケーションがレンダリングされます。それ以外の場合は、ベース(プライマリ)のアプリケーション言語でアプリケーションがレンダリングされます。
アプリケーションが翻訳されていない場合でも、言語表示によって、エンド・ユーザーが適切な書式で数字、日付および通貨を表示できるように、データの表示書式が決定されます。
アプリケーション定義設定の一部として、アプリケーションによる表示言語および表示書式の決定方法を指定できます。この設定は、ユーザーのブラウザの言語プリファレンスにベースにしたり、指定した言語に制限することができます。
グローバルIDの決定方法を指定するには、次のステップを実行します。
「アプリケーション・ビルダー」をクリックして、アプリケーションを選択します。
「共有コンポーネント」をクリックします。
「グローバリゼーション」で、「グローバリゼーション属性」をクリックします。
「グローバリゼーション」で、次の項目を指定します。
アプリケーション言語の派生元: 「ブラウザ(ブラウザの言語プリファレンスを使用)」を選択します。
このオプションを使用すると、指定した言語でブラウザにアプリケーションを表示できます。
アプリケーション日付書式: アプリケーションで使用する日付書式を決定します。
アプリケーションのタイムスタンプ書式: アプリケーションで使用するタイムスタンプ書式を決定します。
アプリケーションのタイムスタンプ・タイムゾーン書式: アプリケーションで使用するタイムスタンプとタイムゾーン書式を決定します。
自動タイムゾーン: データベースのセッション・タイムゾーンの設定を制御します。「はい」を設定すると、クライアントのタイムゾーンはクライアントのWebブラウザから導出され、Application Expressセッション中は設定されています。
自動CSVエンコーディング: 「はい」または「いいえ」を選択します。
「自動CSVエンコーディング」で、アプリケーションにおけるすべてのカンマ区切り(CSV)レポート出力のエンコーディングが制御されます。「自動CSVエンコーディング」が「はい」に設定されていると、CSVレポート出力が、ローカライズされたデスクトップ・アプリケーションと互換性のあるキャラクタ・セットに適切に変換されます。CSVエンコーディングのキャラクタ・セットは、「アプリケーション言語の派生元」の設定によって決定されます。
たとえば、ブラウザ設定がドイツ語(de)となっているエンド・ユーザーは、これらの変更をAnyCo Corpの「Employees」ページで確認できます。
Salary列およびRemuneration列の数値には、ユーロの通貨記号が表示されます。
金額はドイツ語で使用される書式が反映されます(カンマおよび小数点)。
アプリケーション・フィールドは、まだ翻訳されていません。アプリケーションを翻訳する手順については、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の「アプリケーションのグローバリゼーションの管理」を参照してください。