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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
マウスボタンの表記規則を次に示します。
マウスの左ボタン – マウスデバイスの左側にあるボタン。マウスの左ボタンは、選択、有効化、ボタン押下などで頻繁に使用されます。「クリック」と言うときは、マウスの左ボタンでクリックします。
マウスの中ボタン – マウスデバイスの中央ボタン。スクロールホイールを備える多くのマウスデバイスでは、スクロールホイールを押し込むことでマウスの中ボタンのクリックにすることができます。
マウスの右ボタン – マウスデバイスの右側にあるボタン。多くの場合、このボタンはポインタの下にあるオブジェクトのコンテキストメニューを表示します。
一部のマウスデバイスには、中ボタンがありません。2 ボタンマウスデバイスの場合は、左右同時押しを使用してマウスの中ボタンをシミュレーションできるようにシステムが構成されている場合があります。左右同時押しが有効になっている場合は、マウスの左ボタンと右ボタンを同時に押すことで、マウスの中ボタンがシミュレーションされます。
マウスデバイスの向きを反転するときは、「マウス」設定ツールを使用します。その場合は、このガイドで使用されているマウスボタンの表記規則を反対にする必要があります。
「マウス」設定ツールでは、次の設定を決めることができます。
マウスを右利き用または左利き用に構成します
マウスの動きの速度および感度を指定します
マウスのアクセシビリティー機能を構成します
「システム」 → 「設定」 → 「マウス」を選択して、「マウス」設定ツールを表示します。
「全般」タブを使用して、マウスボタンを左利き用と右利き用のどちらに構成するのかを指定したり、マウスの速度や感度を構成したりします。
次の表に、変更できる全般的なマウスの設定を示します。
表 A-1 マウスボタンの設定
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「アクセシビリティ」タブを使用して、ポインタを正確な場所に置いたりマウスボタンを押したりするのが難しい人を支援できる、アクセシビリティー機能を構成します。
第 1 マウスボタンをクリックしたままにすることでコンテキストメニューを開きます。この設定は、1 つのボタンだけを操作できるユーザーに便利です。
さまざまな種類のマウスボタンクリックをソフトウェアで実行します。この設定は、ボタンをまったく操作できないユーザーに便利です。実行できるクリックの種類は次のとおりです。
シングルクリック – 第 1 マウスボタンのシングルクリック。
ダブルクリック – 第 1 マウスボタンのダブルクリック。
ドラッグクリック – ドラッグ操作を開始するクリック。
第 2 のクリック – 第 2 マウスボタンのシングルクリック。
次の表に、変更できるマウスのアクセシビリティーの設定を示します。
表 A-2 マウスの動きの設定
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注 - これらのアクセシビリティー設定を有効にするには、システム管理者が gnome/accessibility/mousetweaks パッケージをインストールする必要があります。
マウスボタンは次の処理を実行します。
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たとえば、ファイルマネージャーでファイルを表示するときは、マウスの左ボタンをクリックしてファイルを選択し、マウスの左ボタンでダブルクリックしてファイルを開くことができます。マウスの右ボタンをクリックすると、そのファイルのコンテキストメニューが表示されます。
注 - ほとんどのアプリケーションでは、マウスの左ボタンを使用してテキストを選択し、マウスの中ボタンを使用して別のアプリケーションに貼り付けることができます。この処理はプライマリ選択ペーストと呼ばれ、通常のクリップボード操作とは独立して機能します。
複数の項目を選択するには、Ctrl キーを押したまま複数の項目を選択するか、または Shift キーを押したまま連続した範囲で項目を選択します。項目の周囲にある空白領域で四角形にドラッグして複数の項目を選択することもできます。