ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11.1 への移行 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 リリースへの移行 (概要)
2. Oracle Solaris 11 インストール方法への移行
ネットワーク構成および管理コマンド (クイックリファレンス)
/etc/defaultrouter ファイルは Oracle Solaris 11 で非推奨です。このファイルを使用して、ルート (デフォルトまたはそれ以外) を管理できなくなりました。また、インストール後、このファイルをチェックして、システムのデフォルトルートを判別することもできません。代わりに、システムのデフォルトルートを判別するには、次の方法から選択します。
次の方法で、システムのルート情報を構成できます。
現在アクティブな NCP (固定またはリアクティブ) の場合、-p オプションを指定して route コマンドを使用し、ルートを永続的に追加します。
# route -p add default ip-address
このコマンドは、指定したルートを現在アクティブになっている NCP に適用するので、アクティブな NCP が変わった場合にデフォルトルートは削除され、置き換えられる可能性があります。
注 - この動作は、デフォルトルート設定だけでなく、あらゆるタイプのネットワーク構成に当てはまります。
この方法を使用して作成されるルートの場合、route - p show コマンドを使用して、現在アクティブになっている NCP に関連付けられた静的ルートをすべて表示します。
# route -p show
netstat コマンドを使用することによって、システムで現在アクティブになっているルートを表示します (両方のタイプの NCP に適用)。
# netstat -rn
netcfg コマンドを使用することにより、どのリアクティブ NCP (アクティブまたは非アクティブ) にも使用されるインタフェースごとの単一のデフォルトルートを作成します。例 7-9 を参照してください。
NCP のデフォルトルートは次のように表示します。
# netcfg "select ncp MY-STATIC; select ncu ip e1000g0; get ipv4-default-route" ipv4-default-route "10.80.226.1"
netcfg コマンドで作成したデフォルトルートは、netstat -rn コマンドを使用して表示することもできますが、該当する NCP がアクティブである場合に限ります。この方法で作成したルートは、route -p show コマンドを使用して表示することはできません。
詳細は、netstat(1M) と route(1M) のマニュアルページを参照してください。