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Trusted Extensions ユーザーズガイド     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Trusted Extensions の紹介

2.  Trusted Extensions へのログイン (タスク)

Trusted Extensions のデスクトップログイン

Trusted Extensions のログインプロセス

ログイン時の識別と認証

ログイン時のセキュリティー属性の確認

Trusted Extensions へのログイン

システムにユーザーを識別および認証させる

メッセージを確認し、セッションタイプを選択する

ログインの問題のトラブルシューティング

Trusted Extensions にリモートでログインする

リモート Trusted Extensions デスクトップにログインする方法

3.  Trusted Extensions での作業 (タスク)

4.  Trusted Extensions の構成要素 (リファレンス)

用語集

索引

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Trusted Extensions へのログイン

Trusted Extensions にログインするためのタスクを次に示します。デスクトップを表示する前に、セキュリティー情報を確認して指定してください。

システムにユーザーを識別および認証させる

  1. ログイン画面の「Username」フィールドにユーザー名を入力します。

    管理者から割り当てられたユーザー名を正確に入力してください。スペリング、大文字、小文字を確認してください。

    間違えた場合は偽のパスワードを入力してください。「ユーザー名」フィールドが表示されます。

  2. 入力を確認します。

    Return キーを押してユーザー名を確定します。


    注意

    注意 - ログイン画面の表示中は、トラステッドストライプが表示されることはありません。ログインしようとしたとき、または画面のロックを解除しようとしたときにトラステッドストライプが表示された場合は、パスワードを入力しないでください。スプーフィングが行われている可能性があります。「スプーフィング」とは、侵入者のプログラムがログインプログラムであるかのように偽って、パスワードを手に入れようとすることです。ただちにセキュリティー管理者に連絡してください。


  3. パスワードの入力フィールドにパスワードを入力して、Return キーを押します。

    セキュリティー保護のため、入力した文字はフィールドには表示されません。ログイン名とパスワードが、承認されたユーザーのリストと照合されます。

注意事項

入力したパスワードが正しくない場合は、画面に次のようなメッセージが表示されます。

認証に失敗しました (Authentication failed)

「了解」をクリックしてエラーダイアログボックスを閉じます。ユーザー名と正しいパスワードを再度入力してください。

メッセージを確認し、セッションタイプを選択する

シングルラベルに制限していないユーザーは、異なるラベルのデータを表示できます。操作可能な範囲は、上限がセッション認可上限、下限が管理者によって割り当てられた最下位ラベルに制限されます。

  1. MOTD ダイアログボックスを確認します。
    image:ウィンドウにユーザーの最後のログイン日時、「本日のメッセージ」、セッション属性が表示されます。シングルレベルセッションのボタンが示されています。
    1. 前回のセッションの日時が正しいことを確認します。

      通常の時間外であるなど、最後のログインに疑わしいところがないかを常に確認してください。ログイン時間が正しくないと考える理由がある場合は、セキュリティー管理者に連絡してください。

    2. 管理者からのメッセージがないかどうかを確認します。

      「本日のメッセージ」フィールドには、予定されているメンテナンスやセキュリティー上の問題に関する警告が表示されていることがあります。このフィールドの情報は必ず確認してください。

    3. セッションのセキュリティー属性を確認します。

      MOTD ダイアログボックスには、ユーザーがなれる役割や最下位ラベルなどのセキュリティー特性が表示されます。

    4. (省略可能) マルチレベルセッションへのログインが許可されている場合は、シングルレベルセッションにするかどうかを決定します。

      「シングルラベルにセッションを制限」ボタンをクリックして、シングルレベルのセッションにログインします。

    5. 「了解」をクリックします。
  2. ラベルの選択を確定します。

    ラベルビルダーが表示されます。シングルラベルでログインしている場合は、ラベルビルダーによりそのセッションラベルが示されます。マルチレベルのシステムの場合は、ラベルビルダーによりセッション認可上限を選択できます。マルチレベルセッションのラベルビルダーの例については、図 3-4 を参照してください。

    • デフォルトを拒否する理由がないかぎり、デフォルトを受け入れます。
    • マルチレベルセッションの場合は、認可上限を選択します。

      認可上限を変更するには、トラステッドパス認可上限をクリックし、必要な認可上限をクリックします。

    • シングルレベルセッションの場合は、ラベルを選択します。

      ラベルを変更するには、トラステッドパスラベルをクリックし、必要なラベルをクリックします。

  3. 「了解」をクリックします。

    トラステッドデスクトップが表示されます。

ログインの問題のトラブルシューティング

  1. ユーザー名やパスワードが認識されない場合は、管理者に確認してください。
  2. 設定したラベル範囲がワークステーションに許可されていない場合は、管理者に確認してください。

    セッション認可上限およびラベルの範囲は、ワークステーションごとに制限することができます。たとえば、ロビーに置かれたワークステーションは PUBLIC ラベル専用に制限されている可能性があります。指定したラベルまたはセッション認可上限が拒否される場合は、そのワークステーションが制限されていないかどうかを管理者に確認してください。

  3. シェルの初期設定ファイルをカスタマイズしている場合にログインできないときは、次の 2 つの対処方法があります。
    • システム管理者に連絡して状況を改善してもらう。
    • root になれる場合は、復旧セッションにログインする。

      標準的なログインでは、起動時にシェルの初期設定ファイルが参照され、カスタマイズされた環境が構築されます。復旧ログインの場合は、デフォルトの設定値がそのままシステムに適用され、シェルの初期設定ファイルは参照されません。

      Trusted Extensions では、復旧ログインは保護されています。root アカウントだけが復旧ログインにアクセスできます。

      1. ログイン画面でユーザー名を入力します。
      2. 画面下部で、デスクトップメニューからSolaris Trusted Extensions の「復旧セッション」を選択します。
      3. 要求された場合は、パスワードを入力します。
      4. 追加のパスワードを要求されたら、root のパスワードを入力します。