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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Manager開発者ガイド
11gリリース2(11.1.2)
B69536-02
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38 レポートの構成

この章では、Oracle Identity Managerレポートについて説明し、内容は次のとおりです。

38.1 Oracle Identity Managerレポートについて

Oracle Identity Managerレポートは、Oracle BI PublisherをOracle Identity Management製品のレポート・ソリューションとして使用することを可能にします。


注意:

Oracle Identity Managerレポートは、機能領域に基づいて分類されます。たとえば、アクセス・ポリシー・レポート、アテステーション・リクエストおよび承認レポート、パスワード・ポリシー・レポートなどがあります。操作や履歴という名前ではなくなりました。


Oracle Identity Managerレポートにより、Oracle BI Publisherの制限付き使用ライセンス、および複数のOracle Identity Management製品用の簡単に使用できるレポート・パッケージが提供されます。

図38-1に示すように、Oracle Identity Managerレポートは、Oracle BI Publisherを使用してOracle Identity Management製品データベースの情報について問合せおよびレポートを行います。最小限の設定で、Oracle Identity Managerレポートを作成、管理および配信するための一般的な方法を提供します。

図38-1 Oracle Identity Managerレポートのアーキテクチャ

図38-1の説明が続きます
「図38-1 Oracle Identity Managerレポートのアーキテクチャ」の説明

Oracle Identity Managerレポートに含まれているレポート・テンプレートは、標準のOracle BI Publisherテンプレートです。ただし、各テンプレートをカスタマイズしてそのルック・アンド・フィールを変更できます。Oracle Identity Management製品のスキーマ定義を利用できる場合は、その情報を使用して独自のカスタム・レポートを作成できます。


注意:

テンプレートをカスタマイズする前に、元のデフォルト・レポート・テンプレートのバックアップ・コピーを作成することをお薦めします。


38.2 Oracle BI Publisherについて

Oracle BI Publisherはオラクル社のエンタープライズ・レポート・ソリューションの1つで、すべてのレポートおよびビジネス文書を作成、管理および配信するための、単一のレポート環境を提供します。Microsoft Word、Microsoft ExcelまたはAdobe Acrobatなどの、一般的な一連のデスクトップ・ツールを利用して、Oracle Identity Management製品を含む様々なソースのデータに基づいてレポート・レイアウトを作成および管理できます。


関連項目:

Oracle BI Publisherの機能の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメントを参照してください。


38.3 サポートされる製品

Oracle Identity Managerレポート11gリリース2(11.1.2)では、表38-1に示す製品がサポートされます。

表38-1 サポートされる製品

テクノロジ 製品およびバージョン

Oracle Identity Management

Oracle Identity Manager 11gリリース1(11.1.1.6)以降

Oracle BI Publisher

Oracle Identity Manager 11gリリース2(11.1.2)用のOracle BI Publisher 11g(11.1.1.6) (パッチ番号14088000適用済)


38.4 ライセンス

Oracle Identity Managerは、Oracle Application ServerまたはWebLogic版から独立して、別途ライセンスを取得できます。Oracle Identity Managerのライセンスを別途取得した場合は、次のようなBI Publisherが含まれます。

38.5 Oracle Identity Managerレポートのデプロイ

この項では、Oracle Identity Manager Reports 11gリリース2 (11.1.2)のデプロイ方法について、次の各項で説明します。

38.5.1 メタデータ・リポジトリの作成

各Oracle Business Intelligenceシステム(BIドメイン)には、それ専用のデータベース・スキーマのセットが必要です。複数のシステムで、スキーマまたはリポジトリの同じセットを共有することはできません。

BI Publisher 11g (11.1.1.6)をインストールする前に、リポジトリ構成ユーティリティ(RCU)を使用して、データベースにリポジトリを作成する必要があります。これには、RCUユーティリティが必要ですが、次のURLを使用してOracle Webサイトからダウンロードすることができます。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/bi-enterprise-edition/downloads/bi-downloads-1525270.html

BI Publisher 11g (11.1.1.6)をインストールするには、次のメタデータ・リポジトリが必要です。

  • メタデータ・ストア(MDS)

  • ビジネス・インテリジェンス・プラットフォーム(BIプラットフォーム)

