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Oracle VM Server for SPARC 3.0 リリースノート     Oracle VM Server for SPARC (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Oracle VM Server for SPARC 3.0 リリースノート

このリリースの最新情報

システム要件

サポートされるプラットフォーム

必須のソフトウェアとパッチ

必須および推奨される Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.0 の機能を有効にするための必須ソフトウェア

必須および推奨されるシステムファームウェアパッチ

ソフトウェアの最小要件のバージョン

直接 I/O のハードウェア要件とソフトウェア要件

PCIe SR-IOV のハードウェアおよびソフトウェア要件

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアの場所

パッチの場所

ドキュメントの場所

関連ソフトウェア

オプションのソフトウェア

Logical Domains Manager とともに使用できるソフトウェア

Logical Domains ソフトウェアと相互作用するシステムコントローラソフトウェア

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアへのアップグレード

Oracle VM Server for SPARC 3.0 リリースで非推奨となった機能

既知の問題

一般的な問題

Oracle Solaris 10 5/08 OS より古い Oracle Solaris 10 OS からのアップグレード

サービスプロセッサとシステムコントローラは読み替え可能な用語

特定の条件で、ゲストドメインの Solaris Volume Manager 構成またはメタデバイスが失われることがある

論理ドメインチャネルと Logical Domains

メモリーサイズの要件

多数のドメインのブート

Logical Domains システムの正常な停止と電源の再投入

リクエストされたメモリーサイズが割り当てられたメモリーサイズと異なる場合がある

Logical Domains 変数の持続性

Oracle Sun SNMP Management Agent は複数ドメインをサポートしない

遅延再構成

暗号化装置

ldmp2v convert コマンド: ブート中の VxVM 警告メッセージ

ソフトウェアのライセンスに対するオラクルのハードパーティション分割の要件

ldmp2v prepare -R の使用時にアップグレードオプションが提供されない

動的に追加されたメモリーのブロックはブロック全体でしか動的に削除できない

ldmp2v コマンド: ufsdump のアーカイブ方法が使用されなくなった

遅延再構成中に実行を許可される CPU 構成操作は 1 つだけである

ドメイン移行の制限

移行におけるバージョン制限

cpu-arch=generic 移行での SPARC M5 および SPARC T5 のサポート

移行における CPU の制限

Oracle VM Server for SPARC MIB の問題

snmptable コマンドがバージョン 2 またはバージョン 3 のオプションで動作しない

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアに影響するバグ

send_mondo_set: timeout 負荷がかかった後に、ゲストドメインで ldm stop コマンドを使用すると、パニックが発生する

SPARC T5 および SPARC M5: SR-IOV デバイスの使用中に、リソースのバインド解除または削除を行おうとするとハングアップし、Ctrl-C を使用しても停止できない

障害のあるストランドをドメインに動的に追加すると、パニックが発生することがある

PCIe デバイス下のサブデバイスが割り当てられていない名前に戻る

SPARC M5-32: panic: mpo_cpu_add: Cannot read MD

SPARC M5-32: ルートコンプレックスのフェイルオーバーによって、ゲストドメインの直接 I/O 構成が不正になることがある

SPARC M5-32: 複数の直接 I/O パス経由でアクセスできるディスクの問題

ixgbevf primary ドメインのリブート時に、SR-IOV ドメイン内のデバイスが無効になることがある

Oracle Solaris 10 1/13 primary ドメインのリブートで、IP アドレスが仮想機能インタフェースに自動的に組み込まれず、割り当てられないことがある

