エラーを周期的にチェックするための mdmonitord コマンドの構成

Solaris Volume Manager には /usr/sbin/mdmonitord デーモンが組み込まれています。ディスクに障害が発生すると、Solaris Volume Manager は障害を検出し、エラーを生成します。このエラーイベントによって mdmonitord デーモンが起動され、RAID-1 (ミラー) ボリューム、RAID-5 ボリューム、およびホットスペアのチェックを実行します。ただし、指定の間隔でエラーを能動的にチェックするようにこのプログラムを構成することもできます。

mdmonitord コマンドを構成してエラーを周期的にチェックする方法

/lib/svc/method/svc-mdmonitor スクリプトを編集して、周期的なチェックの時間間隔を追加します。

1. スーパーユーザーになります。
2. 任意のエディタで /lib/svc/method/svc-mdmonitor スクリプトを開きます。スクリプト内で次のセクションを見つけます。

   $MDMONITORD
   error=$?
   case $error in
   0)      exit 0
           ;;
   
   *)      echo "Could not start $MDMONITORD. Error $error."
           exit 0

3. mdmonitord コマンドから始まる行に、-t フラグとチェック間隔の秒数を追加します。

   $MDMONITORD -t 3600
   error=$?
   case $error in
   0)      exit 0
           ;;
   
   *)      echo "Could not start $MDMONITORD. Error $error."
           exit 0
           ;;
   esac

4. mdmonitord コマンドを再起動して変更を有効にします。

   # svcadm restart system/mdmonitor

   詳細は、mdmonitord(1M) のマニュアルページを参照してください。