RCUユーティリティを使用してデータベースにリポジトリを作成するには、次の手順を実行します。

  1. データベースにSYSDBAとしてログインします。

    RCUを実行するには、DBA権限を持つ必要があります。したがって、SYSDBAとしてログインする必要があります(たとえば、ユーザーSYSとして)。

  2. RCU_HOME/bin/ディレクトリに移動します。

  3. RCUを起動するには、次のようにします。

    • UNIXの場合は、次のスクリプトを実行します。

      ./rcu

    • Microsoft Windowsの場合は、次のスクリプトを実行します。

      rcu.bat

  4. 表示される「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。リポジトリ作成ユーティリティ・ウィザードが表示されます。

  5. このウィザードのステップ1で、「作成」を選択し、「次へ」をクリックします。「ステップ2/7: データベース接続の詳細」ページが表示されます。

  6. 次の表に示すように、接続の詳細を指定します。

    フィールド 入力するデータ

    データベース・タイプ

    Oracle Database

    ホスト名

    データベースのデプロイ先のホストの名前。

    ポート

    「ホスト名」フィールドで識別されるホストに接続するポート番号。

    サービス名

    インストールまたはデータベースの作成時に入力された、データベース名とドメイン名の組合せであるグローバル・データベース名の文字列。グローバル・データベース名が不明な場合は、データベース初期化ファイル(INITSID.ORA)のSERVICE_NAMESパラメータの連結値から取得できます。たとえば、サービス名はSALES.COMのようになります(SALESがデータベース名で、COMがドメインです)。

    ユーザー名

    Oracle Identity Managerへのアクセス権を持つデータベース・スキーマ・ユーザーのユーザー名(SYSなど)。

    パスワード

    「ユーザー名」フィールドで識別されたユーザーのパスワード。

    ロール

    DBA権限を持つロール(SYSDBAなど)。


  7. 「次へ」をクリックします。「ステップ3/7: コンポーネントの詳細」ページが表示されます。

  8. Oracle Business Intelligenceコンポーネントを選択します。この操作を行うと、「AS共通スキーマ」グループのMDSスキーマが自動的に選択されます。このスキーマはOracle Business Intelligenceでも必要です。

  9. 「次へ」をクリックします。「ステップ4/7: スキーマ・パスワード」ページが表示されます。

  10. スキーマに対して同じパスワードを指定します。

  11. 「次へ」をクリックします。「ステップ5/7: 表領域のマップ」ページが表示されます。

  12. 「次へ」をクリックします。検証が完了すると、メッセージが表示されます。

  13. 「OK」をクリックします。「ステップ6/7: サマリー」ページに、コンポーネント、スキーマ所有者、表領域タイプおよび表領域名の詳細が表示されます。

  14. 「次へ」をクリックします。「ステップ7/7: 完了サマリー」ページが表示されます。

  15. 「閉じる」をクリックします。メタデータ・リポジトリがデータベースに作成されます。


    ヒント:

    ログ・ファイルが、RCU_HOME\log\ディレクトリに保存されます。


38.5.2 BI Publisher 11g (11.1.1.6)のインストール

Oracle Business Intelligence製品は、すべてOracle WebLogic Serverドメインで実行されます。したがって、BI Publisher 11g (11.1.1.6)をインストールする前に、Oracle WebLogic Serverをインストールして構成する必要があります。

Oracle WebLogic Serverがインストールされていない場合、OBIEE 11gはデフォルトではWebLogic Serverをインストールし、user_projects/domainsディレクトリの下にbifoundation_domainという名前のbiドメインを作成します。

BI Publisher 11g (11.1.1.6)のインストールについては、次の各項で説明します。

Oracle Business Intelligenceウィザードの起動

Oracle Business Intelligenceウィザードを起動するには、bishiphome/Disk1/ディレクトリに移動して、次を実行します。

UNIXの場合:

./runInstaller

Microsoft Windowsの場合:

setup.exe

Oracle WebLogic Serverがインストールされていない場合のBI Publisher 11g (11.1.1.6)のインストール

Oracle Business Intelligenceウィザードを起動した後に、次の手順を実行します。

  1. ウィザードの「ステップ1/15: ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。「ステップ2/15: タイプ・インストール」ページが表示されます。

  2. 「ソフトウェア更新のインストール」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。「ステップ3/15: インストール・タイプの選択」ページが表示されます。

