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Oracle Solaris 11.1 の管理: SAN 構成およびマルチパス化 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
11. x86 ベースシステムのファイバチャネルデバイスからの Oracle Solaris OS のブート
マルチパス化されていない複数の FC デバイスを構成する方法
Solaris マルチパス化が有効にされているデバイスノードの構成
FC ホストポート上のすべての FC デバイスの構成を解除する方法
マルチパス化された FC デバイスへの 1 つのパスの構成を解除する方法
マルチパス化されたすべての FC デバイスの構成を解除する方法
このサンプル手順では、ファブリック接続されたホストポート c0 および c2 を使用して、マルチパスソフトウェアが有効にされたシステム上でファブリックデバイスをマルチパス化されたデバイスとして構成します。
ファブリックデバイス用の cfgadm -c configure コマンドは、マルチパス化が有効にされるかどうかにかかわらず同じです。
ファブリック接続されたホストポート上にある、fc -fabric とマークされているデバイスを探します。これらのデバイスは、cfgadm -c configure コマンドを使用して構成できるデバイスです。
# cfgadm -al Ap_Id Type Receptacle Occupant Condition c0 fc-fabric connected unconfigured unknown c0::50020f2300006077 disk connected unconfigured unknown c0::50020f23000063a9 disk connected unconfigured unknown c1 fc-private connected configured unknown c1::220203708b69c32b disk connected configured unknown c1::220203708ba7d832 disk connected configured unknown c1::220203708b8d45f2 disk connected configured unknown c1::220203708b9b20b2 disk connected configured unknown c2 fc-fabric connected unconfigured unknown c2::50020f2300005f24 disk connected unconfigured unknown c2::50020f2300006107 disk connected unconfigured unknown
上の例で、c0::50020f2300006077 および c2::50020f2300006107 Ap_Id は、複数のストレージデバイスコントローラについて異なるポート WWN を持つ同一のストレージデバイスを表します。c0 および c2 ホストポートはマルチパス化のために有効にされています。
# cfgadm -c configure c0::50020f2300006077 c2::50020f2300006107
# cfgadm -al Ap_Id Type Receptacle Occupant Condition c0 fc-fabric connected configured unknown c0::50020f2300006077 disk connected configured unknown c0::50020f23000063a9 disk connected unconfigured unknown c1 fc-private connected configured unknown c1::220203708b69c32b disk connected configured unknown c1::220203708ba7d832 disk connected configured unknown c1::220203708b8d45f2 disk connected configured unknown c1::220203708b9b20b2 disk connected configured unknown c2 fc-fabric connected configured unknown c2::50020f2300005f24 disk connected unconfigured unknown c2::50020f2300006107 disk connected configured unknown
c0 および c0::50020f2300006077 の Occupant 列は configured と指定されており、これは c0 ポートには少なくとも 1 つの構成済みの占有装置があり、c0::50020f2300006077 デバイスが構成済みであることを示しています。c2 および c2::50020f2300006107 についても同じ変更が実行されています。
構成操作がエラーを出さずに完了した場合、マルチパス化されたデバイスがシステム上に作成されます。c0::50020f2300006077 および c2::50020f2300006107 で表現される物理デバイスに複数の SCSI LUN が構成された場合、それぞれの LUN がマルチパス化されたデバイスとして構成されます。次の例は、c0::50020f2300006077 および c2::50020f2300006107 を使用して 2 つの LUN が構成されることを示しています。各 Ap_Id はマルチパス化されたデバイスへのパスに関連付けられます。
# cfgadm -al -o show_SCSI_LUN c0::50020f2300006077\ c2::50020f2300006107 Ap_Id Type Receptacle Occupant Condition c0::50020f2300006077,0 disk connected configured unknown c0::50020f2300006077,1 disk connected configured unknown c2::50020f2300006107,0 disk connected configured unknown c2::50020f2300006107,1 disk connected configured unknown
上の例は、c0::50020f2300006077 および c2::50020f2300006107 によって表現されるデバイスについて次の 2 つのマルチパス化されたデバイスが作成されることを示しています。