3.3. サポートバンドル

Oracle VDI では、Oracle VDI Center の各ホストのログファイルとシステム構成を含むサポートバンドルを生成できます。Oracle サポートは、この情報を使用して、システムの問題の分析および診断を実行できます。

管理者は vda-center bundle-create コマンドを使用してサポートバンドルを生成します。Oracle サポートがさらに分析できるように、サポートバンドルファイルをアップロードできます。

サポートバンドルの生成

新しいサポートバンドルを生成するには、Oracle VDI Center の任意のホストで、root として次のコマンドを実行します。

# /opt/SUNWvda/sbin/vda-center bundle-create

Creating support bundle for Oracle VDI Center "VDI Center"
A support bundle will be created on each host before collecting them together.
+ Start support bundle creation on vdi1.example.com...
+ Start support bundle creation on vdi2.example.com...
+ Done (vdi1.example.com)
+ Done (vdi2.example.com)

Collecting support bundles
+ Get support bundle from vdi2.example.com...
+ Done (269714541 Bytes moved.)

Creating archive of support bundles
+ Creating tarball...

The support bundle is located at '/var/tmp/VDI-Center-11_05_29_17-09-22.tar.'.

デフォルトでは、このコマンドは Oracle VDI Center の各ホストでサポートバンドルを作成します。各サポートバンドルが作成されるまでには数分かかる場合があります。すべてのサポートバンドルが作成されると、サポートバンドルはコマンドが実行されたホストにコピーされます。すべてのサポートバンドルは 1 つの tar アーカイブにまとめられ、デフォルトでは /var/tmp に格納されます。

サポートバンドルでは、Oracle VDI Center 内のホストとのリモート通信で Oracle VDI Center エージェントを使用します。ネットワークの問題などのためにホストに接続できない場合は警告が表示され、接続できるホストのみのサポートバンドルが作成されます。

vda-center bundle-create コマンドの動作は、次の 1 つ以上のオプションを使用して調整できます:

vda-center bundle-create [-l |--localhost]
                         [-h <host1>,<host2> | --host=<host1>,<host2>]
                         [-d <directory> | --directory=<directory>]
                         [-v |--verbose]
                         [-g |--get]
                         [-b |--backup]
                         [<file name>]

表3.1 vda-center bundle-create コマンドのオプション

オプション

説明

-l

コマンドを実行したホストのみのサポートバンドルを生成します。

そのホストで Oracle VDI Center エージェントが実行しなくなっている場合でも、このオプションは機能します。

-h <host1>,<host2> ...

指定したホストのみのサポートバンドルを生成します。

-d <directory>

サポートバンドルを格納するための別のディレクトリを指定します。

指定するディレクトリはすべてのホストに存在する必要があります。

セキュリティー上の理由で、これは /tmp/var/tmp//var/run/、または /var/opt/SUNWvda/ の中のディレクトリまたはサブディレクトリである必要があります。

-v

サポートバンドルが作成されるときに、追加情報メッセージが出力されます。

-g

ホストからサポートバンドルを取得しますが、1 つの tar アーカイブにまとめません。

-b

サポートバンドルに Oracle VDI の完全なバックアップデータを含めます。

このオプションは、Oracle VDI データベース全体の内容をエクスポートして、サポートバンドルに含めます。

<file name>

tar アーカイブの名前を指定します。

名前を指定しない場合、デフォルトでは <center name>-<date> という名前が使用されます。


サポートバンドルのアップロード

2G バイトまでのサポートバンドルの場合は、My Oracle Support (MOS) のサービス要求 (SR) 処理の一環としてファイルをアップロードします。

サイズが 2G バイトを超えるサポートバンドルは supportfiles.sun.com にある Oracle サポートのファイル転送サービスを使用してアップロードされます。Oracle サポートから別のメカニズムを使用してアップロードするように要求される場合があります。

  1. ブラウザまたは FTP クライアントを使用して、supportfiles.sun.com に移動します。

  2. アップロードするサポートバンドルファイルを選択します。

  3. ファイルの転送先を選択します。

    Oracle サポートがほかのディレクトリを要求した場合を除き、cores ディレクトリを選択します。

  4. ファイルのケース番号を入力します。

    Oracle サポートは、サービス要求が開かれたときにケース番号を提供します。ケース番号を入力すると、ファイルがサービス要求と正しく関連付けられます。

  5. 「アップロード」ボタンをクリックしてファイルをアップロードします。

    アップロードの進捗状況が表示されないブラウザもあります。

    転送がリスタートされるため、「アップロード」ボタンを複数回クリックしないでください。

    アップロードが完了すると、確認メッセージが表示されます。

    確認メッセージには、アップロードされたファイルのフルパスが含まれます。ファイルが適切なケース番号と関連付けされなかった場合に Oracle サポートにファイルのフルパスを伝えられるように、この情報を書きとめます。