  3. エンタープライズ・インストール・オプションを選択し、「次へ」をクリックします。「ステップ4/15: 前提条件チェック」ページが表示されます。

  4. 「次へ」をクリックします。「ステップ5/15: BIシステムの作成またはスケール」ページが表示されます。

  5. 新規BIシステムの作成オプションを選択します。次のフィールドに値を入力します。

    ユーザー名: WebLogicユーザー名を入力します。

    パスワード: WebLogicユーザーのパスワードを入力します。

    パスワードの確認: WebLogicユーザーのパスワードを再入力します。

    ドメイン名: WebLogicドメインの名前(デフォルトではbifoundation_domain)。

  6. 「次へ」をクリックします。「ステップ6/15: インストール場所の指定」ページが表示されます。

  7. インストールのディレクトリ・パスを入力し、「次へ」をクリックします。

  8. 「次へ」をクリックします。「ステップ7/12: コンポーネントの構成」ページが表示されます。

  9. 「次へ」をクリックします。「ステップ8/12: データベースの詳細」ページが表示されます。

  10. 「メタデータ・リポジトリの作成」の手順5で指定した資格証明を持つデータベースの詳細を入力します。

  11. 「次へ」をクリックして、ウィザードの残りのステップを完了します。

Oracle WebLogic Serverがインストールされている場合のBI Publisher 11g (11.1.1.6)のインストール

BI Publisher 11g (11.1.1.6)がすでにインストールされている場合は、Oracle Business Intelligenceウィザードで次の手順を実行します。

  1. 「ステップ2/15: タイプ・インストール」ページで、「簡易インストール」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。「ステップ3/15: 前提条件チェック」ページが表示されます。

  2. 「次へ」をクリックします。「ステップ4/12: ミドルウェア・ホーム」ページが表示されます。

  3. ミドルウェア・ホームのディレクトリ・パスを、末尾にスペースを入れずに入力します(たとえば、/u01/app/ Oracle_IDM1/Middelware/)。

  4. 「次へ」をクリックします。「ステップ5/12: 管理者の詳細」ページが表示されます。

  5. 管理ユーザー名およびパスワードを入力します。このアカウントは、WebLogic ServerおよびEnterprise Managerの管理に使用されます。

  6. 「次へ」をクリックします。「ステップ6/12: コンポーネントの構成」ページが表示されます。

  7. 「次へ」をクリックします。「ステップ7/12: データベースの詳細」ページが表示されます。

  8. 「メタデータ・リポジトリの作成」の手順5で指定した資格証明を持つデータベースの詳細を入力します。

  9. 「次へ」をクリックして、ウィザードの残りのステップを完了します。

38.6 Oracle Identity Managerレポートの構成

この項では、BI Publisher 11g (11.1.1.6)の構成について、次の各項で説明します。

38.6.1 BI Publisher 11g (11.1.1.6)でのセキュリティの構成

BI Publisher 11g (11.1.1.6)でセキュリティを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle_IDM1/Middleware/user_projects/domains/bifoundation_domain/config/bipublisher/repository/Reports/ディレクトリに、新しいディレクトリを作成し、Oracle Identity Managerという名前を付けます。


    注意:

    BI Publisher 11g(11.1.1.6)のインストール後に、Oracle_IDM1/Middleware/user_projects/domains/bifoundation_domain/config/bipublisher/repository/Reports/ディレクトリがWebLogicドメインに作成されます。


  2. OIM_11gR1_BIP11gReports.zipファイルの内容を、新しく作成したOracle Identity Managerディレクトリに解凍します。

  3. BI Publisherにログインします。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. Webブラウザで、次の形式のURLを入力します。

      http://HOST_NAME:PORT_NUMBER/xmlpserver/

      たとえば、http://localhost:7001/xmlpserver/とします。

    2. Oracle BI Publisherのログイン・ページで、WebLogicの権限を持つユーザー名およびパスワードを入力します。

  4. 「管理」「セキュリティ・センター」の順に選択します。次に、「セキュリティ構成」をクリックします。

  5. 「セキュリティ・モデル」ページに移動し、実装に従ってセキュリティ・モデルを選択します。OBIEEのデフォルトのセキュリティ・モデルは、Oracle Fusion Middleware Security Modelです。Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・モデルの構成の詳細は、次のURLを参照してください。

    http://docs.oracle.com/cd/E21764_01/bi.1111/e13880/T526682T559093.htm#ofm1

  6. 選択したセキュリティ・モデルに従って、管理者またはOIMユーザーとしてBI Publisherにログインします。「ホーム」ページが表示されます。

  7. Oracle Identity ManagerレポートをBI Publisherにアップロードします。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. 「管理」「システム・メンテナンス」を選択し、「サーバー構成」をクリックします。

