この章では、Oracle JDeveloperで提供されるツールや機能を使用して、JDeveloper拡張機能をテストおよびデバッグする方法について説明します。
この章には、次の項があります。
拡張機能をテストおよびデバッグするには、その拡張機能をJDeveloperのデバッグ・インスタンス内にインストールして実行します。
JDeveloperには、コードをテストするための包括的なデバッガが用意されています。JDeveloperでのデバッグに関する詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperユーザー・ガイドのアプリケーションのデバッグに関する項を参照してください。
拡張機能をデバッグするには、その拡張機能をJDeveloper内で実行します。拡張機能をインストールされたJDeveloperの新しいインスタンスがデバッグ・モードで開きます。動作に異常がある場合は、拡張機能コード内にブレークポイントを設定して、コードをデバッグできます。
拡張機能のコードを開発したら、通常はそれをテストします。これを行うには、拡張機能をインストールした後、JDeveloperを実行します。JDeveloperの新規インスタンスがデバッグ・モードで実行されるので、それによって拡張機能をテストできます。
拡張機能をJDeveloperで実行するには、次のようにします。
次のいずれかを使用して拡張機能を実行します。
アプリケーション・ナビゲータで、拡張機能プロジェクトを選択し、メイン・メニューから「拡張機能の実行」を選択します。
アプリケーション・ナビゲータ内のプロジェクトのコンテキスト・メニューかソース・エディタで、「実行」を選択します。
「JDeveloper」ツールバーの「実行」メニューから、「拡張機能の実行」を選択します。
新しいバージョンのJDeveloperが起動し、拡張機能が実行されます。
開発者は、JDeveloperのデバッグ・バージョン内で拡張機能を実行しながら、機能のテスト、JDeveloperのデバッグ機能を使用して問題の検出および修正ができます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperユーザー・ガイドのアプリケーションのデバッグに関する項を参照してください。
拡張機能をJDeveloperでデバッグするには、次のようにします。
コード内に適切なブレークポイントを入力します。
次のいずれかを使用して、拡張機能をJDeveloperのデバッグ・モードで実行します。
アプリケーション・ナビゲータで、プロジェクトを選択し、メイン・メニューから「実行」→「プロジェクトのデバッグ」を選択します。
アプリケーション・ナビゲータ内のプロジェクトのコンテキスト・メニューかソース・エディタで、「デバッグ」を選択します。
「JDeveloper」ツールバーの「デバッグ」アイコンをクリックします。
新しいバージョンのJDeveloperがデバッグ・モードで起動し、拡張機能が実行されます。
それを含める必要があります
以下に示すのは、拡張機能に関する問題の症状と解決方法です。
症状: 起動時に例外が発生する。
解決方法: スタックト・レースをチェックし、デバッグします。
症状: 拡張機能がロードされない。
解決方法: 「機能」ダイアログ(「ツール」メニューから選択可能)をチェックして、JDeveloperの起動時に拡張機能が有効化されることを確認します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperユーザー・ガイドのJDeveloper機能の管理方法に関する項を参照してください。
症状: クラス・ケース例外が発生する。
解決方法: 旧バージョンのJDeveloper用に記述された拡張機能の場合は、一部のコードが移行されていないか、拡張機能が旧バージョンのJDeveloperに対してコンパイルされています。拡張機能が移行されていることを確認してください。詳細は、1.5項「以前のリリースからの拡張機能の移行」を参照してください。