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Oracle Solaris 11.1 の管理: SAN 構成およびマルチパス化 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
ファイバチャネルポートを仮想化するために使用する際の NPIV の制限事項は、次のとおりです。
NPIV ポートはブート用に使用できません。
NPIV ポートが SAN でもっとも適切に使用されるのは、仮想ポートまたは物理ポートのいずれかのポート数が比較的少ない場合です。また、一部のターゲットは、NPIV が作成できる大量のポートを処理するための十分なリソースを持たない場合もあります。この制限事項が存在するのは、SAN に大量のポートがある場合、SAN 上で状態変更通知 (SCN) を処理するのに著しく時間がかかるためです。可視のポートの数を制限できるゾーン機能を使用することによって、大規模な SAN でこの制限事項を回避できます。
MPxIO を NPIV と一緒に使用できますが、異なるパスが物理的に冗長であるようにする必要があります。
NPIV はファブリックトポロジでのみサポートされ、FC-AL やポイントツーポイントトポロジではサポートされません。
すべてのハードウェアが NPIV をサポートすることはかぎりません。スイッチおよび HBA (ターゲットではない) の両方が、SAN 内で NPIV をサポートする必要があります。仕様では、HBA は最大 255 個の仮想ポートをサポートする必要がありますが、この能力はスイッチのリソースによって定義されます。NPIV サポートのために、スイッチを最新のファームウェアレベルに更新することが必要な場合もあります。