    2. 「カタログ」セクションまで下方向にスクロールし、「BI Publisherリポジトリ」フィールド内のリポジトリ・フォルダのパスが正しいことを確認します。

    3. BIプレゼンテーション・カタログへのアップロードをクリックし、Oracle Identity ManagerレポートをBI Publisherにアップロードします。

    4. 必要に応じて、変更内容を反映するためにBI Publisher管理対象サーバーと管理サーバーの両方を再起動します。

    5. BI Publisherに再度ログインし、カタログをクリックします。左側のペインにある共有フォルダ・ツリーを開き、レポートが表示されることを確認します。

38.6.2 Oracle Identity Managerレポートの実行のためのデータソースの構成

Oracle Identity Managerレポートについては、次の項で説明するJDBC接続が必要となります。

38.6.2.1 Oracle Identity Manager JDBC接続の構成

Oracle Identity Manager JDBC接続を構成するには、次の手順を実行します。

  1. ホーム・ページの上部で、「管理」リンクをクリックします。BI Publisherの「管理」ページが表示されます。

  2. 「データソース」で「JDBC接続」をクリックします。「Data Sources」ページが表示されています。

  3. 「JDBC」タブで、「データソースの追加」をクリックして、データベースへのJDBC接続を作成します。「データソースの追加」ページが表示されます。

  4. 次のフィールドに値を入力します。

    • データソース名: Oracle Identity Manager JDBC接続名を指定します(OIM JDBCなど)。

    • ドライバ・タイプ: データベースに適したドライバタイプを選択します。たとえば、データベースに合わせてOracle 10gまたはOracle 11gを選択することができます。

    • データベース・ドライバ・クラス: データベースに適したドライバ・クラスを指定します(oracle.jdbc.driver.OracleDriverなど)。

    • 接続文字列: データベース接続の詳細を、jdbc:oracle:thin:@HOST_NAME:PORT_NUMBER:SIDの形式で指定します。たとえば、jdbc:oracle:thin:@localhost:7003:orclとします。

    • ユーザー名: Oracle Identity Managerデータベースのユーザー名を指定します。

    • パスワード: Oracle Identity Managerデータベースのユーザー・パスワードを指定します。

  5. 「テスト」をクリックして接続を確認し、「適用」をクリックして接続を確立します。

  6. データベースへの接続が確立されると、成功を示す確認メッセージが表示されます。「適用」をクリックします。

    「JDBC」ページのJDBCデータソースのリストに、新しく定義されたOracle Identity Manager JDBC接続が表示されます。

38.6.2.2 BPELベースのJDBC接続の構成

BI Publisherでは、1つのレポートに1つのデータソースのみを割り当てることができます。最初のデータソースは、Oracle Identity Managerデータソースです。次のレポートには、BPELデータベースに接続してBPELデータを取得するセカンダリ・データソースがあります。

  • タスク割当て履歴

  • リクエストの詳細

  • リクエスト・サマリー

  • 承認アクティビティ

BPELベースのレポート用のセカンダリ・データソースを構成するには、次の手順を実行します。

  1. BI Publisherのホーム・ページで「管理」をクリックします。BI Publisherの「管理」ページが表示されます。

  2. 「データソース」で「JDBC接続」をクリックします。「Data Sources」ページが表示されています。

  3. 「JDBC」タブで、「データソースの追加」をクリックして、データベースへのJDBC接続を作成します。「データソースの追加」ページが表示されます。

  4. 次のフィールドに値を入力します。

    • データソース名: BPEL JDBC接続名を指定します(BPEL JDBCなど)。

    • ドライバ・タイプ: データベースに適したドライバタイプを選択します。たとえば、データベースに合わせてOracle 10gまたはOracle 11gを選択することができます。

    • データベース・ドライバ・クラス: データベースに適したドライバ・クラスを指定します(oracle.jdbc.driver.OracleDriverなど)。

    • 接続文字列: データベース接続の詳細を、jdbc:oracle:thin:@HOST_NAME:PORT_NUMBER:SIDの形式で指定します。たとえば、jdbc:oracle:thin:@localhost:7003:orclとします。

    • ユーザー名: SOAデータベースのユーザー名を指定します。

    • パスワード: SOAデータベースのユーザー・パスワードを指定します。

  5. 「テスト」をクリックして接続を確認し、「適用」をクリックして接続を確立します。

  6. データベースへの接続が確立されると、成功を示す確認メッセージが表示されます。「適用」をクリックします。

    「JDBC」ページのJDBCデータソースのリストに、新しく定義されたBPEL JDBC接続が表示されます。

38.7 Oracle Identity Managerレポートの生成

この項では、Oracle Identity Managerレポートの生成方法について説明し、内容は次のとおりです。


注意:

