ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 11.1 での印刷の構成と管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
CUPS コマンド行ユーティリティーを使用したプリンタの設定 (タスクマップ)
CUPS コマンド行ユーティリティーを使用したプリンタの設定と管理
CUPS コマンドを使用して異なるサブネット上にあるネットワークプリンタを追加する方法
CUPS Web ブラウザインタフェースを使用したプリンタの設定と管理 (タスクマップ)
CUPS Web ブラウザインタフェースを使用したプリンタの設定と管理
CUPS Web ブラウザインタフェースを使用するための要件
CUPS Web ブラウザインタフェースへのアクセスに関する問題のトラブルシューティング
CUPS 印刷マネージャーを使用したプリンタの設定 (タスクマップ)
リモート印刷待ち行列を管理するように CUPS を構成する方法
以前の Oracle Solaris リリースでは、LP 印刷サービスがデフォルトの印刷サービスでした。Oracle Solaris 11 リリース以降では、LP 印刷サービスは削除されます。Oracle Solaris 11 のデフォルトで唯一の使用可能な印刷サービスは、CUPS です。Oracle Solaris 11 の新規インストールを実行し、LP 印刷サービスを使用して構成されたプリンタがすでに存在する場合は、インストール後に CUPS を使用してこれらのプリンタを再構成する必要があります。
Oracle Solaris 11 Express から Oracle Solaris 11 にアップグレードする場合は、「印刷環境を設定する方法」を参照してください。
CUPS の印刷環境に切り替えた結果、次の変更が発生しました。
LP サービスを使用するように構成された既存のプリンタは動作しなくなり、再構成する必要があります。
lpadmin コマンドを使用する方法。詳細は、「lpadmin コマンドを使用してプリンタを設定する方法」を参照してください。
http://localhost:631/help の CUPS Web ブラウザインタフェースを使用する方法。詳細は、「CUPS Web ブラウザインタフェースを使用したプリンタの設定と管理 」を参照してください。
CUPS 印刷マネージャーを使用する方法。詳細は、「CUPS 印刷マネージャーを使用したプリンタの設定」を参照してください。
以前に NIS ネームサービスに保存された印刷設定は、CUPS では使用されません。管理者は、CUPS の共有プリンタ機能を使用して構成されたネットワークプリンタを共有できます。CUPS では、ネットワーク上のプリンタが自動検出され、手動設定なしでこれらのプリンタに印刷できます。CUPS 印刷マネージャーを使用してプリンタを共有する方法については、「リモートサーバーの構成」を参照してください。
~/.printers ファイルでユーザーごとに構成されたプリンタは使用できなくなります。プリンタ構成は、CUPS Web ブラウザインタフェース、CUPS コマンド行ユーティリティー、または CUPS 印刷マネージャーグラフィカルユーザーインタフェースを使用して管理します。
以前のリリースでは、LP 印刷サービスによって追加されたすべてのプリンタの詳細が /etc/printers.conf ファイルに格納されていました。Oracle Solaris 11 OS では LP 印刷サービスが削除されたため、このファイルは CUPS の下でも存在しますが、このファイルにはローカル印刷待ち行列のサマリーが格納されます。OS をインストールすると、以前に lp 印刷コマンドを使用して構成されたプリンタに関する情報は削除されます。結果となる動作は、システム上でこれらのプリンタがまったく構成されなかったかのようになります。既存のプリンタは CUPS を使用して再構成する必要があります。CUPS を使用して既存のプリンタを再構成する前に、これらのプリンタを削除する必要はありません。CUPS と連携して動作するように印刷環境を設定する方法については、「印刷環境を設定する方法」を参照してください。
CUPS と連携して動作するように現在の印刷環境を移行するには、既存のプリンタを再構成する必要があります。
$ svcs -a | grep cups/scheduler online 18:18:55 svc:/application/cups/scheduler:default $ svcs -a | grep cups/in-lpd online Sep_29 svc:/application/cups/in-lpd:default
# svcadm enable cups/scheduler # svcadm enable cups/in-lpd
$ pkg info print/cups/system-config-printer
プリンタを構成するには、lpadmin コマンドを使用するか、http://localhost:631 の CUPS Web ブラウザインタフェースを使用するか、またはデスクトップからアクセスできる CUPS 印刷マネージャーを使用します。
$ pkg install print/cups/system-config-printer
参照
CUPS の追加ドキュメントは次の場所にあります。
次の手順
これで、CUPS を使用してプリンタを構成できます。デフォルトプリンタを設定するには、LPDEST または PRINTER 環境変数を指定するか、lpoptions コマンドを使用します。手順については、「コマンド行でデフォルトプリンタを設定する方法」および例 2-6 を参照してください。
未変更の Oracle Solaris 11 Express を実行している場合は、CUPS がすでにデフォルトの印刷サービスになっています。Oracle Solaris 11 にアップグレードする場合は、CUPS を使用して既存のプリンタを再構成する必要はありません。ただし、lp 印刷コマンドを使用して LP 印刷サービスに切り替え、プリンタを構成した場合は、アップグレード後に CUPS を使用してこれらの既存のプリンタを再構成する必要があります。
注意 - LP 印刷サービスを実行している場合は、/etc/printers.conf ファイルがアップグレード処理によって削除されるため、必ずアップグレード前にこのファイルをバックアップしてください。 |
システム上でどの印刷サービスが有効になっているかを判定するには、次のコマンドを入力します。
$ /usr/sbin/print-service -q
この章で説明したいずれかの方法を使用して、既存のプリンタを再構成します。