ILOM Power Capping 機能は、調整の更新と /SYS/VPS の更新を同期させるべきである

IOV で貸し出されているデバイスが無効にされている場合にゲストドメインをブートできない

mutex_enter: bad mutex primary ドメインのリブートまたはシャットダウン時のパニック

SPARC M5-32: LSI-SAS コントローラが SR-IOV によって誤ってエクスポートされる

SPARC T5-1B の primary ドメインで、sxge 仮想機能にジャンボ MTU を設定できない

Logical Domains Manager の再起動後に、以前にブラックリストに挙げられたリソースが、退避保留で使用可能として誤ってマークされる

ldmdsxge デバイスに mac-addr および alt-mac-addrs プロパティー値を設定できない

ldm list-io -d SPARC T5-1B 上の sxge デバイスの出力に 2 つのプロパティーが不足している

移行におけるその他の制限

ldmconfig の失敗: バグ ID 15972394 の修正により、未変更の factory-default 構成が除外される

きわめて多数の仮想 CPU の CPU DR が失敗したように見える

HIO 仮想ネットワークを持つ cpu-arch=generic が指定されたゲストドメインを移行すると、ドメインが中断されるまでの待機中にタイムアウトする

SPARC T4-4: ゲストドメインをバインドできない

CPU 間の移行後に CPU DR を実行するとゲストドメインでパニックが発生することがある

メモリーの断片化が大幅に進んでいる場合にゲストドメインのブートに失敗する

使用可能な CPU の CPU 動的再構成により、lpl_topo_verify fail -5 パニックが発生する

ルートドメインに他のルートドメインへの依存関係を設定できない

コアを追加すると移行後にゲストドメインでパニックが発生する

threading プロパティーの値を max-throughput から max-ipc に変更するとゲストドメインでパニックが発生する

2 つのアクティブな直接 I/O ドメインを持つ制御ドメインをリブートするとハングアップする

ldm rm-io-n の別名として --dry-run を受け入れるべきである

SPARC T3 および SPARC T4: 高い負荷がかかった仮想ネットワークデバイスまたは仮想スイッチを持つドメインがパニック状態になることがある

異なるファームウェアバージョンがインストールされているシステム間で移行の問題が発生する

メモリーの DR 追加が部分的に成功したときにエラーメッセージが表示されない

ハイブリッド I/O および仮想 I/O ネットワークデバイスのあるゲストドメインのバインド解除または移行時に、primary ドメインまたはゲストドメインでパニックが発生する

ldm stop または ldm stop -f コマンドを使用してドメインを停止できない

11 以上のドメインに PCIe デバイスが存在すると、ゲストドメインから PCIe ファブリックにアクセスできない

PCIe 仮想機能が割り当てられたドメインの XML ファイルからの再作成が失敗する

制御ドメインをコア全体の使用から部分的なコアの使用に変更すると、正しくないエラーメッセージが発行される

ldm init-system コマンドで、仮想機能デバイスを含むドメインを正しく再作成できない

多数のドメインを同時に変更しようとすると、Logical Domains Manager がクラッシュして再起動する場合がある

ixgbe 物理機能および仮想機能のユニキャストスロットの最大数を超えて設定しようとしても失敗しない

制御ドメインにはシステム内の最小番号コアが必要である

ldmd デーモンがオンラインにならない

移行を取り消したあと、ターゲットシステム上で実行されている ldm コマンドが応答しない

一部の Emulex カードが、I/O ドメインに割り当てられると機能しない

SPARC T4 システムへの移行時、cputrack コマンドの実行中にゲストドメインでパニックが発生する

Oracle Solaris 11: DRM の横取りによって Oracle Solaris の DR の失敗および再試行が報告される

ドメインに割り当てることのできる仮想機能の最大数の制限

CPU 間の移行を使用するゲストドメインが、移行の完了後、ランダムな稼働時間を報告する

Oracle Solaris 10:Intel デュアルポート Ethernet Controller X540 カードでのブート時に ixgbe ドライバによるパニックが発生する可能性がある

バージョン 8.2.0 のシステムファームウェアには新しいバージョンの scvar データベースが含まれている

すべての仮想機能を破棄してスロットをルートドメインに戻しても、ルートコンプレックスリソースが回復されない

PCIe から PCI へのブリッジを備えた PCIe カードの ldm remove-io は、拒否されるべきである

ldm start コマンドの直後に ldm stop コマンドを発行すると、コマンドが失敗する可能性がある

init-system が、保存した XML ファイルからゲストドメインに対する名前付きコアの制約を復元しない

ldm set-io を使用して pvid の値を 2 回続けて変更すると、構成が失敗する可能性がある

非常に多数の仮想機能が割り当てられた primary ドメインをリブートすると、システムでパニックが発生する

あいまいな SR-IOV エラーメッセージ: Create vf failed

Oracle Solaris 11 OS: マルチソケットの SPARC T シリーズまたは Fujitsu M10 システム で、直接 I/O を使用して primary ドメインから複数の PCIe スロットを削除すると、ブート時にパニックが発生することがある

