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マニュアルページセクション 1M: システム管理コマンド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
System Administration Commands - パート 1
System Administration Commands - パート 2
- ゾーン監視デーモン
/usr/lib/zones/zonestatd
zonestatd は、システムのブート中に起動されるシステムデーモンです。このデーモンは、ゾーンによるシステムリソースの使用を監視するほか、psrset psets、pool psets、リソース制御設定などのゾーンおよびシステム構成情報を監視します。
このデーモンは、ゾーン管理ソフトウェアにより自動的に起動されるので、直接起動しないようにしてください。これは、プログラミングインタフェースのコンポーネントではありませんが、非公開インタフェースに分類されます。
各非大域ゾーン (NGZ) 内の zonestat サービスを適切に機能させるには、大域ゾーン内の zonestat サービスをオンラインにする必要があります。各 NGZ の zonestat サービスは、システム構成および使用状況データを直接読み取るのではなく、大域ゾーン上の zonestat サービスから読み取ります。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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prctl(1), svcs(1), zonestat(1), acctadm(1M), pooladm(1M), poolcfg(1M), rcapadm(1M), svcadm(1M), attributes(5), smf(5), zones(5)
zonestat サービスは、サービス管理機能 smf(5) によって、次のサービス識別子として管理されます。
svc:/system/zones-monitoring:default
有効化、無効化、または再起動要求など、このサービスに関する管理操作は、svcadm(1M) を使用して実行できます。サービスステータスを照会するには、svcs(1) コマンドを使用します。
zonestat サービスには、次の SMF 構成プロパティーがあります。
config/sample_interval
このプロパティーは、zonestatd サンプリング間隔を設定します。これは、ゾーン監視デーモン zonestatd がリソースの使用状況のサンプリングに使用する間隔です。また、プロセッサセットの変更、リソース制御の変更、ゾーン状態の変更などの構成変更を判定するためにも使用されます。
デフォルトの間隔は 5 秒です。
zonestat サービスは、拡張アカウンティング機能を使用します。まだ有効になっていない場合は、プロセスアカウンティングリソースの追跡が有効になり、プロセスアカウンティングファイルが構成されます。zonestat サービスは、その構成された間隔でプロセスアカウンティングログを出力します (zonestat(1) を参照)。
拡張プロセスアカウンティングが外部で有効になっている場合、zonestat サービスは、構成に従ってそのプロセスアカウンティングログを使用します。アカウンティングログは出力されませんが、外部でアカウンティングログが出力されている場合には、このサービスは正しく動作します。