パッケージの作成のための高度な手法

Oracle Solaris OS に実装する際に System V の全機能をパッケージ化すると、ソフトウェア製品をインストールするための強力なツールとなります。パッケージの設計者はこれらの機能を利用できます。Oracle Solaris OS の一部ではないパッケージ (アンバンドル版パッケージ) では、クラスメカニズムを使用すると、サーバーおよびクライアントのインストールをカスタマイズできます。再配置可能パッケージは、管理者の要件に応じて設計できます。複雑な製品は、パッケージの依存関係が自動的に解決される複合パッケージのセットとして配信できます。パッケージの設計者は、アップグレードとパッチをカスタマイズできます。パッチを適用したパッケージは、パッチを適用していないパッケージと同じ方法で配信できます。また、製品にバックアウトアーカイブを含めることもできます。

この章の内容は以下のとおりです。

• 「ベースディレクトリの指定」

• 「再配置の対応」

• 「異機種システム混在環境での再配置のサポート」

• 「リモートでインストール可能なパッケージの作成」

• 「パッケージのパッチ」

• 「パッケージのアップグレード」

• 「クラスアーカイブパッケージの作成」