部分的なコアを持つ primary でコア全体の DR 移行が許可されない

primary ドメインのリブート後に、primary ドメインに割り当てられた igb および ixgbe 仮想機能が障害の状態になる

ブート後に ldm list-io コマンドで UNK または INV 状態が表示される

SPARC T4-4s で非常に大容量のメモリーのドメインを移行すると、ターゲットシステムのドメインでパニックが発生する

ゲストドメインから多数の CPU を削除すると失敗する

Oracle Solaris のホットプラグ操作を使用して PCIe エンドポイントデバイスをホットリムーブできない

スライス 2 がない物理ディスクの仮想ディスク検証に失敗する

ハイブリッド I/O および仮想 I/O の仮想ネットワークデバイスを持つゲストドメインの移行時に、nxge パニックが発生する

移行に含まれる共有 NFS リソースが見つからない場合、すべての ldm コマンドがハングアップする

システムログサービスがオンラインにならない場合、Logical Domains エージェントサービスもオンラインにならない

移行中にカーネルのデッドロックによってマシンがハングアップする

DRM および ldm list 出力に、ゲストドメイン内の実際の仮想 CPU の数とは異なる数が表示される

ターゲットマシン上の非アクティブなマスタードメインに依存するドメインのライブ移行を行うと ldmd で障害が発生し、セグメント例外が生成される

ポリシーが削除された場合やポリシーの期限が切れた場合に、移行されたドメインで DRM が仮想 CPU の数をデフォルトに戻すことができない

DR 中に仮想 CPU タイムアウトエラーが発生する

システムの MAC アドレスが別の MAC アドレスと重複している場合、移行の失敗理由が報告されない

移行処理を「反対方向」に同時に実行すると、ldm がハングアップすることがある

制御ドメインから多数の CPU を削除すると失敗する

エラスティックポリシーが設定され、Oracle Solaris 10 8/11 OS を実行しているシステムが、ハングアップすることがある

pkgadd/var/svc/manifest/platform/sun4v/ldmd.xml での ACL エントリの設定に失敗する

SPARC T3-1: 複数の直接 I/O パス経由でアクセスできるディスクの問題

複数の NIU nxge インスタンスが plumb されているときにメモリー DR 削除処理を実行すると、無限にハングアップして完了しないことがある

マスター - スレーブ関係にあるドメインで ldm stop -a コマンドを実行すると、スレーブに stopping フラグが設定されたままになる

有効なデフォルト DRM ポリシーがあるドメインをマイグレートすると、使用可能な CPU がすべてターゲットドメインに割り当てられる

使用中の MAC アドレスがふたたび割り当て可能になる

ldmconfig が SP 上にドメイン構成を作成できない

非協調的 Oracle Solaris ドメイン移行が cpu0 がオフラインの場合にブロックされることがある

メモリー DR が移行のキャンセル後に無効になる

仮想ネットワークデバイスの MTU 値の動的再構成が失敗することがある

ターゲット OS が暗号化装置の DR をサポートしていない場合、MAU を持つ移行したドメインに CPU が 1 つしか含まれない

実アドレスメモリーのバインドが失敗したときの移行失敗メッセージがわかりにくい

ドメインからすべての暗号化装置を動的に削除すると、SSH が終了する

ldm list-io -l 出力で PCI Express Dual 10-Gigabit Ethernet Fiber カードに 4 つのサブデバイスが表示される

