1.1. Release 3.5 の新機能

Oracle エンタープライズマネージャー との統合

Oracle VDI 用エンタープライズマネージャープラグインでは、特定のターゲットおよび一連のカスタム監視ページを追加することによって、Oracle VDI の統合を実現します。各 Oracle VDI リソースには、Oracle エンタープライズマネージャー 内に独自のターゲットページが用意されています。ただし、結合された階層ビューではプラグインによってターゲットがグループ化されるため、Oracle VDI 環境の監視が大幅に簡単なジョブになります。詳細については、『エンタープライズマネージャープラグインユーザーズガイド (Oracle Virtual Desktop Infrastructure 用)』を参照してください。

Microsoft App-V によるアプリケーションの仮想化

このリリースには、Microsoft Application Virtualization (App-V) のサポートが含まれています。App-V とは、アプリケーション仮想化ソリューションの一種で、アプリケーションをアプリケーション仮想化サーバーから任意のデスクトップに配備できます。アプリケーションはオンデマンドでアプリケーション仮想化サーバーからストリーミングまたはローカルキャッシュされ、その後、デスクトップでローカルに実行されます。

App-V は、Oracle VM VirtualBox プール内で柔軟なデスクトップと個人用デスクトップとを組み合わせて使用できます。App-V バージョン 4.6 がサポートされます。

詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』のMicrosoft App-V によるアプリケーションの仮想化を参照してください。

新しくサポートされるプラットフォーム

次のオペレーティングシステムが、Oracle VDI および Oracle VM VirtualBox のサポートされるインストールプラットフォームになりました。

  • Oracle Linux リリース 6.3

  • Oracle Solaris 11.1

Oracle VDI Center 内のホストは、同じオペレーティングシステム (Oracle Linux または Oracle Solaris) を使用する必要があります。同じ Oracle VDI Center 内では、Oracle Linux 5 ホストと Oracle Linux 6 ホスト、または Oracle Solaris 10 ホストと Oracle Solaris 11 ホストを混在させて使用することはできません。

Oracle VM VirtualBox デスクトッププロバイダの場合、仮想化ホストは同じオペレーティングシステム (Oracle Linux または Oracle Solaris) を使用する必要があります。プロバイダで Oracle Linux 5 ホストと Oracle Linux 6 ホストを混在させたり、Oracle Solaris 10 ホストと Oracle Solaris 11 ホストを混在させたりして使用することができます。

iSCSI スタックは現在サポートされていないため、Oracle Solaris 11 プラットフォームを Sun ZFS ストレージタイプとして使用することはできません。

Oracle Solaris プラットフォームの場合は、Oracle Solaris 10 および Oracle Solaris 11 に Oracle VDI をインストールするために独立したソフトウェアアーカイブがあります。正しいアーカイブをダウンロードしてください。

特定のデスクトップの再クローニング

新しい「デスクトップの再クローニング」アクション (vda desktop-reclone) を使用すると、管理者は再クローニングする特定のデスクトップを選択できます。個人用ハードドライブとユーザー割り当ては維持され、新しいクローンに適用されます。デスクトップのシステムドライブが破損している場合や、最新のマスターリビジョンへただちに更新する必要がある場合に、このアクションが特に役立ちます。詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』の選択したデスクトップの再クローニングを参照してください。

Windows ユーザープロファイルのインポートおよびエクスポート

個人用ハードドライブが有効な場合、Windows ユーザープロファイルをインポートおよびエクスポートする場所としてネットワーク共有を指定できるようになりました。管理者はユーザーが各自の個人用デスクトップにはじめてアクセスするときに、ユーザープロファイルがネットワーク共有からインポートされるように指定できるほか、ユーザープロファイルをバックアップするための新しい「ユーザープロファイルのエクスポート」アクション (vda pool-profiles-export) が用意されています。この機能は、Oracle VM VirtualBox プールのみで使用でき、Windows 7 以降のデスクトップでサポートされます。詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』の個人用ハードドライブと Windows ユーザープロファイルについてを参照してください。

Oracle VDI キオスクセッションを構成するための新しいグローバル設定

Oracle VDI キオスクセッションを構成するための新しいグローバル設定がいくつかあります。設定を使用して、次の操作を実行できます。

  • 使用可能なデスクトップが接続されているすべてのモニタに収まる場合でも、デスクトップセレクタ画面が常に表示されるのかどうかを制御します (client.select.always)。

  • ユーザーがログアウトするときに、キオスクセッションが終了するかどうかを制御します (client.quit.onlogout)。

  • 「デスクトップログイン」画面の「追加オプション」メニューに、ユーザーが別のキオスクセッション (たとえばヘルプデスクアプリケーションへのアクセス) を実行できる項目を追加します。詳細については、デスクトップログイン画面へのヘルパー機能の追加を参照してください。

詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』のOracle VDI キオスクセッションのグローバル設定を参照してください。

iSCSI および Sun ZFS ストレージ構成を再ロードするための新しいコマンド

新しい vda provider-vb-reconfigure コマンドは、Oracle Linux プラットフォーム上の Oracle VM VirtualBox プロバイダの iSCSI および Sun ZFS ストレージ構成を再ロードするために使用できます。VirtualBox ホストを更新するときにホストオペレーティングシステムをアップグレードする場合に、このコマンドを使用する必要がある可能性があります。詳細については、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure 管理者ガイド』のOracle VM VirtualBox ホストでの iSCSI または Sun ZFS ストレージ構成の再ロードを参照してください。

「デスクトップログイン」および「パスワードを変更」画面の機能拡張

「デスクトップログイン」および「パスワードを変更」画面が拡張され、ユーザーがログインに失敗したりパスワード変更に失敗したりしたときにわかりやすいエラーメッセージが表示されるようになりました。