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Oracle Solaris 11.1 ご使用にあたって     Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  始める前に

Oracle Solaris 11.1 について

インストールの考慮事項

Oracle Solaris 11.1 をインストールするためのシステム要件

Live Media のインストール後に root の初期パスワードの期限が切れている

SPARC: Oracle Solaris 11.1 をブートするためにシステムのファームウェアを更新する必要がある

Oracle VM Server for SPARC: 古いシステムファームウェア上では、ゲストドメインの自動インストールが遅くなるときに WAN がブートする

更新に関する考慮事項

システムの Oracle Solaris 11 から Oracle Solaris 11.1 への更新

Oracle Solaris 11 を Oracle Solaris 11.1 に更新する方法

Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11.1 への移行

実行時の考慮事項

Java に関する推奨事項

GCC 4.5.2 パッケージでは include-fixed ヘッダーファイルは提供されない

CLI メッセージのローカリゼーション

/usr/ccs/bin/usr/bin へのシンボリックリンクになっている

passwd コマンドを使用してユーザーパスワードの状態を変える (7187165)

2.  インストールに関する注意事項

3.  更新の問題

4.  実行時に関する注意事項

A.  以前に記載され、Oracle Solaris 11.1 リリースで修正されているバグ

インストールの考慮事項

このセクションでは、Oracle Solaris 11.1 のインストール時に考慮する必要のある一般的な情報を提供します。

Oracle Solaris 11.1 をインストールするためのシステム要件

Oracle Solaris 11.1 をインストールする前に、次のメモリーとディスク容量の要件を確認してください。


注 - この表では、Oracle Solaris 11.1 の初期インストールを実行するための最小要件と推奨要件の一覧を示します。インストール後のシステムで追加のメモリーやディスク容量が必要になる場合もあります。


表 1-2 インストールシステムの要件

インストールプロブラム
最小メモリー
最小ディスク容量
推奨される最小ディスク容量
自動インストーラ
1G バイト (x86)

1.5G バイト (SPARC)

自動インストールに必要な最小ディスク容量は、インストールに含めるパッケージの数やサイズによって変わります。
13G バイト
Live Media
1.5G バイト (x86)
5G バイト
7G バイト
テキストインストーラ
1G バイト (x86)

1.5G バイト (SPARC)

2.9G バイト (x86)

2.8G バイト (SPARC)

4.9G バイト (x86)

4.8G バイト (SPARC)

サポートされるシステムやプラットフォームタイプ間の実装の違いについては、http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/hcl/index.html の『Oracle Solaris OS: Hardware Compatibility Lists』を参照してください。

Live Media のインストール後に root の初期パスワードの期限が切れている

Live Media のインストール後、root のパスワードは最初、インストール中に作成されたユーザーアカウントと同じパスワードに設定されていますが、これは期限切れの状態で作成されています。はじめて root 役割になるときには、独自のパスワードを使用して認証を行うようにしてください。この時点でユーザーは、ユーザー root のパスワードの期限が切れていることを示すメッセージを受け取り、新しいパスワードの入力を要求されます。

GNOME のメニュー項目から管理コマンドを起動したあとで root 役割になることを求められた場合、新しい root パスワードの入力も求められます。su コマンドを使用して役割になる場合のコマンドシーケンスは、次のようになります。

$ su
Password:
su: Password for user 'root' has expired
New Password:
Re-enter new Password:
su: password successfully changed for root.

SPARC: Oracle Solaris 11.1 をブートするためにシステムのファームウェアを更新する必要がある

一部の SPARC システムでは、Oracle Solaris 11.1 をブートするためにファームウェアの更新が必要です。更新されていないシステムでは、システムのブート時に次のエラーメッセージが表示されることがあります。

os-io Cross trap sync timeout:

回避方法: Oracle Solaris 11.1 OS をインストールする前に、影響を受けるシステムのファームウェアを表 1-3 に記載されたバージョンに更新します。次の表は、Oracle Solaris 11.1 を実行するときに、影響を受ける SPARC システムに必要な最小ファームウェアレベルを示しています。

表 1-3 SPARC システムに必要なファームウェアレベル

SPARC プラットフォーム
ファームウェアリビジョン
パッチ
T2000
6.7.11
139434-08
T1000
6.7.11
139435-08
Netra T2000
6.7.11
139436-07
Netra CP3060
6.7.11
なし
T6300
6.7.11
139438–08
T5120/T5220
7.4.0.b
147307-01
T6320
7.4.0.b
147308-01
Netra T5220
7.4.0.b
147309-01
Netra CP3260
7.4.0.b
なし
T5140/T5240
7.4.0.b
147310-01
T5440
7.4.0.b
147311-01
T6340
7.4.0.b
147312-01
Netra T5440
7.4.0.b
147313-01
Netra T6340
7.4.0.b
147314-01
T3-1
8.1.0.c
147315-02
T3-2
8.1.0.c
147316-02
T3-4
8.1.0.c
147317-02
T3-1B
8.1.0.c
147318-02
Netra T3-1
8.1.0.c
147319-02
Netra T3-1B
8.1.0.c
147320-01
Netra T3-1BA
8.1.0.c
なし
M3000
1102
12573531
M4000
1102
12573537
M5000
1102
12573539
M8000
1102
12573543
M9000
1102
12573546

T4 システムはファームウェアバージョン 8.1.4 とともにリリースされたため、Oracle Solaris 11.1 をブートするためのファームウェアのアップグレードが一切必要ないことに注意してください。SPARC システムで必要となるファームウェアレベルの詳細については、My Oracle Supportを参照してください。

Oracle VM Server for SPARC: 古いシステムファームウェア上では、ゲストドメインの自動インストールが遅くなるときに WAN がブートする

Oracle 製の SPARC T シリーズサーバーのユーザーは、古いバージョンのシステムファームウェアを実行している場合、ゲストドメインの自動インストール中に遅い WAN ブートを経験する可能性があります。

回避方法: システムファームウェア 8.x の場合は、少なくともバージョン 8.1.1.b 以上が必要です。システムファームウェア 7.x の場合は、少なくともバージョン 7.4.0.d 以上が必要です。次の情報は、プラットフォームと必要なファームウェアバージョンを示しています。

システムファームウェア 8.x は、次のプラットフォームをサポートしています。

システムファームウェア 7.x は、次のプラットフォームをサポートしています。

次のプラットフォームでは、必要なファームウェアバージョンを利用できません。

システムファームウェアの特定のバージョンの詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html で入手できる『Oracle VM Server for SPARC リリースノート』を参照してください。