いくつかのドメインがブート中の場合、ldm コマンドの応答が遅くなる

Oracle Solaris 11: 自動ネットワークインタフェースで構成されたゾーンの起動に失敗することがある

Oracle Solaris 10: 制御ドメインで仮想ネットワークデバイスが適切に作成されない

Logical Domains が構成されている場合に、新しく追加した NIU/XAUI アダプタがホスト OS に表示されない

e1000g からのブート時に I/O ドメインまたはゲストドメインでパニックが発生する

明示的なコンソールグループおよびポートのバインドが移行されない

ターゲットのvdsdev のバックエンドが異なっていても移行が失敗しない

ターゲットに使用可能なメモリーが十分にある場合でも、移行でメモリーのバインドに失敗することがある

マシンがネットワーク接続されていない場合に NIS クライアントが実行されていると、Logical Domains Manager が起動しない

移行されたドメインが、すでにブートされているにもかかわらず Logical Domains Manager には「移行」状態と表示される

vntsd を再起動しないかぎり、移行したドメインのコンソールに接続できない

Logical Domains システムから uadmin 1 0 コマンドを実行すると、システムが OK プロンプトに戻らないことがある

Logical Domains Manager によるドメインの停止に 15 分以上かかることがある

Oracle Solaris 10 5/08 OS がサービスドメインにインストールされている場合に、そのドメインがサービスを提供している任意のゲストドメインで Oracle Solaris 10 8/07 OS のネットワークブートを試みると、インストールがハングアップすることがある

SC または SP のリセット後、scadm コマンドがハングアップすることがある

共通コンソールグループ内で複数ドメインを同時にネットインストールすると失敗する

ldc_close:(0xb) unregister failed, 11 警告メッセージ

DHCP を使用している同一ネットワーク上で、ゲストドメインに構成された仮想ネットワークが多すぎると、ゲストドメインが応答しなくなることがある

Logical Domains Manager の実行中に、eeprom コマンドによって、OpenBoot PROM 変数を変更できない

Logical Domains 実行中にセキュリティーキーを設定できない

ldm stop-domain コマンドの動作がわかりにくいことがある

ドキュメントの誤り

ldm(1M) のマニュアルページ: I/O 仮想化コマンドを使用しても遅延再構成が自動的に開始されない

ldm(1M) のマニュアルページ: 仮想機能の動的作成はサポートされていない

ldm(1M) のマニュアルページ: ldm add-spconfig -r のみが手動復旧を実行する

移行におけるその他の制限

解決済みの問題

システム要件

このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを実行するためのシステム要件について説明します。

サポートされるプラットフォーム

ハードウェアプラットフォーム上で Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの複数のバージョンがサポートされている場合、バグ修正は最新バージョンのソフトウェアにのみ適用されます。プレミアサポートを受けるには、最新の Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを使用する必要があります

プラットフォームのドキュメントは、Oracle Technology Networkで入手できます。また、さまざまなプラットフォームのソフトウェアスタックに関する情報は、「Sun System Software Stacks」ページで入手できます。

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアは、次のプラットフォームでサポートされます。

必須のソフトウェアとパッチ

このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアを使用するための必須のソフトウェアとパッチを示します。


注意

注意 - 個々のソフトウェアおよびファームウェアコンポーネントの古いバージョンにダウングレードしないでください。このようなダウングレードは、予期しない動作や障害の原因となる可能性があるため、お勧めしません。


必須および推奨される Oracle Solaris OS バージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアのすべての機能を使用するには、すべてのドメイン上のオペレーティングシステム (OS) を、少なくとも Oracle Solaris 10 8/11 OS または Oracle Solaris 11.1 Support Repository Update 1 (SRU 1) にするようにしてください。この OS は、Oracle Solaris 10 8/11 OS または Oracle Solaris 11.1 OS の初期インストール、またはこれらの OS へのアップグレードのどちらでもかまいません。

各ドメインタイプでの Oracle Solaris 11 OS の最小バージョンは、Oracle Solaris 11.1 です。次の表に、以前のリリースの Oracle Solaris 10 OS で Oracle VM Server for SPARC 3.0 の機能を使用するために必要なパッチを示します。

サポートされるサーバープラットフォームの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、http://www.oracle.com/technetwork/documentation/oracle-sparc-ent-servers-189996.html で、お使いのサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。

