ハードウェア、ファームウェア、および BIOS に関する現時点での問題点
ホストのリセット時に Intel 関連のエラーがログに記録される (7163774) New
Oracle ILOM restore_status パラメータによって不完全なステータスが表示される (7167938)
Oracle ILOM ログの電源リセットイベントエントリが間違っている (7165042)
BIOS 設定ユーティリティーを使用してシリアルポートの所有権を変更できない (7168093)
MegaRAID Storage Manager が EFI パーティション分割を使用した 3T バイトドライブ上にホットスペアを割り当てることができない (7164218)
Cisco 製のスイッチを使用していると PXE ブートに失敗する (7149683)
UEFI モードとレガシーモード間の移行中に UEFI ブートリストの設定が失われることがある (7080526)
Sun Blade 6000 Storage Module M2 のドライブリストに物理ストレージドライブが 2 回現れる (7116807)
Oracle System Assistant の現時点での問題点
ブレードサーバーは特別なアーキテクチャーを採用しているため、ディスクサブシステムを構成する際には留意しなければならない重要な点が多数あります。ドライブタイプの選択 (SAS、SSD) とそれらのドライブのサーバーモジュール内での場所もそうした重要事項に含まれます。大半のサーバーモジュールの内蔵ディスクは 1 基のポートによって接続されており、最大動作速度は 3G ビット/秒です。
ストレージモジュールに装着されたディスクは 2 基のポートで接続されており、最大動作速度は 6G ビット/秒です。デュアルポートドライブは耐障害性が強化されており、プライマリポートで障害が発生してもドライブがオンラインのまま維持されます。現在、SAS がデュアルポートをサポートしています。SATA と SATA SSD ドライブはシングルポートです。
システムを構成する際には、さまざまなサーバーモジュールとドライブタイプを考慮に入れた上で、次の点に配慮する必要があります:
各仮想ドライブは同じインタフェースを持つドライブだけ (たとえば、SAS ドライブのみ、または SATA SSD ドライブのみ)で構成する必要があります。
各仮想ドライブは、単一障害ドメイン内に属していなければなりません。Sun Blade X3-2B の各内蔵ディスクは単一障害ドメインであるとみなされます (シングルポート接続のみ)。1 つ以上の Sun Blade 6000 ストレージモジュールも単一障害ドメインであるとみなされます。Sun Blade X3-2B 上に作成される仮想ドライブの数は、ホットスペアドライブを含め、4 つまでに制限されます。Sun Blade 6000 ストレージモジュール上には、サーバーモジュールにアクセス可能な Sun Blade 6000 ストレージモジュールの数に応じて、8 つまたはそれ以上の仮想ドライブを作成できます。
専用ホットスペアのみを使用します。別の障害ドメインからアクセスできる場合は、グローバルなホットスペアを使用してはいけません。
専用ホットスペアには、同じ障害ドメインに属するドライブグループだけを含める必要があります。そうすることで、任意のドメイン用に「仮想」グローバルホットスペアを作成できます。
Sun Blade 6000 ストレージモジュールでは、SATA/SATA-SSD ドライブはサポートされていません。シャーシの Zone Manager を使用して、複数のドライブをゾーン分割することはできません。
Sun Blade X3-2B では、SAS と SATA の両タイプのドライブをサポートしていますが、サーバーモジュールで使用した場合、SAS ドライブは最大速度では動作せず、2 つ目のポートを使用できません。
SAS ドライブと SATA ドライブはサーバーモジュール内では混在してもかまいませんが、仮想ドライブではどちらか一方のタイプに統一する必要があります。たとえば、1 つの Sun Blade X3-2B 内に、2 ドライブの SAS RAID 1 と 2 ドライブの SATA-SSD RAID 1 を混在させることができます。