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Oracle Solaris 11.1 システムのインストール Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
パート I Oracle Solaris 11.1 のインストールオプション
Live Media およびテキストインストールのシステム要件
複数のオペレーティングシステムをインストールするためのブート環境の準備
インストール前にシステムをパーティション分割するためのガイドライン
対話型インストール中にシステムをパーティション分割するためのガイドライン
Oracle Device Detection Tool を使用する方法
6. Oracle Solaris インスタンスの構成解除または再構成
この Oracle Solaris リリースでは、Oracle Configuration Manager および Oracle Auto Service Request ユーティリティーがシステムにインストールされる場合は、インストールされるシステムのためにこれらのサービスを構成するように求めるプロンプトが対話型インストール中に表示されます。
Oracle Configuration Manager は、システムのソフトウェア構成を記述した定期的なデータを Oracle サポート組織に送信します。
Oracle Auto Service Request は、ハードウェアまたはソフトウェアの問題を示す障害管理アーキテクチャー (FMA) イベントが発生したときに、Oracle サポート組織にデータを送信します。
注 - すべてのデータはセキュアモードで送信されます。
対話型インストールを実行するときは、次のオプションが用意されています。
デフォルトの「サポート登録」インストーラパネルには、匿名の登録アドレスが表示されます。この匿名のアドレスまたは別の電子メールアドレスをパスワードなしで使用すると、匿名のシステム構成が Oracle サポート組織にアップロードされます。ただし、My Oracle Support のログイン情報を指定しなかったため、インストールされたシステムの構成に関する情報が送信されたときに、My Oracle Support は顧客識別情報を一切受け取りません。
「サポートの構成」パネルの匿名の電子メールアドレスを My Oracle Support のログイン ID に置き換えて、My Oracle Support のパスワードを追加できます。My Oracle Support で顧客情報を参照し、セキュリティー更新を受け取る場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、Oracle Auto Service Request も起動されます。
顧客の構成データが定期的にアップロードされると、顧客サポート担当者はこのデータを分析して、よりよいサービスを提供できます。たとえば、サービスリクエストを登録すると、サポート担当者は構成データを直接そのサービスリクエストに関連付けることができます。そして、顧客サポート担当者はシステムの一覧を表示し、それに従って問題を解決できます。
「サポートの構成」パネルの匿名の電子メールアドレスを削除し、そのフィールドを空白のままにした場合は、Oracle Configuration Manager が切断モードで起動します。My Oracle Support にデータは送信されません。このモードでも、データを送信するために Oracle Configuration Manager を手動でアクティブ化できます。たとえば、技術サポート担当者にシステム上のデータを提供するように求められた場合は、Oracle Configuration Manager を手動で使用して、そのデータを提供できます。
Oracle Configuration Manager が切断モードになっていない場合は、初回リブート中に Oracle Configuration Manager サービスが実行され、登録サーバーへのシステムの登録が試みられます。この登録に成功すると、構成情報のアップロードが実行されます。また、登録に成功した時点で内部スケジューラが開始されます。その後、スケジューラの管理のもとで構成データがアップロードされます。それ以降のリブートでは、サービスのブートの一環として構成データが送信されることはありません。サービスは、システムがすでに登録されていることを認識し、単にスケジューラを起動します。スケジューリングは、/usr/sbin/emCCR を使用して調整できます。emCCR(1M) のマニュアルページと『Oracle Configuration Manager インストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。
登録の許可を選択したかどうかに関係なく、今後のサポートを容易にするため、あとで Oracle Configuration Manager でシステムを登録または再登録できます。
次のような状況で登録または再登録を選択できます。
以前に匿名で登録しました。
以前に Oracle Configuration Manager を切断しました。
My Oracle Support 資格が入力されたときに、Oracle に接続できなかったため、資格を検証できませんでした。たとえば、ネットワークプロキシの要件のため、自動登録を完了できませんでした。
登録または再登録するには、対話型モードで configCCR ユーティリティー (/usr/sbin/configCCR) を使用します。たとえば、次のコマンドを実行して既存の構成仕様を削除します。
# /usr/lib/ocm/ccr/bin/configCCR -r
そして、次のコマンドを実行して Oracle Configuration Manager を手動で構成します。
# /usr/lib/ocm/ccr/bin/configCCR -a
登録完了後は、次のようにサービスを有効にできます。
# svcadm enable system/ocm
サービスが有効になると、システムがリブートしたときに Oracle Configuration Manager クライアントが再起動されます。
Oracle Configuration Manager および Oracle Auto Service Request の詳細は次を参照してください。
configCCR(1M) のマニュアルページ
http://www.oracle.com/asr にある Oracle Auto Service Request のドキュメント