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Sun QFS および Sun Storage Archive Manager 5.3 インストールガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
1. Sun QFS および Sun Storage Archive Manager について
4. リリースパッケージの内容、ディレクトリ、およびファイル
8. マウントパラメータの設定とファイルシステム環境の初期化
10. Sun QFS と SAM-QFS のアップグレード
11. SAM-QFS Manager ソフトウェアのアンインストール
12. Sun QFS および Sun Storage Archive Manager のインストール -- クイックスタート
ソフトウェアは、UltraSPARC テクノロジに基づく Oracle Sun サーバーまたは AMD Opteron x64 テクノロジに基づくサーバーにインストールできます。
SAM-QFS Manager ブラウザインタフェースツール用の Web サーバーホストに関する追加の要件については、「SAM-QFS Manager の要件」を参照してください。
ソフトウェアパッケージは、Sun の数多くのワークステーションとサーバーで動作します。インストール前に、ハードウェアの互換性、および Oracle Solaris オペレーティングシステムのバージョンを確認してください。
インストール前に、ハードウェアが適切かどうか、およびオペレーティングシステムのバージョンを確認してください。ソフトウェアをインストールするには、システムに対する root のアクセス権も必要です。
SAM-QFS Manager および Sun QFS 5.3 ソフトウェアでは、最低でも次のオペレーティングシステムリリースが必要です:
Oracle Solaris 10 10/08 以降
Oracle Solaris 11
また、共有ファイルシステムのクライアントとして、次のオペレーティングシステムのいずれかを使用できます:
Oracle Solaris 10 10/08 以降
Oracle Solaris 11
x86 (32 ビット) 版 Oracle Solaris 10 10/08 以降
x64 プラットフォーム版 Oracle Enterprise Linux 5.6
x64 プラットフォーム版 Oracle Enterprise Linux 5.4
x64 プラットフォーム版 Red Hat Enterprise Linux 5.6 (OEL 5.6 経由)
x64 プラットフォーム版 Red Hat Enterprise Linux 5.4 (OEL 5.4 経由)
x64 プラットフォーム版 Red Hat Enterprise Linux 4.5
x64 プラットフォーム版 SuSE Linux Enterprise Server 9 (service pack 4)
x64 プラットフォーム版 SuSE Linux Enterprise Server 10 (service pack 3)
x64 プラットフォーム版 SuSE Linux Enterprise Server 10 (service pack 2)
x64 プラットフォーム版 SuSE Linux Enterprise Server 11 (server pack 1)
ソフトウェアをインストールするホストごとに、この手順を繰り返します。
ソフトウェアをインストールするには、root のアクセス権が必要です。
# cat /etc/release
保守契約を結んでいるお客様は、物理メディアまたは My Oracle Support (MOS) サイト から Oracle Solaris のパッチを入手できます。
Sun QFS または SAM-QFS のリリースパッケージのインストール後にパッチをインストールするには、物理メディアをロードするか、あるいはパッチソフトウェアをシステムに転送します。パッチまたはジャンボパッチクラスタに付属する README ファイルの「Patch Installation Instructions」および「Special Install Instructions」の指示に従ってください。
ソフトウェアを、SAM-Remote 構成などのマルチホスト環境にインストールする場合は、すべてのホストシステムで同じリリースレベルのソフトウェアが実行されている必要があります。
このセクションでは、Sun QFS 共有ファイルシステムのシステム要件について説明します。
少なくとも 1 つの Oracle Solaris メタデータサーバーが必要です。メタデータサーバーを変更できるようにする場合は、メタデータサーバーにすることができるほかの Oracle Solaris ホストが少なくとも 1 台必要です。このような追加のホストシステムは潜在的なメタデータサーバーと呼ばれます。潜在的なメタデータサーバーは、すべて同一のハードウェアプラットフォーム (SPARC か x64) 上で稼働している必要があります。メタデータサーバーのハードウェアプラットフォームを混在させることはできません。Oracle Solaris Cluster 環境では、共有ファイルシステムに含まれるすべてのノードが潜在的なメタデータサーバーです。
メタデータストレージに関する構成上の推奨事項は、次のとおりです:
メタデータの入出力を分散し、ファイルシステムのスループットを向上させるために、共有ファイルシステムに複数のメタデータ (mm) パーティションがあることを確認します。
共有ファイルシステムで、独立した専用メタデータネットワークを使用し、通常のユーザートラフィックがメタデータトラフィックを妨害しないことを確認します。ハブベースではなく交換機ベースのネットワークをお勧めします。
構成が、次のオペレーティングシステムおよびハードウェアの要件を満たすことを確認してください。
Sun QFS 共有ファイルシステムに構成されるすべてのホストシステムは、ネットワークで接続されています。
すべてのメタデータサーバーおよび潜在的なメタデータサーバーは、プロセッサが同じタイプです。
オンラインデータストレージデバイスに、すべてのホストから直接アクセスできます。
オンラインメタデータストレージデバイスに、すべての潜在的なメタデータサーバーホストから直接アクセスできます。
クライアントシステムには、Oracle Solaris オペレーティングシステムまたはサポートされているいずれかのオペレーティングシステムをインストールできます。サポートされているオペレーティングシステムの全リストについては、「オペレーティングシステムの要件」を参照してください。
構成が、次のの要件を満たすことを確認してください。
共有ファイルシステムに構成される各ホストに、同じソフトウェアパッケージがインストールされています。
共有ファイルシステム内の各システムにインストールされたソフトウェアは、同じリリースレベルです。
たとえば、あるホストに SAM-QFS 5.3 パッケージが存在する場合、共有ファイルシステムに含まれるすべてのホストに SAM-QFS 5.3 パッケージがインストールされている必要があります。
この要件により、共有ファイルシステム内のすべてのシステムが同じバージョンの有線プロトコルを使用することになります。これらのレベルが一致しないと、マウントを試行するときに、次のメッセージがメタデータサーバーの /var/adm/messages ファイルに書き込まれます:
SAM-FS: client client package version x mismatch, should be y.
共有ファイルシステムにアクセスできるすべてのホストに、同じパッチが適用されています。すべてのホストシステムで同じパッチリビジョンが実行されていないと、予期しない結果になることがあります。
SAM-QFS ソフトウェアは、サードパーティーベンダーのさまざまなハードウェア製品やソフトウェア製品との相互運用が可能です。環境によっては、SAM-QFS のパッケージをインストールする前に、ほかのソフトウェアまたはファームウェアのアップグレードが必要な場合があります。サードパーティーのライセンスおよび通知の詳細については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Program Documentation 』を参照してください。