表 1-1 Oracle Solaris OS の古いバージョン用のパッチと、パッチが必要なドメイン

パッチ ID
制御ドメイン
サービスドメイン
I/O ドメイン
ゲストドメイン
141514-02 (vntsd)
X
X
 
 
144500-19 (Oracle Solaris 10 8/11 機能のカーネル更新)
X
X
X
X
148233-02 (Oracle Solaris 10 8/11、SR-IOV、および DIO のみ)
X
X
X
 
148322-07 (Oracle Solaris 10 1/13 ixgbe)
X
X
X
 
148324-06 (Oracle Solaris 10 1/13 ixgbevf)
X
X
X
 
148888-01 (Oracle Solaris 10 1/13 カーネル更新)
X
X
X
 
148889-01 (Oracle Solaris 10 1/13 カーネル更新)
X
X
X
 
149644-01 (Oracle Solaris 10 1/13 fmd)
X
X
X
 
150107-01 (Oracle Solaris 10 1/13 ds)
X
X
X
X

注 - このパッチリストに示しているのは、最低限必要なパッチリビジョンです。同じパッチの、これよりも新しいリビジョンをインストールしてもかまいません。


Oracle VM Server for SPARC 3.0 の機能を有効にするための必須ソフトウェア

すべての Oracle VM Server for SPARC 3.0 機能を有効にするには、次のプラットフォームで必要なシステムファームウェアバージョンを実行している必要があります。

UltraSPARC T2 サーバー

バージョン 7.4.2 以上のシステムファームウェアを実行します。

UltraSPARC T2 Plus サーバー

バージョン 7.4.2 以上のシステムファームウェアを実行します。

SPARC T3 サーバー

バージョン 8.2.1.b 以上のシステムファームウェアを実行します。

SPARC T4 サーバー

バージョン 8.2.1.b 以上のシステムファームウェアを実行します。

このファームウェアは、SPARC T4 にプリインストールされています。SPARC T5 プラットフォーム、SPARC M5 プラットフォーム、および Fujitsu M10 システム に必要なファームウェアはお使いのシステムにプリインストールされています。必要な Oracle Solaris OS バージョンについては、「必須および推奨される Oracle Solaris OS バージョン」を参照してください。


注 - SPARC T3 および SPARC T4 システムのシステムファームウェアは、いくつかの移行の問題に対処するため、バージョン 8.2.2 に更新されました。


必須および推奨されるシステムファームウェアパッチ

Oracle VM Server for SPARC 3.0 のすべての機能を利用するには、Oracle の SPARC T シリーズサーバーで実行されているシステムファームウェアのパッチのリビジョンが、Oracle Solaris 10 および Oracle Solaris 11.1 システムにインストール可能な次に示すもの以上であることを確認してください。

147307-07

Sun SPARC Enterprise T5120 および T5220 サーバー

147308-05

Sun Blade T6320 サーバーモジュール

147309-06

Netra T5220 サーバー

147310-07

Sun SPARC Enterprise T5140 および T5240 サーバー

147311-05

Sun SPARC Enterprise T5440 サーバー

147312-06

Sun Blade T6340 サーバーモジュール

147313-06

Netra T5440 サーバー

147314-06

Sun Netra T6340 サーバーモジュール

148816-02

SPARC T3-1 サーバー

148817-02

SPARC T3-2 サーバー

148818-02

SPARC T3-4 サーバー

148819-02

SPARC T3-1B サーバー

148820-03

Netra SPARC T3-1 サーバー

148821-02

Netra SPARC T3-1B サーバー

148822-03

SPARC T4-1 サーバー

148823-03

SPARC T4-2 サーバー

148824-03

SPARC T4-4 サーバー

148825-02

SPARC T4-1B サーバー

148826-03

Netra SPARC T4-1 サーバー

148827-02

Netra SPARC T4-2 サーバー

148828-02

Netra SPARC T4-1B サーバー

ソフトウェアの最小要件のバージョン

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアと少なくとも最小バージョンのその他のソフトウェアコンポーネントの実行がサポートされています。最小要件だけを満たしている構成では、Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアの一部の機能が使用できない可能性があります。本稼働環境での最高の結果を得るため、「Oracle VM Server for SPARC 3.0 の機能を有効にするための必須ソフトウェア」に記載されている推奨されるバージョンのシステムファームウェア、および Oracle Solaris 10 8/11 OS、Oracle Solaris 11 OS、または Oracle Solaris 11.1 OS で実行することをお勧めします。

