この章では、Oracle Exalytics In-Memory Machineの機能とハードウェア・コンポーネントについて説明します。
次のトピックが含まれます:
Oracle Exalytics In-Memory Machineは、メモリー中心のハードウェア・プラットフォーム、Oracle TimesTenの実績あるインメモリー・テクノロジ、Oracle Business Intelligence Foundation Suiteの幅広い機能を装備する設計ソリューションです。Oracle Exalytics In-Memory Machineを使用すると、Oracle Business Intelligenceソフトウェアのユーザーは、状況をすばやく明確に理解し、意思決定能力が上がり、迅速な行動を取ることができます。システム管理者の場合、この事前設計システムにより、パフォーマンスの高いエンタープライズレベルのBusiness Intelligence実装の設定および管理プロセスが容易になります。複数のベンダーからのシステム・インフラストラクチャの調達に関連するリスクがなくなります。Oracleのテクノロジは、小規模な部署単位のインストールから大規模なエンタープライズのBusiness Intelligenceデプロイメントまでシームレスにスケーリングするように設計されています。
表1-1は、Oracle Exalytics In-Memory Machineの各ハードウェア・コンポーネントの構成について説明しています。
表1-1 Oracle Exalytics In-Memory Machineのハードウェア
コンポーネント | 説明 |
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コア・コンポーネント |
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計算サーバー |
Sun Fire X4470 M2サーバー1台 |
電源 |
電源ユニット2個: 1U A239A 2000ワットAC電源 |
システム・プロセッサ |
Westmere-EX CPU 4個: E7-4870、10C、2.4GHz、130W、30MBキャッシュ、6.4GT/s QPI、Intel Turbo Boost Technology、ヒートシンク付きIntel HT Technology Processor。X-Option。RoHS |
システム・メモリー |
デュアル・インライン・メモリー・モジュール64個: LV DIMM、16GB、DDR3-1066、1.35V システム・メモリー合計: サーバー1台につき1TB |
SASホスト・バス・アダプタ(HBA) |
SAS-2 8ポート内部(2x4)1個、6Gb、RAID PCIe Gen 2ホスト・バス・アダプタ(Niwot-INT) |
InfiniBandHostチャネル・アダプタ(HCA) |
2ポートQDR InfiniBandホスト・チャネル・アダプタ1個(Mellanox P/N:MHQH29B-XTR) |
イーサネット・ネットワーク・インタフェース・カード(NIC) |
Nianticデュアルポート10ギガビット・イーサネットPCIe 2.0銅/ファイバSFP+カード1個 |
ファイバチャネル・カード |
Pallene 8Gbデュアルポート・ファイバ・チャネルPCI-Expressカード1個 |
ハード・ディスク・ドライブ(HDD) |
Hitachi Cobra-D 2.5インチ600GB 10K RPM SAS2ハード・ディスク・ドライブ6個 HDDメモリー合計: サーバー1台につき3.6TB |
冷却ファン |
シャーシ前面のホットスワップ可能冗長ファン6個(トップローディング)、各電源の冗長ファン |
付属品 |
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ラック取付けスライド・レール・キット |
工具が不要なラック取付けスライド・レール・キット1個 |
ケーブル管理アーム(CMA) |
ケーブル管理アーム1個 |
サーバー上のポートおよびI/Oスロット |
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USB 2.0ポート |
前面2個、背面2個、内部1個 |
VGAポート |
高密度DB-15ビデオ・ポート(前面1個、背面1個) 背面のVGAポートは、モニター識別用のVESAデバイス・データ・チャネルに対応します。 |
PCI Express 2.0 I/Oスロット |
低プロファイルPCIeカードに対応するPCI Express 2.0スロット10個。
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イーサネット・ポート |
背面パネルに10/100/1000 RJ-45 GbEポート4個 各ネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)は、Intel QuickData Technology、Intel I/OAT、VMDq、PCI-SIG SR-IOV、IPSecオフロードおよびLinkSecに対応します。 |
表1-2は、Oracle Exalytics In-Memory MachineのスロットへのPCIeカードの割当てについて説明しています。
Oracle Exalytics In-Memory Machineには、次の機能が搭載されています。
事前に組み立てられた認定システム一式、最大パフォーマンスを確保
大規模アプリケーション・デプロイメントのエンドツーエンド統合に最適なプラットフォーム
デプロイ可能
リニア・スケーラブル
エンタープライズ対応
エンタープライズレベルのソフトウェアおよびハードウェアのサポート
表1-3は、Oracle Exalytics In-Memory Machineの環境仕様について説明しています。
表1-3 Oracle Exalytics In-Memory Machineの環境仕様
コンポーネント | 説明 |
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環境 |
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電力 |
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規制 |
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動作保証 |
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物理仕様 |
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取付けオプション |
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Oracle Exalytics In-Memory Machineの安全性とコンプライアンス情報については、次のドキュメントを参照してください。
Sunハードウェア・システム安全上の注意 – 配布キットに付属のドキュメント。
Sun Fire X4470 M2 Serverの安全性およびコンプライアンスに関するガイド – OracleのSunドキュメント・サイトからオンラインで入手。