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Oracle Solaris 11.1 デスクトップユーザーズガイド     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  デスクトップ入門

2.  デスクトップウィンドウの使用

3.  デスクトップワークスペースの使用

4.  デスクトップパネルの使用

5.  デスクトップアプリケーションの使用

6.  メインメニューバーの使用

7.  タイムスライダの使用

8.  ファイルマネージャーの使用

9.  デスクトップツールおよびユーティリティーの使用

10.  デスクトップの構成

A.  マウスの使用

マウスボタンの表記規則

「マウス」設定ツール

全般的なマウスの設定

マウスのアクセシビリティーの設定

マウスポインタ

B.  キーボードの使用

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マウスボタンの表記規則

マウスボタンの表記規則を次に示します。

一部のマウスデバイスには、中ボタンがありません。2 ボタンマウスデバイスの場合は、左右同時押しを使用してマウスの中ボタンをシミュレーションできるようにシステムが構成されている場合があります。左右同時押しが有効になっている場合は、マウスの左ボタンと右ボタンを同時に押すことで、マウスの中ボタンがシミュレーションされます。

マウスデバイスの向きを反転するときは、「マウス」設定ツールを使用します。その場合は、このガイドで使用されているマウスボタンの表記規則を反対にする必要があります。

「マウス」設定ツール

「マウス」設定ツールでは、次の設定を決めることができます。

「システム」 → 「設定」 → 「マウス」を選択して、「マウス」設定ツールを表示します。

全般的なマウスの設定

「全般」タブを使用して、マウスボタンを左利き用と右利き用のどちらに構成するのかを指定したり、マウスの速度や感度を構成したりします。

次の表に、変更できる全般的なマウスの設定を示します。

表 A-1 マウスボタンの設定

ダイアログ要素
説明
右利き
マウスを右利き用に構成します。マウスの左ボタンが第 1 ボタン、マウスの右ボタンが第 2 ボタンです。
左利き
マウスを左利き用に構成します。マウスの左ボタンと右ボタンの機能が入れ替わります。
[Control] キーを押下したらポインタの位置を通知する
Ctrl キーを押して離したときにマウスポインタのアニメーションを有効にします。この機能は、マウスポインタの検出に役立ちます。

注 - キーボードの Ctrl キーの位置は、「キーボード・レイアウトのオプション」ダイアログで変更できます。詳細は、「キーボード・レイアウトのオプション」を参照してください。


加速
マウスを動かしたときに、マウスポインタが画面上を移動する速度を指定します。
感度
マウスポインタがマウスの動きに追従する感度を指定します。
しきい値
移動操作がドラッグ&ドロップ操作として解釈されるまでに項目を移動する必要のある距離を指定します。
間隔
スライダを使用して、ダブルクリックするときにクリック間に経過できる時間を指定します。1 回目と 2 回目のクリックの間隔が指定された時間を超える場合、その操作はダブルクリックとして解釈されません。

電球アイコンを使用してダブルクリックの感度を確認してください。クリックの場合は電球が短く点灯し、ダブルクリックの場合は点灯したままになります。

マウスのアクセシビリティーの設定

「アクセシビリティ」タブを使用して、ポインタを正確な場所に置いたりマウスボタンを押したりするのが難しい人を支援できる、アクセシビリティー機能を構成します。

次の表に、変更できるマウスのアクセシビリティーの設定を示します。

表 A-2 マウスの動きの設定

ダイアログ要素
説明
第 1 ボタンを押したままにすると第 2 のクリックとみなす
第 1 マウスボタンを長く押すことで、シミュレーションされた第 2 のクリックを有効にします。
「第二のクリックの模擬」セクションの「遅延」スライダ
第 2 のクリックをシミュレートするために第 1 ボタンをどのくらい押す必要があるかを指定します。
ポインタの移動を停止してクリックを始める
マウスが停止したときの自動クリックを有効にします。クリックの種類がどのように選択されるかを構成するときは、「自動クリック」セクションの追加設定を使用します。
「自動クリック」セクションの「遅延」スライダ
自動クリックがトリガーされる前に、ポインタがどのくらい静止したままでいる必要があるかを指定します。
「ジェスチャーのしきい値」スライダ
ポインタがまだ静止しているとみなされるためにどのくらい移動する必要があるかを指定します。
予めクリックの種類を選択しておく
ウィンドウまたはパネルアプレットから実行するクリックの種類を決定します。
種類を表すウィンドウを表示する
このオプションが有効な場合、さまざまな種類のクリック (シングルクリック、ダブルクリック、ドラッグクリック、または第 2 のクリック) をウィンドウで選択できます。

注 - ウィンドウの代わりに「自動クリック」パネルアプレットを使用できます。


マウス・ジェスチャでクリックの種類を選択する
マウスを特定の方向に動かすと、クリックの種類が決まります。さまざまな種類のクリックに方向を割り当てます。各方向で使用できるのは、クリックの種類 1 つのみです。

注 - これらのアクセシビリティー設定を有効にするには、システム管理者が gnome/accessibility/mousetweaks パッケージをインストールする必要があります。


マウスボタンは次の処理を実行します。

マウスボタン
処理
マウスの左ボタン
  • テキストを選択します
  • 項目を選択します

  • 項目をドラッグします

  • 項目を有効にします

マウスの中ボタン
  • テキストを貼り付けます
  • 項目を移動します

マウスの右ボタン
マウスの右ボタンを使用して、項目のコンテキストメニューを開きます。ほとんどの項目では、項目を選択したあとに、Shift+F10 キーボードショートカットを使用してコンテキストメニューを開くこともできます。

たとえば、ファイルマネージャーでファイルを表示するときは、マウスの左ボタンをクリックしてファイルを選択し、マウスの左ボタンでダブルクリックしてファイルを開くことができます。マウスの右ボタンをクリックすると、そのファイルのコンテキストメニューが表示されます。


注 - ほとんどのアプリケーションでは、マウスの左ボタンを使用してテキストを選択し、マウスの中ボタンを使用して別のアプリケーションに貼り付けることができます。この処理はプライマリ選択ペーストと呼ばれ、通常のクリップボード操作とは独立して機能します。

複数の項目を選択するには、Ctrl キーを押したまま複数の項目を選択するか、または Shift キーを押したまま連続した範囲で項目を選択します。項目の周囲にある空白領域で四角形にドラッグして複数の項目を選択することもできます。