Oracle Identity Self ServiceまたはOracle Identity System AdministrationからBI Publisherにアクセスすることはできません。BI Publisherを明示的に開いて、Oracle Identity Manager 11gのレポートにアクセスする必要があります。


38.7.1 サンプル・データソースに対するサンプル・レポートの生成

本番JDBCデータソースに対してレポートを実行せずにレポート・データの例を表示して外観を確認するには、サンプル・データソースに対してサンプル・レポートを生成します。サンプル・レポートを生成するには、まずサンプル・データソースを作成する必要があります。サンプル・データソースの作成の詳細は、使用するOracle Identity Management製品に応じて、「Oracle Identity Managerレポートの構成」の該当する項を参照してください。

サンプル・データソースを作成したら、次の手順を実行してサンプル・レポートを生成できます。

  1. Oracle BI Publisherにログインします。Oracle BI Publisherへのログインの詳細は、「BI Publisher 11g(11.1.1.6)でのセキュリティの構成」の手順3を参照してください。

  2. 「共有フォルダ」Oracle Identity Managerレポートの順にクリックし、サンプル・レポートを選択します。

  3. 生成するサンプル・レポートについて「表示」をクリックします。

  4. サンプル・レポートの出力フォーマットを選択して「表示」をクリックします。

    サンプル・レポートが生成されます。

38.7.2 Oracle Identity Manager JDBCデータソースに対するレポートの生成

Oracle Identity Manager JDBCデータソースに対してレポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle BI Publisherにログインします。Oracle BI Publisherへのログインの詳細は、「BI Publisher 11g(11.1.1.6)でのセキュリティの構成」の手順3を参照してください。

  2. Oracle Identity Managerレポートに移動します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. BI Publisherのホーム・ページの「参照/管理」の下で、「カタログ・フォルダ」をクリックします。または、ページの上部で「カタログ」をクリックすることもできます。

      「カタログ」ページでは、ページの左側にはツリー構造が、右側には詳細が表示されます。

    2. 左側のペインで「共有フォルダ」を展開し、Oracle Identity Managerに移動します。Oracle Identity Managerフォルダのすべてのオブジェクトが表示されます。

      BI Publisher 11gに移動して、Oracle Identity Manager BI Publisherレポートを使用することができます。

  3. 生成するレポートについて「表示」をクリックします。

  4. レポートの出力フォーマットを選択して「表示」をクリックします。

    レポートが生成されます。


関連項目:

Oracle BI Publisherの詳細は、Oracle Business Intelligence Publisherのドキュメントを参照してください。


38.7.3 BPELベースのJDBCデータソースに対するレポートの生成

次の4つのレポートには、BPELデータベースに接続してBPELデータを取得するセカンダリ・データソースがあります。

  • タスク割当て履歴

  • リクエストの詳細

  • リクエスト・サマリー

  • 承認アクティビティ

これらのレポートには、BPELベースのJDBCデータソースでBPEL JDBCと呼ばれるセカンダリ・データソースがあります。

BPELベースのJDBCデータソースに対してレポートを生成するには、次の手順を実行します。

  1. BPELデータソースがBI Publisherに存在することを確認します。このBPELデータソースはBPELデータベースを示す必要があります。BPELデータソースの作成の詳細は、「BPELベースのJDBC接続の構成」を参照してください。

  2. Oracle BI Publisherにログインします。Oracle BI Publisherへのログインの詳細は、「BI Publisher 11g(11.1.1.6)でのセキュリティの構成」の手順3を参照してください。

  3. Oracle Identity Managerレポートに移動します。これを行うには、次の手順を実行します。

    1. BI Publisherのホーム・ページの「参照/管理」の下で、「カタログ・フォルダ」をクリックします。または、ページの上部で「カタログ」をクリックすることもできます。

      「カタログ」ページでは、ページの左側にはツリー構造が、右側には詳細が表示されます。

    2. 左側のペインで「共有フォルダ」を展開し、Oracle Identity Managerに移動します。Oracle Identity Managerフォルダのすべてのオブジェクトが表示されます。

      BI Publisher 11gに移動して、Oracle Identity Manager BI Publisherレポートを使用することができます。

  4. 生成するレポートについて「表示」をクリックします。

  5. レポートの出力フォーマットを選択して「表示」をクリックします。

    BPELベースのJDBCデータソースに基づいてレポートが生成されます。