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Oracle Solaris 11.1 デスクトップ管理者ガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
MIME XML ファイルは、update-mime-database アプリケーションによって MIME データベースにインストールされるすべての情報を提供します。MIME XML ファイルは、<MIME>/packages ディレクトリにあります。MIME XML ファイルに関するいくつかのルール:
XML ファイルでは namespace に http://www.freedesktop.org/standards/shared-mime-info を指定する必要があります。
root 要素は mime-info にする必要があります。
mime-info 要素の子として 0 個以上の mime-type 要素を指定できます。type 属性は、定義している MIME タイプを指定するために使用されます。
デフォルトでは、freedesktop.org.xml ファイルがいずれかの <MIME> パス内の packages ディレクトリ (通常は /usr/share/mime/ packages) にインストールされます。
次の表では、mime-type 要素の子にすることができる各要素の簡単な説明を示します。
表 6-1 <mime-type> の子要素
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次の例では、text/x-diff MIME タイプを定義します。
例 6-1 diff.xml ソース XML ファイルの例:
<?xml version='1.0'?>
<mime-info xmlns='http://www.freedesktop.org/standards/shared-mime-info'>
<mime-type type="text/x-diff">
<comment>Differences between files</comment>
<comment xml:lang="af">verskille tussen lêers</comment>
<!-- more translated comment elements -->
<magic priority="50"> <match type="string" offset="0" value="diff\t"/>
<match type="string" offset="0" value="***\t"/>
<match type="string" offset="0" value="Common subdirectories: "/>
</magic>
<glob pattern="*.diff"/>
<glob pattern="*.patch"/>
</mime-type>
</mime-info>
この例では、複数の comment 要素で MIME タイプにさまざまな言語の読み取り可能な名前を指定します。text/x-diff MIME タイプには、glob パターンと内容の判別 (「マジックルール」と呼ばれる) の両方を使用したマッチングルールがあります。.diff または .patch 拡張子を持つすべてのファイルがこの MIME タイプへと解決されます。また、match 要素の value 属性で指定された文字列で始まる内容を持つファイルは、text/x-diff MIME タイプへと解決されます。glob パターンとマジックルールの詳細については、XDG 共有 MIME 情報仕様を参照してください。