1.2. Release 3.5 での変更

サポートされるプラットフォームの変更

このリリースでは、サポートされるプラットフォームが次のように変更されました:

  • x86 プラットフォーム上の Oracle Linux (64 ビット) における Oracle VDI および Oracle VM VirtualBox: Oracle Linux リリース 5.8 および 6.3 がサポートされます。Oracle Linux リリース 5.6 および 5.7 はサポートされなくなりました。

    バグ ID 13974640 のため、VirtualBox ホストのプラットフォームとして Oracle Linux を使用する場合は Unbreakable Enterprise Kernel を使用する必要があります。Red Hat カーネルはサポートされていません。

  • x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris (64 ビット) における Oracle VDI および Oracle VM VirtualBox: サポートされる最小の Oracle Solaris 10 リリースが Oracle Solaris 10 リリース 8/11 (update 10) になりました。Oracle Solaris 11.1 がサポートされます。Oracle Solaris 10 リリース 09/10 (update 9) はサポートされなくなりました。

  • VMware vCenter デスクトッププロバイダ: VMware vCenter サーバー 5.1 がサポートされるようになりました。VMware vCenter Server 4.0 および VMware VirtualCenter Server 2.5 はサポートされなくなりました。

  • デスクトッププラットフォーム: Windows 8、Oracle Linux リリース 6.3、および Oracle Solaris リリース 11.1 がサポートされるようになりました。Windows Vista Enterprise、Windows XP SP2 32 ビット、Windows 2000 SP4、Oracle Linux 5.6、および Ubuntu 11.04 はサポートされなくなりました。

自動フェイルオーバーの変更

Oracle VDI Center のプライマリホストは、Sun Ray フェイルオーバーグループのプライマリサーバーとしても構成されます。以前のリリースでは、自動フェイルオーバーが発生すると、Oracle VDI Center でセカンダリホストが昇格してプライマリホストになり、さらにこのホストが Sun Ray プライマリサーバーとして再構成されました。このリリースから、デフォルトで Sun Ray プライマリサーバーはフェイルオーバー時に自動で再構成されなくなりました。

注記

組み込みの Oracle VDI MySQL データベースを使用しているときにフェイルオーバーが発生した場合は、マスターデータベースホストと Sun Ray プライマリサーバーが同じではないため、vda.primary.host プロパティーは設定されません。

また、Oracle VDI Center 用に新しい srs.primary.autofailover プロパティーもあり、以前のリリースのようにフェイルオーバー時に Sun Ray プライマリサーバーの自動再構成が実行されるかどうかを制御するために使用できます。このプロパティーにより、Oracle VDI の以前のリリースで使用されていた srs.primary.autoconfig プロパティーは推奨されなくなりました。詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』の自動フェイルオーバーの調整およびSun Ray プライマリサーバーの変更を参照してください。

root ユーザー向け管理ツールの変更

Oracle Solaris プラットフォームでは、Oracle VDI にロールとしての root のサポートが含まれました。root 権限を要求する Oracle VDI コマンド (vda-config コマンドなど) を実行するために、su または sudo コマンドを使用して root ロールを担うことができます。ホストを Oracle VDI Center に追加し、root がロールとして構成されると、プライマリホストで root ロールを担うために必要な資格情報が要求されるようになりました。

すべてのプラットフォームで、root ユーザーにデフォルトでプライマリ管理者ロールが割り当てられなくなりました。新しい Oracle VDI Center を構成するときに、プライマリ管理者ロールを持つ必要があるユーザーのユーザー名を求められます。このユーザーからほかのユーザーに管理特権を付与できます。root ユーザーは、ほかのユーザーと同様に、管理者ロールが割り当てられている場合のみ Oracle VDI マネージャー にアクセスできます。ただしコマンド行では、管理者ロールが割り当てられていない場合であっても、root ユーザーは常に Oracle VDI コマンドを実行できます。

以前の Oracle VDI リリースから更新する場合、管理者のリストは変更されず、root ユーザーにはプライマリ管理者ロールが割り当てられたままになっています。ただし、別のプライマリ管理者が Oracle VDI マネージャー またはコマンド行を使用して、その root ユーザーのロール割り当てを削除したり編集したりできるようになりました。

テンプレートのリビジョンの変更

テンプレートのリビジョンは、プール内でデスクトップをクローニングする際のマスターとして指定できます。マスターが変更されると、そのテンプレートに基づくすべてのデスクトップは新しいマスターから再クローニングされる必要があります。これは即時操作ではなく、スケジュール操作になりました。デスクトップの再クローニングが発生する日時と、使用中のデスクトップの再作成を同時に実行するのかユーザーのログアウト後のみ実行するのかを指定できるようになりました。

サポートされるロケールの変更

ユーザーは Oracle VDI ログイン画面の言語セットから選択できます。言語およびロケールのサポートは、次のように変更されました。

  • スウェーデン語ロケールは使用できなくなりました。

  • オランダ語ロケールがサポートされました。

位置の把握の変更

位置の把握は、Windows デスクトップおよび RDS セッションにホットデスクの追加機能を提供します。Windows 起動/ログオンスクリプトでより多くの環境パラメータを設定できるようにこの機能が拡張されました。VRDP セッションの追加パラメータをサポートするように Oracle VM VirtualBox Guest Additions が拡張されました。

詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』の位置の把握を参照してください。

拡張されたスマートカードサポート

Sun Ray Software の機能拡張によって、スマートカードサービスが Oracle Linux インストールプラットフォーム上の Oracle VDI でも利用できるようになりました。PC/SC-lite API を使用して、スマートカード認証などのスマートカードサービスが提供されます。詳細については、『Sun Ray Software 管理ガイド』のスマートカードサービスを参照してください。

また Oracle VM VirtualBox では、VRDP から Windows デスクトップへの接続で、スマートカードデバイスのリダイレクトがサポートされました。スマートカードは、PIN 認証やカードに格納された証明書を使用した電子メール署名などのために、デスクトップで使用できます。ドライバに関する重要な情報については、バグ ID 14731581 を参照してください。

セッションの動的サイズ変更

セッションの動的サイズ変更を使用すると、ローカルデスクトップクライアントセッションのサイズに合わせてリモートデスクトップのサイズを自動的に変更できます。別のデバイスからセッションに再接続する場合、またはタブレットなどのクライアントデバイス (回転可能なもの) を使用する場合、新しい画面構成が検出され、それに応じてセッション画面の寸法が調整されます。この機能は XRandR 拡張機能に基づいていますが、この拡張機能は Oracle VDI ではデフォルトで有効です。セッションの動的サイズ変更では、Xinerama 拡張機能が無効である必要があります。