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Oracle Solaris 11.1 での IP サービス品質の管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
IPQoS 構成の有効化およびそのほかの操作には、 ipqosconf コマンドを使用します。
ipqosconf コマンドで、IPQoS 構成ファイルを読み取り、UNIX カーネルで IPQoS モジュールを構成します。次の手順では、「Web サーバー用 IPQoS 構成ファイルの作成」で作成した /var/ipqos/Goldweb.qos ファイルを例として使用します。詳細については、ipqosconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
# /usr/sbin/ipqosconf -a/var/ipqos/Goldweb.qos
ipqosconf により、指定された IPQoS 構成ファイル内の情報が Oracle Solaris カーネル内の IPQoS モジュールに書き込まれます。この例では、/var/ipqos/Goldweb.qos の内容が現行の Oracle Solaris カーネルに適用されます。
注 - -a オプションを指定して IPQoS 構成ファイルを適用すると、ファイル内のアクションが現行のセッションの間だけ有効になります。
UNIX ユーティリティーを使用して、IPQoS の動作を追跡し、IPQoS 実装に関する統計を収集します。この情報は、構成が予想どおりに機能するかを判断するのに役立ちます。
参照
IPQoS モジュールがどのように機能するかに関する統計は、「統計情報の収集」を参照してください。
ipqosconf メッセージをログ記録するには、「IPQoS メッセージの syslog によるログ記録の有効化」を参照してください。
ブートのたびに現在の IPQoS 構成を適用させるには、「リブート後にも IPQoS 構成を適用する方法」を参照してください。
リブート後にも IPQoS 構成を持続させるには、明示的に指定する必要があります。それ以外の場合、システムのリブート後に現行の構成が適用されません。システムで IPQoS が適正に動作するときは、次の操作を実行してリブート後にも構成が持続するようにします。
詳細は、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
# ipqosconf -l
構成がすでに存在する場合は、ipqosconf によって画面に表示されます。出力が行われない場合は、「新規構成を IPQoS カーネルモジュールへ適用する方法」の説明に従って、構成を適用します。
# /usr/sbin/ipqosconf -c
-c オプションを指定すると、現行の IPQoS 構成が、ブート時の構成ファイル /etc/inet/ipqosinit.conf に書き込まれます。