代わりの OS 戦略として次のいずれかを行います。

ゲストドメインは引き続き既存のパッチレベルで実行できます。

Oracle VM Server for SPARC 3.0 パッケージは、少なくとも次のバージョンのソフトウェアが実行されているシステムに適用できます。ソフトウェアの最小要件のバージョンは、プラットフォームに固有であり、マシンの CPU の要件に応じて異なります。特定の CPU タイプに対して最小要件となる Oracle Solaris OS のバージョンは、すべてのドメインタイプ (制御、サービス、I/O、およびゲスト) に適用されます。サポートされるサーバープラットフォームの最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、使用しているサーバープラットフォームのデータシートを参照してください。 http://www.oracle.com/technetwork/documentation/oracle-sparc-ent-servers-189996.html

SPARC T5 プラットフォーム、SPARC M5 プラットフォーム、および Fujitsu M10 システム に必要なシステムファームウェアはシステムにプリインストールされています。最小の Oracle Solaris OS バージョンについては、SPARC T5、SPARC M5、および Fujitsu M10 システム のデータシートを参照してください。


注 - ゲストドメインでは、プラットフォームでサポートされているすべての OS バージョンを実行できます。


直接 I/O のハードウェア要件とソフトウェア要件

直接 I/O (DIO) 機能を使用してドメインに直接 I/O デバイスを割り当てるには、適切なソフトウェアを実行することと、サポートされている PCIe カードを使用することが必要です。

PCIe SR-IOV のハードウェアおよびソフトウェア要件

PCIe SR-IOV 機能は、SPARC T3、SPARC T4、SPARC T5、および SPARC M5 プラットフォームでサポートされています。

Oracle VM Server for SPARC 3.0 ソフトウェアの場所

Oracle Solaris 10 OS と Oracle Solaris 11 OS の両方の最新パッケージを入手できます。Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアは、デフォルトでは Oracle Solaris 11 OS に同梱されていることに注意してください。

Oracle Solaris 10 の場合は、ダウンロードした OVM_Server_SPARC-3_0.zip ファイルには次のものが含まれています。

zip ファイルのディレクトリ構造は次のようになります。

OVM_Server_SPARC-3_0/
   Install/
      install-ldm
   Product/
      Japanese/
         README.txt
         SUNWjldm.v
         SUNWjldmp2v
      SUNWldm.v
      SUNWldmib
      SUNWldmp2v
   README.txt

パッチの場所

使用しているプラットフォームのシステムファームウェアは、http://www.oracle.com/technetwork/systems/patches/firmware/index.html から入手できます。

必要な Logical Domains Manager および Oracle Solaris OS のパッチは、http://support.oracle.com から入手できます。

ドキュメントの場所

Oracle VM Server for SPARC 3.0 管理ガイドOracle VM Server for SPARC 3.0 リファレンスマニュアル、およびこのドキュメントは、次から入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-sparc-194287.html

Oracle Solaris 10 OS の場合は、Oracle VM Server for SPARC 3.0 のマニュアルページは、SUNWldm.v および SUNWldmp2v パッケージの一部としてシステムにインストールされます。マニュアルページの日本語翻訳は、SUNWjldm.v および SUNWjldmp2v パッケージとともに Oracle Solaris 10 システムにインストールできます。

Oracle Solaris 11 OS の場合、Oracle VM Server for SPARC 3.0 のマニュアルページおよび日本語翻訳は、ldomsmanager パッケージの一部としてシステムにインストールされます。

Oracle Solaris OS の詳細については、Oracle Technology Network で次のライブラリを参照してください。