Solaris 11 OS で電源を入れたまま Network Express Module を取り外すとエラーになる (7083321)

Solaris 11 OS で、電源を入れたまま NEM を取り外すとエラーになることがあります。Automatic NCP を使用して NWAM が有効になっている場合、ネットワークドライバが切り離されないため、電源を入れたまま NEM を取り外すとエラーになることがあります。NEM を電源を入れたまま取り外そうとすると、次のようなメッセージがログファイルに表示されます:

Aug 24 17:15:33 unknown genunix: [ID 730752 kern.warning] WARNING: (pcieb2): failed to detach driver for the device (ixgbe0) in the Connection Slot1

Aug 24 17:15:33 unknown genunix: [ID 902422 kern.warning] WARNING: (pcieb2): failed to unconfigure the device in the Connection Slot1

1. 使用しているシステムで Automatic NCP プロファイルが有効になっていることを確認します:

   # netadm list

   一覧表が表示されます。表内の次のエントリは NCP が有効であることを示しています:

   TYPE        PROFILE        STATE
   ncp         Automatic      online

2. 有効になっている場合、次のいずれかの手順を実行します:
   • NWAM を無効にし、NEM をホットプラグ装着し、NWAM を有効にする
     1. 次のコマンドを入力します:

        svcadm disable svc:/network/physical:default

        ---

        注 - 上記のコマンドを発行すると、ネットワークがアクセス不能になります。ホストにアクセスするには、シリアルコンソール経由、Oracle ILOM リモートコンソールアプリケーション経由、直接接続端末経由のいずれかの方法しかありません。

        ---

     2. 電源を入れたまま NEM を取り外します。
     3. シリアルコンソール、Oracle ILOM リモートコンソールアプリケーション、または直接接続端末から NWAM を有効にします

        svcadm enable svc:/network/physical:default

   • NCP モードに切り替え、NIC を構成し、NEM をホットプラグ装着する
     1. Automatic NCP から DefaultFixed NCP、またはその他のユーザー定義の NCP に切り替えます。

        ---

        注 - 上記のコマンドを発行すると、ネットワークがアクセス不能になります。ホストにアクセスするには、シリアルコンソール経由、Oracle ILOM リモートコンソールアプリケーション経由、直接接続端末経由のいずれかの方法しかありません。

        ---

     2. シリアルコンソール経由、Oracle ILOM リモートコンソールアプリケーション経由、または直接接続端末経由で、ipadm コマンドを使用して、適切な NIC を構成します。
     3. 電源を入れたまま NEM を取り外します。